全ての仮面ライダーに変身したいと言ったけどガチャなんて聞いてないよ 作:けーやん
仮面ライダーギーツ第1話観ました。
主人公が1話からバイク乗って「ライダーしてる!?」と驚きつつ、俺様系の性格と既に戦闘慣れしてる感じがカブトの天道総司っぽいと思っていたら達観した価値観が少しオーズの火野映司っぽくも思いました。
それと仮面ライダーシローが1話の序盤で退場したシーンに「龍騎以上にバトルロワイヤルしてる」と思いました。
ドンブラザーズはタロウとソノイの一騎打ち回でしたが、ジロウやムラサメ、ヒトツ鬼が乱入するなどアクシデントがありつつも終盤で一騎打ちを行いタロウの勝利となりましたね。そして皆がプールで遊んでいるのにまた1人だけハブられた犬塚さん。逃亡者だから仕方ないけど。
ウルトラマンデッカーは先週に引き続きトリガーとのコラボ回!?巨大なルルイエに似た花ギジェラの登場にウルトラQのマンモスフラワーを連想してしまいました。そしてメガロゾーアからカルミラを救出し、デッカー・トリガー・カルミラの3人が共闘!?しかもトリガーのOP曲「Trigger」が作中で流れて完全にウルトラマントリガー主役回になってました。カルミラ姐さんが光堕ちしたしダーゴンとヒュドラムの魂(?)も無事っぽいのでデッカーの終盤にまた再登場する可能性があるかもしれませんが、ダーゴンは良いとしてヒュドラムは復活しないで欲しいですね。
※今後の活動について【活動報告】に新投稿してますので、少しでも興味がありましたらご覧になって下さると幸いです。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=283740&uid=202117
「よっしゃ、先輩。それじゃあ、ご指導ぉーよろしくお願いしまーっす!」
切島の掛け声と同時に出久が飛び出し通形先輩との距離を一瞬で詰める。そしてそのまま出久は蹴りを繰り出そうと右足を振り上げる。
その時、突然ジャージが地面に落下し、通形先輩の裸体が露わになる。
「ああーーーー!!??」
「今服が落ちたぞ!?」
「ああ失礼!調整が難しくてね」
(何か凄いデジャヴ)
皆が服が脱げた通形先輩に驚愕し、俺は既視感を覚える。当の本人である通形先輩は謝罪しながら急いでズボンを履こうとすると出久が迫る。
(隙、だらけ!)
超パワーで強化された蹴りが風圧と共に通形先輩の顔に目掛けて繰り出される。
「!?」
出久の蹴りは通形先輩の顔に当たる事無くすり抜ける。攻撃が当たらず後方に着地した出久は急いで体勢を立て直すと、その隙に青山・瀬呂・芦戸さんがレーザー、テープ、酸を射出し攻撃を仕掛ける。しかし又もや攻撃は通形先輩をすり抜け、放たれた攻撃は出久の近くのコンクリート壁に激突し黒煙があがる。
「待て!……居ないぞ!?」
黒煙が晴れると先程まで目の前に居た筈の通形先輩の姿が消えており、皆は慌てて探す。
「まずは遠距離持ちからだよね!!」
突然後方から通形先輩の声が聞こえる。皆が一斉に振り返ると、
「ギャアアアアアアア!!!」
突然背後から出現した裸体の通形先輩に、近くに居た耳郎さんが再び悲鳴を上げる。
「ワープした!?」
「すり抜けるだけじゃねぇのか!?」
「どんな強"個性"だよォ!!??」
(・・・違う。ミリオの個性は決して羨まれるモノじゃない。僻むべきはその技術だよ1年坊)
地面から飛び出して来た通形先輩は次々と遠距離系"個性"持ちに拳を叩き込んで戦闘不能にしていく。その光景は正に圧倒的で、拳のみで攻撃する通形先輩を皆は捉える事は出来なかった。
「POWERRRRRRRRRRRR!!!」
一瞬で遠距離攻撃組を制圧した通形先輩はズボンを履き直し叫ぶ。
「通形ミリオ……」
すると相澤先生が呟く。
「あの男は俺の知る限り、最もNo.1に近い男だ……プロも含めてな」
