全ての仮面ライダーに変身したいと言ったけどガチャなんて聞いてないよ 作:けーやん
USJ襲撃事件直後での各キャラクターたちの心境や次の物語に繋がる内容となります。
それでは、どうぞ。
「クソッ!クソッ!クソッ!」
USJから拠点のとあるバーに撤退した死柄木は佳面から受けたダメージでまだ身動きが取れない状態でありながら悪態をつきながら暴れていた。
「脳無がやられた!手下も倒された!オールマイトに会えなかった!何もかも失敗だ!!」
「死柄木弔、落ち着いて下さい」
「落ち着いていられるか!!お前こそ何やってた!ガキの良いようにされやがって!!使えねぇッ!!」
『どうしたんだい、弔。そんなに怒って、計画は失敗したのかい?』
バーの隅に置かれたディスプレイから低い男の声がし、死柄木はディスプレイを睨む。
「そうだよ!失敗だ!オールマイトに会う事すら出来ずに撤退した!!」
『それは予想外だね。生徒がピンチだったのに彼は現れなかったのかい?』
「USJに居たプロヒーローは3名でしたが、そこにオールマイトは居ませんでした。全員戦闘不能にはしましたが…殺す事は出来ず」
『それなのに強化試作型を含む脳無がやられたと言うのか!?プレーン体はともかく、雄英のプロヒーローでは試作型に勝つなどあり得んぞ!?ワシと先生の合作を倒せるのはオールマイトだけじゃ!!』
ディスプレイからはもう1人、男の老人の声も流れ、脳無が倒された事に驚愕していた。
「プレーン体は応援に駆けつけるプロヒーローの足止めに使いました。しかし試作型の方は1人の雄英生に倒され、吹き飛ばされました」
『なんじゃと!?子どもが倒したと言うのか!?』
『それで?回収は出来たのかい?』
「回収しようにも座標が判らないといくらワープゲートを開いても不可能です」
死柄木の代わりに黒霧がディスプレイ越しの2人に説明を始める。
『あり得ん!
『黒霧、その生徒の事を詳細に教えてくれるかい?個性はどんなだった?』
「個性はおそらく姿を変える個性と電気系個性の複合型です。カブトムシの様な仮面をしており、最初は脳無とほぼ互角の戦闘をしていましたが、途中で更に姿を変えてからは形勢が逆転。より強力な電撃で1分も経たずに脳無を撃退。その生徒は戦闘中、傷一つ負わずに勝利しました」
『脳無が手も足も出ずにやられたと言うのか!?生徒1人に!?』
「そうだよ!何が"オールマイトが最大戦力"だッ!!その対オールマイト用がガキ相手にまるで相手にならなかった!俺たちの目の前で瞬殺された!!あんな奴がいるなんて聞いてないぞ先生!!」
死柄木の癇癪した子供の様な叫び声をただ聞いて、少し考えていたのか間が空いた。
『ふむ、それはすまなかったね、弔。そんな生徒が居るなんて、僕も計算違いだった』
『これは僕の責任だ。謝罪するよ』
『だが無駄ではなかった。寧ろこれは大きな収穫だ。戦力を削られたが情報も得られた』
『精鋭を集めるんだ。今の僕たちは自由に動く事が出来ない。だからこそ君みたいな
男は死柄木に激励の言葉を送る。
「……解ってるよ、先生。悪いけど……もう休む。身体中が痺れて何もする気になれない」
『そうだったのかい。なら少し休息を摂ろう。黒霧、弔を部屋で休ませてくれ。引き続き彼のサポート頼むよ』
「はい」
黒霧は死柄木を担いで奥の部屋へ移動する。
『しかし、脳無を倒せる子どもが居たとは…これは計算違いにも程があるぞ。先生』
『ああ。しかし、その生徒に興味があるねえ。博士…僕は出来る事なら、その個性を貰いたいくらいだよ』
───
そう言って口角を上げる。なんとも先生らしいと老人も釣られてニヤりと嗤う。
悪意の歯車は、人知れず廻り始めた。
◾️◾️◾️◾️
「15、16、17。うん、先に搬送された3名以外は全員無事のようだね。取り敢えず、今は君たちには教室に戻って貰おう。今すぐ事情聴取ってわけにはいかないだろうし」
雄英教師であるプロヒーロー達も敵の足止めを無力化し、USJに駆けつけてくれた。
