全ての仮面ライダーに変身したいと言ったけどガチャなんて聞いてないよ 作:けーやん
今回はライダーくんvs轟の決着と友情回です。
お気に入り数が1,700件台に突入しました!!
毎度のことですが、皆様に感謝しつつ引き続き投稿頑張っていきます。
【葉隠視点】
『黄雷 抜刀!』
『ランプの魔神が真の力を発揮する!ゴールデンアランジーナ! 』
『黄雷三冊!』
『稲妻の剣が光り輝き、雷鳴が轟く!』
3冊目の本をベルトにセットしてまた新しい変身を遂げた佳面くんは、身体の左半分に炎を纏う轟くんに構えを取る。
『佳面、新たに本をベルトにセットして再び姿を変えたァァァ!!全身金ピカじゃねぇか!?』
『全力を出す事を決意した轟に応える為に、佳面も全力を出したってところか……』
「轟の奴、遂に左の炎を出しやがった!!」
「騎馬戦の時までは使うの渋ってた筈なのに!?」
「つーか!佳面どんだけ変身残してんだよ!?」
「金ピカだーー!!」
「あれがお2人の全力…!?」
「どっちもヤバ過ぎでしょ!」
「片や氷炎…片や稲妻の鎧」
「これ程とは…」
「どっちも凄い輝き☆」
「凄い…!佳面くん!轟くん!」
「あの2人の全力がぶつかり合ったら、一体どうなってしまうんだ!」
「もうどっちが勝つのか想像つかねぇよ!」
「どうなるんやろ…!」
「……クソがァァァッ!!」
フィールドの中央で互いに睨み合っている2人にA組の皆は勿論、会場全体が盛り上がる。
「透ちゃん…どっちが勝つと思う?」
隣の梅雨ちゃんが不安そうに聴いてくる。
「梅雨ちゃんは?佳面くんが負けちゃうって思ってる?」
私が逆に質問すると、梅雨ちゃんは首を横に振る。
「今の轟ちゃんはこれまでとは違うのは分かるわ…。どっちも応援してる…だけど、佳面ちゃんが勝つんじゃないかって思うの」
「うん。私も佳面くんが勝つって信じてるよ」
そう、佳面くんが勝つって信じてる。
だって、佳面くんは……私のヒーローなんだから。
▲▲▲▲
No.2ヒーローであるエンデヴァーは、息子が左の力を解禁した事に最初は歓喜した。
思わず観客席の最前列まで行って激励を飛ばそうと思う程に。
だが、エンデヴァーは行動に移さなかった。
否、
目の前で闘う息子が笑っている姿を、初めて見たからだ。
産まれて15年間、息子が笑っている顔を一度も見た事が無かった。
自分に向けられた表情は、全てが憎悪に満ちたものばかりだったからだ。
「(そんな顔……俺は知らないぞ!?焦凍ォ…!)」
組んでいた腕が無意識に力を入れ事で震えていることに、エンデヴァー自身は気づかなかった。
◾️◾️◾️◾️
【佳面視点】
「まだ変身出来たのか…本当に多彩だな」
「これが今の俺が出せる全力の姿だ。この力を…君にぶつける!!」
「俺も…今まで出さなかった全力をお前に出し切る!!」
お互いに全ての力を解放し、構えながらも笑いながら言葉を交わす。
俺は雷鳴剣をベルトに再納刀し、【イカヅチトリガー】を1回引く。
『必殺読破!』
そして雷鳴剣を再度抜刀。
『黄雷 抜刀!』
「トルエノ・デル・ソル」
『ケルベロス!ヘッジホッグ!アランジーナ!三冊斬り! サ・サ・サ・サンダー! 』
抜刀した雷鳴剣を天高く掲げ、剣の切先に雷のエネルギーを集中させ、巨大な球体型のエネルギーを形成する。
激しく輝くその姿はまるで、大空に浮かぶ太陽の如く。
轟も左右に氷と炎を最大限にまで昂らせる。
「ハアァァァァァァッ!!」
「ウオォォォォォォッ!!」
俺は雷鳴剣を振り下ろし、轟は左から最大出力の炎を放出する。
球体型の電撃と炎が衝突し、会場全体に衝撃波が襲う。
「キャアァァァ!?」
フィールド全体に爆発と爆風が吹き荒れ、審判役のミッドナイト先生が吹き飛ばされる。
観客席にも爆風と衝撃波が襲い掛かり、全員が目を塞ぐ。
