ウマ娘ストーリー・ブラックテイル   作:扶桑畝傍

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突然ですが貴方は転移しました

さて、ここはどこだ?

確か家に向かって帰ってた途中の筈

「疑問、キミが『紛れ込んだ者』だね?」

助手席になぜか少女が乗っていた

『?』となぜか扇子に書かれていたけど

「ぁ~、そうみたいですね。」

何時もの道の筈なのに、

道路標識に『ウマ娘注意』なる標識が増えていた

「質問、今後はどうするの?」

・・・余スタイルなのか、普通の少女スタイルなのか、

話し方が安定してないなこの子

「とりあえず、貴女を送るので、行き先を聞いても?」

「意外、このままホテルにでも行くのかと思ったぞ?」

「しませんよ、

 第一、この世界で俺の家があるのかさえ怪しいので。」

まぁ、走り慣れた道だから普通に運転しているが、

目的も無くこのまま走るのは困る

「では。」

備え付けのナビをピコピコ弄り出す

『トレセン学園へ案内を開始します』

「・・・マジで?」

「我が学び舎、トレセン学園を知っているのかね?」

「まぁ、『アニメ』で。」

「衝撃、お前の世界では『アニメ』なのか?」

「まぁ、スマホのソシャゲからですけど、

 滅茶苦茶人気ですよ?」

「人気、か、それはよかった。」

「失礼ですがお名前は?」

「私は、『秋川やよい』だ、

 先代トレセン学園理事長から引き継いだばかりでな、

 本当にこれからなのだ!」

いや、ドヤ顔されても・・・まぁ、可愛いから許す

そして『なぜか並走するハルウララ』がそこに居た

「あ、りじちょー、その人は?」

「返答、うむ、新たな『トレーナー』だ!!」

「へ~、そうなんだ!!

 よろしくね!トレーナーさん!!」

まぁ、それでも追い抜けるキミはホントにウマ娘なんだろうか

信号で並ぶが、走り出すとその都度離れる

ぜー、はー、ぜー、はー

「ほれ、後ろに乗れ。」

ハザードを焚いて、一旦止まる

「はい、水。」

蓋を開けていない水を渡す

「え?いいの?」

「落ち着いたらシートベルトつけろよ?」

ほ~い、と、返事が来てカチリと付けた音がする

「んじゃ、改めて向かいますか。」

「で?なにしてんの?」

「え?いや、私はウマ娘じゃないデスよ?」

「あ!エルちゃん!どうしたの?」

りじちょーは、助手席で爆睡してます

「あれ?ウララちゃんだ、そっちこそどうしたの?」

「トレセン学園に送って貰うんだ~、

 エルちゃんも乗ってく~?」

いや、俺の車だからね?

「ん~、並走してくよ、そんなに離れて無いから。」

ぉ~、早ぇ~早ぇ~

そして

『マスクを着けてない時はほんとただの美少女だな』

『間も無く目的地周辺です』

『目的地です、案内を終了します』

あ、ウマ娘疑惑の『駿川たづな』さんが居た

「え?ウララちゃんにエルちゃんに、

 理事長!!起きて下さい!!」

「驚愕!!なんだのこの眠り心地は!!

 寝不足も解消された!!ぜひとも譲って貰えないか!!」

「理事長、オシオキ。」

「静止!!まっ、待つのだ!!起きてる!!起きてるから!!」

「それと、貴方は?」

「おれ?」

「はい、エルちゃんに

 ウララちゃんがここまで普通ににしてるのは珍しいですから。」

確かに、ハルウララはゲーム上でも、アニメでも、

中々捕まらないキャラの一人(ダート以外ダメダメなのに)

エルコンドルパサーは、

本来『顔面を隠すマスク』を着用している

二人「確かに。」

「まぁ、理事長曰く、俺はトレーナーらしいです。」

「そうでしたか、では、早速登録と、

 丁度明日『新入生』の入学式なので忙しくなりますよ?」

わぉ、いきなり積んだ

二人「そうだったのっ!?」

いや、ウララさん?貴女さっき聞いてましたよね?

「えっと。」

「あぁ、すみません、『駿川たづな』です、

 お名前は?」

「羽佐間、黒尾、『はざま・くろお』です、

 つかぬ事を聞きますが、駿川さんは、

 『ウマ娘』ですか?てか、『理事長』も。」

 

 

 

あ、これは不味い

一瞬の間にウララとエルが気絶し、

俺はグルグルロープで巻かれ理事長室に居る

「ぁ~、流石にロープ外して貰えませんか?」

「疑問、どうしてそう思ったのだ?」

「まぁ、『二人共、帽子を取りませんよね』」

「・・・。」

「ま、どうでも良いのですけどね。」

二人「え?」

「いや、別に他意とかないんで。」

ドバン!!と勢いよく開く扉

「よ~!りじちょー、

 なんか変なの捕まえたんだって~?」

その行動は『ゴールドシップ』だから仕方がない

「ゴールドシップさん!!

 貴女またノックもせずに!!」

「あ?ノックならしたぞ?

 それで扉が開いたんだ、気にすんな!!」

あぁ、扉を良く見ると確かにノックした『凹み』がある

「ゴールドシップさん?」

「ん?お前が新しいトレーナーか?」

「ん?まぁ、そうらしい。」

「ふ~ん、このゴルシちゃんレーダーに

 反応しない、貴様、どこの刺客だ?」

「・・・何時気付いた?」

「ふっ、ゴルゴる戦闘団、団長の私に

 見透かせない物はない!!」

「そうか、『魔王』は噂通りか、

 ならば我が名を言って見よ!ゴルシー卿!!」

「いたぁっ!!ようやく追いつきましたわ!!

 ゴールドシップ!!今日と言う今日は

 許しませんわ!!」

「お、メジロマックイーンだ。」

「あら?お客様?」

「あぁ、ギリギリ今日配属されたトレーナーでな、

 『羽佐間・黒尾』と言う。」

「メジロ家が令嬢の一人、

 メジロマックイーンですわ、

 この様な服で申し訳ございません。」

若干乱れたジャージ姿だけど、ちっさ可愛い

「いえいえ、こちらこそ、

 新入生入学式の前日と言う不躾極まりない行為、

 恥ずべきは私ですよ、

 それと、誰かをお探しで?」

「そうでしたわ!!ゴールドシップ!!

 どこに・・・いないっ!?」

「あはは、逃げられましたね。」

「ぐぬぬ、そうでした、

 トレーナーさんであるならば、

 今後もお会いするでしょう、

 その時は良しなに。」

「えぇ、これからよろしくお願いします。」

ぱたん

マチナサイ!!

マテトイワレテマツ「ウマ娘」ガイルカ!!

 

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