その中には"平和の象徴"であるオールマイトも居た。
「あの、刑事さん。先生方や緑谷さんと蛙吹さん…それに佳面さんは?」
生徒を代表として八百万が刑事に質問する。
脳無と黒霧によって重症を負わされた相澤・エクトプラズム・13号の教師3人と緑谷、死柄木に殺され掛けた蛙吹、そんな彼らをヴィランから守り気を失った佳面は保健室や病院に搬送されたのだ。
「部下に確認させよう。三茶」
彼女ら生徒たちの不安な気持ちを理解し、刑事は部下である猫顔の警察官に彼らの容体を事前に聞いてくれたのだ。
「えー、まずイレイザーヘッドですが…両腕粉砕骨折と顔面の骨折。幸い脳の損傷は見受けられませんが、目の周りの損傷が酷く何かしらの後遺症が残るかもしれません」
「エクトプラズムは右腕を粉砕骨折、肋骨を4本骨折」
「13号は背中から上腕にかけての裂傷が酷いですが、3名ともに命に別状は無いとの事です」
「先生……」
麗日の悲痛な言葉が聞こえる。
「そして緑谷くんですが、左手の指2本の骨折と全身打撲。さらに頭部を強く打ったため意識がまだ回復していない状態です」
「そんな!?」
「緑谷くんは大丈夫なんですか!?」
今度は飯田が鬼気迫る表情で刑事に詰め寄った。
「今はリカバリーガールの治療で骨折と打撲は回復済みで、脳に異常が無いか病院でCTスキャンを撮って容体を見ながら様子を伺うとの事です。幸い脳を損傷した可能性は低いらしく、退院次第ヒーロー科に復帰するようです」
「そうですか……」
「良かった」
それを聞いた生徒たちは安堵する。
オールマイトは相澤たちと緑谷の容体を聞いて、あの場に居なかった事を心底後悔した。
(同僚が命懸けで生徒を守り、緑谷少年がピンチの時に駆けつけてやれなかった事に…私は自分をブン殴りたい!!何が"平和の象徴"だ!オールマイト!!)
オールマイトは怒りで血が滲む程拳を強く握りしめる。
「次に蛙吹さんは目立った外傷は見当たらず、気を失っているだけのため保健室で休ませてます」
「最後に佳面くんも体力の激しい消耗による気絶のため、蛙吹さん同様保健室で休ませているとの事です」
「…俺たちや先生方や緑谷くんたちが無事だったのは全て佳面くんのお陰だ。俺たちは彼に感謝しなければならない!俺たちは…一緒に戦う事も出来なかったッ!!」
飯田は自分の無力さに顔を俯きながら叫ぶ。
そんな彼にこの場に居る全員が同じ気持ちだった。
「たった1人で
「そうだな」
「何か持っていってやろうぜ!梅雨ちゃんにも!」
「そうだね。でもまずは教室に戻りなさい」
生徒達がバスに乗り込んで行く中、爆豪は後ろのUSJの入口に振り返る。
(俺がチンピラ共と殺り合ってた中、変身野郎は敵の最大戦力と戦っていやがった!しかも1人で!ざけんなッ!!また、差が開いちまった……!!)
そう思いながら爆豪は苛立ちながらバスに乗り込む。
轟も佳面に対して何か思いながらも、静かにバスへ乗り込んだ。
生徒全員がバスに乗り込み校舎に戻るのを確認すると、塚内は三茶に指示を送る。
「三茶、私は病院に用がある。ここは任せた。」
「はッ!」
三茶は敬礼をしてUSJへと戻って行った。
「校長先生、念の為に校内も隈無く見たいのですが」
「ああ、勿論。権限は君達警察の方が上だからね。捜査は君達の分野、よろしく頼むよ」
ほんの数時間で起きたUSJ襲撃事件。
幸い死者は出ておらず、教師も生徒も一命を取り留めたが、結果は辛勝。
学校の敷地内に
暫く雄英は報道の的になるが、人命と比べれば安いものである。
ラスボス、主人公に興味を持つの巻
CV:大塚明夫なラスボスにロックオンされた主人公。今後どうなるのか…。急いでガチャ回してクロノスやエボルやオーマジオウやアークワンやソロモンやストリウスを引き当てるんだ主人公!!(ラインナップがラスボス系ライダーのみwww)。
今後のピックアップガチャ
-
仮面ライダーガッチャード
-
仮面ライダーガヴ
-
仮面ライダーゼッツ