全ての仮面ライダーに変身したいと言ったけどガチャなんて聞いてないよ   作:けーやん

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第62話を投稿します。

どうも、事前のアンケートが予想以上に集まった事にビックリした作者です。

アンケートの結果は

1位 「プリミティブドラゴンとの対話」

2位 「クウガ4形態+ライジングの特訓」

3位 「ハザードレベルの向上」   

となりましたので、林間合宿でのライダーくんの特訓内容は「プリミティブドラゴンとの対話」に決定しました。

ライダーくんがプリミティブドラゴンとどう向き合うのか、お楽しみ下さい。

お気に入り登録者3,000人まであと少し!!

高評価も宜しくお願いします!


58スレ

【魔獣の森】を攻略し、昼食・自由時間・夕食・入浴(途中で峰田が女湯を覗こうとしたので止めたり)を済ませて林間合宿1日目は何とか終了し、今日から本格的な合宿が始まる。

 

林間合宿2日目、現在の時刻は朝の5時30分。

 

夏仕様のジャージに着替え、まだ眠たげな人も居るが施設前に集まった俺たちA組に相澤先生が説明を始まる。

 

「お早う諸君。本日から本格的な強化合宿を開始する。今合宿の目的は全員の強化、それに関する仮免取得。そして具体的になりつつある敵意に対抗する為のものだ。心して挑むように……と言う事で爆豪」

 

相澤先生は爆豪にソフトボール型計測器を投げ渡す。

 

「ソイツを投げてみろ」

 

「これ、体力テストの……」

 

「入学直後の記録は【705.2m】。何処まで伸びてるかな?」

 

「おおーー!成長具合か!」

 

「ここ3ヶ月色々濃かったからな、1kmとか行くんじゃねぇの?」

 

「行ったれ爆豪!」

 

周りが爆豪の成長具合に興味津々になる。

 

「じゃあ……よっこら」

 

軽く体を解した爆豪は、大きく振りかぶり

 

 

「くたばれ!!!」

 

 

((("くたばれ"……)))

 

 

物騒な掛け声と共に投げた計測器は空高く飛び、森の奥へ落ちていく。

 

「……【709.6m】」

 

「なっ!?」

 

「あれ……?思ってたより……」

 

相澤先生がディスプレイに表示された記録を見せると、前の記録と然程変わらない事に当人の爆豪は驚く。

 

周りの皆も予想より低い記録に騒ついた。

 

「約3ヶ月間、様々な経験を経て確かに君たちは成長した。……だか、それらは主に技術面や精神面。あと多少の体力的な成長がメインで、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。だから───」

 

 

「今日から君らの"個性"を伸ばす。死ぬ程キツいがくれぐれも……死なない様に……」

 

 

不気味な笑みを浮かべる相澤先生の言葉に、皆の表情に緊張が走る。

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「……あの、相澤先生。なんで俺に投げさせなかったんですか?」

 

「お前は入学直後で5kmなんてぶっ飛んだ記録を出したからインパクトに欠けると思った」

 

「うそーん」

 

あまりの辛辣な返答に内心傷付いた。

 

 

◾️◾️◾️◾️

 

 

相澤先生とB組担任のブラド先生、昨日とは違い4人フルメンバーのプッシー・キャッツの監督の元、遂に特訓が開始する。

 

"個性"【サーチ】を持つラグドールさんが生徒たちの"個性"の弱点を見て、昨日居たピクシーボブさんが【土流】で生徒たちに合った地形を作り、マンダレイさんが【テレパス】でアドバイスして、最後に虎さんが殴る蹴るで鍛え上げる方針となった。

 

……()()()()

 

「どういう事ですか、ラグドール」

 

「どうもこうもこの子の"個性"、あちしの【サーチ】でも()()()()()()()()

 

相澤先生の質問にラグドールさんは猫の手で"お手上げポーズ"を取りながら答える。

 

「そんな事、今まで無かったわよね?」

 

「そーなの!いつもなら視た人の"個性"について弱点も視えてた筈なのに、何故だかこの子の"個性"だけは分かんにゃい!」

 

「あり得るの?」

 

「奇妙な……」

 

他のプッシー・キャッツの皆さんもラグドールさんの言葉に首を傾げていた。

 

「俺の"個性"、他の"個性"の干渉を受け付けないみたいなんですよ。体育祭でも騎馬戦でB組の物間に触れられましたがコピーされませんでしたし」

 

俺は()()()()()()()先生方にそう言った。

 

「つまり、イレイザーの【抹消】も効かないと言うことか?」

 

「多分ですけど」

 

ブラド先生の質問に、俺はそう答える。

 

「けど、どうするの?()()()()だけ特訓内容決まらないのは可哀想よ」

 

(((さり気なく名前呼びした……)))

 

(何で名前呼び?)

