こんな駄文にお気に入りして頂きありがとうございます!
今回は前回の後書きで予告していた通りときのそらとAZKiの二人がメインです。
今さらですがキャラのイメージと違う場合かあるかも知れませんがご了承下さいませ。
「…よっと、書類チェック終わりと。思ったより早く終わってしまったな」
俺は今日も今日とて仕事をしている。と言っても今日は仕事量も少なく午前中に終わらせてしまい、午後からの予定が完全に空いてしまった俺は特にやる事もないのでどうしたもんかと考えていた。同僚のAちゃんからは終わったら帰ってもいいですとは言われたが、さてどうするか…
「あ、玲二さんおはようございます」
「玲二君おはよー」
「ん?あぁ、そらにAZKiか。二人ともおはようさん」
そんな時に後ろからロングヘアーで赤いリボンを着けている少女『ときのそら』と外側が黒で内側がピンク色と変わった髪色をした少女『AZKi』(以後アズキ)の二人が声をかけてきた。手には何やら大きめな紙袋を持っている。
「二人ともどうしたんだ?今日は確か収録あった筈だろ?」
「うん、歌ってみた動画の収録をしていたんだけど、機材トラブルで明日に延期になっちゃったんだ」
「それでこの間届いたそらともと開拓者さん(そらとアズキのファン)からのチェック済みのプレゼントを頂いたんですけど、もし良かったら玲二さんに一緒に作ってもらえたらなって」
そう言うとアズキは手に持っていた紙袋を広げて俺に見せてくる。中には幾つか箱が入っており、その全てがガンプラだった。
「ストライクにフリーダム、そしてストフリか。スカイグラスパーまであるし、見事にSeedばっかりだな」
多分送ってきたリスナーはそらとアズキが出していたガンダムSeedの歌ってみた動画を見て送ってくれたんだろうな。実際あの動画凄く良かったし、俺もたまに聞いてたりする。ただ送るのは良いんだが、よりにもよってこれかぁ……
「なぁんで全部RGなんだよ、普通HGとかじゃないのかよ」
そう、入っていたガンプラは全てRGだった。RG(リアルグレード)は前回作ったHGとサイズは同じ1/144なのだがHGと違って内部フレームがありパーツ数も倍近く多い。とてもじゃないが初心者にオススメするようなガンプラではない。
「そんなにこのRGって作るの難しいの?」
「難しいというよりパーツが多いし細かいのもあるから時間が掛かって面倒ってのがあるな。その分完成した時のかっこよさはかなり良いけどな」
俺もついこの間ウイングガンダム作ったけど、出来上がりはかなり最高だった。賛否両論あったみたいだけど俺はあの形態含めて良いと思ってる。
「じゃあなおのこと玲二君一緒に作ろ?私達だけじゃ多分上手くいかないし、折角そらともや開拓者さんが送ってくれたから作らないと失礼だと思うから」
「うん、それにアズキもフリーダムも含めてSeedのガンダム皆好きだから、ちゃんと作ってあげたいな」
う、そう言われると断りづらい…まぁ今日は仕事はもう片付いているし、特に予定もなかったから別にいいか。
「わかった。んじゃ少し待っててくれ、今工具ないから近くで買って…」
「あ、それなら今から玲二君の家で作らない?そこだったら工具もあるからいいよね?」
「え?」
「そうだね、玲二さんこの間フブキちゃんやミオちゃん達の為に工具一式買い揃えて常備しているもんね」
ちょっと待て、なんでそんな事知ってるんだ?確かにこの間のフブキとミオの件があってから新しい工具買い揃えたけど、そんな事誰にも言ってないぞ。
「おい、なんでお前等俺が工具買い揃えた事知ってんだよ?」
「この間ロボ子ちゃんが玲二君の家に遊びに行った時にカメラ置いてったんだ。映像はホロメンの皆のスマホでいつでも見れるようになってるよ」
なあぁにしれっと犯罪犯しとんじゃお前等あぁ?!この前ロボ子が遊びに来たとき妙にソワソワしてたのそういう事かあぁ!!
「だから玲二さんが工具買ってた事も知ってるし、そ、その……週に2、3回程○○ってる事も…///」
「言わなくていいっての!!」
最悪だ!隠し撮りされてただけじゃなく人が○○してる所まで見られるなんて!最近皆がよそよそしかったのってそういう事かよ!何人か獲物を見るような目で見てたし!
