全ての仮面ライダーに変身したいと言ったけどガチャなんて聞いてないよ   作:けーやん

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遅くなりましたが皆さん、明けましておめでとう御座います。

2023年もよろしくお願いします。

前回の投稿の際に多くの方から応援メッセージと高評価をいただき、誠に感謝致します。目標であるお気に入り登録数4,000人もあともう少しのところまでになり、作品の評価も7.7台となりました。
目標到達までもう直ぐなり、私も頑張って投稿していきますので、これからも応援よろしくお願いします。

面白いと思いましたら、お気に入り登録&高評価お願いします。

それと100話突破しましたので、前回のアンケートより、仮面ライダーWの正統続編である【風都探偵】とのクロスオーバー作品を制作していきたいと思います。
※後書きにクロスオーバー作品のあらすじを載せときます。


95スレ

「ハアッ!」

 

エグゼイドに変身した俺は、飛んで来る松の葉を躱しながら構成員たちを撃退する。

 

「邪魔するなら蹴り飛ばす!」

 

ミルコさんも豪快な蹴り技で構成員を蹴り飛ばしていた。

 

「随分可愛い姿に変身しとるな!?俺とマスコット枠被っとるで!」

 

「別に狙ってないですし、それ自分で言いますかファットガムさん!」

 

「フォルムが俺と丸被りやん!」

 

「何処がですか!?」

 

何故かライバル意識を燃やすファットガムさんに思わずツッコミをしていまった。

 

「漫才してないで奥へ!此処は俺たちが抑える!」

 

「頼みます!」

 

「我々も別れてヒーローたちのサポートだ!」

 

「「「はいッ!」」」

 

プロヒーローと警官たちが庭園の構成員の相手をしている間に、俺たちは屋敷内へと踏み込む。

 

「怪しい素振りどころやなかったな」

 

「俺ァだいぶ不安になってきたぜオイ。始まったらもう進むしかねぇがよ」

 

「何処からか情報が漏れてたのだろうか……いやに一丸となってる気が」

 

ヒーローたちが構成員たちのこれまでの動きに疑問を抱いていると、現場リーダーの刑事が否定する。

 

「それならもっとスマートに躱せる方法を取るだろ。意思の統一は普段から言われてるんだろう」

 

その言葉に続く様に相澤先生が補足する。

 

「盃を交わせば親に兄貴分に忠義を尽くす。肩身が狭い分、昔ながらの結束を重視してんだろうな。この騒ぎ……そして治崎や幹部が姿を見せていない。今頃、地下で隠蔽や逃走の準備中だろうな」

 

 

「忠義じゃねえや、そんなもん!!子分に責任押し付けて逃げ出そうなんて漢らしくねぇ!!」

 

 

子分を捨て駒にする治崎のやり方に切島が叫んだ。それを他所に、俺は廊下に掛けられた掛け軸に気づく。

 

「ナイトアイさん」

 

「ああ、此処だ」

 

ナイトアイさんは板敷きに置かれた花瓶を退かし、板敷きを押していく。すると、“ガチャっ!"と音が鳴り、壁が動き出した。そして地下通路へ繋がる入口が姿を現す。

 

「忍者屋敷かっての!ですね!」

 

「事前に知っておかないと気づかんな………ッ!!バブルガール!!」

 

 

「なァァんじゃてめエエらアアア!!」

 

 

すると入口の奥から人の気配を感じ取ると同時に、3人の構成員が現れた。

 

「1人頼む!」

 

センチピーダーさんはそう言って両腕を伸ばして構成員2人を拘束する。

 

「ハイ、ごめんね!」

 

バブルガールさんは腕からシャボン玉を発生させると、瞬時に構成員の背後に回った。そしてシャボン玉が構成員の目元で割れた事で視界を塞ぎ、動けなくなったところを拘束する。

 

「追ってこない様大人しくさせます!先行って下さい、直ぐ合流します!」

 

「分かった、行くぞ!!」

 

センチピーダーさんとバブルガールさんにその場を任せ、俺たちは隠し階段を降りて行く。

 

地下通路に到着し、最短ルートを進もうとしたその時、途中で通路が塞がっていた。

 

「行き止まりじゃねえか!!道有ったんだよな!?」

 

「説明しろよナイトアイ!」

 

情報と異なっている事に刑事とロックロックさんが叫んだ。他の皆も同様に困惑する。

 

(【地球(ほし)の本棚】の情報に嘘偽りは無い。と言う事は、向こうの"個性"で塞いだものか!)

