全ての仮面ライダーに変身したいと言ったけどガチャなんて聞いてないよ   作:けーやん

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第87話を投稿します。

今更ながら、今作である『全ての仮面ライダーに変身したいと言ったけどガチャなんて聞いてないよ』が連載されてから1年が過ぎました!!
現在、お気に入り登録が3,500件を突破して私自身ビックリしてます。
これからも皆さんに読んで頂けるよう連載を続けて行きますので、応援宜しくお願いします!!


仮面ライダーギーツの制作発表が公開されましたが、各ライダーのモチーフが狐、狸、猫、牛、パンダ、羊と言ったマイナー路線で逆に面白かったです。今までだと龍とか虎とかが王道でしたので。

リバイス本編ではまさかの狩崎さんがラスボスになって仮面ライダージュウガに変身しましたが、一部ではクウガのアルティメットフォームがモチーフになってると言われてビックリしました。しかも狩崎役の俳優さんも屈指のクウガファンみたいで東映側が完全に狙ってたと思っちゃいますね。そして、一輝の記憶がどんどん喪っていき遂には両親の記憶も無い状態に……。家族は皆生きているのに一輝だけが孤立しているのがある意味仮面ライダーのコンセプトである"孤独なヒーロー"を体現しているみたいですよね。


※今後の活動について【活動報告】に新投稿してますので、少しでも興味がありましたらご覧になって下さると幸いです。

https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=283740&uid=202117


81スレ

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

68:雄英の仮面ライダー

2人とも……。

 

69:空座町の無下限呪術師

遂に始まったね。

  

70:虚刀流のグラップラー

こうやるのは分かってたけどな……。

  

71:太刀川隊の狙撃手

今のところ本気で攻撃する爆豪に対し、緑谷は戸惑いもあって防戦一方ですね。

  

72:杜王町の幽波紋使い

流石に止めるべきじゃあないか?

  

73:サクラギ研究所のリサーチフェロー

>>72

いや、この喧嘩については……。

  

74:虚刀流のグラップラー

>>72

原作通りの展開だからなぁ。

  

75:プリキュア世界の円卓の騎士(1人)

止めるべきじゃないと言いますか……。

  

76:太刀川隊の狙撃手

そうですね。

  

77:雄英の仮面ライダー

……すいません。

やっぱり俺止めに行きます。

  

78:メイドラゴン(幼女+ロリ巨乳)の主

>>77

ライダーくん!?

  

79:鬼滅ごっこをやってる忍者

止すんだ、ライダーくん。

  

80:海賊系美食屋

今回の喧嘩はライダーくんが止めに入る必要はねぇよ。

  

81:雄英の仮面ライダー

ですけど!

 

「佳面少年?どうして君が」

 

「オールマイトッ」

  

82:メイドラゴン(幼女+ロリ巨乳)の主

オールマイト!?

やっぱり来た!

 

83:虚刀流のグラップラー

そこに居ると言う事は、相澤先生を止めて来たって事か。

 

84:空座町の無下限呪術師

まあ、タイミング的にもそうだろうね。

 

85:雄英の仮面ライダー

「すいません、2人が寮から出て行くのを見たので後を追ったらこんな事に。一先ず、2人を止めます」

 

 

『デモンズドライバー!』

 

 

「待つんだ、佳面少年」

 

「ですけど!」

 

「今は……彼らを止めるべきじゃない」

 

「オールマイト……」

 

「頼む」

 

 

86:サクラギ研究所のリサーチフェロー

>>85

やっぱりオールマイトは見守るか。

 

87:海賊系美食屋

まあ、緑谷たちの喧嘩にオールマイトも関係してるからな。

 

88:プリキュア世界の円卓の騎士(1人)

此処で止めたら、爆豪が抱えているモヤモヤが晴れないからね。

 

89:雄英の仮面ライダー

「……分かりました」

 

「済まないね、佳面少年」

 

90:杜王町の幽波紋使い

ライダーくんも何とか踏み留まったな。

 

91:太刀川隊の狙撃手

ですね。

 

92:メイドラゴン(幼女+ロリ巨乳)の主

後は2人の喧嘩を見守るだけだね。

 

