ウマ娘ストーリー・ブラックテイル   作:扶桑畝傍

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走り屋?イイエ、トレーナーデス

「まぁ、あれだけ見せつけてれば

 こう言う事はしてるよね~。」

「おや?意外と耐性があるのだね、セイウンスカイは?」

「ん~、私、教室だと良く寝てるじゃん?

 そうすると、クラスの後ろの方でね、

 後は、ちょいちょい『聞こえて来るし』」

「え?」

「あぁ~、確かに『聞こえて来ますね』」

「・・・ナルホド『キマシタワー』が学園内では建設されてるんだな。」

「え?え?いや、なんの話だ?」

「ナリタタイシン、キミは思わないのかね?

 只の友人や、ライバル以上に相手を思う事は?」

「ん~・・・いや、ないな、

 今までそんな事思った事無い、てか、

 アグネスタキオン?それはそれでよくわからんぞ?」

4人「え?マジで言ってるの?」

「あぁ?マジでなんの事だ?」

「あ、あの。」

「なんだよカフェ?」

「手を繋いで顔を赤くしてる子達を見た事は?」

「ん?・・・あぁ、居たなぁ、てか、それが何かあるのか?」

「・・・こぅ、なんか上ずった声とか聞こえない?」

「はぁ?確かに聞こえるけど、調子が悪いとかだろ?」

「・・・こう言うシーンは見た事は?」

軽くキスを見せる

「うわ~・・・ぁ、確かに何度か見たな、んで?」

「こ、これは。」

「黒尾君、コレは。」

「ぇ~、マジで?」

「学園では貴重な枠ですね。」

「つ~か、マジで何の話なんだよ?教えろよ?」

4人「わ~、純粋過ぎて周りの異常に全然気づいてないわ~。」

「あら?タイシンを囲って何の話かしら?」

「お、マルゼンスキーじゃん、

 どうだ?これから『ブツ』を出すからひとっ走り?」

ニヤリ「えぇ、ぜひ。」

「え?ちょ、マジで教えろ!!

 私だけ知らない事なのかっ!?」

4人「ナリタタイシン、キミは純粋なままでいてね?」

「いや、わけわかんないし!?」

「あら~。」

 

宿屋の裏手に『向こうと同じ倉庫がある』

 

「うし、エンジンオイル問題なし、空気圧も正常、

 何時でも行けるな。」

「これは・・・。」

「なんだ?ナビシートにでも乗るか?」

「・・・是非、お願いするわ。」

唸るエンジン、甲高いタービン音

『響くVVVFインバーターモーター』

 

「こ、これで、軽とか嘘だね。」

「なんだ?マルゼンスキー?ビビったか?」

「まだまだ!攻め込んで頂戴!!」

「おうさ!!」

「はぇ~、ここまでスキール音が聞こえるとは、

 黒尾君の運転は凄いねぇ。」

「タキオン、いいの?」

「ん~?」

「隣、マルゼンスキーだよ?」

「まぁ、彼女にその気があれば『解る物さ』」

「そぅ。」

「なんだい?」

「ホントに、最後にするの?」

「・・・すまない、コレは本当だ。」

「やだ、居なくならないで?」

「・・・この病気次第さ、

 こればかりは『賭けに勝たなくてはいけない』」

「・・・ライスシャワーが聞きまくってた病気ね。」

「はぁ、困った先輩だよ、

 これで学園全体にバレてしまったよ、

 一応、マスコミは封じているけど、何時まで持つか。」

「私も協力する。」

「協力って、そこまでの伝手が?」

「店長、色々知っている。」

「ん?あのカフェテリアの?」

「うん、『昔、色々な仕事してたって』」

「な、なんだね?その含みある言い方は?」

「さぁ?」

(おや、帰って来たね)

「お、おかえ・・りぃ!?」

「すまん、タキオン、マルゼンスキーを風呂に、

 カフェは証拠隠滅を手伝ってくれ。」

「わかった。」

「ナリタタイシンは・・・見なかった事に。」

「・・・もし、い「ナビシートの刑に処する」了解シマシタ!!」

ひと段落後

 

「で、だ。」

「あぁ、俺も迂闊だった。」

 

『旅館の女将さんが気を利かせてくれて

 布団が二つ、くっつけてあった』ゴユックリ~

 

「だから言ったのにぃ、

 『学生とトレーナーは分けろって。』」

「・・・ど、どうする?」

「はぁ、他の部屋は奴らで使ってるからな、

 沖野トレーナーの部屋は・・・止めておこう、

 恐らくサイレンススズカが張り付いてる筈だ。」

「・・・そうらしい、デジタル君が仕掛けたカメラに

 ばっちり映っているそうだ。」

「まさか?」

「あぁ、一杯食わされたよ、向こうも同じ状況だそうだ。」

「女将のヤツ、そう言う事だけは手が早いんだから。」

「・・・知り合いなのか?」

「あぁ、『女将は元走り屋仲間だ』

 俺が上京と同時に引退したけど、

 裏のガレージが使えるのはその為だ。」

「女将なのに走り屋なのか?」

「あぁ、GTR乗りで、攻め方はアイツから教わったんだ、

 ただ、俺が軽に乗り出してから、

 しつこく仕掛けて来てな、その内勝てるようになった。」

「良きライバルか。」

「いんや、軽が気に喰わないんだと。」

「なんと偏見だな。」

「ま、ホントの理由は『税金が安いから』ってのが一番の理由だ。」

「世事辛いなぁ。」

「それに、もう一台ある、ふつ・・・普通のがある。」

「まて、なぜ言いどもる?」

「ぁ~、明日乗せてやるよ、買い出しあるからな。」

「嫌な予感がするのだが?」

「大丈夫だ、バイパスの方で走るから。」

「ん~・・・それなら大丈夫なのか?」

 

 

「ふぅ、ね、ねるか?」

「ぉ、ぉぅ、そぅ、だ、な。」

 

「ここでもうまぴょいですか、そうですか。」

二人「ハルウララっ!?なんでここに居るのっ?!」

「話し声が聞こえましたからね、てか、

『強制睡眠で連れて来られるなんて思っても居ませんでしたけど』」

二人「いや、絶対逃げるでしょ?」

「・・・否定しません。」

「てか、話し方、大分違うけどなんでだ?」

「確かに、普段の君は明るく元気っ子の筈だが?」

「・・・素です。」

「つまり、あっちは『仮面?』」

「・・・確かに元気っ子のイメージが付いてます、

 でも、『それだけが私じゃないので』公私を分けたんです。」

「へ~、器用だねぇ~、私にもご教授願おうかね?」

「嫌ですよ、人妻に教わりたい事はあまりないですから。」

 

「おい、タキオン?どうした?」

「タキオンさん?」

「ひ、人妻なんてぇ~///」

「あぁ、その渦中に居る筈なのに

 貴女自身の適応外で悶えるのですね。」

「ハルウララ。」

「なんですか?」

GJ!!

「はぁ、この公私の件は黙ってて下さいね?」

「あぁ、『俺は言わない』」

「・・・寝ます、明日はオフですね?」

「あぁ、そうだ、しっかり休めよ?」

「・・・おやすみなさい。」

「あぁ、お休み。」

 

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