全ての仮面ライダーに変身したいと言ったけどガチャなんて聞いてないよ   作:けーやん

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仮面ライダーリバイス本編でパパさんこと五十嵐元太(白波純平)がベイルドライバーの改良型であるデストリームドライバーで仮面ライダーデストリームに変身し、遂にベイルとの因縁に決着を着けましたね。そしてベイルと共に生きる事を選択し、一輝たち家族とこれからも生きていく覚悟を決めた姿に感動しました。

ドンブラザーズは敵側の戦士ドンムラサメが登場。しかも次回は大ベテラン声優の井上和彦さんがゲスト出演。私の中での井上和彦さんのキャラは【NARUTO】のカカシ先生や【美味しんぼ】の山岡士郎ですかね。

ウルトラマンの方は【ギャラクシーファイト 運命の衝突】が完結し、新たなウルトラ戦士【ウルトラマンデッカー】の放送も開始が迫り今からでも待ち切れないです。

第81話を投稿します。


75スレ

『結構状況動いてます!現在通過者52……あ、53名!続々出てます!2人以上脱落させた者も居る為、脱落は230名!』

 

『そして今54人目出ました、あと半分を切った!早く!終われ!』

 

切実さの混ざったアナウンスが会場に響く中、54人目の通過者である焦凍は目の前で拘束した相手を見て一呼吸する。焦凍の体からは氷と炎、両方が出ていた。個性の圧縮訓練によって、焦凍は2つの性質を同時に発動する事が可能となっていた。

 

(左右の同時発動……まだ練習足りねぇな。動きが鈍る)

 

焦凍が戦闘の反省をしていると、付けていた3つのターゲットが光る。そしてターゲット越しで通知が流れる。

 

『通過者は控室へ移動して下さい』

 

(3つとも光った)

 

『早よ』

 

焦凍は通知に従い控室へ移動すると、中には既に通過した人たちが休憩を取っていた。

 

(結構いんな)

 

焦凍が他の通過者を見回していると、一際大きな声が聞こえる。

 

 

「マジっすか!?自分もスタンプマン好きっスよ!彼は熱いヒーローっス!」

 

 

声のする方を見てみると、士傑高校の唯一の1年生であるイナサが他校の生徒と話していた。と言うより、一方的なマシンガントークであった。

 

(推薦なら入試ん時に会ってる筈だが……)

 

焦凍は推薦入試の時に夜嵐と出会っている事をぼんやりと思い出そうとしながら端の椅子に座る。

 

 

「でもやっぱり……!」

 

 

夜嵐が焦凍に気づくと先程の表情とは一変、焦凍を睨みつける。

 

 

「で、何でしたっけ!?」

 

 

「いや知らんよ。君が話し掛けて来たんでしょ」

 

しかし一瞬でいつもの雰囲気に戻ると他校の生徒と会話を再開する。

 

「………?」

 

焦凍は先程の夜嵐のリアクションに疑問を抱く。

 

 

◾️◾️◾️◾️

 

 

「君は誰でも助けるの?」

 

麗日さんに化けていた士傑高校の女子生徒は全身から泥の様なモノがボドボドと崩れ落ちる中で訊く。

 

「境界は?何を以て線を引く?」

 

(質問する前に服を着て欲しいんだけどな)

 

泥の様なモノが崩れ落ち、中から彼女の肌が露出し始める。"個性"の性質によるものなのか、彼女は何も身に付けていない状態であった。

 

彼女が接近して来た次の瞬間、俺と彼女の間をテープが割って入る。

 

「佳面、何この羨ましい状況!!」

 

テープが放たれた方向を見ると瓦礫の上に瀬呂が立っていた。

 

「もぉ」

 

横槍された事に彼女の表情は僅かに曇る。

 

「緑谷、麗日!」

 

瀬呂が叫ぶと緑谷と麗日さんが左右から現れ、彼女に接近する。そして彼女を拘束しようとするも凄まじい反応で回避され、彼女は爪で緑谷の頬を引っ掻き、バク転で後ろの瓦礫に着地して此方を見ながら座り込む。

 

「良いトコだったけど……残念……本当に!もっと話したかった。でも、これじゃあ無理ね……残念だ」

 

すると、彼女は麗日さんをジッと見つめる。

 

「ウララカオチャコさん、とっても信頼されてるね」

 

「は!?」

 

そう言い残して、彼女はこの場から立ち去る。

 

「あ、待て痴女!」

 

「瀬呂、追い掛けなくて良い。一先ず集合。緑谷、大丈夫?」

 

「うん、傷は浅いから大丈夫」

 

俺は3人を集めて状況確認をする。

 

