全ての仮面ライダーに変身したいと言ったけどガチャなんて聞いてないよ   作:けーやん

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第96話を投稿します。

台風14号予想以上に勢いが凄いですが、皆さんの所は大丈夫でしょうか?
皆さんがご無事である事を祈ります。


※今後の活動について【活動報告】に新投稿してますので、少しでも興味がありましたらご覧になって下さると幸いです。

https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=285887&uid=202117


90スレ

インターンから戻って来た俺は、久し振りに雄英で授業を受けていた。俺以外にも出久・切島・常闇・蛙吹さん・麗日さんもそれぞれインターン先から戻って来ており、その中でもインターンと学校生活との温度差に気を緩める人は少なくなかった。

 

「切島ァァァ!!お前ネットニュースにヒーロー名載せられてるぞ!」

 

「あ?」

 

瀬呂が興奮気味に自分のスマホに表示されたネットニュースの記事を切島に見せる。

 

「『新米相棒(サイドキック)裂怒頼雄斗爆誕!初日から市民を背負い単独敵退治!』だってよ〜!」

 

ネットニュースの内容は大阪で切島が市民を護りながら(ヴィラン)を撃退した事が記載されており、当時の写真も掲示されていた。

 

「梅雨ちゃん!麗日!スゴいよ名前出てる!!えっと、『リューキュウ事務所に新たな相棒(サイドキック)!インターンシップで所属した二人!!』」

 

「えぇ~!?嬉しいな~ホントだー!!」

 

「何処から撮ってたのかしら?」

 

「スッゴいねぇ~!!もうMt.レディみたいにファンついてるかもね~!!」

 

「羨ま~!!!!」

 

「マジじゃん!?『ルックスもキュート。お手柄!大事件を瞬時に制圧。実力は本物』」

 

切島だけでなく、リューキュウの元でインターンをしていた蛙吹さんと麗日さんにもネットニュースで記事が載せられていた。

 

「佳面、お前の事も話題になってるぞ」

 

「ん?」

 

すると障子がスマホを見せる。

 

「『宝石強盗の暴走から市民を守った逸材。様々な姿に変身し戦うスタイルはプロに匹敵する』」

 

「それと誘拐事件!!『ヒーロー・警察と連携して(ヴィラン)グループと交戦。単身で組織のリーダーを追い詰め、被害者全員を救出!!』」

 

「ホークスとベストジーニストに並ぶイケメンヒーロー爆誕だってよ!!」

 

「報道番組でも放送されてるし!」

 

「You◯ubeでも動画挙がってたよ!!」

 

「スゲーじゃん!1番の出世頭だな!!」

 

皆が興奮気味に俺に詰め寄る。

 

「そうなんだ」

 

それに対し、俺がそう答えると皆が首を傾げる。

 

「"そうなんだ"って……反応薄くね?」

 

「嬉しくないの?」

 

「両方とも俺1人で解決した訳じゃないから。特に誘拐事件はミルコさんや他のヒーローと警察の人たちと協力したお陰だし。……寧ろもっと頑張らなきゃって改めて思い知らされたよ」

 

「「「………」」」

 

俺の言葉に教室が静かになる。

 

「スゲーよお前」

 

「何処まで自分を追い込むんだよ」

 

「謙虚とかストイックの域越えてるよね」

 

皆が感心した表情で俺を見る。すると委員長の飯田が眼鏡をキラリと光らせる。

 

「佳面くんの言う通り、素晴らしい活躍をしても慢心せず努力し続ける事が大事だ!そして学業が学生の本分!!居眠りはダメだよ!」

 

「おうよ飯田!覚悟の上さ!なァ!?」

 

「うん!」

 

気合を入れる切島に出久も頷く。

 

「切島お前勉強やべーっつってたのに大丈夫かよ?」

 

「先生が補習時間を設けてくれるんだってよ」

 

「俺も行けば良かったなァ。両立キツそうでさァ……」

 

「学ぶペースは人それぞれですわ」

 

気持ちを切り替えた俺たちは通常授業と補習を受けるのであった。

 

 

◾️◾️◾️◾️

 

 

「インターンでの活躍聞いてるよ。頑張ってる様だね、佳面少年。はい、お茶」

 

「いえ、まだまだです。お茶ありがとうございます」

 

翌日の昼休憩、俺は購買で買ったサンドイッチを持って給湯室にてオールマイトと対面していた。俺は淹れてくれたお茶をひと口飲んでオールマイトに訊く。

 

「オール・フォー・ワンについて何か進展はありましたか?」

 

