全ての仮面ライダーに変身したいと言ったけどガチャなんて聞いてないよ   作:けーやん

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第9話を投稿します。

内容は戦闘訓練になりますが、事前にお伝えした通り前後編となります。今回は前編です。

今回、主人公が変身するライダーは
『メモリ』『A』『赤』がヒントです。

それでは、どうぞ。



8スレ

入学初日の個性把握テストから翌日、雄英高校ヒーロー科のカリキュラム、午前中は必修科目。英語などの普通の授業を受ける。

 

「んじゃ、この中で間違っている英文はどれだ?」

 

(((普通だ……)))

 

「Everybody,heads up!!盛り上がれ~!!」

 

「はい」

 

「Okay 佳面、come on!!」

 

実技試験の司会兼アナウンスを担当していたプレゼント・マイクが英語の担当教師を務めている。

 

他の学校とは異なり、雄英ではプロヒーローが各科目を担当されるというなんとも贅沢な環境である。

 

 

◾️◾️◾️◾️昼休憩◾️◾️◾️◾️

 

 

午前中の授業が終わり、昼休憩にはクックヒーロー・ランチラッシュの料理を安価で楽しむ為に食堂が人で溢れていた。

 

「豚骨ラーメン。紅ショウガ付きで」

 

「味変は大事だよね!」

 

俺も食堂で昼食を食べる為に長蛇の列に並んで昼食を確保する。

 

豚骨ラーメンと紅ショウガの組み合わせは、俺が生前に観ていた『仮面ライダーセイバー』に登場した風の剣士【仮面ライダー剣斬】緋道蓮と怪人(メギド)デザストの思い出の味である。ライダーファンの1人としては定期的に食べたくなるのだ。

 

本当は弁当を持参したかったが、オヤっさんがトレーナー業で1日多忙なため自分の分だけの弁当を作る気になれなかった。

 

「あ、佳面くん!佳面くんも学食なんだね」

 

「緑谷。飯田と麗日さんも一緒か」

 

「良ければ君も一緒にどうだい?ちょうど席が空いているぞ」

 

「どうぞどうぞー」

 

「そう?それなら一緒に食べようかな」

 

一足先に昼食を食べていた緑谷たちと遭遇し、3人の好意に甘え同席することにした。

 

「次の授業は遂にヒーロー基礎学だ!授業に備えて栄養をしっかり摂ろう!!」

 

「うん!」

 

「佳面くん、ラーメンに紅ショウガ入れるタイプなんやね」

 

「豚骨ラーメンの時だけだよ。味が濃いと途中で飽きてくるから味変用で入れるんだ」

 

クラスメイトと楽しく談笑しながら昼食を済ませ、余った時間はネットニュースでプロヒーローの活躍を確認する。

 

 

◾️◾️◾️◾️

 

「わーたーしーがー、普通にドアから来たッ!!!」

 

「オールマイトだ!!?」

 

「本当に雄英の先生やってるんだ!?」

 

「あの戦闘服(コスチューム)銀時代(シルバーエイジ)の物ね」

 

「1人だけ画風違うよ。思わず鳥肌たった」

 

オールマイトの登場にクラス全員がテンションを上がる。

 

「私が担当するのは"ヒーロー基礎学"!それはヒーローの素地をつくるため、様々な訓練を行う科目!1番単位の多い科目でもあるぞ!早速だが、今日やってもらうのは戦闘訓練だ!!」

 

「戦闘!」

 

「訓練ッ!」

 

オールマイトがリモコンを操作すると、壁から1年A組全員の出席番号が書かれたアタッシュケースが現れる。

 

「入学前に送ってもらった『個性届』と要望に沿ってあつらえた戦闘服(コスチューム)だ!着替えたら順次グラウンドβに集まるように!!」

 

「「「はいッ!!」」」

 

各々自分の番号が記載されたケースを持って更衣室へ向かう。

 

俺は『7』。

縁起が良いのかもしれない。

 

 

◾️◾️◾️◾️

 

 

「佳面、それがお前の戦闘服(コスチューム)か!?凄えカッケーな!」

 

