全ての仮面ライダーに変身したいと言ったけどガチャなんて聞いてないよ   作:けーやん

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昨日、3度目のワクチン接種を受けまして絶賛寝込んでます。

2度目も熱と体のダルさでキツかったですけど……。

そんな事はどうでも良いとして、第76話を投稿します。

今回登場するキャラのヒントは「悪魔」「お調子者」「ラップが上手い」です。


70スレ

「腕の負担を軽減させたいから脚に切り換えていく!?好きですよ、そう言う発想!」

 

緑谷から発せられた言葉は"拳から蹴りにスタイルを転向する"と言うものであった。

 

それに反応して先程まで麗日さんを追いかけ回していた発目さんが緑谷の方に顔を向ける。

 

「私がドッ可愛いフットパーツベイビー作ってあげましょう!!」

 

「あ、いや……でも僕、今の戦闘服(コスチューム)からデザイン大きく変える気は無いんだけど……」

 

「クライアントの無茶無知無謀に応えるのもデキるデザイナーです!先生!!私の案、良ければ採用して貰えますね!?」

 

「良ければね……」

 

どんどん話がまとまっていく光景に俺たちは唖然とする。

 

「脚を売りにするとなると、やっぱり飯田くんの様なスピード系ヒーローの下位互換にならざるを得ない訳ですよ!!」

 

「確かに……」

 

「あ、その点は大丈夫だと思うよ。ね、緑谷」

 

「う、うん!僕にはフルカウルって言うパワーアップ技があってね!」

 

「ホウホウ、ならば話は早いでしょう!本来の要望である腕のサポーターの他に脚のアシスト用としてスパイク兼アーマーも用意しましょう!!」

 

緑谷の戦闘服(コスチューム)の改良案が一通りまとまる。

 

飯田や麗日さんの要件も並行して進めていく事に決まり、戦闘服(コスチューム)の改良申請は一先ず解決した。

 

「そう言えば、佳面くんは戦闘服(コスチューム)の改良は良いの?」

 

「うん、俺は個性の性質上あまり改良する必要無いから」

 

「なら何故工房に来たんだ?」

 

緑谷と飯田は俺が工房に来た理由について訊く。

 

「前に発目さんが俺の個性を詳しく見たいって言ってたから、今日使った物とか見せようかなと──」

 

 

「約束守ってくれるんですね!!ありがとうございます!!」

 

 

俺の言葉に反応した発目さんがズンズンッと近づいて来る。

 

 

「昨日のデバイスも気になりますが今回使った物は別物でよろしいんですよね?どんな物なのですか?早く見せて下さい!!さあさあ!!」

 

 

発目さんは俺に体を押し付けながら早口で迫って来る。

 

タンクトップ1枚しか着ていないせいか、彼女の柔らかさがダイレクトに伝わる。

 

「落ち着いて、落ち着いて発目さん。見せるから一旦離れようか」

 

「おっと、失礼!つい興奮してしまいました!!」

 

パッと離れてくれた事に安堵しながら、俺は近くにあった机に今日使用した【ブレイバックル】とスペードスートの13枚の【ラウズカード】に【ラウズアブゾーバー】を置く。

 

「ホウホウ……バックル型のデバイスにトランプの様なカード……更に別のデバイスですか」

 

「そう。バックルは【ブレイバックル】、トランプの様なカードは【ラウズカード】、そしてパワーアップツールの【ラウズアブゾーバー】だよ」

 

「バックル単体で変身は出来ないのかい?」

 

変身アイテムに興味を持ったパワーローダー先生が質問する。

 

「そうですね、バックルだけでは変身は出来ません。バックルの中心に、このカテゴリーA(エース)のカードを装填して、バックルを腰に翳します」

 

説明しながら変身プロセスを実際に再現する。

 

腰に翳した【ブレイバックル】から自動的にカードを重ねた様な赤いベルト帯が飛び出し、腰に巻き付き固定される。

 

そして変身の待機音声が鳴り響く。

 

「次に、ベルトに備わった【ターンアップハンドル】と言うパーツを横に引くと、バックルが回転してカードスロットからスペードの意匠の面に入れ替わります。変身!

