ホロライブ ビルドライバーズ   作:神楽

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朝起きて見たらお気に入りが26件も…( ; ゚Д゚)

思った以上に色んな方に喜んで頂けてとても感謝です(^_^)

今回は予告どおりスバルーナ回です。そう言えば今回のタイトルルーナ全然関係ねぇ…(・・;)


第3話『SD大空警察出動』

雲一つない晴天の昼下がり、久しぶりのオフの俺は新しく作るガンプラを求めて街をぶらついていた。最近は何かと誰かが一緒にいたからこうして一人でいるのも悪くないな。

 

「さて、今日は何買うかな…最近だとMGとか作ってないから久しぶりに組もうかな。確か彼処の店にウィングゼロが置いてあった筈…」

 

…駄目だ、最近誰かしら一緒にいたせいか独り言が多くなってしまってる。なんだかんだ俺も皆といる時間が心地よくなってるのかもな。まあ、とにかく今日はウイングゼロを買ってさっさと帰「兄ちゃあーーーーーん!!」ん?

 

「あぁ、やっぱりスバルか。相変わらず元気だなぁ」

 

声をかけられた方を振り向くと其処には赤白の帽子を被ったボーイッシュな少女『大空スバル』が手を振りながら俺の元に駆け寄ってきた。

 

「兄ちゃんちわーッス!今日は一人ッスか?」

 

「ん、久しぶりのオフだからな。スバルもオフか?」

 

「うん!久々の連休だから新しいゲームを探しに来てたッス!兄ちゃんは何してたんスか?」

 

「俺は新しくガンプラ買いに来てたんだよ。ここ最近自分で作るのがあまり無かったからな」

 

ホント、最近はフブキを初め皆が一緒にガンプラ作ろうと言ってなかなか自分のガンプラを作る機会がなかったからな。すると何故かスバルは目をキラキラさせながら俺を見てくる。

 

「おぉーガンプラ!スバルも一緒にガンプラ作りたいッス!」

 

「スバルがガンプラ?別にいいけど、ゲームはどうするんだよ?」

 

「それならもう買った後だから問題ないッス!んじゃ早速買いに行くッス!」

 

そう言ってスバルは俺の手を引いて連れてこうとする。しかし悪いがスバル、俺が行こうとしていた店は反対側だ。こうして話を聞かないスバルのせいで俺は少し遠回りをさせられてしまった。

 

 

 

 

 

―某家電量販店―

 

「やっと着いたッスねぇ」

 

「お前が話を聞いてたらもっと早く着いてたけどな」

 

「アハハ…(笑)」

 

ったく、この炎天下の中なんで遠回りしなくちゃいけなかったんだ。本当なら10分も掛からず来れた筈なのに30分も掛かっちまった。まあとにかく俺はさっさとMGウイングゼロを確保するか。

 

「おぉー、兄ちゃんそのガンプラカッコいいッスねぇ」

 

「あぁ、一時期は即売り切れになった程の人気のガンプラだからな。けど初心者のスバルにはMGは早すぎるからまずはHGのコーナーから気に入ったの探しな、一緒に買ってやるから」

 

「ホント?ありがとー兄ちゃん大好き!」

 

全く調子良いなこいつ。さて、俺も他に何か買って行こうかな。そういえばMG武者頑駄無まだ作った事ないから一緒に買おうかな。後は…

 

「ねぇねぇ兄ちゃん!スバルこれに決めたッス!」

 

「ん?決まったか…っておぉ、これはまた中々のチョイスだな」

 

幾つか買うものを纏めているとスバルも欲しいのが見つかったようで俺に渡してきた。だがそれはHGではなく本来のガンダムよりも小さくデフォルメされたガンダム『SDサージェントヴェルデバスターガンダム』だった。

 

SD(スーパーデフォルメ)ガンダムはその名の通り本来のガンダムを低等身にデフォルメされており、ただデフォルメされただけではなく武者や騎士、更には三國志の英雄等の姿にアレンジされたものもある。シールは多めだが、ニッパー等の工具がなくても作れるので子供を中心にかなり人気が高いガンプラなのだ。

 

「ほら、スバル最近大空警察っていうのやってるから、このガンダムなんて正にピッタリたなって♪」

 

「あぁ、そういう事か。でもそれだけでいいのか?SDなら安くて簡単だからもう一つぐらいなら買ってやるぞ」

 

「ホント?ならこれも一緒に買おうっと」

 

そう言ってスバルはもう一つのSD『信長ガンダムエピオン』を取り出した。サージェントは大空警察繋がりで分かるとして信長は何でだと聞くと単にカッコいいかららしい。とにかく一通り買い揃えた事だし、会計済ませてそろそろ帰るか。