「いや、奴から情報を聞き出そうとしているが中々上手くいかなくてね……。死柄木たちや脳無の開発者の行方についても話を逸らされてしまうのが現状だ」

 

「そうですか……」

 

オールマイトは度々凶悪(ヴィラン)の収容施設【タルタロス】を訪れ、オール・フォー・ワンと面会をしている。奴が持つ情報は勿論、死柄木たちや怪人脳無を開発した協力者の行方について聞き出す為に。

 

「済まないね、進展が無くて」

 

「いえ、漸く捕まえた宿敵ですから。そう簡単に情報を与えてくれないでしょうし」

 

「引き続き奴との面会をしていくよ。何か分かったら知らせるね」

 

「ありがとうございます。そう言えば、出久のインターン先って通形先輩と同じ事務所なんですよね。サー・ナイトアイの」

 

「ああ……。緑谷少年から聞いたのかい?」

 

「少しだけ。オールマイトとナイトアイさんの現状や、通形先輩が後継者候補だった事も」

 

「そうかい……」

 

ナイトアイの名前が出た途端、オールマイトの表情が少し曇る。

 

「彼が緑谷少年を採用したのは、後継者を諦めさせてOFA(ワン・フォー・オール)を通形少年に渡させる為だそうだ。実は緑谷少年を後継者に選んだ時もナイトアイと揉めてね……。"理想だけじゃ誰も救えない"って言われたよ」

 

「けど、ナイトアイさんはオールマイトの相棒(サイドキック)だったんですよね?何でコンビを解消したんですか?」

 

「考えの食い違いだね。私は……彼に謝らないといけないのに」

 

オールマイトは俯きながらそう言った。

 

「あの、オールマイト。もう1つ訊いても良いですか?」

 

「何だい?」

 

俺はオールマイトに前々から気になっていた()()()()()()()()()()()

 

OFA(ワン・フォー・オール)の性質の事です」

 

OFA(ワン・フォー・オール)の性質?」

 

オールマイトは首を傾げて聞き返した。

 

「はい。OFA(ワン・フォー・オール)は初代保持者の【"個性"を渡す'個性"】とオール・フォー・ワンが初代に渡した【力を蓄積する"個性"】が合わさったモノなんですよね?」

 

「ああ。オール・フォー・ワンの実の弟である初代から代々受け継がれ、今は緑谷少年に託した力だが……それがどうしたんだい?」

 

「前々から思ってたんですが……OFA(ワン・フォー・オール)が蓄積して来たのは()()()()()()()()()()()()?」

 

「どう言う事だい?」

 

「"力を蓄積する"性質なら……身体能力だけでなく、歴代継承者の方たちの"()()"も蓄積される力の一部として渡されているんじゃないかと思ったんです」

 

「ッ!!?」

 

オールマイトは普段見せない程の驚愕の表情をした。

 

「……考えもしなかった。私は勿論、先代であるお師匠からそんな事聞かされた事も無かったから」

 

「あくまで可能性の1つでしかない俺の憶測です。もしかしたら"個性"は例外なのかもしれません。ですが、もし……俺の憶測が正しかった場合」

 

「今の緑谷少年には、歴代の先人たちの"個性"も宿っている事になる……」

 

大きくなるスケールに、俺とオールマイトは口を閉ざしてしまう。

 

「オールマイトがもし良ければ、OFA(ワン・フォー・オール)について俺に調べさせて貰っても良いですか?」

 

「君にかい?」

 

「はい。夏の時に言いましたけど、俺の"個性"には情報収集に長けたモノがあるんです。その力を使ってOFA(ワン・フォー・オール)について調べてみようと思います。……宜しいですか?」

 

俺の問い掛けに、オールマイトは暫く黙り込み、口を開ける。

 

「分かった。私も手伝える事があれば力を貸そう。頼めるかい、佳面少年」

 

「ありがとうございます」

 

俺は承諾してくれたオールマイトに頭を下げてお礼を言った。

 

「ただし……この事はまだ緑谷少年には話さないでくれ。ナイトアイの件もあって、彼をこれ以上混乱させる訳にはいかない。確証を得るまでは私と君との秘密にしよう」

 

「分かりました」

 

こうして、俺はオールマイト共にOFA(ワン・フォー・オール)について調べる事になった。

 

 

◾️◾️◾️◾️

 

 

数日後の夜。俺は寮内の自室にてOFA(ワン・フォー・オール)について調べる為に【地球(ほし)の本棚】にアクセスしていた。

 

「……まさかの()()()か」

 

目を開いた俺は、【地球(ほし)の本棚】で得られた情報から自分の憶測が的中した事に驚きを隠さなかった。

 

「……一先ず、オールマイトに知らせないと」

 

俺は()()()()()()()()()()()()()()()()()を閉じて、机に置かれたスマホに手を伸ばす。そしてオールマイトに連絡しようとしたその時、通話の着信音が鳴り響く。スマホの画面を確認すると、相手の名前は一条さんだった。

 

(一条さん?もしかしてノーフェイスのリーダーの捜索に何か進展があったのか?)