 

ピクシーボブさんの発言を皆はスルーし、俺は首を傾げる。

 

「それならば、増強型の者たちと共に"我ーズブートキャンプ"をさせては?」

 

「それだと体力強化のみで"個性"の強化に繋がりませんよ」

 

虎さんの考案を相澤先生が否定する。

 

そんな中、俺は提案をする。

 

「すみません。俺の特訓については俺自身でやらせてくれませんか?」

 

「え?」

 

「自主練をすると言うことか?」

 

「と言うより、やっておきたい事があるんです。()1()()()

 

「何をするつもりだ?」

 

皆が俺の方を見る。

 

「簡単に言うと、常闇と内容は同じです。俺自身の"個性"と直接話しをしたいと思います」

 

「"個性"と直接話す?」

 

「君の"個性"は変身系だった筈だけど」

 

「自我があると言うのか?」

 

()()()()です。それと、先生方には()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「……どう言う事だ?」

 

相澤先生が少し睨みながら質問する。

 

「言葉通りです。周りに人が居ると最悪危害を加えるかもしれないんです。だから先生方やプッシー・キャッツの皆さん、A組・B組の皆は俺に近づかないで下さい」

 

俺の言葉に先生方は目を見開く。

 

「しかし、強化訓練なのにそう言う訳には───」

 

「……佳面、本当に1人でやるんだな?」

 

「ちょっとイレイザー!」

 

心配するブラド先生とプッシー・キャッツを他所に、相澤先生が俺に確認する。

 

「はい」

 

「……分かった。だが()()()()だ。明日以降は此方でメニューを考えておく」

 

「ありがとうございます」

 

俺は頭を下げて森の方へ歩いて行く。

 

 

◾️◾️◾️◾️

 

 

【相澤視点】

 

森の中へ消えた佳面を見ながら、ブラドが言う。

 

「本当に良いのか?イレイザー」

 

「俺たちでも如何してやれば良いのか解らないなら、アイツ本人に決めさせる方がよっぽど合理的だ」

 

「だからって、それって職務放棄じゃない?」

 

俺の言葉にマンダレイが顔を顰めて訊く。

 

「正直、雄英でも佳面の"個性"については思う所はあります。ですが……アイツは他の誰よりも()()()()()()()()()()()を持っていると思います」

 

入学当初から他と比較しても群を抜く程の実力を持っているにも関わらず、決して妥協も慢心もせず唯直向きにヒーローを目指すアイツなら大丈夫だと、俺自身が思っている。

 

確かにマンダレイの言う通り、職務放棄しているのかもしれないが……。

 

「今は見守るべきだ」

 

俺の言葉にブラドたちも何とか納得し、各々他の生徒たちの訓練の監督に戻る。

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

1:雄英の仮面ライダー

それでは、今から特訓を始めます。

 

2:空座町の無下限呪術師

よ!

待ってました!

 

3:虚刀流のグラップラー

"待"ってたぜェ!

この瞬間(とき)をよォ!

 

4:鬼滅ごっこをやってる忍者

特訓……なんて良い響きだ。

 

5:太刀川隊の狙撃手

>>4

忍者ニキ、軽くキャラ崩壊してるぞ。

 

6:杜王町の幽波紋使い

それで、ライダーくんはどんな特訓をするんだ?

 

7:サクラギ研究所のリサーチフェロー

そこが1番気になる。

 

8:雄英の仮面ライダー

俺がこれからやるのは【プリミティブドラゴン】との対話です。

 

9:海賊系美食屋

>>8

何だって!?

 

10:プリキュア世界の円卓の騎士(1人)

>>8

それって【仮面ライダーセイバー】の強化アイテムで、確か暴走アイテムだろ?

 

11:太刀川隊の狙撃手

>>8

【プトティラコンボ】みたいなヤツだろ?

大丈夫なのか?

 

12:雄英の仮面ライダー

はい。

念の為、【暗黒剣月闇】の力を使って結界を張りますので、そうすれば周りに危害を加える事は無いと思います。

それに、元々【プリミティブドラゴン】は破滅を求めるドラゴンでは無く、居なくなった仲間を探していたドラゴンです。

今までちゃんと話してなかったのに力だけ借して貰う訳には行きません。

 

13:虚刀流のグラップラー

けどよ……。

 

14:空座町の無下限呪術師

まあ、ライダーくんがやりたいと思ったのならやって良いんじゃない?

やるべき事なんでしょ?

 

15:雄英の仮面ライダー

はい。

それと、【プリミティブドラゴン】と会っている間はスレを一旦切らせて欲しいんですが、宜しいですか?

 

16:サクラギ研究所のリサーチフェロー

>>15

向こうに警戒されるってことか……。

俺は良いよ。

 

17:杜王町の幽波紋使い

俺もだ。

 

18:太刀川隊の狙撃手

俺も構わないよ。

 

19:プリキュア世界の円卓の騎士(1人)

気をつけてな。

 

20:海賊系美食屋

頑張れよ!

