ホロライブ ビルドライバーズ   作:神楽

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まーた本編考えてたら余計な話を思いついてしまいました(-_-;)

というワケでまた気晴らしで書いた物ですがどうぞ見ていってくださいませm(_ _)m


『アナザーホロライブ』

ホロライトシティ。藤枝コーポレーションを中心となって開発されている人工島都市であるこの島ではあまり知られてはいないが時空の歪みが発生しており時々異世界より来訪者がやってくる事象が起きていた。そして今回も……

 

ーシュウゥゥ……バッ!ー

 

「おわっと!?な、なんですか此処は?!まさかこれはヒューマやデモンズの罠ですか!?」

 

街の路地裏に発生した歪みから一人の少女が迷い込んで来た。だがやって来た少女は今までやって来た者達とは違い白いと蒼の模様が入った羽織と袴を纏いその子柄な身体に不釣り合いな長さの刀を手にしている。

 

「おのれぇ、流石卑劣で姑息な事しか出来ぬ連中め!このジューマの王族である白上を孤立させるとは!?とにかく此処が何処なのか探らなければ!」

 

自身を白上と呼ぶ少女は刀を収める事無く路地裏からメインストリートへと飛び出し外の様子を確認していく。そして其処に広がる自分が想像するより発展した巨大な街に思わず唖然としてしまうのであった。

 

「な、なな、な……?!ど、何処なんですか此処は!?ジューマの国にこれ程の街は存在しない筈……いや、これ程街を無駄に発展させるのはヒューマの連中しかいない!やはり此処はヒューマの本拠地か!?」

 

「あ、フブキさんおはようございま〜す♪」

 

そんな戸惑う白上の元にこの街に住む人間の夫婦が白上の事をフブキと呼びにこやかに挨拶をしてきた。夫婦はどうやら白上を知り合いだと思い挨拶したようだが……

 

「ッ!お前達ヒューマか!?やはり此処はヒューマ達の拠点だったかッ!」

 

ージャキィッ!ー

 

「ヒィッ!?ど、どうしたんですかフブキさん?!」

 

「止めてくださいフブキさん!いきなりどうしちゃったんですか?!」

 

「ヒューマが気安く白上の名を口にするな!そしてよくも白上をこんな場所に飛ばしてくれたなッ!さあ吐け!貴様らのリーダーは何処にいる?!言わなければ貴様らの首を刎ねるぞッ!」

 

「「ひいぃぃーーーッ!? 」」

 

恐ろしい程の殺気を放ちながら切っ先を夫の方に当て睨む白上に夫婦は怯えてしまい気絶寸前の状態であった。

 

「其処の女性!一体何をしているんだッ!?」

 

「今すぐその刀を捨てその人達を解放しなさ……ってフブキさん!?一体なんで……?!」

 

「ッ!?デモンズにホーリィだと……まさかこいつ等、手を組んだという事か!?クッ、ホーリィは頭は硬いがまだ知的かと思っていたがまさか敵対しているデモンズと手を組んでいるとは、貴様らも堕ちるとこまで堕ちたという事かッ!」

 

駆けつけた悪魔と天使の警察官を見て白上は標的を警察官へと移し刀を構え襲い掛かっていくのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんだって?!フブキが街で暴れてるだと!?」

 

ある昼下り、仕事も終えてガンプラでも作ろうと思っていたら突然警官が慌てて入ってきたと思ったらいきなりとんでもない事を言い出しびっくりしてしまった。ってかフブキが暴れてるってどういう事だよ?!

 

「は、はい!私達では止める事が出来ず住民を安全な場所に避難させるのが精一杯でして!」

 

なんじゃそりゃ?!フブキが暴れてるって、肝心のフブキは今こゆき達を寝かしつけてる最中なんだが!?だが警官が見せてきた街の防犯カメラを見ても確かにこれはフブキだが……

 

「レイさん!この際この子がフブキかどうかはともかく早く止めないと街の皆が危ないよ!」

 

「そ、そうだな?よし、なら早いとここのフブキっぽい奴の所に行くか!ミオとおかゆところねも一緒についてきてくれ!」

 

「「「おーーーッ!」」」

 

という事で俺達は急いでこの暴れてるフブキっぽい奴の元へと急行していくのだった。マジでどうなってんだよこれ……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えっと、確かここら辺で警察官達がフブキっぽい奴を抑えてるんだよな?」

 

「うん、でもそのフブキっぽい子かなり暴れてるみたいだね?いろんな場所に切り傷が残ってるし……」

 

「あ!ねぇ玲二!彼処にいるのがそのフブちゃんっぽい子じゃない!?」

 

え?ってマジでフブキみたいな娘が刀を振り回しながら暴れてる?!これ何がどうなってんだよ!?

 

「と、兎に角一旦止めないと!おい其処のお前!俺達の街で何暴れてくれてんだよ!?」

 

「ハァ、ハァ……ん?なんだ貴様は?もしかして貴様が此処のリーダーか?となるとデモンズやホーリィがいたがやはり此処はヒューマ達の拠点だったか!」

 

……は?ヒューマ?デモンズ?ホーリィ?一体何の話をしてるんだこいつは?

