全ての仮面ライダーに変身したいと言ったけどガチャなんて聞いてないよ 作:けーやん
「ライダーくんvs雄英ビッグ3 ヒーロー3番勝負!中編」です。
今回変身する仮面ライダーのヒントは「ゴリライズ」「狼(ゴリラ)」「貴方はゴリラですか?(煽り)」です。
「いやー、驚いた!まさか波動さんに勝っちゃうなんて!?想像以上に凄い1年生だね!」
「ありがとうございます。けど、今回は相性が良かったので戦いやすかったのもありますが…」
「来太くん知ってる?こういう時は素直に嬉しいって思わないといけないんだよ?卑屈になっちゃうから」
「…そうですね。すいません、波動先輩」
「分かったなら良いよ!またやろうね!」
「はい!」
1戦目を終え、休憩中に通形先輩と波動先輩と話していた。
「波動さんに勝った1年に…俺は勝てるのか?…駄目だ、シュミレーションしただけで胃が痛い……ッ」
天喰先輩だけは壁際に背を向けていた。
「それじゃあ今度は環とだね!準備は良いかな?」
「俺は良いですけど…天喰先輩は大丈夫ですか?」
「大丈夫!勝負になったら何ともないからね!」
「はぁ……」
見る限り大丈夫じゃなさそうだが、通形先輩が言うなら大丈夫なのだろう。
「それでそれで!来太くん今度は何に変身するの?」
「そうですね……なら今度は動物っぽいヤツに変身しましょうか?」
「良いね!実は環の個性も動物の能力を使うんだよね!」
「そうなんですね。なら、負けられませんね」
「俺の居ない所で話を盛り上げないでくれ……ッ!」
◾️◾️◾️◾️
俺と天喰先輩は中央に向かい合う。
「(通形先輩が言うには、天喰先輩の個性は動物関連…。何の動物なのかまだ分からない上に、もしかしたら轟みたいに複数の特性を持ってる可能性もある)……なら、これでいくか」
『ショットライザー!』
俺は拳銃型変身ベルト【エイムズショットライザー】を実体化させ、結合バンド【Z-CONバンド】を腰に巻き付ける。
『バレット!』
次に【シューティングウルフプログライズキー】を実体化させ、ボタンを押し起動させる。
「(本当は唯阿さんや迅みたいにスムーズに変身したいけど、ニキたちから
メキメキッ
俺は両手でプログライズキーを掴み、力尽くでキーの展開を試みる。
しかしなかなか展開出来ない。
「あの…それの使い方ってそれで合ってるの?」
「合ってませんが…ちょっと待ってください!」
「あ、はい!」
天喰先輩が俺のやり方に疑問を抱いていたので、返答する。
メキメキッ
未だにキーからは軋む音が聞こえるだけで展開が出来ない。
「(気合いを入れろ!変身能力があるって事は不破さんのやり方でも出来るって事だろ!ならやってみせろ!)」
「こじ開けられないものなんて無い!」
「うおおおおおおお!!」
気合いを入れて力一杯プログライズキーをこじ開け、遂にキーが展開した。
なんとか出来た。
出来たが……、
「やっぱり効率悪い!」
「「「(なら何でそのやり方!?)」」」
『オーソライズ!』
愚痴を溢しながら展開したプログライズキーをショットライザーに装填する。
『Kamen Rider...Kamen Rider...』
そして銃口【ショットライズマズル】を正面に向ける。
「変身!」
掛け声と共に引き金の【ショットライズトリガー】を引く。
『ショットライズ!』
銃口から成形した各種装備を圧縮カプセル【SRダンガー】に封入して射出する。
「ふん!」
射出された【SRダンガー】は軌道を変え、此方に戻って来る。それを俺は左拳の正拳突きで殴り付けた。
【SRダンガー】は空中分解し、中から強化アーマー【ライズベースアクター】が展開する。
俺の身体に次々とアーマーが装着され、最後に俺の顔に赤い涙ラインが浮かび上がり、【ウルフヘッド】が装着される。
『シューティングウルフ!』
『"The elevation increases as the bullet is fired." 』
己のルールに従い、自身の夢に向かって突き進む戦士【仮面ライダーバルカン シューティングウルフ】に変身完了する。
「凄い凄い!狼だーー!!けど何で弾丸が鎧になるの?不思議ーー!!」
「色んな変身方法があるんだね!全部で何種類あるのか気になるんだよね!」
波動先輩と通形先輩が俺の変身にテンションを上げる。
「お待たせしました。天喰先輩」
「ああ……。早くやって早く帰りたい……」
俺はショットライザーを構え、天喰先輩も戦闘態勢を取る。
「2人とも準備は良いよね?」
「始め!」
「ハッ!」
合図と同時に天喰先輩に向かって発砲する。
数発の弾丸は天喰先輩へ放たれたが、天喰先輩はなんと両手でガードする。
バキンッ!