 

 

 

 

 

―数十分後、佐々木家帰宅―

 

「よっと、流石に荷物多すぎたかな?」

 

「兄ちゃん今日沢山買ったもんね~」

 

流石にMG四つは買いすぎたか?でも他に金の使い道あんまりないし、たまにはこういった贅沢しても構わないよな。そしてスバルに鍵を渡して開けてもらい、俺達は家の中に入っていった。

 

「おかえりなのら~」

 

「「…は?」」

 

本来家の中には誰もいない筈なのにリビングから声が聞こえてくる。恐る恐るリビングを覗くと、其処にはピンクのロングヘアーにファンシーな服を着た少女がテレビを見ながら寛いでいた。

 

「…おいルーナ、お前どうやって家に入った?鍵は掛かっていた筈だぞ?」

 

俺は目の前の少女『姫森ルーナ』を問い詰めた。確かに俺は家を出る際鍵を掛けて出掛けた。なのに何故こいつが家の中で平然と寛いでいる?

 

「そんなの鍵開けて入ったのに決まってるのら~」

 

「は?何でお前が俺の家の鍵持ってんだよ?」

 

「YAGOOから貰ったのら。ホロメンの皆なら誰でも持ってるのらよ」

 

社長おぉぉッ!!!あんた何人んちの鍵配ってんだよ!てかいつの間に鍵複製したんだよ普通に怖えぇよッ!!

 

「…て事はスバル?まさかお前も…」

 

「え、えーと、はい、持ってるッス…け、けどスバルは使った事ないから安心して欲しいッス!」

 

「持ってる時点で安心もクソもねぇよ!」

 

「ココちゃもホロライブ辞める時にYAGOOに涙流しながらにーちゃの鍵返してたのら」

 

「知らねぇよ!!」

 

クソッ!道理で最近部屋が片付いてたり食材が入れ替わったり下着が何枚か無くなってたりしてたのか!俺のプライバシーどうなってんだよ?!もう黙って引っ越した方が良いような気がしてきた……

 

「もう、にーちゃ落ち着いてなのら。皆悪用なんて絶対にしないのら」

 

「既に下着が無くなっている時点で信用できねぇんだが」

 

まあ、下着を盗る奴なんて数名心当たりがあるから今度そいつ等問い詰めればいいか。

 

「…ところで、ルーナは何しに兄ちゃんの家に来たんだ?」

 

「んな?…おぉ、そうだったのら。今日はにーちゃと一緒にこれを作りたくて持ってきたのら」

 

スバルが聞くとルーナは当初の目的を思い出しカバンの中から一つの箱を取り出した。それは黒をメインとした箱にまるで騎士の甲冑を彷彿させる低等身のガンダムが描かれたガンプラ『SDガンダムLEGENDBB 騎士(ナイト)ガンダム』であった。

 

「ほう?これはまた懐かしい物を」

 

「でしょでしょ?ルーナイト(ルーナのファン)からのプレゼントで貰ったからにーちゃと作りたくて持ってきたのら♪」

 

成る程、確かにルーナのイメージに合ったガンダムだな。ルーナイトも中々良いチョイスしてるな。ところでさっきからスバルが大人しいけどどうしたんだ?

 

「そういえばスバルちゃ先輩はなんでにーちゃと一緒にいるのら?」

 

「…街で偶々兄ちゃんに会ったから一緒にガンプラ作ろうってなったんだよ。だから一緒に兄ちゃんの家に来たってワケ。ルーナこそなんでわざわざ兄ちゃんの家に来たんだよ?ルーナって確か前からガンプラ自分で作ってたよね?そのガンプラだって自分で作ればいいじゃん」

 

…なんかスバル妙に棘のある言い方してるな。どうした急に?

 

「別に来たっていいじゃん。ルーナとにーちゃはずっと前から一緒にガンプラ作ってるガンプラ仲間なのら。ルーナはにーちゃと一緒に作りたいから来てるのら。だから今日は先に家に来ていたルーナが優先だからスバルちゃ先輩は別の日にでもすればいいのら」

 

お前もどうしたルーナ?お前等いつも仲良くしてんのに今日に限って何でこんなに仲悪くなってんだよ?

