全ての仮面ライダーに変身したいと言ったけどガチャなんて聞いてないよ 作:けーやん
これからはなるべくペースを上げて投稿していきます。
他2作品も連載中ですので宜しければそちらもお楽しみ下さい。
5月まで募集していましたアンケートの結果、【ライダーくんvsエボルト】をオリジナルエピソードで連載する事が決定しました!
アンケートにご協力してくれた皆様、大変ありがとうございます!!
リバイス本編も遂に最強フォームが登場し、そして我らがヒロミさんが帰還!あの人が居るだけで安心感半端ない、流石ヒロミさん!あと大ニの正義感が暴走して敵側に堕ちてましたけど、また五十嵐家全員で食卓を囲めたら良いですね。
ドンブラザーズは追加戦士のドンドラゴクウのジロウが登場早々からヤバいキャラで今後の展開が予想出来ません。
ウルトラマンは【ギャラクシーファイト 運命の衝突】が凄すぎる。過去のウルトラマンたちの登場や戦闘シーンもそうですが、そのキャラたちを活躍させるシナリオにファンとして脱帽です。坂本監督は本当にファンを喜ばせるのが上手いです。
『4』
「単独で動くのは良くないと思うんだけど……」
「何で?」
焦凍、爆豪、切島が各自で行動に移り、遂に1次試験開始のカウントダウンが迫る中で、残った俺たちが一塊で移動していると緑谷が不安そうに呟く言葉に峰田が訊く。
『3』
「だってホラ……!僕らはもう手の内バレてるんだ」
「そうか!体育祭か!」
言いたい事を理解した飯田に緑谷が頷く。
「さっき僕が言った勝ち筋は他校も同様なワケで……学校単位での総力戦になると思うんだ。そしたら次は当然、
『2』
「それって!」
「もしかして……」
他の皆も緑谷の言葉を理解し、
『1……』
『1次試験 スタート』
試験開始のアナウンスと同時に、数十人の受験者がボールを持って俺たちの前に現れる。緑谷の予測通り、最初に標的に選んだのは
目の前の受験者の中には、試験前に挨拶した傑物学園高校の人たちも居る。
「TVで観てたよ、"自らをも破壊する程の超パワー"。まァ……」
「杭が出てればそりゃあ打つさ!!」
傑物学園高校の真堂さんが叫ぶと同時に、受験者たちが一斉に俺たちへボールを投げる。中には"個性"の能力を付与された物もある。
しかし──
「瀬呂、カバー頼む!」
「応よ!」
俺は両手から蜘蛛の糸に似た粘着性特殊繊維を放出して飛んでくるボールを捕らえ、残りを近くに居た瀬呂がテープで完全に止める。俺と瀬呂以外の皆も、合宿で習得した必殺技を駆使してボール無効化する。
「締まって、行こう!」
「「「おう!」」」
緑谷の掛け声に俺たち全員が応える。例え受験者全員から狙われているとしても、簡単にやられる程俺たちは成長していない訳がないのだ。
「ほぼ弾くかァ──」
「こんなものでは雄英の人はやられないな」
大量のボールを無効化した事に、目の前の受験者たちが警戒する。
「けどまァ……見えてきた」
傑物学園高校の男子が持っているボールを両手で捏ねる。すると丸かったボールが角張った形状となり、ガッチガチに硬くなっている様に見える。
「任せた」
「任された」
今度は他の傑物学園高校の男子が角張ったボールを受け取り、独特な構えを取る。
「これ、うっかり僕から一抜けする事になるかもだけど、そこは敵が減るって事で大目に見て貰えると有難いかな」
傑物学園高校の男子はそのままボールを地面に向かって投げる。投げられたボールは地面を潜って地中に隠れる。おそらく、投げた物の軌道を操作するタイプの"個性"なのだろう。
「ボールが地中に!!」
「皆下がって!ウチがやる!」
俺たちは地中に潜ったボールを警戒していると、耳郎さんが前に出る。すると耳郎さんは"イヤホンジャック"が両手に装備されたサポートアイテムと接続させ、そのアイテムを地面に当てる。俺たちは指示通り耳郎さんの後ろに下がる。
ハートビートファズ!
サポートアイテムで増幅された音の振動が地面を割る。地面が割られた事で地中に隠れていたボールが姿を現し、吸い込まれる様に峰田に向かう。
「オイラに来てるぅ!!」
「粘度溶解度MAX!」
アシッドベール!
