「まぁ、あれだけ見せつけてれば
こう言う事はしてるよね~。」
「おや?意外と耐性があるのだね、セイウンスカイは?」
「ん~、私、教室だと良く寝てるじゃん?
そうすると、クラスの後ろの方でね、
後は、ちょいちょい『聞こえて来るし』」
「え?」
「あぁ~、確かに『聞こえて来ますね』」
「・・・ナルホド『キマシタワー』が学園内では建設されてるんだな。」
「え?え?いや、なんの話だ?」
「ナリタタイシン、キミは思わないのかね?
只の友人や、ライバル以上に相手を思う事は?」
「ん~・・・いや、ないな、
今までそんな事思った事無い、てか、
アグネスタキオン?それはそれでよくわからんぞ?」
4人「え?マジで言ってるの?」
「あぁ?マジでなんの事だ?」
「あ、あの。」
「なんだよカフェ?」
「手を繋いで顔を赤くしてる子達を見た事は?」
「ん?・・・あぁ、居たなぁ、てか、それが何かあるのか?」
「・・・こぅ、なんか上ずった声とか聞こえない?」
「はぁ?確かに聞こえるけど、調子が悪いとかだろ?」
「・・・こう言うシーンは見た事は?」
軽くキスを見せる
「うわ~・・・ぁ、確かに何度か見たな、んで?」
「こ、これは。」
「黒尾君、コレは。」
「ぇ~、マジで?」
「学園では貴重な枠ですね。」
「つ~か、マジで何の話なんだよ?教えろよ?」
4人「わ~、純粋過ぎて周りの異常に全然気づいてないわ~。」
「あら?タイシンを囲って何の話かしら?」
「お、マルゼンスキーじゃん、
どうだ?これから『ブツ』を出すからひとっ走り?」
ニヤリ「えぇ、ぜひ。」
「え?ちょ、マジで教えろ!!
私だけ知らない事なのかっ!?」
4人「ナリタタイシン、キミは純粋なままでいてね?」
「いや、わけわかんないし!?」
「あら~。」
▽
宿屋の裏手に『向こうと同じ倉庫がある』
「うし、エンジンオイル問題なし、空気圧も正常、
何時でも行けるな。」
「これは・・・。」
「なんだ?ナビシートにでも乗るか?」
「・・・是非、お願いするわ。」
▽
唸るエンジン、甲高いタービン音
『響くVVVFインバーターモーター』
「こ、これで、軽とか嘘だね。」
「なんだ?マルゼンスキー?ビビったか?」
「まだまだ!攻め込んで頂戴!!」
「おうさ!!」
▽
「はぇ~、ここまでスキール音が聞こえるとは、
黒尾君の運転は凄いねぇ。」
「タキオン、いいの?」
「ん~?」
「隣、マルゼンスキーだよ?」
「まぁ、彼女にその気があれば『解る物さ』」
「そぅ。」
「なんだい?」
「ホントに、最後にするの?」
「・・・すまない、コレは本当だ。」
「やだ、居なくならないで?」
「・・・この病気次第さ、
こればかりは『賭けに勝たなくてはいけない』」
「・・・ライスシャワーが聞きまくってた病気ね。」
「はぁ、困った先輩だよ、
これで学園全体にバレてしまったよ、
一応、マスコミは封じているけど、何時まで持つか。」
「私も協力する。」
「協力って、そこまでの伝手が?」
「店長、色々知っている。」
「ん?あのカフェテリアの?」
「うん、『昔、色々な仕事してたって』」
「な、なんだね?その含みある言い方は?」
「さぁ?」
(おや、帰って来たね)
「お、おかえ・・りぃ!?」
「すまん、タキオン、マルゼンスキーを風呂に、
カフェは証拠隠滅を手伝ってくれ。」
「わかった。」
「ナリタタイシンは・・・見なかった事に。」
「・・・もし、い「ナビシートの刑に処する」了解シマシタ!!」
▽
ひと段落後
「で、だ。」
「あぁ、俺も迂闊だった。」
『旅館の女将さんが気を利かせてくれて
布団が二つ、くっつけてあった』ゴユックリ~
「だから言ったのにぃ、
『学生とトレーナーは分けろって。』」
「・・・ど、どうする?」
「はぁ、他の部屋は奴らで使ってるからな、
沖野トレーナーの部屋は・・・止めておこう、
恐らくサイレンススズカが張り付いてる筈だ。」
「・・・そうらしい、デジタル君が仕掛けたカメラに
ばっちり映っているそうだ。」
「まさか?」
「あぁ、一杯食わされたよ、向こうも同じ状況だそうだ。」
「女将のヤツ、そう言う事だけは手が早いんだから。」
「・・・知り合いなのか?」
「あぁ、『女将は元走り屋仲間だ』
俺が上京と同時に引退したけど、
裏のガレージが使えるのはその為だ。」
「女将なのに走り屋なのか?」
「あぁ、GTR乗りで、攻め方はアイツから教わったんだ、
ただ、俺が軽に乗り出してから、
しつこく仕掛けて来てな、その内勝てるようになった。」
「良きライバルか。」
「いんや、軽が気に喰わないんだと。」
「なんと偏見だな。」
「ま、ホントの理由は『税金が安いから』ってのが一番の理由だ。」
「世事辛いなぁ。」
「それに、もう一台ある、ふつ・・・普通のがある。」
「まて、なぜ言いどもる?」
「ぁ~、明日乗せてやるよ、買い出しあるからな。」
「嫌な予感がするのだが?」
「大丈夫だ、バイパスの方で走るから。」
「ん~・・・それなら大丈夫なのか?」
「ふぅ、ね、ねるか?」
「ぉ、ぉぅ、そぅ、だ、な。」
「ここでもうまぴょいですか、そうですか。」
二人「ハルウララっ!?なんでここに居るのっ?!」
「話し声が聞こえましたからね、てか、
『強制睡眠で連れて来られるなんて思っても居ませんでしたけど』」
二人「いや、絶対逃げるでしょ?」
「・・・否定しません。」
「てか、話し方、大分違うけどなんでだ?」
「確かに、普段の君は明るく元気っ子の筈だが?」
「・・・素です。」
「つまり、あっちは『仮面?』」
「・・・確かに元気っ子のイメージが付いてます、
でも、『それだけが私じゃないので』公私を分けたんです。」
「へ~、器用だねぇ~、私にもご教授願おうかね?」
「嫌ですよ、人妻に教わりたい事はあまりないですから。」
「おい、タキオン?どうした?」
「タキオンさん?」
「ひ、人妻なんてぇ~///」
「あぁ、その渦中に居る筈なのに
貴女自身の適応外で悶えるのですね。」
「ハルウララ。」
「なんですか?」
GJ!!
「はぁ、この公私の件は黙ってて下さいね?」
「あぁ、『俺は言わない』」
「・・・寝ます、明日はオフですね?」
「あぁ、そうだ、しっかり休めよ?」
「・・・おやすみなさい。」
「あぁ、お休み。」