更衣室で着替え、グラウンドβへ移動途中でクラスメイトの1人である切島に声を掛けられる。

 

「ありがとう。切島のは必要最低限って感じがするね。個性の関係で?」

 

「応よ!俺の個性は【硬化】だから俺自身が防護服みてぇなモンだからな!佳面のはなんかバイクに乗りそうな見た目だな!」

 

上半身がほぼ裸同然の切島に比べて、俺の戦闘服は白いTシャツの上に黒いライダースジャケットと両手には革製の黒手袋、下はデニムジーンズにバイク用のブーツという、如何にもバイク乗りのスタイルである。素材は"なるだけ軽く丈夫にして欲しい"を忠実に応えている。

 

「俺の場合、変身するから戦闘服は普通で良いんだよね。強いで言うならバイクに乗ること前提の戦闘服を要望したらこうなった」

 

「マジで!?お前バイク乗れんの!?」

 

「え、何?佳面バイクの免許持っているのか?」

 

「凄いな!」

 

すると他の男子生徒たちが会話に参加する。

 

「バイク以外にも車の免許も持ってるよ。バイクは後2ヶ月くらいで2人乗り解禁するけど」

 

「車の免許も持っているのか!?」

 

「ヒーロー活動の為に取得したのか?」

 

「免許取るの大変じゃなかった?」

 

話に興味を持ったのか、男子生徒の殆どが周りに集まって来た。

 

「皆!私語を慎むんだ!ヒーローを目指す者、時間厳守だぞ!!」

 

まるでメタルヒーローみたいな戦闘服に身を包んだ飯田が注意に入る。

 

皆には"また後で話すよ"と言ってこの場は収まる。

 

「あ、佳面くん!」

 

「ケロッ、佳面ちゃんの戦闘服とても素敵ね」

 

戦闘服に着替えた葉隠さんと蛙吹さんと合流する。

 

葉隠さんの方は水色のアンダースーツの上にメタリックのプロテクターを装着されており、手袋とブーツをしている。

 

蛙吹さんの方は緑色のピッチリとした戦闘服を身に纏い、手袋と蛙の足を彷彿させるブーツに、頭部には蛙の眼に似たゴーグルを嵌めていた。

 

「2人とも、凄く戦闘服似合ってるね」

 

「ありがと!佳面くんは如何にも"ライダー"って感じの戦闘服だね!」

 

「話聞こえてたけど、佳面ちゃんバイクと車の免許持ってるのね。だから実技試験の時バイクに乗るの慣れていたのね」

 

「うん。学校の敷地内でも乗れないか相澤先生に聞きに行こうと思うんだよね。訓練も兼ねてさ」

 

「いいね!その時は私も乗せてよ!」

 

「わ、私も乗せて貰えるかしら?」

 

「学校側の許可が下りればね」

 

「………なあ」

 

2人と話していると後ろから声がしたので振り返ると、峰田が妬ましそうに俺を睨んでいた。

 

「何?峰田」

 

「お前、葉隠と蛙吹と仲良いよな、しかも入学初日から。2人とはどういう関係なんだよ」

 

2人との関係?

 

「葉隠さんとは中学からの友達で、蛙吹さんとは実技試験の演習場が同じだったんだ」

 

「ンだよそれ!?既に仲良い関係を築いてたって事か!?ラノベの主人公かよッ!!?」

 

俺の返答が気に入らなかったのか、峰田は激情した。

 

「騒がしいぞ峰田くん!騒いでないでグラウンドβへ急ぐんだ!!」

 

「止めるなよ飯田!オイラは目の前にいるこのリア充野郎をぶっ飛ばさなきゃならないんだよ!!」   

 

「それは戦闘訓練でやればいいだろ!さあ、急ぐんだ!」

 

「離せよ、離せーーーー!!!」

 

峰田は抵抗虚しく飯田にドナドナされた。

 

「何だったんだろ」

 

多分俺が女子2人と仲良くしてたのが面白くなかったのだろう。

 

「さぁ?それより早くいこ!」

 

「そうね」

 

「そうだね」

 

 

◾️◾️◾️◾️

 

 

全員がグラウンドβに集合後、オールマイトから今回の戦闘訓練の内容が説明される。

 