93:空座町の無下限呪術師

まっ、喧嘩するのも若人の特権だからね。

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

「何で!ずっと後ろに居た奴の背中を追う様になっちまった!!」

 

 

「クソザコのてめェが力をつけて……!オールマイトに認められて……強くなってんのに!」

 

 

「なのにっ、何で俺は」

 

 

「何で俺は、オールマイトを終わらせちまってんだ!!!」

 

 

喧嘩をする中で、爆豪は自身が抱えていた感情を吐き出した。その姿は決して他人に弱さを見せなかった普段の彼ではなく、悩みを抱え苦しむ1人の少年であった。爆豪の叫びに緑谷は勿論、陰で見守っている俺とオールマイトも漸く彼の抱える苦しみを知った。

 

 

「やるなら……全力だ。サンドバッグになるつもりは無いぞ、かっちゃん!」

 

 

そして、そんな爆豪の苦しみを真正面から受け止められるのは、オールマイトの後継者である緑谷だけである。激しい攻防が続く中で、爆豪が今まで緑谷への感情をぶつける。

 

「何考えてるのか分からねえ!どんだけぶっ叩いても張り付いて来やがって!何もねぇ野郎だったくせに!俯瞰した様な目で!見てきやがって!」

 

「まるで全部見下ろしてる様な、本気で俺を追い抜いて行くつもりのその態度が目障りなんだよ!!!

 

そして、爆豪の本音を聞いた緑谷も抱いていた感情をぶつける。

 

「僕に無いものを沢山持ってた君は、オールマイトより身近な"凄い人"だったんだ!!

 

「だから、ずっと……君を追いかけてたんだ!!

 

互いに胸に秘めていた思いを叫び、2人の攻防は更に激しさを増していく。

 

 

「こんなもんかよ!!」

 

 

すると緑谷は爆豪を挑発する。

 

 

「はあああああああ!!?」

 

 

緑谷の挑発に案の定爆豪が反応する。しかし、それは緑谷の作戦でもあった。跳躍した緑谷を爆破で迫る爆豪に、今まで蹴り技しか使わなかった緑谷は左拳を爆豪の頬に叩き込む。

 

勝負が決まったと思った瞬間───

 

 

「敗けるかあああああ!!」

 

 

爆豪は血を吐きながら緑谷の腕を掴み、最大火力の爆破で急降下し、アスファルトに激突する。周囲が爆煙に包まれ、晴れた先には爆豪が倒れた緑谷を押さえつけていた。

 

夜のグラウンドβで繰り広げられた2人の喧嘩は、爆豪の勝ちで幕が降りた。

 

「行こう、佳面少年」

 

「はい」

 

俺はオールマイトと共に勝負が終わった緑谷と爆豪に近づく。

 

「そこまでにしよう、2人共。悪いが……聞かせてもらったよ」

 

「オール……」

 

「マイト……。それに佳面くんも」

 

「随分派手にやったね、2人共」

 

現れた俺とオールマイトに緑谷と爆豪が呆然となる。そしてオールマイトは爆豪に話し掛ける。

 

「気付いてやれなくて、ごめん」

 

「……今……更……。何でデクだ、ヘドロん時からなんだろ?何でコイツだった」

 

「非力で……誰よりヒーローだった。既に土俵に立っている君じゃなく彼を土俵に立たせるべきだと判断した」

 

オールマイトの返答に、爆豪は声を震えながら叫ぶ。

 

「俺だって弱ェよ……。あんたみてえな強ェ奴になろうって思って来たのに!弱ェから……!!あんたをそんな姿に!!」

 

()()は君のせいじゃない。どのみち限界が近かった……遅かれ早かれこうなる事は決まっていたよ。それに君は強い」

 

「ただね、その強さに私がかまけた……。抱え込ませてしまった」

 

そう言ってオールマイトは爆豪を抱き寄せる。

 

「済まない。君も少年なのに」

 

抱き寄せられた爆豪は直ぐに振り解く。

 