「一瞬で半数以上が・・・!?あれがNo.1に最も近い男……!!」
相澤先生の言葉に焦凍が目を見開く。
(だと
「?相澤先生、何か」
「別に……」
相澤先生が此方をチラリと見るので訊くと、相澤先生は素っ気なく呟く。そんな中、遠距離組を制圧した通形先輩は近接組と向き合っていた。
「遠距離は粗方片付いた。後は近接主体ばかりだよね!」
「何したのかさっぱり解んねぇ!」
「すり抜けるだけでも強いのに、ワープとかっ……」
「それってもう、無敵じゃないですか!」
「よせやい!」
あまりの理不尽に残った皆が嘆き、通形先輩は不敵に笑みを浮かべながら構える。
(……無敵か。その一言だけで君らのレベルが推し量れる。例えば素人がプロの技術を見ても何が凄いのかすら分からないように、ミリオがしてきた努力を感じ取れないのなら一矢報いることすら出来ない。それに……
今度は天喰先輩が俺の方に視線を僅かに移すのを感じ、俺がチラリと視線を移すと天喰先輩は直ぐに顔の向きを壁側に戻す。
「何かカラクリがあると思うよ」
混乱する皆に出久はそう言った。
「すり抜けの応用でワープしてるのか、ワープの応用ですり抜けてるのか。どっちにしろ、直接攻撃される訳だからカウンター狙いで行けばこっちも触れられる時がある筈!何してるか解らないなら、解っている範囲で仮説を立ててとにかく勝ち筋を探って行こう!」
「おォ!サンキュー!謹慎明けの緑谷スゲェ良い!!」
出久の鼓舞に切島たちの闘志が再び燃え上がる。分析力に長けた出久はこう言う戦況の時凄く頼もしく感じる。
「だったら探ってみなよ!」
そう言うと同時に通形先輩が走り出す。そして走っている最中に通形先輩の身体がまたしても沈み、目の前から姿を消した。
「沈んだ!」
(現れるとすれば……)
(
一瞬の静寂の後、出久の背後の地面から通形先輩が全裸のまま勢いよく浮上する。
(ここ!!!)
出久は背後に振り向くと同時に通形先輩に向けて蹴りを放つ。
「(反応じゃない!俺がここに現れるのを予測した!?)だが必殺!ブラインドタッチ目潰し!」
「!?」
通形先輩はすり抜けを利用した目潰しをする。解っていても出久は思わず目を閉じる。そしてその隙を逃さず、通形先輩は右拳を緑谷の腹部に突き刺す様に殴る。
「ウッ……!?」
「殆どがそうやってカウンターを画策するよね!ならば当然、そいつを狩る訓練!するさ!」
「緑谷君!?」
出久に拳を叩き込んだ通形先輩は再び地面へ潜る。そして今度は飯田の背後に出現し不意を突いて攻撃する。
「うあっ……!?」
「クッソォ……!!」
切島たちは通形先輩の動きを捉え様としても一瞬に地中へ消えてしまう。そして残った皆全員の腹部に拳を叩き込み戦闘不能にさせる。
「POWERRRRRRRRRRRR!!!」
通形先輩の叫びと共に、模擬戦は終了した。
◾️◾️◾️◾️
「ギリギリチンチン見えないように努めたけどすみませんね女性陣!……とまぁ、こんな感じなんだよね」
「全員が訳分からず腹パンされただけなんですが……」
戦闘を終えた出久たちは腹パンを喰らってしまい、腹部を手で抑えながら呻いていた。まだ回復し切れていない皆に通形先輩は訊く。
「俺の"個性"、強かった?」
「強すぎッス!」
「ズルイや!私の事も考えて!」
「すり抜けるしワープだし、轟みたいなハイブリッドですか~!?」
「いや、1つ!」
「えっ……1つ!?」
「は~い!私知ってるよ"個性"!ねぇねえ言っていい?」
予想外の答えに思わず出久は聞き返す。すると通形先輩の隣に立つ波動先輩が手を挙げて会話に割って入る。
「透過!」
「波動さん……今はミリオの時間だ」
「そう!俺の"個性"は透過なんだよね!君たちがワープと言うあの移動は推察されたとおりその応用さ!……あぁゴメンて」
通形先輩に言葉を奪われ、不機嫌になった波動先輩は頬を膨らませる。通形先輩から種明かしされた皆だったが、それでもまだ理解していない様子である。
