全ての仮面ライダーに変身したいと言ったけどガチャなんて聞いてないよ   作:けーやん

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仮面ライダーエビルの正体は予想通り大ニだったけど、一輝と違って悪魔に身体乗っ取られてる状態とか怖いし、ジョージ・狩崎はああなる事を予測してた感じでやっぱサイコ野郎っぽいし、リバイスって何だかんだ闇が深そう……。

ウルトラマントリガーは最強形態グリッタートリガーエタニティが登場して物語も折返しに入った感じがして今後の展開が楽しみです。扱えきれない力にケンゴがどう向き合うか。……まあ、リブットもゲスト出演するみたいだからその時に力の制御が出来る感じになるのかな?

第41話です。
今回ライダーくんが変身する仮面ライダーのヒントは「改造人間」「空を飛ぶライダー」「99の技」


37スレ

職場体験の翌日、1週間振りの登校は朝から騒がしい。

 

「「アッハッハッハ!マジか!マジか爆豪!」」

 

切島と瀬呂がベストジーニストの様な八二分けになっていた爆豪を見て大声で笑っていたからだ。

 

「笑うな!クセになって洗っても落ちねぇんだよ!おい、笑うな!ぶっ殺すぞ!」

 

「やってみろよ8:2坊や!」

 

笑われた爆豪は怒りで爆発寸前だが切島たちは笑うのを止まなかった。

 

そんな爆豪たちを他所に皆はそれぞれ職場体験の報告をしていた。

 

「峰田は職場体験どうだった?」

 

「"どうだった"って生優しいもんじゃねぇよ。なあ、知ってるか佳面、女ってのはさ…腹の奥底で本性を隠し持ってるもんなのさッ……!」

 

「Mt.レディの所で何を見たの?あと爪噛むの止めようね」

 

峰田は遠い目をしながら自分の指の爪を噛み始めたので止める。

 

「けど1番大変だったのはお前ら4人だよな!」

 

「そうそう、ヒーロー殺し!」

 

「心配しましたわ」

 

「エンデヴァーとミルコが助けてくれたんだっけ?」

 

「流石トップヒーローだよな!」

 

話題はヒーロー殺しに移り、現場に居た俺・緑谷・飯田・轟に視線が集まった。

 

面構署長の言った通り、情報操作のお陰で世間では()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()と認識している様だ。

 

「ニュースでも言ってたけどさ、ヒーロー殺しは(ヴィラン)連合と繋がってたんだよね?」

 

「USJの時に居たらマジでヤバかったよな」

 

「けど捕まったし、もう大丈夫だろ」

 

「……いや、安心はまだ出来ないと思う」

 

ヒーロー殺しが捕まった事に皆が安堵している中、俺は()()()()()を考えていた。

 

「どう言う事だ?」

 

「ヒーロー殺しは捕まったんでしょ?」

 

俺の言葉に障子と耳郎さんが問いかける。

 

「確かにヒーロー殺しは捕まったけど、ニュースやネットでヒーロー殺しの経歴は勿論、彼が捕まる直前に言った言葉が全国的に広がった。それは皆も知ってるよね」

 

「ああ。"俺を殺していいのはオールマイトだけだ"ってヤツだろ?」

 

「学生時代にヒーロー科に居たのにも驚いたよな」

 

切島と砂藤がそれぞれヒーロー殺しの経歴や言葉を思い出していた。

 

「それがどーしたの?」

 

芦戸さんが質問する。

 

「世間ではヒーロー殺しの事をただの(ヴィラン)として扱ってるけど、(ヴィラン)側からは一種のカリスマとして視られているかもしれないって事。つまり、ヒーロー殺しの考えに感化される輩が出てくる可能性があるって事になる」

 

「確かに……ネットの中にはヒーロー殺しの事をダークヒーローとして視てる奴らも一部では居るよな」

 

俺の仮説に轟も納得する。

 

「それにヒーロー殺しは(ヴィラン)連合と関わっていた。そこが1番のポイントになると思う」

 

「えっと、つまりどう言う事なん?」

 

「麗日さん、連合はヒーロー殺しをプロパガンダの1つとして利用したかもしれないと佳面さんは仰っているのですわ」

 

「それじゃあ、ヒーロー殺しに感化された奴らが連合に集まってくるかもしれねぇって事かよ!?」

 

