ヴィラン名はデザスト!でも雄英高校1年A組の生徒です!   作:白咲

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42話 林間合宿襲撃②

マンダレイのテレパスが届く。

 

「A組B組総員!プロヒーロー、イレイザーヘッドの名に於いて戦闘を許可する!繰り返すA組B組総員!戦闘を許可する!」

 

お!ならこいつを倒したことが知られても怒られないな

 

マフラーに力を込めると木がバキッバキッと音を立て絞められていた敵がぐふぇと血を吐いた。

 

あ、やりすぎちゃった

 

慌ててマフラーを戻して息があるかを確認する。息はしていた。

 

ホッよかった。デザストならともかく緋道としては殺人はマズいからな。早く荼毘達と合流しないとなぁ

 

なぜ敵を絞めていたのかというと森の中を右往左往している途中で敵に襲われたのでとりあえず拘束しておこう思ったためだ。

 

またテレパスが届く。

 

「ヴィランの狙いの1つ判明!狙いは生徒のかっちゃん!かっちゃんはなるべく戦闘を避けて!単独では動かないこと!わかった!?かっちゃん!」

 

へーかっちゃんが目的なのか。…えっ?!爆豪が!

し、知らなかった…

これ絶対俺話聞いてなかったやつだわ。他にも目的あるよな全然知らないけど…いや、でも、意外とどうにかなるよな…うん

 

どうにかなるだろうと思い考えるのを止める。倒した敵を放置して森の中を歩く。匂いの感知を鈍らせていた焦げ臭いとガスの匂いのうちガスが無くなり感知しやすくなる。

かなり先から轟と爆豪匂いがし敵の匂いもする。引きかえすか悩んでいると2人に近づく緑谷と障子の匂いを怒りに呑み込まれた常闇の匂いが追いかけている。

 

常闇?!

 

怒りの匂いの中に苦しみの匂いを感知すると無意識に無銘剣虚無を手に走り出していた。

 

着くとすでに緑谷達も着いていた。

 

「その子達の断面を見るのは僕だァ!横取りするなァアアアア!!」

 

ムーンフィッシュが暴走しているダークシャドウに歯を伸ばす。

 

「ねだるな三下ァ!」

 

歯は壊され木に投げ飛ばされる。

 

「暴れ足りんぞォオオオオ」

 

まだ暴れ出そうするが爆豪の爆破の光と轟の炎で怯えた声を出して常闇の中に戻って行った。

常闇はダークシャドウを制御出来なかったことを悔いるがそれは後だと障子が言う。

 

「俺の出番はなかったか」

「緋道くん?!」

 

無銘剣虚無をしまい声をかける。

 

「どうしてこんなところに飯田君達と合宿所に戻ってたはずじゃあ」

「その…道に迷ったんだ」

 

本当のことは言えないと考え道に迷ったことにしたが5人からは呆れの匂いがする。

 

「俺のことよりもヴィランに爆豪が狙われているだろ?」

「そうだ!ヴィランの目的の1つがかっちゃんだって判明したんだ」

「爆豪?命を狙われているのか?なぜ?」

「わからない。とにかく施設が最も安全だと思うんだ」

「なるほど。これより我々の任は爆豪を送り届けることか」

「ただ広場は依然プッシーキャッツが交戦中。道なりに戻るのはヴィランの目につくしタイムロスだ。まっすぐ最短がいい」

「ヴィランの数わかんねぇぞ。突然出くわす可能性もある」

「障子くんの索敵能力がある。そして轟くんの氷結。さらに常闇くんさえいいなら制御手段を備えた無敵のダークシャドウこのメンツなら正直、オールマイトだって恐くないんじゃないかな」

「何だこいつら!」

 

爆豪の罵倒を受けながら爆豪を挟むように前に障子と轟、後ろに俺と常闇で歩く。迷子にならないようにと常闇の前を歩くように言われる。

 

ちょっと腑に落ちない

ん、この匂い

 

コンプレスの匂いを感知し声をかける間がないことと狙いが爆豪だけでなく常闇も狙っていることに気づく。

俺の体は爆豪よりも常闇を守るために動いていた。

 

「常闇!」

 

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