「どういう原理でワープを?」
出久はエアノートに指で文字を書きながら質問する。……シュールと言うか、ノートに書き込むのが癖になっているのだろう。
「全身に"個性"を発動すると俺は凡ゆるモノをすり抜ける!凡ゆる、即ち地面もさ!!」
「あっ……じゃあ、あれ地面に落っこちてたって事!?」
麗日さんの言葉に通形先輩は頷く。
「そう!地中に落ちる!そして落下中に個性を解除すると不思議なことが起こる。質量のあるモノが重なり合うことは出来ないらしく、弾かれてしまうんだよね!つまり俺は瞬時に地上へ弾き出されているのさ!これがワープの原理。体の向きやポーズで角度を調整して、弾かれた先を狙うことが出来る!」
通形先輩が自身の"個性"についてネタ明かしをしている様を皆は黙って聞く。
「……?何かゲームのバグみたい」
「イイエテミョー!」
芦戸さんの感想に通形先輩は吐き出しながら笑う。
「攻撃は全て透かせて自由に瞬時に動けるのね。やっぱりとても強い"個性"」
蛙吹さんが個性について感嘆していると、通形先輩は静かに否定する。
「いいや。強い"個性"に……
「「「?」」」
通形先輩の返答に皆が首を傾げる。
「"個性"発動中は肺が酸素を取り込めない。吸っても透過しているからね。同様に鼓膜は振動を、網膜は光を透過する。凡ゆるモノがすり抜ける。それは何も感じることが出来ず、只々質量を持ったまま落下の感覚があるという事なんだ」
「えっ!」
「それって……」
何人か察しの付いた事に気付いた通形先輩は説明を続ける。
「解ったかな?そんな感じだから壁1つ抜けるにしても、片足以外発動→もう片方の足を解除して設置→そして残った足を発動させすり抜け。簡単な動きにもいくつか工程がいるんだよね」
「俺だったら急いでる時程ミスるな」
「おまけに何も感じなくなってるんじゃ動けねぇ」
通形先輩から【透過】の扱いの悪さを聞かされた皆は各々感想を呟く。
「そう。案の定俺は遅れた。ビリッけつまであっという間に落っこちた。服も落ちた。この"個性"で上に行くためには遅れだけはとっちゃダメだった」
そして通形先輩は自身の額を指で高速で突つきながら説明を続ける。
「予測!!周囲よりも早く!時に欺く!何より予測が必要だった!!そしてその予測を可能にするのは経験!経験則から予測を立てる!長くなったけどコレが手合わせの理由!言葉よりも経験で伝えたかった!インターンにおいて、我々はお客ではなく1人のサイドキック!プロとして扱われるんだよね!」
「それはとても恐ろしいよ?プロの現場では時に人の死にも立ち会う…!けれども、怖い思いも辛い思いも全て学校じゃ手に入らない一線級の経験!俺はインターンで得た経験を力に変えてトップを掴んだ!ので!怖くてもやるべきだと思うよ1年生!」
通形先輩の力強い演説に皆が感銘を受ける。
「話し方もプロっぽい!」
「1分で終わる話を此処まで掛けて下さるなんて!」
「お客か…確かに職場体験はそんな感じだったな」
「危ない事はさせないようにしてたよね」
「インターンはそうじゃないって事か……」
「仮免を取得した以上、現場に出ればプロと同格に扱われる」
「覚悟しとかなきゃな」
「上等だっての!」
「そうだよ!私たちプロになるために雄英入ったんだから!」
「そうだな」
「上昇あるのみ……」
「プルスウルトラ」
通形先輩の話に感化され、皆はインターンへの意欲が高まる。
「そろそろ戻るぞ。挨拶」
「「「ありがとうございました!!!」」」
全員で通形先輩たちにお礼を言って、インターンの説明会兼模擬戦は終了した。
すると、通形先輩は言葉を続ける。
「まァ。こんな事言ってるけど俺たち3人、佳面くんに3縦されちゃったんだけどね!」
「「「………はァァァァァァァァァ!!?」」」
(何でこのタイミングで言うんですか通形先輩!?)