体育館に何かが砕ける音が響く。
その正体は、
(貝殻!?天喰先輩の両手に貝殻が生えた!?)
天喰先輩の両手に貝殻が生えており、弾丸をガードした事で貝殻が砕けたのだ。
「危なかった……!"アサリ"にしてなかったら両手を撃ち抜かれていたッ!」
天喰先輩は驚くが瞬時に今度は両手の指をタコの脚に変化させ、俺を拘束しようとする。
「クッ!」
俺は捕まる前に向かってくるタコの脚に弾丸を撃ちながら接近する。
タコの脚を弾丸で撃たれたことで拘束を回避し、距離を詰めて天喰先輩の顔面に拳を振り下ろす。
「ハアッ!」
「ぐっ!」
天喰先輩は手を今度は鳥類の脚に変化させ、変化した手で拳を掴んだ。
「オオオ!」
「うあ!?」
掴まれた俺はそのまま壁目掛けて放り投げられる。
何とか着地し、ショットライザーを構える。
「貝殻の次はタコの脚、そして鳥…。もしかして、天喰先輩の個性は"地球上の生物の特性を宿す能力"なんですか?」
「……少し違う」
俺はここまでの戦闘で分析し、推測した事を天喰先輩は否定する。
「俺の個性は【再現】。喰らった物の特徴を自身の肉体に再現する事が出来る」
「再現する特徴、その大きさ、自分の身体のどこに再現するのかも自由自在」
「そして、複数の特徴を再現する事も可能だ」
説明と同時に天喰先輩の身体は変わり始める。
右手はタコの脚、左手は蟹の前脚であるハサミ。
両足は鳥の脚へと変貌した。
ある意味変身とも言える天喰先輩の個性を目にして、俺は──
(何か仮面ライダーオーズっぽい!!!)
様々なメダルを組み合わせ、メダルの元になった生物の特徴をその身に宿すヒーロー【仮面ライダーオーズ】に似た能力に、俺は内心ときめいていた。
(それってワニの肉を食べたらワニの特徴を再現も出来るって事か!それにジビエ系だと鹿や猪、熊も再現可能!虫は少し抵抗あるけど地方だと蜂の子の甘露煮とかイナゴの佃煮とかあるし!ヤバい、その気になればオーズの能力を完全再現出来るじゃん!!)
仮面越しで先輩たちには分からないが、今俺の表情は子どもの様にはしゃいでいるだろう。
(何だろう……彼から物凄く羨望の眼差しを向けられてる感覚がある。うっ、人から期待とか尊敬とか……想像しただけで胃が痛くなってきたっ……!!)