 

「俺見て来ます!」

 

俺がそう分析していると、通形先輩が壁を【透過】ですり抜けようとする。

 

「ルミリオン先輩待って!またマッパに……」

 

「ミリオのコスチュームは彼の毛髪から造くられた特殊な繊維だ。"個性"発動に呼応し透過する様に出来ている」

 

呼び止めようとする切島に天喰先輩が説明する。そして、通形先輩は壁をすり抜けて奥を確認する。

 

「壁で塞がっているだけです!ただかなり厚い壁です」

 

「そう言う事ならぶっ壊す!!」

 

そう言ってミルコさんが壁に向かってドロップキックを放ち、塞いでいた壁を粉砕した。

 

「相変わらず猪突猛進やな!ラビットヒーローやのに!」

 

「時間が惜しい、急いで進むぞ!」

 

「ッ!?待て、これは!!」

 

壁が無くなった事で先へ急ごうとしたその時、通路全体が歪み始める。

 

「道が!!唸って変わって行く!!」

 

「治崎じゃねぇ……逸脱してる!考えられるとしたら、本部長の入中だ!」

 

「しかし!規模が大き過ぎるぞ。奴が"入り"、"操れる"のはせいぜい冷蔵庫程の大きさの筈だ!」

 

「かなりキツめに"個性"ブーストさせれば、無い話じゃないが……モノに入り自由自在に操る"個性"……【擬態】!地下を形成するコンクリに入り込んで"生き迷宮"となってるんだ!!」

 

どんどん歪んでいく地下通路に、俺たちはその場を動けないでいた。

 

「何かに化けて来るとは注意しとったが、まさかの地下!イレイザー、これ消せへんのか!」

 

()()を視ないとどうにも……」

 

"個性"を抹消出来る相澤先生の視界に映らない限り、この歪みを止める術が無い事に次第に皆が焦り始める。

 

「道を作り変えられ続けたら……目的まで辿り着けない……その間に向こうは幾らでも逃げ道は用意出来る。即座にこの対応判断……ああ、ダメだもう……女の子を救い出すどころか俺たちも!!」

 

後ろ向きな発言をする天喰先輩にミルコさんがキレる。

 

「お前ウジウジうるせーぞ!!それでもヒーローか!!」

 

「ヒィッ!?」

 

 

「環!!」

 

 

怯える天喰先輩の肩を通形先輩が掴んだ。

 

「そうならないし、お前は!サンイーターだ!!」

 

「ミリオ……」

 

「そして!!こんなのはその場凌ぎ!どれだけ道を歪めようとも目的の方向さえ分かっていれば……()()行ける!!

 

天喰先輩を勇気付けた通形先輩は歪み続ける通路を走る。

 

「ルミリオン!」

 

「先輩!」

 

「スピード勝負、奴らも分かっているからこその時間稼ぎでしょう!先に向かってます!!」

 

歪む壁をすり抜けて、通形先輩は先は進んだ。

 

「中々生意気な奴だな!!私たちも行くぞ!入中が操れる範囲と発動速度も限界はある。脱兎の如く駆け抜けて振り抜くぞ!!」

 

「はい!」

 

俺はミルコさんと共に通形先輩を追い掛ける。

 

だが、しかし───

 

走り出そうとした瞬間、俺たちの足場に大きな穴が出現した。

 

「何!?」

 

「ミルコさん!!」

 

俺は瞬時にミルコさんの手を掴んでジャンプし、空中にチョコブロック状の足場を形成してその場に踏み留まる。しかし、ナイトアイさんや出久たちはそのまま下へ落下した。

 

穴が塞がると、通路の歪みが止まった。

 

「不味いですね、歪みは止まりましたけど皆と分断させられた……」

 

「チッ、考えんのは後だ。今なら先へ行ける!!ルートは頭に入ってるな!」

 

「ッ!勿論です!!」

 

「我々も同行します!」

 

