全ての仮面ライダーに変身したいと言ったけどガチャなんて聞いてないよ   作:けーやん

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第98話を投稿します。

アンケートの結果、投稿する外伝作品は仮面ライダーWの続編である【風都探偵】に決定!!

アンケートにご協力して頂きありがとうございました!!


※今後の活動について【活動報告】に新投稿してますので、少しでも興味がありましたらご覧になって下さると幸いです。

https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=285887&uid=202117


92スレ

「──以上が、OFA(ワン・フォー・オール)に隠されていた真実です」

 

「そんな………!?」

 

「………………」

 

俺はグラントリノさん、ナイトアイさんにOFA(ワン・フォー・オール)の真実を告げた。【地球(ほし)の本棚】で検索して得たOFA(ワン・フォー・オール)に関する情報は、大きく分けて3つ。

 

 

1つ目は、OFA(ワン・フォー・オール)の“個性因子"には、歴代継承者たちの意思と“個性"が内包されている事。

 

 

2つ目は、OFA(ワン・フォー・オール)の力と連動して、2〜7代目の“個性"の力も成長し続けている事。

 

 

そして3つ目は、その大き過ぎる力によって、生まれ持って“個性"を宿す者がOFA(ワン・フォー・オール)を継承した場合、命を削り続け、やがて死に至ると言う事。

 

 

それらを踏まえ、OFA(ワン・フォー・オール)は“無個性"の人間にしか継承する事が出来ない力となってしまっている事

 

 

この事を聞いて、ナイトアイさんは驚愕し、グラントリノさんは静かに目を閉じていた。そんな2人に、俺は説明を続ける。

 

「4代目継承者、四ノ森 避影(しのもり ひかげ)さんは、オールマイトの次にOFA(ワン・フォー・オール)の保持期間が長く、18年間力を培っていました。そして、彼が40歳の時、成長するOFA(ワン・フォー・オール)の力に身体が付いてこれず……老衰したようです」

 

「つまりオールマイト……俊典がOFA(ワン・フォー・オール)を保持続けられたのは、アイツが“無個性"だった事によるもので、現時点では9代目で同じ“無個性"である小僧が()()()()()()になると言う事か?」

 

「これから先、オールマイトや出久の様に“無個性"で、尚且つOFA(ワン・フォー・オール)を必要とする人間が現れない限りは……そうなると思います」

 

「………俊典が小僧を選んだのは、偶然にも正しかったと言う事か」

 

俺の話を聞いて、グラントリノさんは納得したのか様に呟いた。

 

しかし、ナイトアイさんは未だに信じられない表情をしており、彼が握っていた両手は震えていた。そんなナイトアイさんに、俺は敢えて訊く。

 

「これらを聞いた上で、ナイトアイさんは出久を認められませんか?」

 

「………奴は未熟だ。大き過ぎる力を使い熟せず振り回されている。そんな奴に………オールマイトの後継は務まらない。一刻も早く、新たな“平和の象徴"が必要であると言うのにッ!!」

 

「それなら、通形先輩を10代目として継承させますか?4代目の時点で40歳と言う若さで老衰になるのに、それ以上に成長したOFA(ワン・フォー・オール)を“個性"を持った通形先輩が継承したら、4代目よりも早く命を落としてしまいますよ?早くて20代か……もしかしたら、それよりも早く」

 

「だが……!」

 

ナイトアイさんは苦悶の表情で悩む。近くでオールマイトを支えた経験のある彼は、“平和の象徴"の過酷さを目の当たりにしている。並の人間では、それを引き継ぐ事が出来ない事も。

 

「出久が未熟なら、俺たちで支えて行けば良いじゃないですか。彼がOFA(ワン・フォー・オール)を使い熟す為に」

 

 

「それじゃ遅いんだッ!!」

 

 

ナイトアイさんは大声を上げる。その表情は今にも泣き出しそうな程に苦しそうだった。

 

「オールマイトにはもう………時間が無いッ」

 

「オールマイトに時間が?どういう事ですか?」

 

ナイトアイさんの意味深な言葉に、俺は訊き返す。グラントリノさんがナイトアイさんの方を見て頷くと、ナイトアイさんは少し間を空けてポツリと呟く。

 

「………6年前、私はオールマイトの未来を視た。その内容は………彼が凄惨な死を遂げると言うものだった」

 

「ッ!?」

 

ナイトアイさんの言葉に俺は驚愕する。ヒーローは常に危険と隣り合わせの職業。命を落とす事例は少なくないのだ。

 

「ちなみにですが、オールマイトに残された猶予は?」

 

「遠い未来程多少の誤差が生じるが、予知で視た時で6、7年後………今年か来年だ」

 

「……そうですか」

 

俺はオールマイトにこれから起こるかもしれない未来を聞いて少し俯く。そして、直ぐに顔を上げる。

 

「けど、それはまだ未来の事ですよね?これから回避する為に対策すれば」

 

「──無理だ。どれだけ視た未来と違う行動を取っても、帳尻合わせの様に元の流れに戻されてしまう。そこから未来が分岐する事は決して無い……1度も!」

 

俺の言葉をナイトアイさんは()()()()()()()()()()で否定した。ナイトアイさんの表情と言葉からは、これまで何度も未来を変えようと抗った事が物語っていた。

 

だけど

 

