全ての仮面ライダーに変身したいと言ったけどガチャなんて聞いてないよ   作:けーやん

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第29話を投稿します。

少し駆け足しまして準決勝の内容となります。
その相手とは……。

セイバーが遂に完結!キャスト・製作スタッフの皆さん、コロナで大変な中、素敵な作品をありがとうございました!!
そしてVシネ決定!しかもエスパーダに強化フォームが!?新しいライドブックに新しいエンブレムで聖剣もパワーアップ!?楽しみで仕方がないんですけど、本編の8年後って事は飛羽真や倫太郎や賢人たちが尾上さんや大秦寺さんポジションになるって事?

それでは、どうぞ。


26スレ

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

136:雄英の仮面ライダー

2回戦を突破して準決勝に進出しました。

 

137:虚刀流のグラップラー

おめでとう!

 

138:サクラギ研修所のリサーチフェロー

お疲れ!

 

139:プリキュア世界の円卓の騎士(1人)

轟に勝ったのはデカいよ。

しかも炎を使った状態に。

 

140:太刀川隊の狙撃手

ライダーくん、轟と友だちになったな。

 

141:雄英の仮面ライダー

はい。

今は医務室で安静にしてますが、リカバリーガールの個性で回復してますので大丈夫だと思います。

轟から「負けるなよ」と激励を送られたので、是が非でも負ける訳にはいかなくなりました。

 

142:メイドラゴン(幼女+ロリ巨乳)の主

もう仲良くなったんだね!

 

143:空座町の無下限呪術師

うんうん、若人の青春は美しいね〜。

 

144:杜王町の幽波紋使い

準決勝の相手は決まったのか?

 

145:雄英の仮面ライダー

>>144

はい、幽波紋ニキ。

次の対戦相手は飯田に勝った緑谷です。

 

146:虚刀流のグラップラー

>>145

遂にデクとの勝負か!

 

147:プリキュア世界の円卓の騎士(1人)

原作主人公が相手かぁ。

どうなるんだろ…。

 

148:太刀川隊の狙撃手

ライダーくんは体育祭までの2週間でデクと模擬戦してたんだっけ?

戦績は?

 

149:雄英の仮面ライダー

>>148

戦績は俺の10戦中10勝無敗です。

 

150:サクラギ研修所のリサーチフェロー

強え!?

しかも無敗かよ!

 

151:空座町の無下限呪術師

まあ、()()()()()だけどね。

本戦で負けたら意味が無いし。

 

152:太刀川隊の狙撃手

そうですね。

緑谷は個性や動きを分析して予測する能力に長けてますから、型のある戦法はあまり使えないかもしれないですね。

 

153:杜王町の幽波紋使い

それかまだ使っていない能力による初戦殺しか…。

手数の多さはライダーくんが有利だが、緑谷に見せていない戦法はあるのか?

 

154:メイドラゴン(幼女+ロリ巨乳)の主

>>151>>152>>153

呪術ニキたち考え方がシビアだね。

 

155:サクラギ研修所のリサーチフェロー

けど、的を射てますね。

俺もサトシくんとのポケモンバトルでトンデモ戦法にはいつも苦戦してますので、ニキたちの言葉は理解出来ます。

 

156:雄英の仮面ライダー

ニキたちのご意見はごもっともです。

なので、緑谷や皆が知らない戦法で行こうと思います。

 

157:虚刀流のグラップラー

お、秘策ありって感じか。

 

158:太刀川隊の狙撃手

なら観せて貰おうかな。

 

159:プリキュア世界の円卓の騎士(1人)

頑張れよ!

 

160:雄英の仮面ライダー

はい!

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

【緑谷視点】

 

「スー、ハー、スー、ハー」

 

2回戦、飯田くんに勝つ事が出来た僕は次の準決勝の為控え室で気持ちを落ち着かせていた。

 

次の対戦相手は佳面くん。

 

轟くんとの勝負で互いに全力を出し合い、打ち勝つ程の実力者。

 

これまで様々な姿に相手を翻弄、圧倒して来た。

 

「それに佳面くんとの模擬戦だと僕の全敗…。一度も勝てなかった……」

 

力量の差は圧倒的に不利。

 

仮に【OFA(ワン・フォー・オール)】を100%使用したとしても反動で身体は壊れるし、攻撃を躱されてカウンターを取られたら僕に勝ち目は無い。

 

「一体、どうしたら…」

 

悩んでいる所に、突然ドアが勢い良く開かれた。

 

 

「わーーたーーしーーがーー緑谷少年にエールを届ける為にキターーー!!」

 