「ヤベーじゃん!」

 

八百万さんの補足に皆が驚く。

 

「けどよ!それってあくまで憶測だろ!そんな事にならねぇかもしれねぇじゃんか!」

 

「甘えんだよ」

 

叫ぶ峰田をいつもの髪型に戻った爆豪が否定する。

 

「何がだよ爆豪?」

 

「容量ねぇ頭で考えろや。USJン時に連合の奴らはオールマイトを殺す為に雄英を襲った。"オールマイトに挑んだチンピラ集団"だったのがヒーロー殺しの存在で"思想を持ったテロリスト集団"に格上げしたって事だろうが」

 

「……烏合の衆から巨悪の組織に昇華」

 

爆豪の言葉に常闇も納得した。

 

「ケロ、それってかなり不味いんじゃないかしら」

 

「ヒーロー殺しは連合と繋がってんだろ?警察の取調べで奴らのアジトを突き止めれば」

 

「いつまで話してる。朝礼の時間だろうが」

 

すると相澤先生が教室に入って来た。

 

「けど先生!(ヴィラン)連合が」

 

「……その件に関しては警察がプロヒーローと連携して調査を進めていく。今のお前たちがああだこうだと言ってどうにかなる訳ではないだろ?お前たちに出来ることは1日でも早く1人前のヒーローになる為に力をつける事だ。……分かったら朝礼を始めるぞ」

 

全員がモヤモヤしながらも、普段の日常が始まる。

 

 

◾️◾️◾️◾️

 

 

「ねえねえ!ヒーロー殺しに遭遇したんだよね?大丈夫だったの?それに体育祭とは違う変身をしたよね?綺麗な緑色で凄くトカゲぽかった!なんでなんで?」

 

「近いです。もう少し離れて下さい波動先輩」

 

昼休憩の食堂にて、俺は偶然出会ってしまった波動先輩に質問責めを受けていた。

 

「だって気になるんだもん!教えて教えて!」

 

「ヒーロー殺しはミルコさんとエンデヴァーさんのお陰で大丈夫でした。あとトカゲっぽい姿は"アマゾンオメガ"と言う名前です」

 

「そうなんだ!それでまだ他にも変身出来るの?見せて見せて!」

 

まるで好奇心旺盛な子どもの様に制服の袖をグイグイ引っ張って来る波動先輩に俺は困っていた。

 

今日に限ってクラスメイトが近くに居ない。

 

……ウルトラ不幸だ(3分の1人前なヒーロー並感)。

 

「……それなら今度、放課後自主練に付き合って下さい。承諾して頂けるならお見せしますよ」

 

「うん!約束だよ!」

 

すると波動先輩は右手の小指をフック状に曲げて俺の前に突き出す。

 

「……えっと、波動先輩それは?」

 

「指切り!ちゃんと約束守らないと駄目だから!」

 

流石に高校生にもなって指切りするのは少し羞恥心を覚えるが、此処で拒んでも彼女の性格上余計に駄々を捏ねる事になるだろうと思い、俺は渋々小指を引っ掛ける。

 

「指きりげんまん嘘ついたら……どうしよっか?」

 

「え?罰決めるんですか?」

 

普通に"針千本呑ます"で良いと思うのだが。

 

「じゃあ嘘ついたらデートしよっか!」

 

「波動先輩、それ罰になってません」

 

それ罰やない、ご褒美や。

 

「指きりげんまん嘘ついたらデート!指切った!」

 

「……もうそれで良いです」

 

一方的な指切りが終了し、俺は豚骨ラーメン(紅ショウガ付き)を食べ始めた。

 

ラーメンを食べ終わるまで周囲の視線が物凄く生暖かった。

 

 

◾️◾️◾️◾️

 

 

「ハイ!私が来た!ってな訳で久し振りだね少年少女! 早速だが始めるよヒーロー基礎学!」

 

午後から始まったヒーロー基礎学はオールマイトのぬるりとした登場から始まった。

 

「あっさりと登場したな。ネタ切れか?」

 

「ネタ切れじゃないよ!無尽蔵だっつーの!」

 

オールマイトのネタ切れ疑惑を疑う俺たちだったが、オールマイトは話題を変える様に会場へ視線を変えながら授業説明を始める。

 

「さあ! 今日は職場体験明け初日と言う事で、少し遊びを含んだ訓練だ!」

 