 

「なぁミオ?何だヒューマやデモンズとか言うのは?」

 

「え?さ、さぁ?ウチも分からないんだけど……?」

 

「ッ!?ミ、ミオ!?なんでミオが此処にいるの!?それになんでそんなヒューマの男と一緒に?!」

 

?なんかフブキっぽい奴がミオを見て動揺しているみたいだな?けどミオの事を知ってるって事は……まさかこいつは!?

 

「それによく見たらころねにおかゆまで!?おのれぇヒューマめ!我が家臣にして親友であるミオ達をよくもぉッ!」

 

「お、落ち着けって!?多分だがこいつ等はお前の知ってる奴等とは別人だって!」

 

「黙れヒューマッ!誇り高きジューマの王族であるこの白上フブキを前にして数々の愚行!絶対に許してはやらんぞぉッ!!」

 

うわ!?フブキっぽい奴が刀を振りかざしながら突っ込んで来やがった!?はぁ、こうなったらもう仕方ないな……

 

「フンッ!」

 

ードスッ!ー

 

「カハァ……ッ!?」

 

ーカランカランッ……ドサッー

 

ふぅ、取り敢えず突っ込んできたフブキっぽい奴の腹に一発入れて気絶させる事には成功したが、にしてもこいつさっき自分の事を白上フブキって名乗ってたな?それにあのヒューマやジューマとかいう単語からしてやっぱりこいつは……取り敢えずこいつは神羅城に連れて行って目が覚めたら話を聞かないとな?

 

あ、その前に街を元通りにしておかないと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………う、うぅん……ハッ!こ、此処は一体……?」

 

あれからどれだけの時間が過ぎたかは分からないが、白上は先程までの街中ではなく何やら薬品等が置かれている病室のような部屋で目を覚ました。しかも何故か身体に力が入らず、起き上がっても何処か倦怠感みたいな感覚に襲われ何か薬を盛られたのかと思っていると……

 

ーウイィーンッー

 

「あら、どうやら目覚めたみたいね?」

 

「え……ッ!?貴様、デモンズか!?貴様が白上をこんな所に……グッ?!」

 

「ほらぁそんなに動いちゃダメよ?今の貴方はその手枷の効力で力を封じられているんだから」

 

突如部屋に入ってきたデモンズの女に驚くも抵抗しようと白上は立ち上がろうとする。しかし手に填められた手枷の所為で力が発揮出来ずふらつきながらデモンズの女に寄りかかってしまった。

 

「はぁ、本当にフブキ様そっくりね?性格は全然違うようだけど」

 

「グッデモンズの女に情けを掛けられるつもりはない!白上は何時でも死ぬ覚悟がある!殺すならさっさと殺せぇッ!!」

 

「そんな物騒な事を言わないの。それよりも貴方が目を覚ましたら連れてきてほしいって言われてるからちょっとついて来てもらうわよ?」

 

デモンズの女はそう言うと白上に肩を貸して病室から出ていき、そしてとある部屋に入れられると其処には信じられない光景が広がっていた。

 

「な!?ヒューマにジューマ、それにデモンズやホーリィだけでなくドラグーンやオーガやエルフまで!?何故他種族同士がこんなに集まっているのだ?!」

 

「うわぁ、ミオしゃから聞いてたけどやっぱフブちゃんに似てるだけで性格全然違うね?」

 

「それになんか何処か厨二病っぽいよね?なんかイタイフブキちゃんというか?」

 

「ほっといてくださいよッ!?そ、それにしても本当に私そっくりなんですね〜?」

 

其処には多種多様な種族が当たり前のように一緒に暮らしているという光景だった。しかもその中には自分と全く同じ顔をしたジューマがいた事に白上はかなりの衝撃を受けてしまった。

 

「お、漸く目が覚めたみたいだな?まずは謝らせてくれ、先程は暴れるお前を止める為とはいえ腹を殴ってしまった事、本当にすまなかった」

 

「…………フン、ヒューマからの謝罪など受けても何とも思わない。それよりも貴様が此処のリーダーなのか?貴様の目的とは一体なんだ?何故ヒューマである貴様が他種族の娘を従えているのだ?」

 

「…………それについてまずお前の事を詳しく聞きたい。お前の言うヒューマやジューマとは一体なんだ?そして何故お前が其処まで他種族を忌み嫌うんだ?」

 

白上は男が何を言っているのかがよく分からなかったが、取り敢えず説明しろと言われたので仕方なく説明をする事になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………つまりお前はそのジューマの国の国王の一人娘で名前は白上フブキ。そしてそのジューマはヒューマと呼ばれる種族をはじめとする他種族と数千年前からずっと争いを続けているという事か?」

 

「フン、何を当たり前の事を言っている?この都市も貴様等が我々を潰す為に建てた拠点であろう?」

 

……やっぱりというべきか、このフブキは俺達の知るフブキとは全くの別人だったか。いや、それどころか……

 

「……そんなお前に言っておかなきゃいけない事がある。まずお前が言うようなヒューマやジューマなんて種族の呼び方は俺達は誰も聞いた事もない」

 