 

そう思った俺は直ぐに電話に出る。

 

「もしもし、佳面です」

 

『一条だ。夜分に済まない』

 

「いえ、大丈夫です。もしかして、捜索の方で何か進展が?」

 

『いや、申し訳ないがそっちの方はまだ変化は無い。実は科捜研に解析を頼んでいたモノについて結果が出た』

 

「本当ですか!?」

 

電話の内容は科捜研に解析を頼んでいた"個性"を使えなくする弾丸についてだった。

 

「それで、解析の結果はどうだったんですか?」

 

『……その事だが』

 

何処か歯切れの悪い様子に疑問を抱きながら、俺は一条さんから解析結果を聞かされる。そしてその内容に、衝撃のあまり思わず目を見開くのであった。

 

 

◾️◾️◾️◾️

 

 

OFA(ワン・フォー・オール)と一条さんから解析結果を聞かされた翌日。俺はミルコさんからインターンの通知を受け取り、寮を出ると【ハードボイルダー】に乗って集合場所へ向かう。

 

「此処かな?」

 

目的地である建物に到着した俺は中へ入る。

 

「来たな佳面!!」

 

「何だ佳面。緑谷たちと一緒じゃなかったのか」

 

「ミルコさん。それに、相澤先生?」

 

そこにはミルコさん以外にも相澤先生が居た。2人だけでなく、切島のインターン先であるプロヒーロー【ファットガム】や蛙吹さんと麗日さんのインターン先である【リューキュウ】を筆頭に名の知れたヒーローからマイナーな地元ヒーローたちも集結していた。

 

 

「あーー!来太くんだーー!!」

 

 

すると後ろから聞き慣れた声が聞こえる。そして背中から抱きつかれた感触がしたので振り返ると、波動先輩が居た。

 

「波動先輩?それに通形先輩に天喰先輩も?」

 

「やあ!奇遇だね!」

 

元気よく挨拶する通形先輩とその隣で顔を晒す天喰先輩の登場に俺は首を傾げる。

 

「ねぇねぇ!何で来太くんも居るの?私ビックリしちゃった!」

 

「はい、俺もビックリです。これは一体……」

 

俺はギュウギュウと抱きながら聞いてくる波動先輩にそう答える。

 

「これから説明がある。それと騒ぐなバカップル」

 

「ですから違いますって」

 

「ツッコミがとても速いんだよね!佳面くん俺と漫才しないかい!!」

 

「しません」

 

「返しが凄くドライ!!?」

 

先日にも似た様な事を言う相澤先生にツッコミを入れると通形先輩からよく分からない事を言われて素っ気なく答える。

 

「君が佳面くんね?ねじれから聞いてるわ。初めまして、私はリューキュウ。ねじれや蛙吹さんと麗日さんのインターン先よ」

 

「佳面来太です。初めまして」

 

「おいテメェ、ソイツは私の相棒(サイドキック)だ!離れろ!!」

 

「えーー!イヤ!!」

 

「2人とも、こんな所で喧嘩しないで下さい」

 

「モテモテやなァ!羨ましいで!!」

 

「すみません、助けて下さい」

 

リューキュウさんと挨拶していると何故かミルコさんと波動先輩に板挟みされて近くで笑うファットガムさんに助けを求めながら暫くすると、出久・切島・蛙吹さん・麗日さんが現れる。

 

「来太くん!?」

 

「お前もこっちなのか!?」

 

「うん」

 

「ケロッ。これって」

 

「一体何が始まるんやろ?」

 

出久たちも何がなんだか分からない状態であり、全員が集まったのかプロヒーローの【サー・ナイトアイ】と相棒(サイドキック)の2人が現れる。

 

「あなた方に提供して頂いた情報のお陰で調査が大幅に進みました。死穢八斎會と言う小さな組織が何を企んでいるのか、知り得た情報の共有と共に協議を行なわせて貰います」

 

進行役のナイトアイさんの元、遂に説明が始まった。




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今後のピックアップガチャ

  • 仮面ライダーガッチャード
  • 仮面ライダーガヴ
  • 仮面ライダーゼッツ
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