「そう、救助訓練レースだ!」

 

オールマイトは会場となる場所を指差した。

 

今回の演習場は『運動場γ』。

 

それは複雑な迷路と言える“密集工業地帯”をイメージした場所で配管・貯水タンク・冷却塔等が存在し、クレーンや煙突が木々の様に存在を示している密集地帯。

 

そんな密集工業地帯で、オールマイトが始めようとしているのは救助訓練レース。

 

5人1組ずつ開始し、オールマイトが居るゴールにより早く到着した方が勝ちと言うシンプルなルール。

 

最初の1組目のメンバーは芦戸さん・飯田・尾白・瀬呂・緑谷。

 

他の皆は誰が1位になるか各々で予想した。

 

「あの中だと瀬呂かな。ああ言う入り組んだ場所だと真価が発揮するだろうし」

 

「いや尾白も尻尾を上手く使えばワンチャンあり得るぞ。最初の戦闘訓練での高速移動は凄かったし」

 

「逆に芦戸は不利になるか?」

 

「けど芦戸の運動神経は並じゃないぜ!」

 

「今回は飯田は怪我してるし」

 

「緑谷さんも骨折克服してますし、もしかしたら」

 

「デクは最下位」

 

「いやいや、体育祭でも緑谷スゲー動けてたろ?」

 

「絶対最下位!」

 

「何故に頑ななん!?」

 

「……佳面、お前はどう思う?」

 

「うーん、アクシデントが無ければ緑谷。緑谷がテンパったら瀬呂か尾白かな?」

 

緑谷の成長速度はA組でも群を抜いているがよく緊張する癖がある為パフォーマンスが十全でない場合もあり得る。

 

オールマイトの合図が出て、レース開始。

 

結果は全身を強化し、アクシデント無く落ち着いてゴールした緑谷が1位を取った。

 

しかも個性の発動スピードが体育祭時よりも早かった所を観ると職場体験で成長した様子だった。

 

続いて第2レース。

 

俺・砂藤・耳郎さん・轟・八百万さん。

 

「やりますか」

 

「負けられねぇ!」

 

「この中だとウチが不利か…」

 

「よし」

 

「落ち着いて、いつも通りにやればッ…」

 

スタート地点に待機し、開始の合図を待つ。

 

 

『それでは第2レース、スタート!』

 

 

開始のアナウンスと同時に一斉にスタートする。

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

俺は左手を腰に、右手を左斜め上方に掲げる構えを取る事で、変身ベルト【トルネード】を出現させる。

 

 

「スカイ…変身!」

 

 

搭載された風車で受けた風圧エネルギーを取り入れ、俺の身体はマスクや背面、下半身は明るいグリーンへと変貌し、胸と腕は艶のあるオレンジになった。

 

その名はスカイライダー。

 

悪の組織ネオショッカーに勇敢に立ち向かった仮面ライダー第8号である。

 

「セイリングジャンプ!」

 

変身ベルト【トルネード】の左右にセットされたレバーである【重力低減装置】を倒し、天高くジャンプする。

 

そしてそのまま時速800kmでオールマイトの居るゴール地点まで滑空飛行する。

 

「佳面!?アンタ飛べるの!?」

 

「マジかよ!?」

 

「クソッ!」

 

「速過ぎますわ!」

 

さっきまで前に居た4人をごぼう抜きし、ゴール地点に着地する。

 

「ご、ゴール!1位は佳面少年!」

 

「ありがとうございます」

 

第2レースは俺が1位を取った。




仮面ライダー紹介

スカイライダー

レア度【SR】

出典『仮面ライダー(新)』


A組、(ヴィラン)連合の動きに不安を感じる
ヒーロー殺しに感化された輩が近い将来(ヴィラン)連合に集まるのではないかと言う可能性にA組の皆は危機感を覚える。


ライダーくん、波動先輩と約束する
今度の放課後、波動先輩に自主練の手伝いをして欲しいとお願いするライダーくん。波動先輩は快く承諾し、指切りをする。側から見れば付き合っている様にしか見えない……。またヒロイン'sの葉隠・蛙吹ペアがオコになりそうな案件である。

今後のピックアップガチャ

  • 仮面ライダーガッチャード
  • 仮面ライダーガヴ
  • 仮面ライダーゼッツ
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