何か天喰先輩の表情が曇ってきたのと胃のある所を抑えてる様子に疑問を抱きながらも、俺は気持ちを切り替える。
「(天喰先輩に特徴の切り替えをされる前に決着付けないと。まあ、正直先輩の個性にはメチャクチャ興味あるけど……)次はこれだ!」
『パワー!』
俺は【パンチングコングプログライズキー】を取り出し、起動させる。
変身しているので今度は片手でキーを展開させ、ショットライザーに装填する。
『オーソライズ!』
『Kamen Rider...Kamen Rider...』
そして銃口【ショットライズマズル】を正面に向ける。
『ショットライズ!』
銃口から成形した各種装備を圧縮カプセル【SRダンガー】に封入して射出する。
「ふん!」
射出された【SRダンガー】が軌道を変えて戻って来たところを、今度は左の裏拳で殴り付ける。
装着したアーマーから新しいアーマーが換装され、【ウルフヘッド】が【コングヘッド】へと変わる。
『パンチングコング!』
『"Enough power to annihilate a mountain."』
青と白の左右非対称アーマーであった【シューティングウルフ】とは打って変わり、グレーの左右対称のアーマー。
両手には片側だけで150kg(ゼロワンの専用ビークル ライズホッパー1台分相当の重さ)もの質量を持つ巨大な拳【ナックルデモリション】が装着されている。
パワー勝負が得意な形態【仮面ライダーバルカン パンチングコング】にフォームチェンジした。
「行きます!」
脚部ユニット【ベースアクトレッグ】を活かした脚力で再び天喰先輩に接近する。
「無闇に突っ込むのは悪手だ!」
天喰先輩も右手のタコの脚で応戦する。
迫り来るタコの脚を視覚装置の【バルカンオプティカルバイザー】によって人間の8倍に強化された動体視力で見切り、回避しながら【ナックルデモリション】にチャージしたエネルギーを噴射させ、推進力で加速した拳を振り抜く。
「うおおおお!」
「グゥッ!?」
天喰先輩は咄嗟に蟹のハサミでガードするも、甲羅に亀裂が入り後方へ大きく吹き飛ぶ。
「まだまだ!」
『アサルトバレット!』
畳み掛ける様に今度は武装特化型プログライズキー【アサルトウルフプログライズキー】を取り出し、拡張モジュール【アサルトグリップ】の起動キー【アサルトチャージャー】を押す。
そしてキーを展開し、ショットライザーに装填する。
『オーバーライズ!』
『Kamen Rider...Kamen Rider...』
『ショットライズ!』
銃口から成形した各種装備を圧縮カプセル【SRダンガー】に封入して射出する。
【SRダンガー】は狼の姿に変化し、俺の方へ疾走してくる。
「ハアッ!」
俺が狼を握り潰すと新しいアーマーが展開され、再び換装する。
『レディーゴー!』
『アサルトウルフ!』
『"No chance of surviving." 』
【シューティングウルフ】と同様ウルフの姿だが、深縹色と黒色の装甲にボディスーツは浅葱鼠色とダーティーな配色。
胸部の装甲には戦闘補助装置【オービタルバインダー】が赤く光り輝ていた。
人工衛星【アーク】の力で生み出されたバルカンの強化形態【仮面ライダーバルカン アサルトウルフ】に強化変身する。
各部センサーからの情報を共有して目標を捕捉し、両腕部の【AWガントレット】に両肩の【AWショルダー】、脚部の【AWレッグ】に格納された武装を構える。
「
装備した短機関銃やマルチミサイルを全弾発射する。
「混成大夥!"キメラ・クラーケン"!!」
天喰先輩は全身を甲殻を纏い、更に甲羅に覆われた巨大なタコの脚を鞭のように暴れさせ、放たれた攻撃を全て防御する。
「まさか、全弾防がれるなんて……。しかも複数の特徴を掛け合わせた必殺技。波動先輩もそうだったけど、やっぱり3年生は地力が違う」
「こんな俺でもインターンで培ってきた技術と経験がある。そう簡単に勝ちは譲れないよ……1年坊!」
「グァッ!?」
突如天喰先輩の足が巨大化し、俺の胴体を掴んでそのまま壁に押さえ込んだ。
天喰先輩の足をよく見てみると、先程の鳥の脚に加え、踝から太腿に掛けてはまるでスペインの闘牛を彷彿とさせる程の筋肉が盛り上がっていた。
「(鳥と牛の掛け合わせか!?)クソッ、ビクともしない!」
「勝負ありだ……。降参するかい?」