今度は芦戸さんが標的にされた峰田の前に"酸"の盾を作り出し、ボールを溶かす。
「助かった!イイ技だな!」
「ドロっドロにして壁を張る防御ワザだよ!」
「隙が生じた、
「言い易くカッコ良くなってる」
"宵闇よりし穿つ爪"
纏った
「危な!」
傑物学園高校の女子は上半身をまるで亀の頭の様に引っ込ませて回避する。……あれって物理法則的に大丈夫なのだろうか?
「ふーー……強い」
「体育祭で見てたA組じゃないや。成長の幅が大きいんだね」
お互いに警戒していると、突如アナウンスが流れる。
『えー現在まだ何処も膠着状態……通過0人です……。あ、情報が入り次第私がこちらの放送席から逐一させられます』
(
すると真堂さんが腰を落とし、両手を地面に触る。
「よぉし。離れろ!彼らの防御は堅そうだ。割る!」
「(不味い……!)全員退避!」
「「「!?」」」
俺が皆に叫ぶも、相手の攻撃が一歩早い。
「最大威力!」
動 震
地 伝
先程の耳郎さんの必殺技以上の振動によって地面全体が割れ、足場がまともに確保出来ない状態となる。
「必殺技なら当然此方も編んでるよ」
「メチャクチャするなーーー!!」
真堂さんの必殺技によって、俺たち雄英はバラバラとなる。
「クソっ!緑谷!」
「ぐっ!!」
俺は近くに居た緑谷の手を何とか掴む。
「佳面くん!デクくん!」
麗日さんの叫びが聞こえるも、俺と緑谷は皆と離れ離れになった。
◾️◾️◾️◾️
「大丈夫?緑谷」
「いって、うん。何とか」
皆と離れ離れになった俺と緑谷は崩壊した地面から起き上がる。俺は変身していたお陰でダメージは無かった。
「凄い威力だったけど、味方が居る場所で使用するのはリスク高い必殺技だったね」
「だね。下手すると自分も孤立してしまいそうだけど、乱戦に持ち込みたかったのか?視界が悪くなった事で漁夫の利を狙ってるかもしれない」
俺たちはお互いにカバーし合える距離を取りながら、周囲を警戒する。そんな中で、何故か緑谷は笑っている。
「?緑谷、何ニヤニヤしてるの?」
「え!?えっと、僕たちよりも"個性"を鍛えて来た全国の強い人たちが相手でさ……その、なんかドキドキしてきて」
いつもは緊張しい性格である筈の緑谷から予想外な言葉が出た事に、唖然としながらも俺は仮面越しに笑みを浮かべる。
「確かに、学年が上の人たちを相手するなんて中々無いからね。自分の実力を試してみたい気持ちは分かるよ。けど──」
俺は瞬時に構えて、
「わ!?」
「冷静に周囲を警戒するのも忘れちゃ駄目だよ」
後ろを振り向いくと、学生帽を被ったレザースーツを着た女子がボールを手に持っていた。
「凄ーい!気づかれない様にしたのに防がれちゃった!やるね〜仮面のキミ。それと緑のキミ、ピンチなのに笑ってるなんて変なの」
「この人、確か士傑高校の!!」
目の前に立つのは、士傑高校の女子生徒だった。
「2人ともカッコイイねぇ」
「……それはどうも」
此方を見ながら笑みを浮かべる彼女に、俺と緑谷は構える。
「こう言う乱戦が予想される試験だとまず情報の多いとこを狙うみたいな発想をする人が居るらしいの。だから雄英が早めに脱落してしまう可能性を考えて会いに来たの。折角強豪校との交流チャンスだし
「よく喋りますね」
ペラペラ話し出す彼女に警戒すると、彼女はボールと石礫を同時に投げる。俺と緑谷は左右に避ける。
「ッ!
