ヴィラン名はデザスト!でも雄英高校1年A組の生徒です!   作:白咲

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18話 第二種目騎馬戦

「なあクラスに宣戦布告にきた心操人使くんちょっとばかしいいか?」

 

心操がこっちに顔を向けてくれるが何も言わない。

 

「名前の読み心操人使(しんそうひとし)であってるよな?」

「ああ。まさかヒーロー科の人間が覚えていてくれるなんて思わなくてね」

 

心操の言葉にどこか自虐的な含みを感じる。

 

「そうか?心操は面白そうな匂いをしていたからな」

 

不満の匂いの中にじっと睨むような嫉妬の匂いをな。

 

匂いの言葉に心操は戸惑っているようで腕を鼻に持っていき嗅いでいる。嗅ぎ終わると心操は話は何かと聞いてくる。

 

「単刀直入言うぞ。チームを組まないか?」

 

心操は驚くがすぐに表情を戻す。そして警戒の匂いを出し何が目的かと聞いてきた。

俺の目的はただ心操が面白そうだと思ったからだが納得はしないだろうと思い適当にでっち上げ心操に話す。

 

「目的かあ。ただ単にクラスのやつ意外と組みでみたいなって思っただけだよ。せっかくの機会だしな」

「あ、あとプロヒーローになった時に他の事務所と組む時のためだな」

 

適当にでっち上げたものだったが心操は少し考えたあと了承する。

 

チームは心操が騎手、俺と青山、尾白の騎馬で組むことになった。心操があと2人ほしいということで青山と尾白を連れてきた。まるで心ここに有らずの状態の2人に疑問を持ちその疑問を心操に問いかける。

心操は少し考え自身の個性が洗脳ということを話衝撃を受けると解けると俺に話してくれた。簡単な作戦を話し合う。

 

交渉タイムとして設けられた15分がすぎた。

起きろよイレイザーと相澤先生を起こすプレゼントマイクの声が聞こえてくる。カウントダウンからのミッドナイトの開始の合図で騎馬戦が始まる。他のチームが一斉に緑谷の1000万ポイントを狙い襲いかかっていく。俺たちは緑谷しか見えていないチームのポイントが書かれたハチマキを取るという戦法をとる。が中々ある程度時間が経ってくると隙があるやつは他のチームに取られていることが多くなる。

 

若干苦戦気味ってか。

 

緑谷の方を見ると轟に端の方へと追い込まれている。爆豪の方はB組であろう生徒にヴィラン並みの凶悪な顔になっている。

 

怒りの匂いがぷんぷんじゃねえか。

 

「おい!近づきすぎだ!」

 

心操の言葉に電気が放出されるの匂いを感知するが距離が取れない。

 

ど、どうする!?

 

ない頭を巡らせ目の端で風に少し揺れたマフラーを捉えてヴィラン襲撃時、ウォズとかいうキャラが思い浮かんでくる。思い出すや否やマフラーで自身のチームを囲む。

電気と攻撃を受けてしまったチームの悲鳴が聞こえてくる。

 

うへぇ〜この攻撃上鳴だろ。やべえわ。

 

「心操すまん」

 

心操に謝れば周りを見ろと怒られるが意識が戻るところだった、助かったと言われる。

 

え、

 

一瞬ではあるが焦げた匂いを感知する。

電気の匂いがなくなったのでマフラーを戻すと赤布がヒラッと地面に落ちた。マフラーを見ると少し短くなっている。

 

むり、なくかも……

 

さっきまで余裕だった気持ちが地の底まで落ちていく感覚になる。

心操に名前を呼ばれ意識が浮上する。近くの気配のハチマキをマフラーで取る。

 

「タイムアップ!!第二種目・騎馬戦終了!」

 

プレゼントマイクの声が聞こえる。

 

「1位轟チーム!」

「2位爆豪チーム!」

「3位心操チーム!」

「4位緑谷チーム!以上の4組が最終種目へ進出だァ!!」

 

嗚呼、マフラーが………

 

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