 

ルールは2vs2のチーム戦

・組分けと対戦相手をそれぞれクジで決める。

・敵組は屋内の各階の何処かに設置した"仮想核兵器"を護衛。

・ヒーロー組は敵組を時間内に拘束するか核を回収したら勝ち。

・どちらかが戦闘不能になっても勝敗が決まる。

 

 

「組み合わせは適当で良いのですか!?」

 

「落ち着いて飯田。プロヒーローは他事務所同士でチームアップする事もあるし、より実践的な訓練の為のものだよ」

 

「なるほど、先を見据えた計らい。失礼しました!」

 

飯田は納得しオールマイトに謝罪する。

 

「いいよ。ただ、皆お互いにまだ知り合って間もない。信頼関係もまだ上手く築けていない子たちも居るだろうが、プロの現場ではよくある事だ。それをマイナスに考えてはいけないぞ!それではいってみよー!!」

 

早速組分けを決めるクジを引いていく。

 

俺は"I"と書かれた紙を引いた。

 

「"I"か。もう1人は…」

 

「俺だよ」

 

相方は大きな尻尾と道着っぽい戦闘服が特徴の尾白になった。

 

「よろしくね、尾白」

 

「うん、此方こそ」

 

そして俺たちと対戦するのは"B"を引いた障子・轟のペア。向こうがヒーロー組で、俺たちが敵組となった。

 

(これは作戦を決めないと苦戦しそうだな)

 

昨日の体力テストで観てたが障子の個性は腕の複製、轟は触れたものを凍結させる個性だ。

 

もしかしたら、2人共他に能力を隠し持っている可能性もある。

 

「取り敢えず、緑谷たちの対戦を観てみますかね」

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

1:雄英の仮面ライダー

今日は戦闘訓練の様子をライブ配信していきます。

 

2:虚刀流のグラップラー

お!戦闘訓練か!

 

3:太刀川隊の狙撃手

相方と対戦相手は決まった?

 

4:雄英の仮面ライダー

>>3

はい。

相方は尻尾の個性を持つ尾白で、対戦相手は障子・轟ペアです。

 

5:空座町の無下限呪術師

うわー、轟くんが相手か。

 

6:サクラギ研究所のリサーチフェロー

1年A組の最強キャラか。

 

7:プリキュア世界の円卓の騎士(1人)

>>6

最強はライダーくんだろ!!

 

8:杜王町の幽波紋使い

落ち着け。

 

9:メイドラゴン(幼女+ロリ巨乳)の主

しかし、よりによって轟かあ。

 

10:虚刀流のグラップラー

皆、障子のこと忘れてますよ。

 

11:空座町の無下限呪術師

いや、あの子戦闘訓練で轟に全部持ってかれたじゃん。

 

12:太刀川隊の狙撃手

当時はキャラまだ薄かったからな。

 

13:杜王町の幽波紋使い

それで、ライダーくんは何か作戦は決まっているのか?

 

14:雄英の仮面ライダー

考えてる途中ですが、轟は開始直後にビルを凍結させてくると思いますので、凍らされるのを防いでから二手に別れようと思います。

 

15:虚刀流のグラップラー

つまり、それぞれ1vs1に持ち込むって事か?

 

16:プリキュア世界の円卓の騎士(1人)

確かに、障子は腕以外に"目"や"耳"も複製出来ますから索敵要員として優秀ですし、轟は連携せずにワンマンでやってくるでしょうからサポートが付いたら幾らライダーくんでもキツイですよね。

 

17:杜王町の幽波紋使い

つまり、ライダーくんが轟の相手をして尾白って子にその障子をマークさせる形か。

 

18:メイドラゴン(幼女+ロリ巨乳)の主

それで今回はどのライダーに変身するの?

 

19:雄英の仮面ライダー

轟は凍結の個性を持ってますので火や熱が使えるライダーでいってみます。

それと編成として予備にもう1種類のライダーをセットさせておきます。

 

20:サクラギ研究所のリサーチフェロー

>>19

なるほど。

確かに相性的に火が使えるライダーでいった方が良さそうだな。

 

21:空座町の無下限呪術師

うん、それで良いんじゃない?