フィールドの殆ど砕けられ、全体に煙が立ち込める。
『ナニ今の……今年の1年マジで何なの?』
『散々冷やされた空気が瞬間的に熱されて膨張し、そこに佳面の巨大な電撃が加わったんだ。こうなるのは必然だろ』
『マジかよ!?ったく、何にも見えねぇよ!!おい!コレ勝負はどうなって……!?』
『必殺読破!』
煙の中から
「オーロ・ボンバルデーロ!」
『ケルベロス!ヘッジホッグ!アランジーナ!三冊撃!サ・サ・サ・サンダー! 』
「ハァッ!!」
稲妻を纏った右脚による飛び蹴りを轟へ放つ。
「カァッ!?」
ライダーキックをまともに受け、轟はフィールド外へ吹き飛び会場の壁に激突した。
「イッタァ。…ハッ!と、轟くん 場外!!よって勝者、佳面くん!!」
判決と同時に会場から大歓声が湧き上がる。
『両者の最強の攻撃が激突!!威力は互角かと思いきや、佳面の2撃目が轟に炸裂ゥゥゥ!?準決勝に駒を進めたのは佳面ダァァァァ!!信じられるかリスナー共!この凄まじい闘いがまだ2回戦なんだぜ!?』
俺は変身解除し、轟に駆け寄る。
「轟、大丈夫?」
「グッ……ああ、なんとかな……。身体中がイテェけど」
「そっか。まあ、取り敢えず今回も俺の勝ちだね」
「ああ…完敗だ。やっぱ強えな、お前」
「まあね。けど、今日は俺の勝ちだけど次も負けないからね」
「それはこっちのセリフだ。……なあ、佳面」
「ん?」
轟は痛む身体を何とか動かし、上体を起き上がらせる。
「ありがとな。お前の言葉で俺は忘れていた事を思い出せた。それに生まれて初めて持てる力を全部出し切った。こんな事初めてだ」
「良いよ。こっちも全力を出せたしね」
「お前のお陰で、俺は前に進む覚悟が出来た。これから精算しなきゃいけない事にも……今度こそ逃げずに向き合うよ」
「そっか…」
「それと、ついでになっちまうけど。今の俺に、こんな事を言う資格はねェかもしれないけど……言わせてくれ」
「こんな俺と……友だちになってくれないか?」
轟の言葉に一瞬言葉を失うが、直ぐに切り換え俺はニヤリと笑う。
「あれ?"仲良しこよしはしない"んじゃなかったっけ?」
「うっ」
「「「(((控え室での事根に持ってた!?)))」」」
俺の意地悪な言葉に轟は言葉を詰まらせる。
多分観客席に居るA組の皆も内心ツッこんでいるだろう。
「冗談だよ。…それに、今更過ぎるんじゃない?」
俺は腰を落とし、轟の目線に合わせる。
「俺たちは持てる力を全部ぶつけて闘ったんだよ。つまりさ」
言いながら俺は、右手を轟の前に差し出す。
「俺たちはもう友だちだろ?そんなよそよそしい事を言われると傷つくんだけどな」
「 」
俺の言葉に、轟は言葉を出さずに驚いた。
そして轟は少し笑って自身の右手で俺の右手を掴み、握手を交わす。
『んだよ……お前ら……アオハルかよォォォ!!』
『泣くな』
観客席からも壮大な拍手が鳴り響き、俺たちを見ていたミッドナイト先生は又もや悶絶していた。
ライダーくん、轟を倒し準決勝へ進出。
互いの全力をぶつけ、最後のライダーキックで勝利を掴む事が出来たライダーくん(勝因は足だけど……はい、つまらない)。
ライダーくんは轟と【友だち】になった(RPG風)。
少し意地悪しながらも轟からの申し出を応じて友だちとなった。
今後のピックアップガチャ
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仮面ライダーガッチャード
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仮面ライダーガヴ
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仮面ライダーゼッツ