「!?」
音も無く緑谷の背後に回った彼女はボールを持った腕を振り翳す。
「こんなんボールで殴れば良いんじゃね?」
直前まで投げる動作をしていた彼女は、瞬時に切り替えてボールで緑谷のポインターに殴り掛かる。緑谷は何とか"フルカウル"で回避して距離を取る。すると既に彼女の姿は消えていた。
「緑谷、背中合わせ!」
「分かった!」
俺と緑谷は互いに背中を合わせた陣形を組んで警戒する。
「いつの間にか姿が消えてる。そう言う"個性"なのかな?」
「いや、これは"個性"と言うより……
左右に6つの視覚センサーが彼女を捕捉し、襲い掛かる前に緑谷を掴んで距離を取る。
「正解。相手の
「士傑ではそんな事も習得出来るんですか!?」
「緑谷、会話をしない。彼女のペースに呑まれるよ」
「うっ」
俺は彼女の説明に緑谷が食いつくのを静止する。
「コツは訓練を訓練と思わない事。フフフ、お互いに知りたがりだ。次は私ね。貴方たちは何でヒーローを志してる?」
「名誉?誇り?誰の為?」
「貴方たちの事がもっと知りたいな」
彼女の何か不気味な圧力に、俺と緑谷は警戒を強める。
すると、突然の攻撃が俺たち3人を襲い掛かり、俺たちは回避する。
視覚センサーが捉えると、少し離れた所から傑物学園高校の人たちが集団で現れる。
「士傑も居る……嫌だな……」
「!!やっばい……」
このままだと3人共に標的にされると思い、俺は緑谷に指示を送る。
「緑谷、俺が注意を引く。一旦姿を隠してくれ」
「ッ!……分かった」
『Add』
【デモンズドライバー】の左右のレバーを押し込み、左側のホルダーから【バッタバイスタンプ】を取り出し起動する。
『バッタ!』
俺は【バッタバイスタンプ】を【デモンズドライバー】の朱肉に似た承認装置に押印し、続けて正面モニターである情報入力装置に押印する。
『Dominate up!』
『バッタ!』
『ゲノミクス!』
【バッタバイスタンプ】の遺伝子情報を読み込んだ事で、俺の脚部が巨大なバッタの脚に変化する。
「何だアレは!」
「体育祭で見せてなかったぞ!」
「取り敢えず攻撃だ!」
全く情報に無い能力を目の前に、傑物学園高校組が怯む。
「ハアッ!」
その隙に俺は巨大なバッタの脚を活かしたジャンプ力で高々と跳び、傑物学園高校組を翻弄する。
「クソッ!」
「下手に攻撃するな!自分たちに当たるぞ!」
四方八方に飛び跳ねる事で標準が定まらない状態となり、傑物学園高校組は迂闊に攻撃が出来なくなる。
俺は【デモンズドライバー】のレバーを2回押し込む。
『More』
必殺技の待機音が鳴り響き、俺はもう1度レバーを押し込む。
『バッタ!』
『デモンズレクイエム!』
「ハアアアアアッ!!」
「「「うあああああ!!」」」
高々と跳躍し、急降下の勢いを利用した飛び蹴りを放つ。ライダーキックが直撃した傑物学園高校組は大きく吹き飛ぶ。
(よし、傑物学園高校の方は撃退。緑谷と合流して体勢を整える)
「居た!」
作戦を考えていると突然声が聞こえたので視線を移すと、麗日さんが居た。
「こっちに!早く!」
麗日さんは俺に手を差し出して叫ぶ。何か作戦があるのだろうか?
「畜生、せめて1人分は貰う!」
傑物学園高校の男子が1人、地面に倒れながら麗日さんに向かって"個性"を放つ。
「麗日さん避けろ!」
俺は麗日さんにそう叫ぶも、"個性"で回避する素振りをしなかった。
「わっ」
すると、麗日さんは足を滑らせ地面に落下しそうになる。
「!?クッ」
「
「?」
「ありがとう。ごめんねヘタこいた」
「大丈夫だよ……それより」
謝る麗日さんにそう答えて警戒を続ける。すると、後ろに居る麗日さんは
「貴女、
「はえ?」
俺の言葉に
「試験前の合宿で、短時間だけだけど麗日さんは副作用の酔いを気にせず自身を浮かせる事が出来る様になっている。それなのに先程の攻撃を躱さなかったし、何より無策のまま敵の前に現れるなんて
数秒の沈黙の後、目の前の麗日さんの姿が
「気付いて救けたって事は、逆に利用したの?」
「これだけ多くの受験者が居るんだ。姿を変える"個性"を持つ人が居ても不思議じゃないと思って警戒していただけだし、あのまま落下してたら体を痛めると思っただけだ」
「……!成る程、それがキミの理由なんだね」
崩れた中から士傑高校の女子生徒が姿を現す。
「キミの事、もっと知りたいな」
「……試験後にしてくれませんか?」
仮免試験恒例"雄英潰し"
各校がヒーロー育成校の名門である雄英を最優先に標的に捉え、総力で撃退に動く。しかし雄英側も日々の鍛錬によって必殺技を開発済み。狙われても狩られるつもりは毛頭ない。
次回、乱戦勃発!
そしてデモンズの能力、全力全開!!
今後のピックアップガチャ
-
仮面ライダーガッチャード
-
仮面ライダーガヴ
-
仮面ライダーゼッツ