思いっきりやっちゃいなよ。

 

22:杜王町の幽波紋使い

油断せず、自分の得意分野で戦え。

 

23:雄英の仮面ライダー

分かりました。

それでは俺たちの番になったので行ってきます。

 

24:メイドラゴン(幼女+ロリ巨乳)の主

頑張って!

 

25:虚刀流のグラップラー

勝ってこい!

 

26:サクラギ研究所

落ち着いたな。

 

27:雄英の仮面ライダー

はい!

行ってきます!

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

第1試合の緑谷・麗日ペアvs爆豪・飯田ペアは緑谷・麗日ペアの勝利で幕が下り、第2試合の俺・尾白ペアvs障子・轟ペアに移る。

 

俺と尾白は"仮想核兵器"を最上階に設置し、俺たちは3階で待機しながら作戦を決めていた。

 

「ーーーという作戦で行こうと思うんだけど、どうかな?」

 

「うん、それで行こう。俺の個性じゃ轟には通用しづらいだろうし、その作戦なら俺も力になれると思う」

 

「ありがとう。こっちは轟を抑えるから尾白は障子を徹底的にマークしてくれると助かる」

 

「分かった。………けど驚いたな、昨日の体力テストの時に観た姿以外にも変身出来るなんて。凄い個性だよ」

 

「使いこなすのに苦労したけどね。だけど、お陰で轟相手でも戦えるよ」

 

作戦が決まり、俺は今回使用する変身アイテムをイメージする。

 

イメージされたのは【アクセルドライバー】と【アクセルメモリ】の2つ。

 

俺は【アクセルドライバー】を腰に装着させ、【アクセルメモリ】を起動させる。

 

 

『アクセル!』

 

 

「変……身ッ!」

 

 

アクセルメモリをドライバーの中央にあるメモリスロットに装填し、右手側の【パワースロットル】をエンジンをふかす要領で回す。

 

 

ACCEL(アクセル)!』

 

 

【パワースロットル】を回すと、俺の身体は赤を基調としたデザインに頭部には大きな"A"の文字のような角を持ち、複眼状の青いモノアイに姿を変化し、【仮面ライダーアクセル】に変身完了する。

 

 

『それじゃあ、第2試合。スタート!!』

 

 

試合開始からほんの数秒、ビル全体の気温が急激に低下した。

 

「来たぞ佳面!」

 

「任せて!」

 

3階が凍結する前に、【パワースロットル】を回す。

 

エネルギーを追加発生させ、エネルギーを身体全体にチャージした事で超高温の熱波が発生し、凍結されたビルは高熱で解かされた。

 

暫くすると左半身を氷の鎧で覆った轟が階段から姿を現した。

 

「ッ!?凍ってねえのか」

 

「残念だったね。開始直後にビル全体を凍結させて来るのは読んでたよ。尾白!」

 

「分かった!」

 

合図と共に尾白は窓側に駆け出し、そのまま窓を突き破って降下する。

 

「……2人掛かりで来ねえのか?」

 

「俺に質問するな」

 

俺の右手にアクセルの専用武器【エンジンブレード】を形成し、切先を轟に向ける。

 

「さあ、振り切るぜ!」

 

第2試合の火蓋は、こうして切られた。




豚骨ラーメンと紅ショウガは何処かで入れたいと思っていたので早速第9話に入れ込みました。デザストのあの笑ってるようで泣いてるようにも聞こえる声の出し方に内山○輝さん凄えと思いました(死柄木弔の中の人)。

今作では原作と異なり葉隠さんのコスチュームを変更させてます。
原作では手袋とブーツのみでしたが、アンダースーツの上にプロテクターを装着させてます。ただの装備でしたら彼女の長所である"透明によるスニーキング能力"が活かされないと思われてしまいますが、ちゃんとこのコスチュームには"あるギミック"が隠されてます。それは後編で描写する予定ですのでお楽しみに。


仮面ライダー紹介

仮面ライダーアクセル

レア度【SR】

出典 仮面ライダーW

今後のピックアップガチャ

  • 仮面ライダーガッチャード
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