全ての仮面ライダーに変身したいと言ったけどガチャなんて聞いてないよ 作:けーやん
ウルトラマントリガーが遂に完結(劇場版がまだありますが)。光と闇の力が一つになり真のウルトラマントリガー【トリガートゥルース】に変身するとは思わなかったです。
仮面ライダーリバイスでもデモンズドライバーに悪魔が宿っており、その悪魔がヒロミさんの生命を喰らっていた事が明らかになりましたね。次回予告で
集合場所であるセントラルホテルのロビーに到着した俺と波動先輩は飯田・切島・轟・峰田と一緒に他の人を待っていた。
ちなみに、ドレス姿の波動先輩を見て峰田が「真打ち1人目来たー!」っと騒いだ。
少し待っていると、自動ドアから正装姿の緑谷が慌てて出て来る。
「ごめん、遅くなって!……って、アレ?他の人は?」
「まだ来ていない。団体行動を何だと思っているんだ!」
規則を重んじる飯田が憤慨するところに俺がフォローする。
「飯田、女性の身支度は男よりも時間が掛かるものだよ。文句を言わず待ってあげるのが紳士の振る舞いじゃない?」
「グッ、そうかもしれないが……」
そう言っていると、ドレスに着替えた麗日さんがやって来た。
「ごめん、遅刻してもーたぁ」
「おお〜!!」
峰田が興奮していると、続けて八百万さんが後ろに隠れている耳郎さんを連れて来た事に気付いた。
「申し訳ございません、耳郎さんが……」
「OH〜Yes、Yes!」
「何でリアクションがアメリカ人風なの?」
八百万さんのエレガントなドレス姿にテンションが更に上がる峰田に俺はツッコむ。
「うう、ウチ、こういうカッコは……その、なんとゆーか……」
黒を基調としながら所々にピンクがあって華やかなドレス姿の耳郎さんは未だに恥ずかしそうに八百万さんの後ろに隠れている。
「女の殺し屋みてー」
「隠しナイフとか持ってそうでカッケェな!」
そんな耳郎さんに、切島と峰田が感想を言うが、2人とも……その感想は如何なものか……。
案の定、そんな2人に耳郎さんがイヤホンジャックを突き刺す。
「「ギャアアアアア!!」」
「黙れ」
「んだよ、褒めてんじゃねぇか!」
「褒めてない」
倒れ込みつつ抗議をする切島に、耳郎さんの機嫌は直らなかった。
「耳郎さん」
俺は耳郎さんに近づく。
「何、佳面」
不機嫌な耳郎さんは俺を睨む。
「そのドレス、似合ってる。可愛いね」
「は?」
耳郎さんの表情が固まったが、気にせず俺は続ける。
「シックだけど所々にピンクがあって可愛いよ」
「ちょ」
「普段見ない耳郎さんの姿で新鮮と言うか、見映えしてると言うか」
「やめ」
「でもビジュアル系の女性バンドっぽくてカッコ良くもあるし」
「マジでやめて」
「恥ずかしがってるみたいだけど、本当に似合ってるよ。だから堂々として良いと思う」
「〜〜〜!!」
ドレス姿を褒めていると、耳郎さんの顔がみるみる紅くなり、凄い勢いでイヤホンジャックを突き刺そうとする。
俺は反射でそれを避ける。
「ちょっ、危ないから」
「うっさい!女誑し!」
「待って、それは心外過ぎるんだけど」
ただ褒めてるだけで女誑しは流石に酷いと思う。
これで駄目ならイタリア人とかナンパしただけで逮捕されるんじゃなかろうか(イタリア人の皆さん、すいません)。
「むぅ〜」
すると波動先輩が俺の方を見て何故かむくれていた。
「どうしました波動先輩?」
「来太くん、私の時そんなに褒めてなかったよ」
「え?見て直ぐに褒めたじゃないですか」
「けど耳郎さんみたいに細かく褒めてくれなかった」
「そうですか?」
「そうだよ」
そう言って波動先輩はプイッと顔を晒す。
「………」
「ん?」
後ろから見られてる気配がしたので振り返ると、麗日さんが何とも言えない表情をしていた。
麗日さんは此方に気付いて一瞬で顔を逸らす。
(……あれ、何か麗日さんも機嫌が悪そう。何で……?)