「は?何を言っている?ヒューマもジューマも古の時代から伝わってきた種族の名だろ「加えて言えばお前が言うような他種族同士の争い事なんてこの数千年の歴史の中には起こってなんかいない」…………は?」

 

そう、俺達の歴史には遥か昔には他種族同士の縄張り争いがあったようだが数千年前に行われた和平交渉によって天界、地上界、魔界の三世界から種族間での争いというのは徐々に減っている。あやめの時のような風潮差別等は多少はあったものの今ではどんな種族だろうと共に手を取り合い協力して生きていく世界になっている。間違ってもこの目の前のフブキっぽい奴が言うような他種族同士の争いなんて少なくとも此処千年は起こっていないのだ。

 

「な、何を馬鹿な事を?!他種族同士の争いが起きてないだと?!そんな馬鹿な話が……!?」

 

「悪いけどレイさんの言ってる事は本当だよ。ウチ達獣人族は他種族に対してそんな嫌悪な関係なんてしてないもん」

 

「うん、だから聞かせてほしいの。貴方が知ってる事を全部」

 

「…………分かった」

 

こうしてフブキっぽい奴……もとい白上フブキは俺達に全てを話してくれた。自分達のいた場所では元々他種族間での仲はかなり嫌悪であったが此処数年で更に火種が燃え上がってしまいもう何度目か分からない世界大戦が勃発してしまっている事を……その話を聞いて俺達は目の前にいる白上が俺達とは違う世界から来た存在だという事を確信した。

 

「……まさか此処が白上のいた世界とは別の世界だったなんて……」

 

「うん、私達もそんな他種族同士が争いあってる世界があるなんて知らなかったな……」

 

「それだけアタシらの世界が平和で白上さんの世界が荒れてるって事だよね……」

 

「うん、まるで真逆な世界観だよね?」

 

確かに白上のいる世界はまるで俺達の世界の鏡写しのような世界観をしているな?そんな白上がこんな種族間での争いがない世界に来たらそりゃ困惑してしまうのも無理はない。

 

「で、お前はこれからどうする?元の世界に戻るというなら俺の力でお前の世界を探してゲートを開くし、この世界に残るならそれなりの衣食住は保証するが?」

 

「…………折角ですがお断りします。此処が別の世界だと言うのは分かりましたが、だからと言ってやはりヒューマの手助けを受けるつもりはありません。元の世界へ戻る方法も、自分で探します。ただ……気持ちだけは受け取っておきます。お気遣いありがとうございます、では……」

 

白上はそう言うと自分の刀を取り部屋から出ていってしまう。やはりそう簡単には信用してもらえないか……

 

「……ねぇレイくん、本当に行かせて良かったんですか?」

 

「あぁ、取り敢えずこの世界についてはもう理解しているからさっきみたいに無闇に他人を襲ったりはしないだろう。それに何かあればきっとまた会う事になる筈だ。それまでは心の整理をさせるという意味でこの世界を回ってみるのも良いだろう」

 

一応刀にはこの時の為に幾らかお金を入れた巾着を付けておいたし、大体一週間くらいは金銭的な余裕はあるだろう。取り敢えず一週間経ったら気を探って様子を見に行くとするか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………白上の刀にお金の入った巾着を括り付けるなんて、ヒューマのくせに余計なお節介を……いえ、この世界ではヒューマもジューマもその他の種族も関係ないんですもんね」

 

神羅城を後にした白上は途中で刀に括り付けられていた巾着に気づき中に入っていた20万くらいのお金を見て玲二の事を余計なお節介をと思っていた。しかし、先程の玲二や他の仲間達の話を聞いたのと多種多様な種族が街を歩く姿を見て此処では本当に種族間の蟠りがないのだと改めて実感してしまい白上は思わず失笑してしまう。

 

「…………ミオ、おかゆ、ころね。白上達の世界のヒューマや他の奴等もこの世界の人達と同じようだったなら、皆もあの時傷つかずに済んだのかな……?」

 

そう言って白上は懐から一枚のボロボロの写真を取り出して悲しそうにそれを眺めていた。其処には白上を中心にミオとおかゆところねが楽しそうな笑顔で写っていた。

 

「……絶対に戻ってみせますから。そして必ず、皆の仇を討ってみせます。だから待っててくださいね……」

 

白上は写真を懐にしまい再び立ち上がりホロライトシティを出る船に乗り込んだ。はたして彼女はこの先この世界で何を見るのか?そして無事に元の世界に帰る事が出来るのだろうか……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「っていう内容を思いついたんですがどうですかね玲二さん?」

 

「いやかなりツッコミどころが多くて何とも言えんのだが?」

 

「そうですよ美兎ちゃん!これ別世界の私かなり厨二病全開じゃないですかぁ!?」

 

「それに最後の感じだと別世界のウチ等死んでない?」

 

「えー?結構良いとおもったんだけどなぁ〜?」

 

以上、佐々木美兎による妄想長編作(没)でした。




はい、という事でまた妄想話でした(^^;)

まあこの欄に載せてる時点で察したと思いますが……さて、こんなの書いてないで本編書くか(;´∀`)
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