 

「うっさいそっちは連絡も無しに勝手に来たんだろ。後そのにーちゃって言うの止めろよ、兄ちゃんは別にルーナの兄ちゃんじゃねぇだろ」

 

「それ言ったらスバルちゃ先輩だってにーちゃの妹じゃねーだろ。ルーナはにーちゃにちゃんと頼んで呼ばせてもらってんだから」

 

「それ以前からスバルは兄ちゃんの事兄ちゃんって呼ばせてもらってんだよ。先に妹分になったのスバルなんだからおめぇはにーちゃなんて呼ぶんじゃねぇよ」

 

「あ?何こんな時だけ先輩面してんだよ?別にスバルちゃ先輩に許可なんて必要ねぇだろ」

 

おいおい落ち着けよお前等、そんな呼び方なんてどうでも良いだろ?ルーナに至ってはなのらすら言わなくなっちまってるぞ。全くしょうがねぇな…

 

「いい加減にしろお前等、そんな事で一々喧嘩すんなら今日は二人とも帰ってもらうぞ!」

 

「「う…だってルーナ(スバルちゃ先輩)が…」」

 

「だっても何もない!そんな喧嘩しなくても二人とも俺にとって大事な妹分だし、ガンプラだって皆で一緒に作ればいいだろ、な?」

 

そう言って俺は二人の頭を撫でる。二人ともまるで小動物のように気持ち良さそうに撫でられている。

 

「さ、分かったら二人とも互いに何か言う事あるだろ?」

 

「う…ルーナ、ごめんね。スバル大人気なかったよ」

 

「ルーナこそ、スバルちゃ先輩ごめんなのら…」

 

二人ともさっきの険悪なムードから一変してちゃんと仲直りをした。よし、取り敢えずはもう大丈夫だろ。んじゃ早速準備をするか。

 

 

 

 

 

―準備完了―

 

「よし、んじゃ早速作り始めるか」

 

「おーし、作るぞー♪」

 

「作るのらー♪」

 

さっきの険悪ムードはすっかり無くなり、二人とも楽しそうに箱からパーツを取り出している。やっぱりスバルーナは仲良くが一番だな。さて、今回は久しぶりのSDだからな。組み立て自体はパパッと終わらすか。

 

『SDサージェントヴェルデバスターガンダム』

SDガンダムワールドヒーローズに登場する警察モチーフのガンダム。キャプテンシティという街を守る特殊警察隊の隊長であり、確かこのシリーズにしては珍しく元のモチーフになった偉人がいないガンダムでもある。

 

『SDガンダムLEGENDBB騎士ガンダム』

かつて子供達に人気だった騎士ガンダムのリメイク。当時の騎士ガンダムに比べて等身も高くなりプロポーションも比較的にUPしている。今直再販が出る程の人気シリーズだ。

 

「まずは袋からパーツを取り出していこう。そして説明書を見ながらパーツを取っていくんだ」

 

「あれ、兄ちゃんニッパーは?確かガンプラを作るのにニッパー使わないとダメじゃなかったっけ?」

 

「ん?あぁ、SDガンダムはタッチゲート式と言ってな、ニッパーが無くても手で簡単に取れるようになってんだよ、こんな感じで」

 

俺はサージェントのパーツの一つを指で摘まんで揺らすと簡単に取れ、それを見た二人もそれぞれ同じようにパーツを取ると目を輝かせながら感動していた。

 

「んなぁ、ルーナSDガンダム初めて作るからなんだか新鮮なのら」

 

「元々低年層をターゲットにしたプラモデルだからな。近年だとそうとは思えないほどクオリティーが上がってるけど、作りやすさは変わらないからな」

 

「これならスバルにも出来そう!よぉーし、どんどんいくッスよー!」

 

そう言ってスバルは説明書を見ながらパチパチとパーツを外していく。ルーナも集中しているのか無言でパチパチと組み立てている。

 

「それとタッチゲート式とは言えゲート跡に少しカスっぽいのが残る時があるからその時はデザインナイフでちょっと削って紙ヤスリで少し削ってやればキレイになる。SDは他のガンプラよりもこういう処理は少なく済むからちゃッちゃとやっていくぞ」

 

「「はーい」」

 

こうして二人は説明書を見ながらスムーズに組み立てていくのであった。

 

 

 

 

 

―一時間後―

 

「よっしゃー!スバルのガンダム完成だぁー♪」

 

「ルーナのガンダムもできたのらー♪」

 

流石SD、初心者でもパパッと作れるというのが良いな。さてと

 

「お疲れさん、だけど二人ともまだやることがあるぞ」

 

「「え?」」

 

「特にスバル、お前のサージェントヴェルデバスターなんてパッケージと違って色が足らない部分が多いだろ?」

 

「あ、ホントッス。組み立てている時は気にならなかったけど結構淋しい箇所が多いなぁ」

 