その時、自動ドアが開きメリッサさんがやって来た。
「デクくんたち、まだここに居たの?パーティー始まってるわよ」
「2人目の真打ち登場だ〜!!もうオイラどうにかなっちまいそう!」
大胆なドレスは勿論、眼鏡を外しコンタクトを嵌めてているので素顔のメリッサさんに峰田はハートを射抜かれた。
「皆!そろそろパーティー会場へ行くぞ!これ以上遅れる訳にはいかない!」
先陣を切る飯田に一先ず俺たちも着いて行こうとした。
次の瞬間、ホテル内に島内放送が流れる。
『I・アイランド管理システムよりお知らせです。警備システムにより、I・エキスポエリアに爆発物が仕掛けられたと言う情報を入手しました』
「爆発物!?」
「マジか!?」
緑谷と切島が放送に驚愕する。
勿論、俺や轟たちも同様である。
『I・アイランドは現時刻をもって厳重警戒モードに移行します。島内に住んでいる方は自宅又は宿泊施設に。遠方からお越しの方は近くの指定避難施設に入り、待機して下さい』
『また、主な主要施設は警備システムによって、強制封鎖します』
「そんな、爆発物だけならここまでの対処にならない筈なのに」
警備システムの対応にI ・アイランドに住んでいるメリッサさんが疑問を抱く。
「来太くんッ、窓が」
波動先輩の声に反応した俺は窓を見ると、防水シャッターが一斉に閉じられ、最後に自動ドアが封鎖させていた。
「おいおい、どうなっちまったんだよ!」
「峰田くん落ち着いて!」
「落ち着いてられっかよ!」
混乱する峰田に麗日さんが宥めるも効果は無かった。
「轟、携帯は?」
「駄目だな……圏外になってる。情報関係は全て遮断されちまったらしい」
俺は携帯で電話を試す轟に確認するが、予想通り電波が遮断されている様だ。
エレベーターのボタンを押す耳郎さんが振り返る。
「エレベーターも反応無いよ」
エレベーターも使用不可となると、ここまでの警戒態勢に違和感を感じる。
「……飯田くん、パーティー会場へ行こう」
「何故だ?」
真剣な表情の緑谷に飯田が問う。
「パーティー会場にはオールマイトが来てるんだ」
「オールマイトが!?」
「何だよ、それなら心配要らねーな」
オールマイトもI・アイランドの名前が出た事で皆が安堵の表情をする。
(オールマイトも来てるってことは、緑谷はオールマイトの付き添いでI・アイランドに来たってことか……)
「メリッサさん、パーティー会場へ行くにはどうすれば?」
「非常階段を使えば、会場の近くに行けると思う」
メリッサさんが指差す方向には重そうなドアがあった。
「ねえねえ、行くならメンバーは少ない方が良いと思う。万が一
俺は波動先輩の提案に頷く。
「そうですね……。それなら……行くのは俺と緑谷、それと索敵係で耳郎さんも来てくれると助かる」
「分かった!」
「ウチも良いよ」
「他の皆は非常階段で待機してて。波動先輩、皆をお願いします」
「うん!」
そうと決まった俺たちは行動を開始する。
◾️◾️◾️◾️
パーティー会場では参加者である客は勿論、オールマイトを含むプロヒーローたちやデヴィットたち研究者も居たが、突如現れた武装集団の指示により全員が拘束されていた。
(クソッ、何とかしなければ!会場の
ステージに拘束されたまま床に伏せるオールマイトは打開策を考えていた。
「妙な事はするなよ。大人しくしていれば此方も危害を加えない。時間がくれば解放してやる」
仮面を付けた男【ウォルフラム】が拳銃を片手に持ちながら会場にいる全員に告げた。
「貴様たちの目的は何だ!」
1人のヒーローが身を乗り出して叫ぶも、ウォルフラムに顔面を蹴られ床に倒れる。
「聞こえなかったか?大人しくしていろ。それとも一般人を殺さないとジッと出来ないか?」
ウォルフラムは近くに居た女性に銃口を向ける。
「キャアアアッ!!」
「止めろ!」
「なら大人しくしろ……良いな?」
そう言われ、ヒーローは悔しそうに大人しくする。
「それで良い……。……ああ、そうか。分かった」
通信機からコントロールルームに居る仲間からの連絡を受け取ったウォルフラムは返事をし、周囲を見回すと近くに居たデヴィットの助手であるサムの胸に付けているプレートを見る。
プレートにはタワーに働く者である事が示されていた。
「お前、ここの研究者だな?」
「は、はい……」
「連れて行け」
ウォルフラムは部下の1人に命令する。
「い、一体何を……」
「止めろ!」
サムが連れ去られそうになり、慌ててデヴィットがやって来た。
デヴィットの表情は緊張しながらも毅然としウォルフラムを見る。
「彼は私の助手だ。どうするつもりだ」
「ん?貴様……デヴィット・シールドか。お前も来い」
「断ったら?」
「この島の誰かの悲鳴が響く事になるだけだ」
仮面の奥の目が凶悪な笑みを浮かべているのをが見えて、デヴィットは僅かに怯む。
「……分かった……行こう」
デヴィットとサムは部下の1人に銃口を向けられ、会場の外へ連れて行かれた。
「デイヴ……」
オールマイトはデヴィットが連れ去られても何も出来ない自分に腹を立てる。
(どうにかしてデイヴと皆を救わなければッ。私は、平和の象徴なのだから……!)