 

「オ、オールマイト!?」

 

その正体は"マッスルフォーム"で現れたオールマイトだった。

 

「ヘイ!試合はもうすぐだってのに、随分と浮かない顔をしているじゃないか!」

 

「す、すいません!その、佳面くんとの試合どうすれば良い考えてまして。僕は一度も勝った事が無いので、勝つヴィジョンが見えないと言うか……」

 

そう答える僕に、オールマイトは苦笑する。

 

「全く、ネガティブな思考は動きを鈍らせるってあれ程言ったんだけどな。君の心配性はダイヤモンド並に硬いな」

 

「あ、アハハ」

 

「けどな、緑谷少年。1つアドバイスだ」

 

()()()()()()()()()()()()を持っていたら、どんな勝負にも勝つ事は出来ないぞ」

 

「ッ!」

 

オールマイトの言葉に、僕の身体は強張る。

 

「確かに佳面少年は強い。戦闘訓練から観てきた私でも彼の実力が凄まじいのは分かっている。正直、彼は既にプロヒーローと肩を並べられる程の能力を持ち合わせていると私は思う。……だけどな」

 

「君には彼に負けてない強さを持っている!」

 

「え?」

 

「それは… 勇気だ

 

「どんな危機的状況でも、どんなに強力な相手でも君は逃げずに立ち向かう心を持っている。それはヒーローにとって大事な事だ」

 

「私が君を【OFA(ワン・フォー・オール)】の後継者に選んだのも、その勇気に魅入られたからだ」

 

"君はヒーローになれる"

 

あの言葉から、僕は始まった。

 

無個性で周りからヒーローになる事を否定されてきた。

 

だけどヘドロ事件でオールマイトと出会って、"ヒーローになれる"と言われ、個性を受け継いだ。

 

この個性はオールマイトを含む8人の力と想いが詰まっている。

 

その力を僕はまだ使いこなせないけど、いつか100%の力をコントロールして、なってみせるんだ。

 

笑顔で人々を助けられる、オールマイトの様なヒーローに!

 

「(そうだ。弱気になってどうするんだ緑谷出久!こんな事じゃ、2回戦で闘った飯田くんにも失礼だ!)」

 

『頑張ってくれ緑谷くん!俺は君の勝利を信じているぞ!!』

 

2回戦後、お互いに医務室で治療を受けていた際に僕は飯田くんからエールを貰った。

 

僕は両手で自身の頬を力一杯叩く。

 

「ありがとうございます、オールマイト!僕、勝ちます!勝ってみせます!!」

 

「ああ!その意気だ緑谷少年!!」

 

 

◾️◾️◾️◾️

 

 

『トーナメントも準決勝に突入!!勝ち上がった2名だけが決勝戦に進む事が出来る!死に物狂いで挑めよォォォ!!』

 

 

『第1試合!雷鳴と共に名を轟かせた強者!その実力は既に1年最強の呼び声高い!ヒーロー科 佳面ァァァ来太ァァァ!!』

 

『見た目は地味目だがパワフルな動きと読みの良さで相手を翻弄する今大会随一のダークホース!同じくヒーロー科 緑谷ァァァ出久ゥゥゥ!!』

 

「佳面くんの変身が完了したと同時に試合を始めます!」

 

ミッドナイト先生の確認事項が終わり、俺はソードライバーとワンダーライドブックを実体化させる。

 

「ごめんね緑谷、準備するから少し待っててくれ」

 

「う、うん!」

 

 

『聖剣ソードライバー』

 

 

『ランプドアランジーナ!』

 

 

緑谷に謝りながらソードライバーを装着し、ワンダーライドブックをセットさせる。

 

そして、俺は灰色のワンダーライドブックを1冊取り出し、ページを開く。

 

 

『玄武神話!』

 

 

『かつて、四聖獣の一角を担う強靭な鎧の神獣がいた… 』

 

 

ワンダーライドブックを閉じてベルトに搭載された【神獣】のスロットにセットする。

 

ロック調の待機音が鳴り響き、俺の背後に巨大な【ランプドアランジーナワンダーライドブック】と【玄武神話】が空中に出現した。

 

俺はソードライバーに納刀された【雷鳴剣黄雷】の【ソードグリップ】を掴み、抜刀する。

 

 

『黄雷 抜刀!』

 

 

「変身ッ」

 

 

抜刀した事でソードライバーにセットされたワンダーライドブックが展開し、そのまま雷鳴剣を下から斬り上げる。

 

