翌朝
(正直、あんまり寝た気がしない
だって、横を向けば『黒尾君の寝顔が・・・』)
「あれ?」
▽
まだ寝静まる旅館内
「全く、私を起こさず何処に行ったんだい?」
(そりゃぁ、確かに起こさなくてもよかったけど)
「ついでだ、
各部屋でも見て行くかww」
▽
マチカネフクキタルとナリタタイシン
(意外な組み合わせだね~、どれどれ?)
「・・・ん、んぅ~。」
(・・・こ、この子は無自覚なのかね?
フクキタル君の耳をハムハムしてるなんて!!)
「・・・ぁぅ///」
(くは~っ!?フクキタル君もなんとも言えない声を!!)
▽
(い、いかん、いかん、
私もあてられるところだった、
さて、ここは?)
ゼンノロブロイとライスシャワー
(いざ、拝見~)
(ぶはっ!?ヤバイ!!あの構図はヤバ過ぎる!!
お互いの尻尾をハムハムなんてなんて構図だ!!
しかも手も繋いでいたぞ!!なんだ?
あの二人は『デキているのか!?』)
▽
「ぐっ、思ったよりダメージがキツイな。」
(しかし!!まだ他の部屋を覗いていない!!)
マンハッタンカフェとセイウンスカイ
(おや、ココは何とも物足りない・・・いや、
『消臭剤が使われた痕跡だね』私の鼻はごまかせないよ?
コレは・・・へぇ~、意外だったね、
まぁ、興味が好奇心と合わさって発動したんだね?
くぅ、なんとも羨ましい・・・って、
まて、キミたち、今まで接点らしい接点無かったよね?
どうして?どうしたらこうなるのだ?)
▽
スペシャルウィークとサイレンススズカだった
端に埋もれる沖野トレーナー
(いけない、これは不味い、
デジタル君にデータ削除を依頼せねばいけない、
コレはマジでヤバイ事になる)
▽
(さて、ゴルシと、マックイーンか)
(・・・い、いかん、鼻血が)
(ま、丸くなるゴルシに、
マックイーンが抱えるように寝てるなんて・・・尊い)
▽
(くっ、ダイワスカーレット、
キミはウォッカが尊いのかい?
二人して手を繋いで眠るなんて・・・)
▽
「はて?トウカイテイオーが居ない?」
「彼女は私の部屋に居ますよ?」
「おや、起きてたのかい、マルゼンスキー。」
「えぇ、朝のストレッチは日課なので。」
「そうかね、それで?」
「貴女は何も?」
「・・・あぁ、してないよ、って言うか、
ちゃんと卒業してからと約束だからね。」
「あら、真面目なんですね?」
「黒尾君が不利になる事は私にとっても不都合だからね。」
「ふふっ、黒尾トレーナー、『愛されてますね~』」
「あら?タキオンさん?」
(あらら、固まってしまいましたわ)
「あり?マルゼンスキーと、
ここにいたか、タキオン、ん?タキオン?」
(私が、黒尾トレーナーが愛されてますね~と、言ったら
固まっちゃいましたww)
(マルゼンスキーさん、
女将さんと同じ事をしないで下さい、
こうなると30分は固まったままなんですから)
(あら~)
▽
ガレージを開け
『本命の車を出す』
「・・・これは?」
「あぁ、マツダに作ってもらった『カスタムマシン』
エンジンは『ロータリーハイブリッド』で、
この世に一台しかない激レアモノ。」
「た、確か、F1とか言うモノじゃなかったか?」
「残念だけど、ベースはインディカーで、
タンデムコクピットは、F15戦闘機がモデルだ。」
「・・・こ、これで買い出しに?」
「あぁ、『一般車で、ちゃんとナンバーも取得出来たぞ?』」
「ば、ばかな。」
「ほれ、後ろに乗った乗った。」
「はは・・・ちょっと用事が。」
がし
「は、離したまえ、マルゼンスキー。」
「サァ、『買い出しデート』楽シンデ来テ下サイ。」
「めっ!?目が笑ってないぞ!!マルゼンスキー君!?」
「何してんだ?行くぞ~。」
「え、ちょ、キャノピー閉めないで!!」
▽
「・・・あ、あれ?普通に走ってる?」
「当たり前だ、道交法は順守・・・するよ?」
「軽く10kmオーバーなんだが?」
「まぁ、誰もぴったり制限速度で走らないからなぁ~。」
「それはそれでどうなのかね?」
「警察も強くは言えないのさ、
20kmオーバーは即追いかけるけどな。」
「ふむ、マルゼンスキーは来る時ちゃんと守って走って来たのかい?」
「・・・『峠と言うコースだから合法、合法』」
「それ、違反だよね?」
「・・・ごめんなさい、黙ってて貰えますか?」
「・・・き、キミが運転出来なくなるのは困るからね、
黙っておくよ、ただし、私が乗る時は、ちゃんと守って走ってくれな?」
「肝に銘じます。」
「よろしい。」
「お、そろそろだ。」
「しかし、バイパス道路の筈なのに、
『時間が倍近く掛かって無いか?』」
ギクッ
「まさか・・・行きのバスは。」
「た、タキオン、もう着くから、な?」
「・・・全く、気よ付けたまえよ?」
「はぃ。」
▽
粗方買い込み、キャンプセットが整った
「キャンプか、火器の扱いには注意しないとな。」
「まぁ、火は使わないんだ。」
「ん?それではキャンプファイヤーとは言わないのでは?」
「IHヒーターがあるからな、
最近のキャンプ場じゃ、カセットコンロじゃなくて、
バッテリー交換タイプのIHコンロが貸し出される所もあるんだぞ?」
「余程火が嫌なのだな。」
「・・・まぁ、色々あったからな。」
(え?その悲しい顔は・・・)
「ほれ、いい加減奴らも起きて来るだろうし、戻るぞ~。」
「・・・ん?」
▽
「ま、まて、この道はっ!?」
「いや、遅くなるし『峠道の方が早いからな』」
「や、やめてくれぇええっ!?」
「レッツゴー。」
「いやぁああっ!!」
▽
「・・・お風呂、いきましょ?」
「くろお君のおにぃ~・・・。」グスッ
「・・・タキオン、泣いてる顔も可愛い。」
フンヌ!!
ゴファ!?
「タキオンさん、ホントにこの方で後悔してないのですか?」
「・・・き、聞かないでくれ。」
(あ、これでもお好きなのね~、妬けちゃうわ~)
まだ続くんじゃ