 

 

『Turn Up』

 

 

そしてバックルから【チェンジビートル】と同じ絵柄をした【オリハルコン・エレメント】と呼ばれるエネルギースクリーンが出現し、【オリハルコン・エレメント】は徐々に近づき、俺の身体を通過する。

 

これで【仮面ライダーブレイド】に変身完了する。

 

「まあ、変身プロセスはこんな感じです」

 

「中々面白い仕組みですね!!それでそれで、残ったカードやパワーアップツールはどう使うんですか!?」

 

「うん、今から説明するから落ち着いて」

 

目をキラキラさせながら問いつけて来る発目さんを宥めながら、俺は説明を続ける。

 

「カテゴリーA(エース)以外のカードはこの【醒剣ブレイラウザー】にリードする事で、各カードの効果が使えます。例えばこのカテゴリー6(シックス)である"KICK"ならその名の通り、キック力を強化する事が出来ます」

 

「それじゃあ、この【ラウズアブゾーバー】はどう使うの?」

 

「午前中の圧縮訓練の時は、このデバイスにもカードを装填していたが」

 

「2枚使ってたよね」

 

「【ラウズアブゾーバー】はカテゴリーJ(ジャック)からK(キング)のカードを使って強化変身をするアイテムなんだ」

 

そう言いながら俺は【ラウズアブゾーバー】を左腕に装着し、中央部の【インサート・リーダ】にカテゴリーQ(クイーン)のカード【アブゾーブカプリコーン】を装填する。

 

 

『ABSORB QUEEN』

 

 

【ラウズアブゾーバー】がカードを認証し、待機音が鳴り響く。

 

「そして、今回はカテゴリーJ(ジャック)【フュージョンイーグル】を【ラウズアブゾーバー】にリードする」

 

 

俺は皆に見守られながら、【フュージョンイーグル】を【ラウズアブゾーバー】にラウズする。

 

カテゴリーJ(ジャック)のカードをラウズした事で【ラウズアブゾーバー】に【フュージョンイーグル】のプレートが出現する。

 

 

『FUSION JACK』

 

 

すると、俺の前に黄金の【フュージョンイーグル】のエレメントが出現し、俺の全身を通過する。

 

カテゴリーJ(ジャック)の影響により、装甲の一部が120tの衝撃にまで耐えられる超金属【オリハルコンプラチナ】から金色に輝く神秘の超金属【ディアマンテゴールド製】に変化し、胸部にスペードを象ったイーグルの紋章【ハイグレイドシンボル】が浮かび上がり、マスク部【スペードシールド】を保護するクリアシールドは白銀から金色へと変化する。

 

そして、背中には巨大な翼【オリハルコンウイング】が装備され、専用武器である【醒剣ブレイラウザー】の剣先に追加刃の【ディアマンテエッジ】が形成され、パワーアップを果たす。

 

カテゴリーJ(ジャック)の力を体現した強化形態【仮面ライダーブレイド ジャックフォーム】にフォームチェンジする。

 

「変わった!?」

 

「午前中に見たものとは違う様だな」

 

「羽付いとる!?」

 

「これは……」

 

 

「成る程!翼は所謂飛行ユニットの様ですね!最高飛行速度は!?高度は何処までですか!?」

 

 

「最高速度は時速300kmで、最高高度は10kmだよ。スピードに関してはカテゴリー9(ナイン)を使えば加速は出来るよ」

 

説明を終えた俺は変身を解除する。

 

「それと、俺の個性は1日3種類しか変身出来ないルールがあるから、状況に応じて適した変身をしないといけないんだよね」

 

「へぇ〜」

 

「確か、最初のヒーロー基礎学の後で皆にそう説明していたな」

 

「私だったら頭ゴチャゴチャになりそう……」

 

「中々面白かったよ」

 

「見せていただきありがとうございます!!あと出来れば他のも見たいです!!」

 

各々感想を言っている中、発目さんがリクエストする。

 

「う〜ん。他だとさっきと同じシステムのギャレンで1枠使ってるから……そうだな」

 

同じライダーシステムであるギャレンを見せてもインパクトに欠けると思い、俺は他の変身アイテムを考える。

 

「あ、これはどうかな?」

 

俺は思いついた変身アイテムをイメージしながら実体化させる。

 

俺の掌に現れたのは、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()である。

 

「佳面くん、これは?」

 

「最近出せる様になった物なんだけど、俺も使い方は良く解らないんだ」

 

「解らない?君の個性だろ?」

 

「さっきのみたいにバックルみたいなのと……スタンプ?」

 

「バックルには数字の"50"が刻まれてるね……」

 

「なかなか奇抜なデザインですね!」

 

皆でバックルとスタンプを興味深く見る。

 

すると──

 

試しに使ってみたら?