そう、近年のSDは細かいディテールが多くなっているがパーツ自体の量は少ないのでこういった細かい所の色分けがなってない事が多い。気にならない人なら良いんだが、俺はこういうの気になっちゃうからな。

 

「だから今回はこういった細かい部分を塗装していこう。ルーナの方はあまりする必要はないから、スバルのヤツで一緒にやっていくか」

 

「「はーい♪」」

 

「んじゃ今回はこのメタリックのガンダムマーカーを使っていくか。まずは箱のイメージ写真を見ながら其処に合わせてマーカーを塗っていく。この時少しぐらいならはみ出ても構わないからとにかく塗ってみな」

 

俺がそう言うと二人は一旦外したパーツにマーカーで色を塗っていく。はみ出ても良いと言ったが二人はなるべくはみ出さないようにしようとしているのか真剣に塗っている。

 

「んっしょ…あ、頑張ったけど少しはみ出ちゃった」

 

「大丈夫、そんな時はこの消しペンを使えばいい。このペンをよく振ってから蓋を開けて綿棒に少し着けてはみ出した所にこの綿棒をちょんちょんってすれば…」

 

「おぉー!凄いのら、はみ出した跡がキレイになくなったのら!」

 

「後はこれの繰り返しだな。少し大変だが、頑張ってやってくか!」

 

「「おぉー!」」

 

こうして俺達は手分けしてサージェントヴェルデバスターの塗装を始めていった。さて、自分で言い出したのは良いが、こっから大変だなぁ…

 

 

 

 

 

―それから更に三時間後―

 

「塗装を終えた後に半光沢のトップコートを吹き掛けて、乾いた後にパーツを元に組み合わせていけば…よし、これで完成だ!」

 

「いやったーッ!遂に本当にスバルのガンダム完成ッス!」

 

「つ、疲れたのらぁ~」

 

良かったなスバル、ルーナもお手伝いお疲れさん。今回は組み立てよりもその後の作業に時間が掛かってしまったな。まあ、何はともあれ今回も無事終わったな。

 

「さてと、もう夕方か…確か冷蔵庫の中大した物残ってなかったな…よし、折角だから皆でご飯食べに行くか」

 

「ホント!じゃあスバル○っくりド○キー行きたい!」

 

「ルーナもハンバーグ食べたいのらぁ♪」

 

「ハイハイ、それじゃあ準備が出来たら行きますか」

 

「「イエーイ♪」」

 

こうして俺達は飯を食いにびっ○り○ンキーへと向かって行った。まぁ、たまにはこうやって妹分二人と過ごす日も悪くはないな…

 

 

 

 

 

―翌日事務所にて―

 

「うわあぁぁぁぁぁぁあんッ!レイ兄ちゃんズルい!ねねだってレイ兄ちゃんの妹分なんだよ!何でねねも誘ってくれなかったのぉ?!」

 

朝出勤していきなり昨日の事を何処から嗅ぎ付けたのか知らないがクリーム色のロングヘアーの少女『桃鈴ねね』が俺に向かって半泣きで叫んでいた。いや、何でって言われてもなぁ…

 

「しゅーばしゅばしゅば!ねねちはまだ兄ちゃんにとって真の妹分じゃねぇって事しゅばなぁ♪」

 

「そうなのら、にーちゃの真の妹分になってないねねちはまだ一緒には遊べねーのら♪」

 

「うわあぁんッ!!ねねだってレイ兄ちゃんと一緒にガンプラ作ったりご飯食べに行きたかったのにいぃ!」

 

泣き叫ぶねねに対し煽るスバルーナ。なんだよ真の妹分って?ねねもガンプラ作るなら今度一緒にやってやるって。全く、世話の妬ける妹分達だ事…それはそうと

 

「社長、俺の家の鍵についてちょっとお話が…」

 

「ギクッ?!」

 

俺は俺で社長に複製した鍵の事を問い詰めていく。どうやら鍵は一部のホロメン達に脅されて作ったらしく、回収するのは難しいとの事だったのでその日の内に業者を呼んで家の鍵を替えて貰った。後でホロメン達が俺に文句を言いに来たが、文句を言いたいのはこっちだっての全く!

 

 




如何でしたでしょうか?自分の中ではスバルとルーナとねねは妹ポジションだったので兄ちゃん呼びにさせましたがこれ需要あるのかな…?

今回作ったガンプラはスバルとルーナのイメージに合わせてみました。今後もこういったイメージに合うのも選べばたまに予想外なガンプラを作ったりとかもしてみたいです。

次回はあのビジネスコンビの回です、気長に待って頂ければ幸いです(^_^)
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