雷鳴剣から稲妻の斬撃が放たれると、背後の巨大なワンダーライドブックから【ランプドアランジーナ】と岩の礫が飛び出し、俺の周囲を回転しながら包み込む。

 

 

『二冊の本を重ねし時、聖なる剣に力が宿る!』

 

 

『ワンダーライダー! 』

 

 

玄武!アランジーナ!二つの属性を備えし刃が、研ぎ澄まされる!』

 

 

仮面ライダーエスパーダとなった俺の装甲の右肩に【ゲンブシンワボールド】と腰のコート【ブジンメイル】、右腕に【ライドロックアーム】と【ライドロックブロー】、マスクの左側に【ゲンブシンワマスク】が加わる。

 

そして背中には雷鳴剣よりも巨大な聖剣【土豪剣激土】が背負われていた。

 

全く異なるワンダーライドブックを組み合わせた事により派生形態【仮面ライダーエスパーダ 玄武アランジーナ】に変身完了する。

 

『佳面の変身が完了したァァァ!!しかし轟戦で観せた全身金ピカではなくグレーの装甲を纏っているぞ!?しかも何だあのデッカい剣!?あんなの扱えるのか!?』

 

『形状からして今まで使っていた剣と長さも重さも異なるだろう、どう扱うのか見ものだな』

 

『ホント飽きさせないボーイだな!それじゃあ、2人とも準備は良いな!!』

 

マイク先生の呼び声と同時に俺と緑谷は構える。

 

 

『第1試合!Ready Goーーーー!!』

 

 

「(今まで見た事のない姿だ。此処は時間を掛けずに先手を貰う!)」

 

試合開始と同時に緑谷の全身が光出し、赤いラインが走る。

 

そして俺に向かって一直線に駆け出す。

 

「それは読んでたよ」

 

俺は雷鳴剣をソードライバーに納刀し、背中の土豪剣の柄【メインステイヒルト】を掴み、引き抜いた勢いと共にフィールドに振り下ろす。

 

振り下ろした直後、まるで地震が起きたかの様にフィールドを含む会場全体が激しく揺れる。

 

『佳面!早速背中の大剣をフィールドに振り下ろし会場を激しく揺らすゥゥゥ!!オイオイオイまるで地震かよ!?どんなパワーしてんだ!?』

 

『今までのスピード重視のスタイルとは真逆の戦法だな』

 

「うわっ!?」

 

振動によって接近しようとした緑谷はバランスを崩して倒れ込む。

 

「驚いている暇は無いよ!」

 

 

『玄武神話!』

 

 

ソードライバーにセットされた【玄武神話ワンダーライドブック】のページを押し込んで土豪剣でフィールドを叩く。

 

するとフィールドから巨大な岩の腕が生え、緑谷を掴んで投げ飛ばす。

 

「グアッ!?」

 

投げ飛ばされた緑谷はフィールドをゴロゴロと転がり、場外ラインのギリギリまで後退した。

 

『フィールドから突然手が生えてきたぞ!?セメントスの妨害か!?』

 

「俺は何もしていないぞマイク!?」

 

『やったのは佳面だろ。おそらく、あの灰色の本の力で地面に干渉したんだ』

 

『オイオイ、マジか!?此処までの試合では電撃メインだったのに他の攻撃も可能って事か!?凄過ぎるぜ佳面ァァァ!!あと疑ってsorryセメントス』

 

『実況ならちゃんと観てろよ』

 

『悪かったって!姑みたいにねちっこいぞイレイザー!!』

 

『誰が姑だ』

 

相澤先生とマイク先生、意外とお笑いコンビでやっていけるのではと思う程のコント染みた会話を他所に緑谷を警戒する。

 

「それなら!」

 

起き上がった緑谷は今度はフィールド内を駆け廻り、撹乱させる作戦に移った。

 

「玄武神話の力に意識を向け過ぎだよ」

 

 

『ランプドアランジーナ!』

 

 

今度は【ランプドアランジーナワンダーライドブック】のページを押し込む。

 

すると左肩の【ランプドアランジーナボールド】からランプの精ランプドアランジーナが現れ、動き回る緑谷を捉えると移動する方向に回り込みラリアットを叩き込む。

 

「ゲホッ!?」

 

『緑谷!フィールドを駆け廻って撹乱するもランプの魔人のラリアットをモロに受ける!!反撃する暇すら与えてくれないぞ!?どうする!?』

 