勝利を確定したかの様に確認する天喰先輩に対し、俺は仮面越しにニヤリと笑う。
「いいえ、生憎と諦めが悪いので!」
俺は【ランペイジガトリングプログライズキー】を取り出し、【セレクターマガジン】を回す。
『ランペイジバレット!』
片手でプログライズキーを展開し、空中へ投げる。
一種のミスディレクションによって天喰先輩の視線が空中のプログライズキーに移ったと同時に、戦闘補助装置【オービタルバインダー】が赤々と光りだし、拘束されたままビームを放つ。
「グアッ!?」
突然の奇襲に天喰先輩も思わず拘束を解いた。
その隙に重力で地面に落下しようとするプログライズキーをショットライザーに装填する。
『オールライズ!』
『Kamen Rider...Kamen Rider...』
『フルショットライズ!』
銃口から【SRダンガー】射出されると、【SRダンガー】がマンモス、チーター、蜂、虎、ホッキョクグマ、蠍、鮫、ゴリラ、隼、狼の計10種類のライダモデルへと姿を変え、天喰先輩に襲い掛かる。
「グッ!?何だ!?」
天喰先輩は甲羅を覆ったタコ足で応戦する。
狼のライダモデルから数発の【SRダンガー】が飛び出し、俺は正拳突き、裏拳、回し蹴りの形で受け止める。
空中分解された【SRダンガー】から左半身が欠損したアーマーと、同じく左側が欠損した【ランペイジヘッド】が装着される。
そして10種類のライダモデルが各自装甲へと変化する。
左半身をそれぞれ
最後に【ランペイジヘッド】の左側に各ライダモデルに対応した配色が施されたユニット【アビリティボーダーヘアー】が嵌る。
『Gathering Round!』
『ランペイジガトリング!』
『Mammoth! Cheetah! Hornet! Tiger! Polar bear! Scorpion! Shark! Kong! Falcon! Wolf!』
バルカンのもう1つの強化形態【仮面ライダーランペイジバルカン】に変身完了する。
「スゴーーーい!!何かいっぱい動物出てきた!!動物園みたい!!」
「そうだね!けど流石にマンモスは動物園に居ないんだよね!」
再びはしゃぐ
「そろそろ決着、つけましょうか」
『パワー!』
『スピード!ランペイジ!』
必殺技を選択し、【ショットライズトリガー】を引く。
『ランペイジスピードブラスト!』
「ハアッ!」
ショットライザーの銃口から蜂の針を摸したエネルギー弾が一斉に発射される。
「何度やっても同じだ!」
再び甲羅を覆ったタコ足でエネルギー弾をはたき落とす。
「ウオオオオオオオ!!」
チーターのアビリティ【ダッシュ】によって目にも止まらないスピードでタコ足の包囲網を駆け抜け、天喰先輩に高速の連続キックを打ち込む。
「グウゥッ!!」
天喰先輩が連続キックを打ち込まれ怯んでいる隙に、今度はファルコンのアビリティ【ウィング】より背部の片翼でエネルギー干渉場を展開し、推力と揚力を得ることで飛行を行う。
「ハアアアアアアアア!!」
「グアァァァァ!!」
急降下からのライダーキックが天喰先輩に直撃し、地面に大きな蜘蛛の巣状の亀裂が入る。
天喰先輩は攻撃により気を失った。
「勝負あり!環の気絶により、佳面くんの勝ち!!」
1度追い詰められたが、最後はスピード攻撃により2戦目も俺は勝利した。
仮面ライダー紹介
仮面ライダーバルカン
レア度【SR】
出典『仮面ライダーゼロワン』
『仮面ライダーバルカンvsサンイーター』
仮面ライダーオーズっぽい能力を持つ天喰に対して次々とフォームチェンジをして対応する。
シューティングウルフによる正確な射撃と格闘戦、パンチングコングによるパワー勝負、アサルトウルフによる火力戦、ランペイジバルカンによる多彩な攻撃により天喰に勝利。
次回『ライダーくんvs雄英ビッグ3 ヒーロー3番勝負!後編』
次に変身する仮面ライダーのヒントは「黒いライダー」です。
今後のピックアップガチャ
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仮面ライダーガッチャード
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仮面ライダーガヴ
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仮面ライダーゼッツ