「だ、大丈夫だよ玲二さん。皆そんな事で玲二さんの事嫌いにならないから…(それに呼んでくれたらアズキが…///」
「そうだよ、玲二君だって男の人なんだから発散したい時ぐらいあるもんね(私だったらいつでもいいんだけどなぁ///」
「わかったから止めてくれ慰めなんて…後アイドルとしてあるまじき心の声漏れてるぞ」
ホント明日からどう皆と接すればいいんだよ……
…いや、もう今日は忘れよう。取り敢えず今はそらとアズキと一緒にガンプラ作って忘れようそうしよう。
そしてあのポンコツロボ後で覚えとけよ…
―一方その頃―
「へっ…くち!」
別のスタジオで後輩とゲームをしていたショートヘアーで眼鏡を掛けた少女『ロボ子』が可愛らしくくしゃみをしていた。
「あれ?ロボ子先輩風邪ぺこ?」
「う、うん、なんだか悪寒が…(なんだろう?なんだか嫌な予感がする…)」
この後起きる出来事をなんとなく察知したのか悪寒で身震いを起こすロボ子だった。
―数時間後、佐々木宅―
「さて、手洗いもしたし、工具の準備もオッケー。早速始めていくか」
「「はーい♪」」
二人を連れて帰宅し手洗いを済ませた後俺等は早速ガンプラを作り始める。今回はそらが『RGストライクフリーダムガンダム』、アズキが『RGフリーダムガンダム』を作っていく事になった。
『RGフリーダムガンダム』
『RGストライクフリーダムガンダム』
機動戦士ガンダムSeedの主人公キラ・ヤマトの機体で主に射撃をメインとした青い羽が特徴の機体である。見た目は似ているがフリーダムの羽には強力なビーム砲が、ストライクフリーダムの羽は分離して遠隔射撃ができるドラグーンという武装が備わっている。どちらも人気だがHG含め生産されている数が多いのか比較的入手しやすいガンプラだ。
「それじゃあ早速パーツを切っていくぞ。内部フレームは細かい部分が多いから間違って切らなくていい所まで切らないようにな」
「んっしょ…本当に細かいね。ちょっと慎重になっちゃう」
「えっと、ここにこのパーツを…うーん…」
「?アズキどうかしたか」
「さっき切った所がまだ少しボコってなってて気になっちゃって……」
アズキは先程切った爪先のパーツを俺に見せてくる。確かに切った跡が少し盛り上がってしまって見栄えが少し悪くなってるな。
「そうだな、それならこのデザインナイフを使うか」
「デザインナイフ?この彫刻刀みたいなので削るの?」
「あぁ、このボコってなってる所に刃を当てて少しずつ削っていくんだ。一気にやろうとすると勢い余って怪我する恐れがあるからゆっくりやるのがポイントだ」
そう言って俺が手本としてやってパーツの盛り上がりが無くなったのを見せると二人ともおぉーと感心した声を出す。
「更にこの切り跡に紙ヤスリをかけてやると綺麗になるぞ。最初は400番でやってそれから600、800とかければほぼ綺麗に仕上がる」
「んしょ、んしょ…これでいいですか?」
「ん、あらかた綺麗になったな。最後にこのガンダムマーカーを使おう。切り跡の所に近い色のマーカーをちょっと当ててハンカチとかで少し擦れば跡が気にならなくなるぞ」
「ちょんちょんってしてフキフキっと…ホントだ、全然気にならない!」
そらとアズキが綺麗になったパーツを見て感動している。俺も初めてやった時はスゴいと思ったしな。よし、この調子でどんどんやってくか。
―数時間後―
「……よし、ついに完成だな」
「終わったぁー!」
「大変だったけどやっと出来たー!」
数時間の長い激闘の末、遂に二人はフリーダムとストライクフリーダムを完成させた。テーブルの上にはアクションベースに乗せてかっこよくポーズを決めた二体が飾られている。
「RG久しぶりにやったけどやっぱ時間かかるな。その分完成したらかなりカッコいいし、リアリティーがあるな」
「うん、まるで本当に動き出しそう」
「このハイマットフルバーストの再現が凄くいい♪」
「喜んでくれたなら教えた甲斐はあったな。んじゃもう遅いし二人ともそろそろ帰らないと」
「「え?」」
「いやえ?ってなんだよ?もう暗くなってんだから早く帰れよ。これ以上遅くなると家の人が心配するだろ?」