「長い事ヒーローやって来て思うんだよ。爆豪少年の様に勝利に拘るのも、緑谷少年の様に困っている人間を救けたいと思うのも、どっちが欠けていてもヒーローとして自分の正義を貫く事は出来ないと」

 

「緑谷少年が爆豪少年の力に憧れた様に、爆豪少年が緑谷少年の心を畏れた様に……気持ちを曝け出した今ならもう……分かってるんじゃないかな?」

 

「互いに認め合い真っ当に高め合う事が出来れば、救けて勝つ 勝って救ける最高のヒーローになれるんだ」

 

オールマイトの言葉に、緑谷と爆豪は互いを見つめ合う。

 

「そんなん……聞きてえ訳じゃねンだよ」

 

そう呟いて爆豪は座り込む。顔を隠しているため表情は読めない。そして爆豪は緑谷に話し掛ける。

 

「お前、1番強ェ人にレール敷いて貰って……敗けてんなよ」

 

「……強くなるよ。君に勝てるよう」

 

緑谷の言葉を聞いた爆豪は1つ溜め息を吐いてオールマイトに訊く。

 

「はぁ………デクとあんたの関係を知ってんのは?」

 

「リカバリーガールと校長……生徒では佳面少年と君だけだ」

 

「何で変身野郎も知ってんのかは知んねェが……バレたくねェんだろ、オールマイト。あんたが隠そうとしてたから、どいつにも言わねぇよ。クソデクみてぇにバラしたりはしねぇ……此処だけの秘密だ」

 

そう言って、爆豪はオールマイトに約束する。

 

「秘密は……本来私が頭を下げてお願いする事。何処までも気を遣わせてしまって……済まない」

 

「遣ってねェよ。言いふらすリスクとデメリットがデケェだけだ」

 

謝るオールマイトに爆豪は起き上がりながら答える。

 

「こうなった以上は、爆豪少年にも納得のいく説明が要る、それが筋だ。佳面少年にも聞いて欲しい」

 

「分かりました」

 

こうして、俺と爆豪はオールマイトの秘密を聞かされる。

 

オールマイトの"個性"は巨悪に立ち向かう為、代々受け継がれて来た力である事。

 

その力でNo.1ヒーロー・平和の象徴となった事。

 

戦いの中で傷を負い、限界を迎えていた事。

 

そして、緑谷を後継として選んだ事を。

 

「曝かれりゃ力の所在やらで混乱するって……事か。っとに……何でバラしてんだクソデク……」

 

「うっ……」

 

寮に戻りながら爆豪は緑谷に言う。

 

「私が力尽きたのは私の選択だ。さっきも言ったが君の責任じゃ無いよ」

 

「それとここだけの話だけど、俺も連合に狙われていたんだ。そう言う意味じゃあ俺も同罪だよ。……だからって訳じゃ無いけど、爆豪1人が責任を感じないで欲しい」

 

オールマイトの言葉に続く様に俺は補足する。

 

「佳面くんも!?」

 

「うん。連合は爆豪を仲間にしたがってたみたいだけど、俺の場合は"個性"を奪う為に狙っていたんだ」

 

俺は驚愕する緑谷にそう答える。

 

「結局……俺のやる事は変わらねぇや……。ただ、今までとは違え。デク」

 

爆豪は自身の隣を歩く緑谷の方を見て宣言する。

 

「(お前が俺や周りを見て吸収して強くなった様に)俺も全部俺のモンにして上へ行く。"選ばれた"お前よりも」

 

「じゃ…じゃあ僕はその上を行く。行かなきゃいけないんだ……!」

 

緑谷も拳を握り締めながら爆豪に言うと、それを聞いた爆豪は目を吊り上げる。

 

「……だから、そのお前を超えてくっつてんだろが」

 

「いや、だからその上を行かないといけないって話で……」

 

 

「あ"あ"!!?」

 

 

互いに譲らない様子に、俺は笑う。

 

「じゃあ俺は、2人の更に上へ行くとするかな」

 

 

「あ"あ"!!?何割って入って来てんだ変身野郎!!」

 

 

俺の発言に爆豪はキレながら叫ぶ。

 

「今のところ俺は2人に負け無しだし。現時点では俺が少しリードしてる事になるね」

 