 

21:空座町の無下限呪術師

ぶつかって来なよ。

 

22:雄英の仮面ライダー

皆さん、ありがとうございます。

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

「此処まで離れれば大丈夫か」

 

 

『暗黒剣月闇!』

 

 

皆から約1km程離れた場所で、俺は周りに誰も居ない事を確認すると、闇の聖剣【暗黒剣月闇】を実体化させる。

 

柄である【エングレイブヒルト】を両手で握り、闇黒剣月闇の刃【ゴルドスレイブ】を地面に向ける。

 

「ふんっ!」

 

そして地面に突き刺すと、禍々しい闇のオーラが放出され、ドーム状に俺の周辺の空間を覆う。

 

闇の結界が完成した事で、如何なる相手でも中へ入る事は出来なくなった。

 

「これで準備は出来た。……始めるか」

 

俺は右手に変身ベルト【聖剣ソードライバー】を実体化させ、ベルトを装着する。

 

 

『聖剣ソードライバー』

 

 

そして、両手に【ブレイブドラゴンワンダーライドブック】と【プリミティブドラゴンワンダーライドブック】を実体化させる。

 

俺は【プリミティブドラゴンワンダーライドブック】をじっと見る。

 

「待たせてごめんね。今から会いに行くよ」

 

 

『プリミティブドラゴン!』

 

 

覚悟を決めた俺は【プリミティブドラゴンワンダーライドブック】のページを開く。

 

骨が砕ける様な待機音が空間に響き渡る中で、ワンダーライドブックを収めるための部位【ゲットシェルフ】に【ブレイブドラゴンワンダーライドブック】をセットする。

 

 

『ブレイブドラゴン!』

 

 

『ゲット!』

 

 

【ブレイブドラゴンワンダーライドブック】をセットした【プリミティブドラゴンワンダーライドブック】を【聖剣ソードライバー】の【神獣】のスロットにセットする。

 

すると、俺の背後に巨大な【プリミティブドラゴンワンダーライドブック】が出現し、頭と両腕しか顕現しておらず、残りの体の大部分が暗い炎の様なエネルギーで構成された神獣【プリミティブドラゴン】が出現する。

 

 

「───変身ッ!」

 

 

俺はベルトに納刀された【火炎剣烈火】の【ソードグリップ】を掴み、抜刀する。

 

 

『烈火 抜刀!』

 

 

【プリミティブドラゴンワンダーライドブック】に収まっていた巨大な爪【プリミティブハンド】が展開し、【ゲットシェルフ】に収められた【ブレイブドラゴンワンダーライドブック】を掌握し、強制的に伝承の空白域を補わせることで、不完全ながらもプリミティブドラゴンの伝承を解放させる。

 

 

『バキッ!ボキッ!ボーン!』

 

 

『ガキッ!ゴキッ!ボーン! 』

 

 

『プリミティブ    ドラゴン! 』

 

 

後ろの【プリミティブドラゴン】の骨の腕と蒼い炎が俺の身体を包み込み、全身を青白い外骨格の鎧へと変化する。

 

【火炎剣烈火】に選ばれし者が纏う黒い甲冑【ソードローブ】は【プリミティブドラゴンワンダーライドブック】の禁断の力を受けて、変身者の剣技の向上・身体能力の増強・特殊能力の発動といった全てが制御不能なほど極端に先鋭化される。

 

青白い骨の様な装甲の右肩には神獣【プリミティブドラゴン】の力を宿した【プリミティブドラゴンボールド】が、胸部にはドラゴンの巨大な爪形成された胸部骨格【ボイドタロン】となり、左肩には【プリミティブドラゴンワンダーライドブック】が掴んだ【ブレイブドラゴンワンダーライドブック】に綴られた伝承を強引に解放する能力を持ち、プリミティブドラゴンの失われた力の代わりに上乗せする【トラディションバインド】が施される。

 

両腕は露出した骨格【バーサークアーム】と【プリミティブハンド】が備わり、脚部骨格【バーサークレッグ】と足部骨格【プリミティブフット】の右側には剛健な骨格【プリミティブボーン】で構成された多関節骨格【クラッキングボーンスケイル】が靡く。

 

頭部の【セイバーヘルム プリミティブドラゴン】の頭頂部に設置されている【ソードクラウン】の下は、感覚器【バーサークセンス】と複眼【ボーンバイザー】とキバの様にも見えるマスク【プリミティブジョウ】が顔を覆う。

 

封印された禁書【プリミティブドラゴンワンダーライドブック】の力を顕現した姿【仮面ライダーセイバー プリミティブドラゴン】に変身する。

 

しかし───、

 

 

「グゥゥゥッ……グオオオアアアァァァァァァァァァァァッ!!」

 

 

突然の破壊衝動と獣の本能によって、俺は叫ぶと同時に意識を失った。

 




仮面ライダー紹介

仮面ライダーセイバー

レア度【SR】

出典『仮面ライダーセイバー』


ライダーくん、プリミティブドラゴンと対話する
【仮面ライダーセイバー】の強化アイテムの1つ【プリミティブドラゴンワンダーライドブック】の魂と対話を試みるライダーくん。

次回 1つのドラゴンの物語が【プリミティブドラゴン】を導く。

次回の投稿は2/26 AM6:00予定です。

今後のピックアップガチャ

  • 仮面ライダーガッチャード
  • 仮面ライダーガヴ
  • 仮面ライダーゼッツ
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