「先程の彼女は"個性"の性質上、衣服を身に付けられないみたいだ。ターゲットごと脱いでた」

 

「他人に変身出来る"個性"……厄介過ぎる」

 

「また襲って来るかな?」

 

「1対1ならともかく、複数人を相手に1人で奇襲はリスクが大きいと思う。それより3人はいつの間に合流してたの?」

 

「ドンパチやってんの見えて駆けつけたんだよ。緑谷と麗日とは途中で合流したんだ!」

 

「成る程ね」

 

俺たちは瓦礫に身を隠しながら作戦を考える。

 

「取り敢えず4人」

 

「皆を待つか。他所は10人以上で動いてる。数で圧されるぜ」

 

『また通過者が出まして、現在58名です。あと42名で終わり!』

 

アナウンスから通過者の人数が通知される。

 

「一気に増えてく……やべーな。どうする?」

 

瀬呂がマスク越しに焦った表情をしながら訊く。俺は少し考ええ皆に言う。

 

「……さっき襲われて分かったけど、今近くに居る団体なら何とかなるかもしれない」

 

「マジか!すげぇな!どゆこと!?」

 

「対峙した団体の中に抜け駆けしようとした人が居た。団体で少数を狙うのは効率良いけど、逆に言えば獲物を取り合う事にもなるんだ」

 

「あぁ…!抜け駆けすると多数が減っちゃうから不利になってくんだ。やっちゃいかんやつだ」

 

俺の言葉を理解した麗日さんが補足をする。そこに瀬呂が緑谷に訊く。

 

「じゃあ、最初に緑谷が言った"かたまろう"はどうするつもりだったんだ?」

 

「そもそも"ボールを的に当てる"ってルールで的当てだと考えちゃうけど、相手の"個性"の性質が不透明である以上、動き回る的にボールを当てるのは容易じゃないし……時間も喰う。だから、まず全員が合格出来るだけの人数をまず拘束してから確実にボールを当てる。A組は範囲制圧に長けた人たちが多いから出来るんじゃないからって思ったんだけど……」

 

緑谷の言う通り、団体で動く場合は人数分の獲物を捕らえるのが正統法である。仮に先走って抜け駆けをしてしまったら、どんどん数も減るうえに陣形も崩れるリスクがあるからだ。

 

「なるへそ……確かに的当てうめーかどうかしか見れねーしな……。考えてみれば、本来そー言う試験かもな」

 

「シッ!ちょっと待って……来てない……?」

 

瀬呂が納得している所に、麗日さんが小声で叫ぶ。耳を澄ませると、此方にジリジリと近づいて来る足音が複数聴こえた。

 

「俺が出る」

 

「佳面くん、僕も出るよ!」

 

「分かった」

 

「は!?」

 

俺がそう言うと、緑谷も名乗り上げる。

 

「俺たちが囮になるから麗日さんと瀬呂が隙をついて出来るだけ拘束してくれ。2人の"個性"は相手の自由を奪いやすいから」

 

「囮って……こっちは4人。数が……無理だ」

 

俺の言葉に、瀬呂が反論する。

 

「……ラジャ」

 

すると、麗日さんが承諾する。

 

「ええ!?」

 

「よし、行くよ。緑谷も出来るだけ相手を翻弄して」

 

「うん!」

 

 

『Add』

 

 

緑谷が頷くのを確認し、俺は【デモンズドライバー】の左右のレバーを押し込み、左側のホルダーから【コンドルバイスタンプ】を取り出し起動する。

 

 

『コンドル!』

 

 

俺は【コンドルバイスタンプ】を【デモンズドライバー】の承認装置に押印し、続けて正面モニターである情報入力装置に押印する。

 

 

『Dominate up!』

 

 

『Add』

 

 

【コンドルバイスタンプ】が認証され、俺は再度【デモンズドライバー】の左右のレバーを押し込み、今度は【スコーピオンバイスタンプ】を取り出し起動する。

 

 

『スコーピオン!』

 

 

同様に【スコーピオンバイスタンプ】を【デモンズドライバー】の承認装置に押印し、続けて正面モニターである情報入力装置に押印する。

 

 

『Dominate up!』

 

 

俺は【デモンズドライバー】のレバーを2回押し込む。

 

 

『More』

 

 

必殺技の待機音が鳴り響き、俺はもう1度レバーを押し込む。

 

 

『コンドル!』

 

 

『スコーピオン!』

 

 

『デモンズレクイエム!』

 

 

【コンドルバイスタンプ】と【スコーピオンバイスタンプ】の遺伝子情報を読み込んだ事で、俺の背中にが巨大な翼と、腰部に巨大な蠍の尻尾が出現する。

 