「なってねェわ!なんなら今からぶっ殺すぞ!!」

 

「え〜やだよ。今喧嘩したら俺も怒られるし。言っとくけど寮に戻ったら絶対相澤先生からペナルティ課せられるから覚悟した方が良いと思うよ」

 

 

「舐めてんのか!!」

 

 

「落ち着いてかっちゃん!」

 

 

怒りのボルテージが一気に加速する爆豪を緑谷が止める。そんな2人を見ながら、俺は宣言する。

 

「出久、勝己」

 

「えっ!?」

 

「あ"あ"!?」

 

突然名前を呼ばれた事に2人は驚く。

 

「誰が最高のヒーローになれるか勝負だ。言っとくけど、なるのは俺だから」

 

ニヤリと笑いながら宣戦布告する俺に出久と勝己は唖然とする。そして勝己はクワッと目を吊り上げて叫ぶ。

 

 

「なるのは俺だ!!っつうか馴れ馴れしく名前呼んでんじゃねェ!!」

 

 

「良いでしょ?秘密を共有する仲だし。あ、"かっちゃん"の方が良かった?」

 

 

「ざけんな!!殺すぞバ佳面!!」

 

 

「ちょ、バ佳面じゃなくて佳面ね。来太でも良いよ」

 

 

「誰が呼ぶか!!」

 

 

「落ち着いてかっちゃん!」

 

「出久も俺の事名前で呼んで良いからね」

 

「えっ!?えっと、かつ……ら、来太くん」

 

「そうそう、良い感じ。それじゃあ勝己も」

 

 

「呼ばねェっつてんだろバ佳面ァァ!!」

 

 

そんなコントの様な俺たちのやり取りを見ながら、前を歩いていたオールマイトは笑みを浮かべていた。

 

 

◾️◾️◾️◾️

 

 

「試験を終えたその晩に喧嘩とは、元気があって大変よろしい」

 

寮に戻ると、案の定相澤先生は鋭い目付きをしながら出久と勝己を捕縛布でギリギリと縛り上げる。一応、2人は手当を済ませている。

 

「相澤くん待って、捕縛待って」

 

オールマイトが慌てて相澤先生を止めに入る。

 

「原因は私にあるんだ」

 

「はい?原因?何です」

 

問い詰める相澤先生に捕縛された出久と勝己がギクリとなる。俺も2人の後ろに立って表情を僅かに強張らせる。

 

「爆豪少年は私の引退に負い目を感じていたんだ……そのモヤモヤを抱えたまま試験に臨ませ、結果彼の劣等感が爆発した。気付けずメンタルケアを怠った……大人の失態が招いた喧嘩だったんだ」

 

オールマイトは秘密を知られない為に相澤先生へそう説明した。それを聞いた相澤先生は顰めっ面をしながらも納得する。

 

「……だからルールを犯しても仕方ない……で済ます事は出来ません。然るべき処罰は下します。先に手ェ出したのは?」

 

しかしルールに厳しい相澤先生は2人に問う。

 

「俺」

 

「僕も結構……ガンガンと……」

 

名乗り上げた勝己の後に出久が弱々しく答える。それを聞いた相澤先生は2人を指差して処罰を下す。

 

「爆豪は4日間!緑谷は3日間の寮内謹慎!その間の寮内共有スペース清掃!朝と晩!!+反省文の提出!!怪我については痛みが増したり引かないなら保健室へ行け!ただし余程の事でなければ婆さんの"個性"は頼るな。勝手な傷は勝手に治せ!佳面も2人の怪我を治すな!」

 

「あ、はい!」

 

ギロリと睨む相澤先生に俺は頷く。

 

 

「ふぅ……以上!寝ろ!

 

 

溜め息を吐くと相澤先生は説教を終える。解放された俺、出久、勝己は自分たちの部屋に戻り漸く眠りについた。




次回から【インターン編】に突入!
そして久し振りのガチャ回です。

今後のピックアップガチャ

  • 仮面ライダーガッチャード
  • 仮面ライダーガヴ
  • 仮面ライダーゼッツ
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