 

「いや、まだどう言う仕組みか解らないのに使うのはリスクが高いと思うし……ん?」

 

()()()()()()()()()()()()()()()に返答すると、緑谷たちの声では無い事に気付き振り返ると、俺の後ろに半透明の()()()()()

 

黒いボディに尖った耳と白いオールバックの髪。

 

少し鋭い大きな青い複眼。

 

口はイラストの入った青いマスクで隠れており、下半身は()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

お!漸く俺っちに気付いたみたいね!気付くの遅過ぎだって〜!

 

「(何か浮いてるし、しかも半透明……。それに声が某国民的有名なガキ大将と同じ……)え、誰?」

 

「佳面くん何を言ってるんだ?」

 

隣に居た飯田が不思議そうな表情で俺を見る。

 

「いや、後ろに変なのが浮いててさ」

 

「後ろ?」

 

()()()()()()()()

 

「え?」

 

黒い半透明な何かを指差しながら言うと、緑谷たちには()()()()()()()()()()()

 

 

ちなみにだけど、俺っちが見えてるの来太だけね!けど、側から見たら来太……不思議ちゃんみた〜い!!ウフフフフ!!

 

半透明の何かは俺を小馬鹿にする様に笑う。

 

……少しムカつくな、コイツ。

 

まあまあ、そうカリカリしないのっ!そんな事より、そのバイスタンプ使ってみ?

 

半透明の何かは机に置かれたスタンプ型アイテム【バイスタンプ】を指差す。

 

それを体に押すと、俺っちがお前の体の外に出て他の奴らにも俺っちが見える様になるってワケ

 

「このスタンプを?」

 

俺は【バイスタンプ】を手に取る。

 

「佳面くん?」

 

「どうしたんだ?」

 

「どうかしましたか?」

 

皆が不思議そうに俺を見る中、俺は【バイスタンプ】のスイッチを押す。

 

 

レックス!

 

 

【バイスタンプ】が起動し、俺は自身の体に押す。

 

「グッ!うあっ!」

 

すると、俺の中からドス黒い何かが飛び出し、巨大な契約書の様なものへと変わる。

 

 

「フフフ……うわあっー!!」

 

 

そして契約書の様なものは1人でに折り畳まれ、先程の半透明な何かが今度は実体となって現れる。

 

「うわ!?」

 

「何か出てきたぞ!」

 

「何なん!?」

 

「これは……!」

 

「アメイジングなのが登場です!」

 

突然の事で緑谷たちも驚愕する。

 

「ウッヒョーッ!やっと出られたぜ!」

 

俺の体から飛び出した何かは地面に届く程の長い尻尾を揺らしながら騒ぎ出す。

 

「お前……誰だ?」

 

「あ、そうだ!俺っちまだ自己紹介してなかった?もうっ、俺っちったらおっちょこちょい!!ンンッ!それでは改めまして……。チーッス!俺っちはバイス!来太から生まれたクールでナイスな悪魔でーす!!」

 

「悪魔?」

 

「常闇くんの黒影(ダークシャドウ)の様なものか?」

 

「めっちゃテンション高い……」

 

「悪魔とは随分と非科学的な……」

 

「悪魔って実在してたんですね!体の構造とかどうなってるんですか!?」

 

「おっと、そこのマッドそうな子!俺っちの事知りたいなら事務所通してくんない?ねぇ、代表の来太氏」

 

「誰が代表だよ」

 

バイスを名乗る悪魔(?)の登場に、空間が一気に混沌と化した。




未知のライダーシステム
ライダーくんは発目との約束でライダーシステムの一部を見せる事となり、【ブレイバックル】、【ラウズアブゾーバー】、【ラウズカード】を見せる。
そして次に、ライダーくんでも解らないライダーシステムである【リバイスドライバー】と【バイスタンプ】を取り出し、発目とパワーローダーに解析して貰う。

お調子者の悪魔、その名は【バイス】!!
ライダーくんが【レックスバイスタンプ】を自身の体に押してみると、半透明だった何かが飛び出し、ハイテンションな悪魔【バイス】が現れる。


次回登場する仮面ライダーのヒントは「悪魔」「スタンプ」「1人で2人」です。

今後のピックアップガチャ

  • 仮面ライダーガッチャード
  • 仮面ライダーガヴ
  • 仮面ライダーゼッツ
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