「ハアッ!」

 

「何だ!?」

 

「コイツ、飛んでるぞ!」

 

背中の翼で高速飛行し、腰部の蠍の尻尾で相手の"個性"攻撃を牽制する。

 

「クソッ、もう1人もすばしっこい!」

 

「先にソイツを仕留めるぞ!」

 

緑谷も"フルカウル"のスピードを活かして相手を翻弄していく。

 

「行くよ!」

 

「おう!」

 

俺と緑谷が相手を翻弄している間に、麗日さんと瀬呂が準備を行う。瀬呂が"テープ"を瓦礫にくっ付けさせ、麗日さんが瓦礫に触れる事で宙に浮かべさせる。

 

 

「佳面くん、デクくん!行きます!」

 

 

麗日さんは合図を送ると"個性"を解除する。すると、宙に浮いていた瓦礫が地面に落下し、くっ付いていた"テープ"が相手を拘束する。

 

「テープ!?」

 

「瓦礫にくっ付けて……投げたのか!!」

 

「無事なヤツは逃げろ!」

 

相手が自分たちを拘束した罠に驚愕する。何人か拘束から逃れ、その場から逃げようとする。

 

「逃すか!」

 

「うわっ!?」

 

俺は巨大な蠍の尻尾で逃げようとする相手を薙ぎ払う。近くでは瀬呂が"テープ"で逃げようとする相手を拘束していた。

 

「ハア…ハア……なるべく多く、とは言ったけど大胆な……一応、分散されない様に撹乱して良かった」

 

「私は皆さんが瓦礫に当たらない配置になるのを、身を隠して見計らっていたのでした!」

 

『現在76名通過しております。もうじき定員ですよー』

 

息を整えるのも束の間、再び通知のアナウンスが流れる。

 

「時間もねぇし、すぐ他が襲って来るだろう……貰うぜ皆さん」

 

瀬呂を筆頭に、俺たちはボールを手にして拘束された人たちに迫る。すると、拘束された1人が嘆く。

 

「……君ら1年だろぉ?勘弁してくれよぉ。俺ら此処で仮免取っとかないと行けねーんだよ」

 

「……俺たちも、此処で立ち止まる訳には行かないんです」

 

相手の命乞いに僅かに引け目を感じながらも、俺たちはボールを的に押し当てる。

 

すると俺たちのターゲットが3つ共緑色に光り、試験を通過した事を知らされる。

 

『現在80名!ガンガン進んで良い調子ですよー』

 

「レスポンスはやっ」

 

「一先ず、控え室に行こうか」

 

「うん!」

 

「そうやね」

 

通過した俺たち4人は他の通過者は居る控え室へ移動する。

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

1:雄英の仮面ライダー

何とか1次試験通過出来ました。

A組全員!

  

2:空座町の無下限呪術師

おめでとー!

  

3:メイドラゴン(幼女+ロリ巨乳)の主

お疲れ様!

  

4:太刀川隊の狙撃手

やったね。

  

5:サクラギ研究所のリサーチフェロー

第1の関門はクリアだね。

  

6:杜王町の幽波紋使い

クラス全員が通過出来て何よりだな。

  

7:雄英の仮面ライダー

はい。

最初に通過したのは焦凍で、次に蛙吹さん・障子・耳郎さん・八百万さん。

その次に俺・緑谷・麗日さん・瀬呂の4人で、爆豪と切島がほぼ同じタイミングでした。

葉隠さんたちがギリギリでしたが、誰も欠け無くて良かったです。

  

8:太刀川隊の狙撃手

そう言えばライダーくん、士傑高校の女子生徒と対峙した?

  

9:雄英の仮面ライダー

>>8

はい。

()()()()()()()()()を持ってました。

  

10:空座町の無下限呪術師

>>9

う〜ん、マジかぁ。

  

11:サクラギ研究所のリサーチフェロー

>>9

原作通りと言えば原作通りなんだけど……。

  

12:メイドラゴン(幼女+ロリ巨乳)の主

>>9

どうしたもんか。

  

13:雄英の仮面ライダー

何か不味いですか?

  

14:空座町の無下限呪術師

まあ、()()()は大丈夫だよ。

気にしないで!

 

15:雄英の仮面ライダー

分かりました。

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 




緑谷たちとの連携で無事に1次試験突破!
緑谷・麗日・瀬呂との見事な連携により1次試験を合格したライダーくん。


次回、2次試験開始!
次回登場するライダーのヒントは「警察官」です。

今後のピックアップガチャ

  • 仮面ライダーガッチャード
  • 仮面ライダーガヴ
  • 仮面ライダーゼッツ
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