ウマ娘ストーリー・ブラックテイル   作:扶桑畝傍

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黒尾トレーナーの普通は普通じゃない

翌朝

 

(正直、あんまり寝た気がしない

 だって、横を向けば『黒尾君の寝顔が・・・』)

「あれ?」

 

 

まだ寝静まる旅館内

「全く、私を起こさず何処に行ったんだい?」

(そりゃぁ、確かに起こさなくてもよかったけど)

「ついでだ、

 各部屋でも見て行くかww」

マチカネフクキタルとナリタタイシン

(意外な組み合わせだね~、どれどれ?)

 

「・・・ん、んぅ~。」

(・・・こ、この子は無自覚なのかね?

 フクキタル君の耳をハムハムしてるなんて!!)

「・・・ぁぅ///」

(くは~っ!?フクキタル君もなんとも言えない声を!!)

(い、いかん、いかん、

 私もあてられるところだった、

 さて、ここは?)

 

ゼンノロブロイとライスシャワー

 

(いざ、拝見~)

 

(ぶはっ!?ヤバイ!!あの構図はヤバ過ぎる!!

 お互いの尻尾をハムハムなんてなんて構図だ!!

 しかも手も繋いでいたぞ!!なんだ?

 あの二人は『デキているのか!?』)

「ぐっ、思ったよりダメージがキツイな。」

(しかし!!まだ他の部屋を覗いていない!!)

 

マンハッタンカフェとセイウンスカイ

 

(おや、ココは何とも物足りない・・・いや、

 『消臭剤が使われた痕跡だね』私の鼻はごまかせないよ?

 コレは・・・へぇ~、意外だったね、

 まぁ、興味が好奇心と合わさって発動したんだね?

 くぅ、なんとも羨ましい・・・って、

 まて、キミたち、今まで接点らしい接点無かったよね?

 どうして?どうしたらこうなるのだ?)

スペシャルウィークとサイレンススズカだった

端に埋もれる沖野トレーナー

(いけない、これは不味い、

 デジタル君にデータ削除を依頼せねばいけない、

 コレはマジでヤバイ事になる)

(さて、ゴルシと、マックイーンか)

 

(・・・い、いかん、鼻血が)

 

(ま、丸くなるゴルシに、

 マックイーンが抱えるように寝てるなんて・・・尊い)

(くっ、ダイワスカーレット、

 キミはウォッカが尊いのかい?

 二人して手を繋いで眠るなんて・・・)

「はて?トウカイテイオーが居ない?」

「彼女は私の部屋に居ますよ?」

「おや、起きてたのかい、マルゼンスキー。」

「えぇ、朝のストレッチは日課なので。」

「そうかね、それで?」

「貴女は何も?」

「・・・あぁ、してないよ、って言うか、

 ちゃんと卒業してからと約束だからね。」

「あら、真面目なんですね?」

「黒尾君が不利になる事は私にとっても不都合だからね。」

「ふふっ、黒尾トレーナー、『愛されてますね~』」

 

 

「あら?タキオンさん?」

(あらら、固まってしまいましたわ)

「あり?マルゼンスキーと、

 ここにいたか、タキオン、ん?タキオン?」

(私が、黒尾トレーナーが愛されてますね~と、言ったら

 固まっちゃいましたww)

(マルゼンスキーさん、

 女将さんと同じ事をしないで下さい、

 こうなると30分は固まったままなんですから)

(あら~)

ガレージを開け

『本命の車を出す』

 

「・・・これは?」

「あぁ、マツダに作ってもらった『カスタムマシン』

 エンジンは『ロータリーハイブリッド』で、

 この世に一台しかない激レアモノ。」

「た、確か、F1とか言うモノじゃなかったか?」

「残念だけど、ベースはインディカーで、

 タンデムコクピットは、F15戦闘機がモデルだ。」

「・・・こ、これで買い出しに?」

「あぁ、『一般車で、ちゃんとナンバーも取得出来たぞ?』」

「ば、ばかな。」

「ほれ、後ろに乗った乗った。」

「はは・・・ちょっと用事が。」

がし

「は、離したまえ、マルゼンスキー。」

「サァ、『買い出しデート』楽シンデ来テ下サイ。」

「めっ!?目が笑ってないぞ!!マルゼンスキー君!?」

「何してんだ?行くぞ~。」

「え、ちょ、キャノピー閉めないで!!」

「・・・あ、あれ?普通に走ってる?」

「当たり前だ、道交法は順守・・・するよ?」

「軽く10kmオーバーなんだが?」

「まぁ、誰もぴったり制限速度で走らないからなぁ~。」

「それはそれでどうなのかね?」

「警察も強くは言えないのさ、

 20kmオーバーは即追いかけるけどな。」

「ふむ、マルゼンスキーは来る時ちゃんと守って走って来たのかい?」

「・・・『峠と言うコースだから合法、合法』」

「それ、違反だよね?」

「・・・ごめんなさい、黙ってて貰えますか?」

「・・・き、キミが運転出来なくなるのは困るからね、

 黙っておくよ、ただし、私が乗る時は、ちゃんと守って走ってくれな?」

「肝に銘じます。」

「よろしい。」

「お、そろそろだ。」

「しかし、バイパス道路の筈なのに、

 『時間が倍近く掛かって無いか?』」

ギクッ

「まさか・・・行きのバスは。」

「た、タキオン、もう着くから、な?」

「・・・全く、気よ付けたまえよ?」

「はぃ。」

粗方買い込み、キャンプセットが整った

「キャンプか、火器の扱いには注意しないとな。」

「まぁ、火は使わないんだ。」

「ん?それではキャンプファイヤーとは言わないのでは?」

「IHヒーターがあるからな、

 最近のキャンプ場じゃ、カセットコンロじゃなくて、

 バッテリー交換タイプのIHコンロが貸し出される所もあるんだぞ?」

「余程火が嫌なのだな。」

「・・・まぁ、色々あったからな。」

(え?その悲しい顔は・・・)

「ほれ、いい加減奴らも起きて来るだろうし、戻るぞ~。」

「・・・ん?」

「ま、まて、この道はっ!?」

「いや、遅くなるし『峠道の方が早いからな』」

「や、やめてくれぇええっ!?」

「レッツゴー。」

「いやぁああっ!!」

「・・・お風呂、いきましょ?」

「くろお君のおにぃ~・・・。」グスッ

「・・・タキオン、泣いてる顔も可愛い。」

フンヌ!!

ゴファ!?

「タキオンさん、ホントにこの方で後悔してないのですか?」

「・・・き、聞かないでくれ。」

(あ、これでもお好きなのね~、妬けちゃうわ~)

 




まだ続くんじゃ
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