ウマ娘ストーリー・ブラックテイル   作:扶桑畝傍

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エプソムカップ・・・1800
(長距離が少ないんじゃ~っ!!)


黒い稲妻、降臨

府中競馬場

 

「なんで1800なんですか~っ!!」

「いや、近場で『枠の空いてたレース』が

 1800しかなくて、すまん。」

 

合宿?と言う名の『引鉄を引いて』

その翌日、ライスシャワーに言ってなかったので

『連れて来てから伝えたのだ』

 

「酷いです!!鬼!!悪魔!!人でなしぃっ!!」

「・・・レーシングカレンダーだ、見て見ろ。」

 

 

全員「あ、当分長距離ないや。」

「そ、そんなぁ~・・・。」

「そもそもが俺達は『中央に居るんだ』

 2400以下がほとんどで、

 長距離の3200は少ないんだ。」

「タンホイザの時の様に『改定』して下さい!!

 長距離を増やして下さい!!

 てか、今のレースも長距離にしてっ!!」

「無理、理事長にも聞いたけど、

 『3200』以上は難しいそうだ、

 『ウマ娘に万が一があっても困るから』とな、

 と、言うか『デビューしてすらないのに』

 3200は出れません、戦績ゼロじゃ、出走資格すら貰えません。」

「・・・『お兄様』ライス、これから『J〇A』に殴り込みに行くから。」

「お前な、それやったら『出走資格永久剥奪』になるんだぞ?」

「コノウラミハラサズニオクベキカ・・・。」

「因みにタンホイザは、

 地方で2戦してたから、3200に出れたんだからな?」

全員「え?いつ出てたの?」

「南坂トレーナーの手腕だ、チームカノープス全員な?

 『デビュー戦含め最低2、3戦』出ているんだ、

 『クジ引き』で出走レースを決めて、

 直ぐに会場入り、出走、

 兎に角早く経験は積ませておきたかったそうだ、

 てか、南坂トレーナーのツテが

 どこに繋がってるかマジでわからんのよ。」

全員「なにその優秀トレーナー。」

「っても、南坂トレーナーでも難しい面子だ、

 その後は調整不足で『目立った』成績を残せていない、

 それだと、『チームは残せるが、新人が入って来ないんだ。』」

全員「ぁ~、納得。」

「ぶぅ。」

ほっぺをプニプニ

「ふん。」

「ライス。」

「ふ~んだ。」

 

コレ、ナ~ンダ?

エ?チョ・・・コッ///コレハッ!?

 

「わかりました!!でます!!でますから、

 『その写真は後で下さい!!』」

「まいどあり~。」

全員「え?なになに?みせて~?」

「え?ダメダメ、お前らは悶絶モノだからダメ。」

「あぁ、『合宿のあられもない姿の写真か』

 って、どこで撮ってたのだっ!?」

「フハハハハハ!!

 ヤツに決まっておろう!!」

「ごめんなさい。」←ヤツ

↑実は、マックイーンが抱えてくれてた写真は

 スマホの待ち受けにしている

ジャスタウェイがまだ居ないからね・・・ハヤクコイ!!

「いや、今度と言う今度は

 『私の傑作ダジャレで笑って貰うぞ?』」

(下手な拷問よりキツイよ~)

全員「ゴールドシップ~っ!!」

「さてと、ライスシャワー?簡単な作戦だ。」

「作戦?」

「全速力で逃げ切りよろ。」

「え~。」

モウイチマイ追加スルカラサ?

ミセテ?

 

「わかりました、全力逃げ切りしてきます!!」フンス!!

「うし、行って来い。」

全員「まって!!マジでどんな写真があるのっ!?」

「教えませ~ん。」

「で?」

「なんだね、タキオン君?」

ワ、ワタシノハ?

「・・・俺のフォルダにしか残してないし、

 デジタルはデジタルで『発狂』してたから、

 アイツが撮ったのはわからない。」

「ヤハリオシオキガ必要ナヨウダネ。」

「いや、それやるとアイツ『喜ぶぞ?』」

「え?」

「いや、マジで。」

「・・・あの子の将来が不安だ。」

「それなりに勝てるけど、調整に苦心するのは目に見えてるな。」

「インドア派故の調整問題か。」

「お前もな~。」

「うるさいよ、黒尾君。」

「お、そろそろだな。」

「本日は曇天ですが、レース場は熱気に包まれています!!

 注目するのは『カレンチャン』でしょうか?

 彼女のポテンシャルは短距離中距離向きで、

 正に1800に適したウマ娘でしょう!!

 次いでキングヘイローが入りまして、

 そして、『突然の出走取り消しからひと月』

 遂に来ました、『ライスシャワー』が、

 今回初(GⅢ)に出走します!!

 彼女の走りにも注目したいですね!

 間も無くゲートインが始まります!!」

 

1、カレンチャン

2、キングヘイロー

3、____

4、____

5、ライスシャワー

6、____

   ・・・16、___で走ります

「Curren、今日もカワイイ絶叫調♪

 ウマスタにも私が一着になったの上げなきゃね♪」

「ふん、それはわたくしの物ですわ、カレンチャン?」

「キングヘイロー、

 ・・・ウマスタフォロー___でしょ?」

「そ、それはっ!?き、キングに至る為の試練ですわ!!

 絶対!!負けませんからね!!」

「私が負ける訳ないじゃん♪」

「なんですって~っ!?」

出走ウマ娘全員 ゾワッ!?