オールマイトが拘束具を破る為に力を込めていたその時、視界の端で何かが光っている事に気付く。
吹き抜け天井を見上げると、上階から誰かが覗いていた。
(み、緑谷少年!それに佳面少年に耳郎少女も!)
緑谷が心配そうな表情で、ライトを付けた携帯をオールマイトに向けていた。
来太は周囲の警戒を行い、耳郎はイヤホンジャックを床に突き刺している。
「まだ
「ありがとう佳面くん。オールマイトがこっちに気付いた。耳郎さん、いけそう?」
「良いよ!」
準備が完了した事を確認し、緑谷はオールマイトに向けて"話して下さい。聞こえてます"と言うジェスチャーをする。
それを見たオールマイトは周囲に気づかれない様に小声で話す。
「聞こえるか。
「大変だよ、佳面、緑谷」
イヤホンジャックを戻す耳郎さんの狼狽えた様子に、緑谷の顔が曇る。
(さて、どうするかな……)
◾️◾️◾️◾️
非常階段の踊り場に戻った俺たちは一連の出来事を皆に話す。
事の大きさに皆は言葉を失っていた。
インターン経験者である波動先輩は何やら考えている様子だった。
すると飯田が口火を切る。
「オールマイトのメッセージは受け取った。俺は、雄英校教師のオールマイトの言葉に従い、ここから脱出する事を提案する」
飯田の提案に八百万さんが頷く。
「飯田さんの意見に賛同しますわ。私たちは学生の身、波動先輩は兎も角ヒーロー免許も無いのに、
だがその言葉には悔しさが混じっていた。
「ならよ、脱出して外にいるヒーローの救けを呼べば……」
峰田の言葉をメリッサさんが遮る。
「脱出は困難だと思う。此処は
「けどよ、このまま救けを待ってたってどうにもならねぇだろ!そんなの漢らしくねぇ!」
「切島くん、今は個人のポリシーを優先すべき状況じゃないんだぞ」
今にも
「俺は……」
黙っていた轟は左手を見つめながら呟く。
「俺はヒーローを目指してる」
「けど、私たちはまだヒーロー活動が……」
何か言いかける八百万さんの言葉を轟は左手を握り締めながら遮る。
「だからって……何もしないのか?」
「しかし……」
八百万さんは勿論、委員長である飯田も悔しそうに眉を寄せた。
「……救けたい」
「デクくん?」
考え込んでいた緑谷の顔が上がり、はっきりと言った。
「皆を救けたい」
「正気かよ緑谷!?
あの時緑谷の近くに居た峰田が抗議する。
「違うんだ峰田くん。僕は考えてるんだ。
「止めるんだ緑谷くん。俺が言えた立場では無いが、もう
「え?保須って……」
「ごめん切島、その話は後で」
保須で起きたヒーロー殺し事件の真実を知らない切島の疑問を、俺は遮る。
「忘れてないよ。けど今僕たちで出来る最大限の範囲で救ける方法を探して、皆を救けに行きたい」
飯田の静止にも動じない緑谷の目には覚悟の意思が宿っていた。
こうなったら誰にも止められないだろう。
「俺も救けたい」
「佳面」
「しかし佳面くん」
緑谷を後押しする様に、俺も救ける事を提案する。
耳郎さんと飯田が声を出す。
「どのみち脱出も出来ないし、救けを待ってても来てくれない。なら俺は救ける側にいたい」
俺は言いながら右手の拳を握る。
「手が届くのに手を伸ばさなかったら、死ぬ程後悔する。それが嫌だから、手を伸ばす。伸ばしたいんだ」
(俺の知ってる
そんな中、波動先輩が手を挙げる。
「はいはーい、私気になる事があるの?メリッサさん、聞いても良い?」
「え、ええ」
メリッサさんは緊張しながら聞く。
「この島の警備システムは何処で管理されてるの?」
「島の警備システムはこのタワーの最上階にあるわ」
「
「……あっ!」
波動先輩の言いたい事を理解したメリッサさんの顔がハッとした。
「成る程、それならイケるかもしれませんね」
「佳面くん、どう言う事?」
波動先輩の言葉を理解した俺に麗日さんが問い掛けてくる。
「つまり、
「マジか!」
「けど監視を掻い潜るって、どうやって?」
解決策に驚く切島を他所に耳郎さんが身を乗り出す。
「現に私たちは無害の状態、つまり
「闘いを回避してシステムを元に戻す、か。……成る程」