そう、現在時刻は午後7時半、辺りもすっかり薄暗くなっていてこれ以上暗くなるとアイドル二人が帰るのには少し危険な時間帯になってしまう。だからまだ少し明るい内に二人を家に帰さないと……
「あ、私家族には玲二君の家に泊まるって言っちゃった」
「アズキもパパに今日は玲二さんちにお世話になるって」
「おいちょっと待てコラ、何勝手に泊まるって決めてんだ」
こいつ等、此処に来る時に何やらカバンを持ってきたけど最初から泊まる気だったのかよ。
「お前等、仮にも俺は男だぞ?そんなやつの家に泊まるって親御さん許す訳ないだろ」
「ううん、二人とも泊まる事には反対してないよ。寧ろそのまま玲二君に貰われちゃいなさいって///」
「パパも玲二さんにならアズキを任せられるって///」
なんでそんな簡単に娘さんを預けられるんだ親御さん達。てか仮に親御さん達が許しても社長が許す訳な……いや、あの人何故か俺とアイドル達のやり取りに関してはノータッチだった…はぁ、仕方がないか。
「もう今日は仕方がないから泊まっていい。ベッドは二人で使いな。俺はソファーで寝るから「「ダメ」」…なんでだよ?」
「折角のお泊まりだから玲二君も一緒に寝よう?」
何を言い出すんだこのド天然?男一人が女の子二人、それもアイドルと一緒に寝るなんて完全にアウトだろ。絵面が完全に援○になっちまう。
「だ、大丈夫。もし○○したくなったらアズキ達が手伝うから…///」
「止めろ折角忘れかけてたのに掘り返すな!!後アイドルがそういう事言ったらだめだろうがあぁぁぁっ!!!」
そしてそれから30分、結局俺は二人の気迫に負け三人で寝る事になってしまった。そして就寝時間…
「「Zzz…」」
「……なんだよこれ」
俺は何故か二人の間で寝かされていた。なんでだよ、端で寝かせてくれよ、しかも二人して腕にしがみついてくるから寝返りも打てない。でも腕に柔らかな感触が当たってちょっと嬉しい自分がいてなんか恥ずかしくも哀しくなってしまう。
(あぁもう!こいつ等なんでこんな無防備なんだよ!もう少しアイドルとしての自覚持てよ!もういい今日の事は仕方がないんだ気にするな後の事は明日考えろ今日は寝るもう寝る!)
俺は無理矢理目をつむり何も考えずそのまま眠りについていったのだった。
「…ねぇあずきち」
「…何?そらちゃん」
「…私負けないから、あずきちにもフブキちゃんにも、皆にも…」
「…アズキだって、負けるつもりはないよ…」
玲二が寝静まったのを確認した二人はお互いに自分の気持ちを伝え、玲二の腕を少し強く抱きしめながら幸せそうに眠りについていった。
―翌朝事務所にて―
「おいこのポンコツロボ何人んちに勝手にカメラ仕込んでんだよ覚悟は出来てんだろうなぁ?」―ググググググッ…―
「痛たたたたたたたたあぁッ!!!ご、ごめんなさいマスターボクが悪かったです外しますカメラ外しますから許してエェェェェェェェ!!!!」―ミシミシミシミシミシミシミシッ…―
出社早々俺はロボ子を見つけおもいっきりアイアンクローをかました。その後今後は俺の家出禁と言うと泣きながら許してと叫んでいたので三ヶ月出禁で勘弁してやった。なんだかんだで俺も甘いのかな。
「レイくんそらちゃんとアズキちゃんだけお泊まりなんてズルい!白上もレイくんの家に泊まる!なんだったら白上がレイくんの○○のお手伝いもしま「やめろおぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!!!」
こうしてカメラは撤去されたものの、最後に撮られてたそらとアズキのお泊まりのせいでフブキを初め他のホロメン達もお泊まりしたいと迫ってきたのは言うまでもない。後頼むから皆俺が○○してた事は忘れてくれ!!
内容的にR-15にしないとまずいかなと思いタグを追加しました、申し訳ない( >Д<;)
この二人ならやっぱりSeedかなって思いフリーダムとストフリにしました。因みに前回のフブキは何故ジュピターヴだったかと言うと、最近偶々手に入ったというのと単にフブキのイメージカラーが白だからという安直な理由です(^^;
次回はスバルーナで行こうと思ってます。他にこのキャラがみたいというのがあればコメントお願いします。