通形先輩の爆弾発言により、俺は今日1日皆から質問責めを受ける事となった。……ちなみに、波動先輩に腕に抱きつかれた件についても一部の人たちから物凄く質問責めを受けた。
◾️◾️◾️◾️
翌日。勝己が謹慎明けとなり、2学期に入って初のA組全員で受けるホームルームで相澤先生がインターンについて触れる。
「プロヒーローの職場に出向き、その活動に協力する職場体験の本格版"ですが、昨日職員会議で協議した結果、校長始め多くの先生が"辞めとけ”と言う意見でした」
「「「ええええええええええ!!??」」」
突然の発言に皆は驚きを隠せなかった。
「あんな説明会までして!?」
「でも、全寮制になった経緯から考えたらそうなるか……」
「ザマァ!!!!」
「参加出来ないからって・・・」
葉隠さんが1人だけ笑う勝己にそう言うと相澤先生は説明を続ける。
「……が、今の保護下方針では強いヒーローは育たないという意見もあり、方針としてインターン受け入れ実績が多い事務所に限り一年生の実施を許可する、という結論に至りました」
「クソがァァァァ!!!」
(不味いな、ミルコさんの所でインターン出来ないかも……)
限定付きではあるが一応インターンに行くことが出来るようになった。職場体験で得たコネを使えるかどうか不安を胸中に抱く人たちが多い中で、俺は事前に決めていたミルコさんの所でインターンに行くのが困難になった事に困りながら1限目の授業を受ける。
◾️◾️◾️◾️
『仮免取ったんだってな佳面!なら今すぐインターンに来い!』
昼休憩となり昼食を済ませた俺は校舎にある中庭のベンチに腰を掛けて電話をすると相手のミルコさんがスマホ越しに大声で叫ぶ。
「あー……ミルコさん。実は学校の方針で、インターンの受け入れ実績があるプロヒーローの所にしか行かせてくれない事になりまして」
俺は突然の大声に耳を抑えながら今回のインターンの件についてミルコさんに伝える。ミルコさんは事務所すら持たない特殊なヒーロー。勿論インターンの受け入れ実績は無い筈である。
『ハァ!?ンだよその方針!お前は私のトコに決まってんだよ!ちょっと待ってろ!!』
「ちょっ、ミルコさん?……切れた」
するとミルコさんは突然通話を切った。俺は困惑しながらスマホをズボンのポケットに入れて教室に戻る。
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今日最後の授業が終わり放課後。皆と寮に帰ろうとしたその時アナウンスが流れる。
『1年の佳面来太くん。至急職員室に来て下さい。繰り返します。1年の佳面来太くん。至急職員室に来て下さい』
「おい佳面、何か呼び出しされたな」
「何かあったのか?」
「緑谷と爆豪みたいに問題起こしたか?」
「ンだとコラァ!!」
皆も俺が呼び出しされた事に首を傾げる。
「来太、何かあったのか?」
「んー、心当たりは無いと思うけど……一先ず行ってみるよ」
「急いで職員室に向かうんだ佳面くん!しかし!廊下は走っては駄目だぞ!!」
「分かってるよ。それじゃあ皆、後でね」
「行ってらっしゃい!」
「またね、佳面ちゃん」
「無事に生還してね!」
「いや、職員室に呼ばれただけだから」
皆と別れて、俺は可能な限り急いで職員室に向かう。数分後、廊下を歩き職員室に到着した俺は出入り口の扉を開ける。
「失礼します。1年A組の佳面です」
「来たか。こっちだ」
「失礼します」
相澤先生が手を挙げるのを確認し、俺は近付く。
「何でしょう、相澤先生」
質問すると、相澤先生は何処か疲れた様子で俺を見る。
「お前、ミルコにインターンについて話したな?」
どうやら呼び出しの理由はインターンの件についてらしい。
「はい。今の雄英の方針も含めて一通り伝えましたけど」
「やはりか……。昼頃、その事でミルコからクレームの電話があった。お前を自分の所にインターンに寄越さなかったら無理矢理連れて行くとな」
「え!!?」
クレームと言うより脅迫染みた内容に思わず素で驚きながら、俺は職場体験最終日に言われた事がフラッシュバックする。
「流石に現役のトップヒーローと学校側で問題を起こす訳にはいかない……。そこでヒーロー科の教師と校長とも話し合った結果、
「そうなんですか!」
「ああ。それでどうする?インターンは強制じゃない。受ける受けないはお前の意思次第だが」
意思確認をする相澤先生に俺は頭を下げて答える。
「俺自身としてもミルコさんの所でインターンをしたいと決めていました。お願いします、行かせて下さい!」
「……分かった。手続きの準備は此方でやっておく」
「ありがとうございます!」
俺がお礼を言うと相澤先生は息を吐きながら頭を掻く。
「3年の話を聞いているから解ってると思うが、インターンは職場体験よりもハードだ。当然危険な事件に遭遇する可能性もある……覚悟して臨めよ」
「はい!」
こうして、俺はミルコさんの所でインターンに行ける事になった。
A組を圧倒するミリオ
全ての攻撃がすり抜け、1撃で確実に仕留めるミリオ。"個性"【透過】を
ミルコ、雄英にクレームを入れる
インターンについて雄英側は
次回 ライダーくん、インターンデビュー!!
変身する仮面ライダーのヒントは「4号」です。
今後のピックアップガチャ
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仮面ライダーガッチャード
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仮面ライダーガヴ
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仮面ライダーゼッツ