轟が解決策に納得する。
「ですが、最上階には
「いや、闘う必要は無いんだ。システムが元に戻ればオールマイトたちプロヒーローたちも動ける。状況は一気に有利になる」
「オールマイトが動ける様になれば、勝てる確率は大幅に上がるしね」
「それに、もしもの時は私が
不安そうな八百万さんに俺と緑谷が補足し、波動先輩が安心させる様に自ら闘う事を提案する。
「佳面くん、デクくん。行こう!」
「麗日さん」
「私たちに出来る事があるのに、何もしないのは嫌だ。そんなのヒーローになるならない以前の問題だと思う」
覚悟を決めた麗日さんに俺と緑谷は立ち上がる。
「やろう。俺たちの手が届く範囲で、俺たちに出来る事を」
「うん。困ってる人たちを救けよう。人として当たり前のことをしよう」
「おう!」
俺たちがやる気に拳を握ったその時、轟と切島と耳郎さんが近づいて来た。
「佳面、緑谷。俺も行く」
「俺もだ!漢として皆を救けてぇ!」
「ウチも」
「轟、切島、耳郎さん」
飯田が毅然と言った。
「これ以上、無理だと判断したら引き返す。その条件を飲むなら俺も同行しよう」
「飯田くん!」
「そう言うことであれば、私も」
「八百万さん!」
飯田と八百万さんも納得した事に、緑谷と麗日さんは明るくなる。
それを見た峰田も恐怖で顔を青白くしながらも覚悟を決める。
「分かったよ!行けば良いんだろ!行けば!」
「峰田くん!」
「一緒に頑張ろ!」
「漢だぜ、峰田!」
そんな皆を笑顔で見ていたメリッサさんに、緑谷が近づく。
「メリッサさんは此処で待っていて下さい」
「私も行くわ」
真顔で答えるメリッサさんに、緑谷は心配そうに言う。
「けど、メリッサさんには個性が……」
メリッサさんは俺たちを見渡す。
「この中で私以外にシステムの再変更が出来る人居る?私はアカデミーの学生、力になると思う。……だから、お願い」
「……分かりました。行きましょう、皆を救けに!」
メリッサさんの覚悟に、俺たちは頷く。
◾️◾️◾️◾️
レセプション会場では、変わらず
拘束されたままのオールマイトは自身の活動限界時間が迫っている事に焦っていた。
気を抜けば、あっという間に【トゥルーフォーム】に戻ってしまうからだ。
咳き込むオールマイトは上階の人影に気付く。
(緑谷少年!)
戻って来た緑谷は力強くオールマイトを見て頷く。
その表情には強い覚悟が感じられた。
(その顔は……駄目だ、逃げるんだ!)
緑谷が何をするのかに気付いたオールマイトは強く見つめ返す。
(いいえ、逃げません)
しかし緑谷は首を横に振る。
(危険過ぎる)
(出来る限りの事をやりたいんです!)
(……緑谷少年……)
(必ず救けます!)
緑谷はもう1度頷き、その場を立ち去る。
(やはり行くか)
オールマイトの体に限界を表す蒸気が少し立ち昇り始める。
(教師の立場なら、君の行動を咎めなければならない。だが、しかし!此処で動かなければヒーローじゃないよな!)
オールマイトは思わず笑っていた。
(ならば、私は待とう!君たちがこの状況を打倒する事を信じて!)
覚悟を決めたオールマイトは何とか【トゥルーフォーム】に戻らない様に耐え始めるのだった。
◾️◾️◾️◾️
緑谷が非常階段近くで待機していた俺たちに合流する。
俺は皆を見回し、口を開く。
「行こう」
「「「おう!」」」
「「「うん!」」」
こうして、俺たちの救出作戦が決行された。
ライダーくん、天然で人を褒める
自身のドレス姿に自信を持てない耳郎にライダーくんは純粋に褒めちぎる。結果、耳郎はオーバーヒートを起こし、近くに居た波動がむくれる事となった。おや、もう1人……。
レセプション会場に突如
ライダーくん、救出作戦を開始
タワーの最上階にある警備システムを無効化する為にライダーくんたちは救出作戦を開始する。
次回登場する仮面ライダーのヒントは「ヴァンパイア」です。
今後のピックアップガチャ
-
仮面ライダーガッチャード
-
仮面ライダーガヴ
-
仮面ライダーゼッツ