「それは、()()()()()()()()1()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「何?」

 

ナイトアイさんは俺の方を見る。

 

「ナイトアイさん1人が抗っても未来を変えられないのなら、俺やグラントリノさん、出久……そして、オールマイトの皆が望む未来にする為に抗えば良いんじゃないんですか?」

 

「ッ!」

 

ナイトアイさんはハッとした顔をするも、首を横に振る。

 

「駄目だ……そんな事をしても」

 

「何故そう言い切れるんですか?試した事があるんですか?」

 

「それはッ……」

 

反論しようとするも、ナイトアイさんは言葉を詰まらせる。

 

「確かに未来を変えるなんて事は不可能に近いのかもしれない。だけど、1人の力だけじゃなく、1人1人が同じ方向を目指し、力を合わせる事で未来を変えられるかもしれない」

 

「人が生きると言う事、それこそが全ての人たちが持つ運命を変える力だと、俺は思います」

 

「考えられる事を全部やってからでも、遅くないと思います。だから……そんな未来、変えてやりましょう。俺たち全員で」

 

「ッ!!」

 

俺は笑ってそう言うと、ナイトアイさんは顔を伏せた。すると、グラントリノさんがナイトアイさんの腰を優しく叩く。

 

「若造がこう言ってんだ。大人のお前が諦めを口にするのはまだ早いんじゃないか?」

 

「………そう、かもしれないですね」

 

すると、ナイトアイさんはほんの少し笑みを零した。

 

「先ずは、壊理ちゃんを助けて、治崎を止めましょう」

 

「ああ」

 

ナイトアイさんの表情には、もう暗い感情は無くなり、1人のヒーローとしての顔になった。すると、グラントリノさんが俺を見る。

 

「ちと思ったんだが、(あん)ちゃんのその情報収集能力を使えば治崎と壊理って子の居場所を突き止められるんじゃねぇか?」

 

確かに、【地球(ほし)の本棚】の力を使えば治崎と壊理ちゃんの居場所を特定する事は可能である。

 

だが──

 

「俺の能力で対象を調べる為にはそれに関するキーワードが必要になるんです。それに、インターン生の俺の証言を他のヒーローの人たちが信じてくれるか微妙ですし」

 

地球(ほし)の本棚】で検索するにしても"キーワード"は勿論、検索した情報を他のヒーローの人たちが直ぐに信じてくれるか怪しい。ロックロックさんの様な人は特に。

 

「それなら、私が集めたデータを使え」

 

「ナイトアイさん?」

 

俺が顔を向けると、ナイトアイさんが自身の上着から取り出したUSBメモリーを差し出す。

 

「八斎會に関するデータだ。これがあれば調べられるだろう」

 

「良いんですか?けど──」

 

「貴様の証言に関しては、()()()()()()()()()()()()()()()()()。それなら信憑性は高い」

 

「それ……嘘になりません?」

 

すると、ナイトアイさんはメガネをクイッと押し上げる。

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

ナイトアイさんはまるで冗談を言うかの様に言った。その言葉に、俺は思わず笑ってしまう。

 

「中々ユーモアがある嘘ですね」

 

「ああ。我ながらそう思う」

 

ナイトアイさんも笑みを浮かべながら答える。

 

「お前さんたち、馬が合いそうだな。意外に似た者同士かもな」

 

そんな俺とナイトアイさんを見て、グラントリノさんが言った。確かに、見た目と性格で堅物キャラだと思ったけど、ナイトアイさんとは話が合いそうだ。

 

「だが、此方も引き続き捜索は行う。報告の〆切は3日後迄だ。分かり次第連絡しろ」

 

「分かりました」

 

連絡先を教えて貰い、俺はグラントリノさんとナイトアイさんに一礼して、2人と別れる。急いで雄英に戻ってデータに目を通して【地球(ほし)の本棚】で検索しよう。そう思って俺は建物から出ようとする。

 

すると──

 

「見つけたぞ。問題児」

 

「グエッ!?」

 

突然首元に布が巻き付かれ、その凄い力で締め上げられた。こんな事をするのは、俺が知ってる人で1人だけだ。

 

「今まで何処にいやがった?全くもって合理性に欠けるな、副委員長の佳面くん」

 

「あ、相澤先生……」

 

小さな子どもが見たら泣き出してもおかしくない程の表情で睨む相澤先生に、俺は戦慄する。相澤先生の後ろには出久たちが同情の表情で此方を見ていた。波動先輩だけは不思議そうな顔をしていたが……。




ライダーくん、ナイトアイを諭す
自分の"個性"によって他者の未来を決めつけているのではないかと悩むナイトアイに、ライダーくんは共に未来を変えようと諭す。誰もが笑っていられる、平和な未来の為に。

ライダーくん、ナイトアイと馬が合う?
意外に話が合う事に互いにシンパシーを感じたライダーくんとナイトアイ。グラントリノが言った様に、2人は似た者同士かもしれない?

次回 ライダーくん&スレニキ'sによる風都探偵回?
「さあ、検索を始めよう」


※今後の活動について【活動報告】に新投稿してますので、少しでも興味がありましたらご覧になって下さると幸いです。

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今後のピックアップガチャ

  • 仮面ライダーガッチャード
  • 仮面ライダーガヴ
  • 仮面ライダーゼッツ
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