『心操戦での超パワーは使った後の反動で自身の身体を破壊してしまうデメリットがある。かと言ってセーブした状態だと全体的にスピードが上がってもまだまだ動きに無駄がある上にパワー不足。それに相手は佳面だ。超パワーを使わせる時間も与えてはくれないだろう。……それに緑谷にはもう一つ不利な点がある』

 

『不利な点?どういうこったよ?』

 

()()()()()()()()()()()()だ。緑谷の身長は170cmも満たない。それと比例して手足のリーチは短く佳面と差がある。それに遠距離攻撃を持っていないのが1番のネックとなっている。爆豪や轟の様にある程度の距離でも相手を攻撃出来る手段をアイツは持っていない』

 

『なるほどな!』

 

そう、現状有利なのは俺である。

 

だけど──

 

「そんな事で諦める君じゃないよな」

 

現に緑谷の目は死んでいない。

 

何とか打開策を見出そうと考えているのが分かる。

 

そんな君の姿を、俺は尊敬する。

 

()()()()()()()()()()()

 

緑谷の個性や相手の動きを分析する能力はクラス随一である。

 

あまり試合を長引かせるのはこっちが危ない。

 

「(ヒューマギア並の学習能力だよ、まったく…)けど勝ちは譲らない!!」

 

ソードライバーにセットされたワンダーライドブックを引き抜き土豪剣の速読器【シンガンリーダー】にリードする。

 

 

『玄武神話!』

 

 

『ランプドアランジーナ!』

 

 

2冊のワンダーライドブックをリードさせ、【ソードライバー必冊ホルダー】の右側から【トライケルベロスワンダーライドブック】を取り出し、リードする。

 

 

『トライケルベロス!』

 

 

『ドゴ!ドゴドゴーン!』

 

 

3冊のワンダーライドブックをリードし、振り上げた土豪剣の刀身はエネルギーが充填され、倍以上に巨大化する。

 

『佳面の剣が巨大化した!!オイオイオイ!とんでもねぇぞコイツは!?』

 

『此処で決めるつもりだ』

 

「(5%じゃとても受け切れない!100%で迎え撃つしか!指?いや!右手でも足りない!)なら両手で!!」

 

緑谷の身体から光が消えたと同時に両手が輝きだした。

 

おそらくパワーを両手に集中させているのだろう。

 

【ゲキドトリガー】を引き、土豪剣を振り下ろす。

 

 

「大断断!!」

 

 

「SMAAASH!!」

 

 

雷を纏う巨大な刀身と緑谷の両手が激突し、轟戦で観せた爆煙と衝撃波が再び会場全体を襲う。

 

 

両者の攻撃は拮抗している様に見えた。

 

しかし──

 

 

『会心の激土乱読撃!』

 

 

『ドゴ!ドゴドゴーン!』

 

 

土豪剣から音声が鳴ると同時に刀身が3つに分かれ、左右からの2撃が緑谷に直撃し、そのままをフィールド外まで吹き飛ばされた。

 

 

『き、決まったァァァ!!勝利したのは佳面だァァァ!!両者白熱とした試合だったぜ!!勝った佳面には勿論、健闘した緑谷にも大きな拍手ゥゥゥ!!』

 

 

会場から拍手と歓声が鳴り響き、俺は変身を解除する。

 

勝ったのは俺だが、土豪剣の最大出力の必殺技を繰り出さなければ、もしかしたら負けていたのは俺の方だったかもしれない。

 

勝ったことに高揚感が湧いてくると同時に、全身から緊張感が解き放たれた。

 

「……勝った筈なのに素直に喜べないのは初めてだよ」

 

大きく息を吐き出して、俺は気絶した緑谷に駆け寄り、おぶって医務室へ向かった。

 




ライダーくんvs緑谷
準決勝の相手は緑谷、特訓に付き合った事で動きを把握しているライダーくん。攻撃の癖、弱点を的確に突いて決勝進出を決まる。


【仮面ライダーエスパーダ 玄武アランジーナ】
仮面ライダーエスパーダに【玄武神話ワンダーライドブック】の力が合わさった亜種形態(オリジナルフォーム)。鉄壁の装甲に大地を操る能力が加わり正しく変幻自在の要塞。土豪剣激土が使用可能となる(あくまで武器として)。ライダーくんが1日に変身出来る種類は3種類と決まっているが、アイテムに関しては実体化させる事は可能(そうしなければブレイド キングフォームでフォーカードやカブト ハイパーフォームで虫取り棒ことパーフェクトゼクター等が使えなくなるので)。

今後のピックアップガチャ

  • 仮面ライダーガッチャード
  • 仮面ライダーガヴ
  • 仮面ライダーゼッツ
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