「え?」

「な、なんですの?」

他ウマ娘「え?なにこの子、怖い。」

「・・・ふぅ~、ふぅ~。」

「あ、これは不味い。」

「ん?ライスシャワーの事かい?」

「あぁ、『的場さん入ってますわコレ』」

「ま?まとばさん?」

「言ったろ?向こうじゃ、

 『ジョッキーが乗って、人と馬』で、レースしてるって。」

「あぁ、言ったが、

 その騎手の名前が的場と言うのか?」

「・・・ヤバいんだ。」

「どんなヤバさなんだね?」

「・・・タンホイザのレースの時、

 ゲストで『武 豊』さんって、居たじゃん?」

「あ、あぁ、いたな。」

「『向こうのライバルで的場さんが居たんだ』

 ってか、武さんの天敵が的場さんだった。」

「つ、つまり?」

「滅茶苦茶(怖くて)強い人で、

 ライスシャワーに乗って武さんに勝ってる人。」

「あ、コレは不味いわ。」

「だろ?」

「他のウマ娘が哀れだな。」

「だな。」

「ゲートインに時間が掛かりましたが、

 今、スタートしました!!

 せ、先頭はライスシャワーだ!!

 物凄い勢いで既に4馬身は突き放している~!!」

「はぁっ!?」

「じょ、冗談でしょ?!」

他ウマ娘達「いや、ムリ~・・・。」

「こ、後続が3コーナーに差し掛かりますが、

 先頭のライスシャワーは既にメインストレート、

 追いかけるカレンチャン、

 キングヘイローとの差は更に開いて行く!!」

(ふ、ふざけないでよ!!

 これでウマスタのフォロー減ったら訴えてやる~っ!!)

(ここからは上り坂!!減速するは)「はぁっ!?」

「ら、ライスシャワー!!

 だんだら坂をものともしない!!

 落ちるどころか更に加速して行く!!

 追いかけようにも上り坂で思う様にに加速出来ない

 カレンチャンとキングヘイローは苦しそうだ!!

 ライスシャワーを止めるウマ娘はいないのか!!」

「ゴール!!

 ライスシャワーに誰も追いつけない!!

 『この黒い稲妻に追いつける者なし』とは

 ライスシャワーの為の言葉だ~っ!!

 しかもレコードを引っ提げての爆走ゴール!!

 これはとんでもないウマ娘がデビューを飾りました!!」

「で、だ。」

耳ぺたん

「なんで振り付けを忘れちゃったかな~。」

「ご、ごめんなさい。」

(やっぱ、的場さん入っちゃうと、

 他がおろそかになっちゃうな~)

「ま、約束だからな、

 ゼンノロブロイとのツーショット写真と、

 『旅館の尻尾ハムハム写真』はあげるよ。」

スッ、とね

「・・・カフッ!!」

二人「と、吐血っ!?」

「た、タキオン!!担架!!担架だっ!!」

「そ、それよりも担いで医務室に急ぐぞ!!」

「ワガショウガイニクイワナシ・・・。」幸せそうな顔をしている

二人「早すぎるから!!」

全員「・・・尻尾ハムハム?」

ゼンノロブロイとライスシャワーの部屋

 

「・・・っ!?」ゾゾゾッ!?

「な、なに?今の寒気は?」

 

学内のどこか

 

「あ、あれ?アグネスタキオンじゃん?どうしたの?」

「へぁっ!?だ、ダイワスカーレット君か、

 びっ、びっくりしたぁ。」

「どうしたのさ?なんかぼ~っとしちゃって。」

「ぁ、あぁ、か、考え事をしててな、す、すまない。」

「ん~・・・やっぱ『感じるのよね~?』」

「かっ!?感じるっ!?」

「勘違いしないでよ?

 『ウマ娘特有のアレよ』どうしてかタキオンといると、

 『凄く安心するって言うのと』・・・。」

「ん?」

「・・・なんか、『お父さん見たいな感じがするの』

 はは、な、なんでだろうね、

 そんな事、無い筈なのに・・・。」

「・・・いや、きっとあるのだろう、

 キミ、ダイワスカーレットと、私、

 アグネスタキオンとの繋がりが、きっと。」

「っ!?て、なんで泣いてるのよっ!?

 タキオンっ!?大丈夫なのっ!?」

え?

「あぁ、ほんとうだ、泣いていた・・・ははっ、

 私もな、キミと会うと『嬉しいのと』

 『離れ離れになった子と再開したような感情に襲われるんだ。』」

「~っ、ほら!こっち来なさい!!」

「ぅおおっ!?ちょっ!?」

だ、抱きしめられた・・・

「隠してあげるから、泣いちゃいなさいよ、タキオン。」

「・・・あぁ、すまないね、少しの間、借りるよ。」

(まったく、これでは『父親』失格だな・・・)

「・・・タキオン、辛かったら相談してね?」

「はは、後輩に心配されるとは、

 先輩として不甲斐ないな・・・。」

「・・・『大丈夫、お父さん』へ?いや、いやいやいや!?

 なんでもない!!なんでもないからっ!!」

「~っ・・・、ダイワスカーレット、

 『ありがとう、産まれて来てくれて、本当にありがとう』」

「ぁ、あれ?なんで・・・私も、涙が・・・なんで?

 とまらない・・・わかんない・・・とまんないよぉ~。」

「いいんだ、一緒に泣こぅ、

 『きっと、本当に再会したんだよ、私達は』」

「そぅ、なの、かな。」

「好きだよ、ダイワスカーレット。」

「え?」

 

 

「ふふっ、キミのファーストキスは私が貰ったよww」

「にゃにゃにゃにかんがてんのよぉっ!?」

(まったく、

 娘はこうも輝いて見えるのかね?

 それとも、面倒を見れなかった分、

 ウマ娘として再会出来たのかな?)

 

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