俺はミルコさんと警官隊と共に()()()()()()に沿って歪んだ通路を進んで行く。

 

 

◾️◾️◾️◾️

 

 

ヒーローたちが地下へ突入する直後。八斎會若頭である治崎は部下のクロノ、そして壊理を連れて通路を進んでいた。

 

「騒がしいな……ちゃんと役に立ってるのかアイツらは……」

 

「言いたかないですが……八斎會は終わりですね」

 

「組長と俺さえ居れば八斎會は死なない。子分の殆どは組長派で俺の考えに付いて来やしない。俺こそが誰よりも組長の意志を尊重しているのにな」

 

そう言って、治崎は上着のポケットから小さめのケースを2つ取り出した。

 

「……この"完成品"と"血清"さえあれば、極道(俺たち)を再び返り咲く事が出来る。それに、今回の件は良い話のネタになる。"ヒーローが恐れる薬"、奴らが好む響きだ。喜んで出資してくれるさ」

 

治崎は少し顔を後ろに振り返って()()()()()()()()に命令する。

 

 

「──と言う訳で、少しは働け出向組」

 

 

「はーーい」

 

「任せとけ、オーバーホール」

 

治崎たちの後ろに立っていたのは、(ヴィラン)連合のメンバーであるトガヒミコとトゥワイスだった。

 

「それとお前もだ。払った報酬分キッチリ働けよ……豪田(ごうだ)

 

「はいはーいィ。分かってるよォ」

 

そしてトガたちの隣には、【ノーフェイス】のリーダーである男──豪田が気怠げな声で返事をした。




※今後の活動について【活動報告】に新投稿してますので、少しでも興味がありましたらご覧になって下さると幸いです。

https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=285887&uid=202117



《連載予定の外伝のあらすじ》


(ヴィラン)連合との戦いから3年───

プロヒーロー【仮面ライダー】として平和を守り続ける来太は、別の世界へと迷い込む。

「あれは……風都タワー?」

其処は、風の街【風都】。

風都を彷徨う来太の前に現れたのは、風都を愛し、風都を守る男。

「道に迷ったのか?なら、俺が案内してやるよ。風都は俺の庭だからな」

「貴方はッ……!?」

「俺の名は左 翔太郎

「この街、風都を愛する……探偵さ」

ハードボイルドを自称する私立探偵【左 翔太郎】。

「魔女、ですか?」

「ああ。最近、突然現れてな。俺は依頼でその魔女を探している」

翔太郎の魔女探しに協力する事になった来太。

そして、翔太郎と来太は魔女【ときめ】に出会う。

「……あんた、半人前だね。探偵の半人前」

「何度も言うな!俺はな、"半熟"とか"半端"とか、"半"の付く言葉が大嫌いなんだよ!!」

「落ち着いて下さい、翔太郎さん。貴方が乱されてどうするんですか」

ときめに翻弄される翔太郎と、そんな翔太郎を宥める来太。

しかし、魔女探しの裏では不穏な影が潜んでいた。

「バラバラの遺体……()()()()()()

(ガイアメモリ……ドーパントか)

「この事件、ときめがドーパントの正体でほぼ間違いない」

翔太郎の相棒【フィリップ】は、ときめがドーパントだと推理する。

「来太、お前もときめがドーパントだと思うか?」

「……確かに、彼女は普通の人とは違うかもしれません。けど、俺は彼女が人殺しの犯人だと思えません。それは翔太郎さんも同じじゃないですか?」

「ハッ、言うじゃねぇか。なら、確かめに行こうぜ。その真実を!」

「はい!」

事件の真相を暴く為に、翔太郎と来太はときめの元へ向かう。

そして、来太たちの前に怪人【ドーパント】が現れる。

「逃げろ、来太!」

「いえ、逃げません。今戦えない翔太郎さんの代わりに、俺が戦います」

「だって、俺……ヒーローですから」


『SET』


「変身ッ!」


そして、来太は【仮面ライダー】に変身する。


『MAGNUM』


『READY FIGHT』


「さあ、此処からがハイライトだ」


『風都に迷い込んだ白狐』 連載決定

今後のピックアップガチャ

  • 仮面ライダーガッチャード
  • 仮面ライダーガヴ
  • 仮面ライダーゼッツ
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