ウマ娘ストーリー・ブラックテイル   作:扶桑畝傍

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とある休日

私は、何をみているのだろうか?

「な、なぁ?

 ダイワスカーレット?タキオンと距離、近くないか?」

「え?」

「ふむ、そうかね?」

円形テーブルなのに、ぴったり寄せてお昼を一緒に食べる二人

「てか、近すぎねぇか?食いづらいだろ?」

「はい、あ~ん。」

「ぁ~む、むふ~///美味い♪ほれ、スカーレット?あ~ん。」

「ハイハイ、はむ、ん~♪美味しい♪」

 

(砂糖吐きそう・・・じゃなくてっ!!)

「な、何があったんだよ?」

二人「ん~『再会できた嬉しさの余りでつい』」

「はぁ?」

「はい、もう一回♪」

「むふふ~♪このままスカーレットも頂こうかね?」

「もぅ、馬鹿ね、それは、メっ、でしょ?」

 

「なぁ、沖野トレーナー?

 スカーレットがなんか変なんだよ、

 タキオンとべったりでさ、食べさせ合ってるし。」

「・・・ぉ、ぉう。」

(あれ?そこに居るのはサイレンススズカじゃね~か)

「ドウシタノ?うぉっか?」

(ひぃっ!?)

「な、なんでもねぇよ、

 スカーレットに付いて相談したかったんだ。」

「あぁ、それなら『黒尾トレーナー』に聞いた方が良いわね、

 ね?スぺちゃん?」

「そうですね、タキオンさんと婚約してますし、

 多分、『公認』してるんじゃないですか?」

「は?」

(サァ、用件ハ済んダデショウ?サッサト行キナサイ?)

(ソウデスヨ?私達ハ、沖野トレーナーと、

 お昼を堪能シテルンデスカラ)

 

ハイライトオフな二人に耐え切れず離れるしかなかった

 

あ、沖野トレーナーは助けてくれと、訴えて来てたが知らん

「んで、ここに来たと?」

「あぁ、なんか知らねぇか?」

「ぁ~・・・ウマ娘特有のアレって言えばわかるか?」

「ぁ~、運命的な感じのアレか、

 え?じゃぁなに?アイツとタキオンに

 なんか通じるなんかがあるのか?」

「だろうな。」(言えまい、父と娘の関係なんて)

「ん~・・・確かに似てるとこも無くは無い、のか?

 のめり込むと中々帰って来なかったりするし、

 なんだかんだ言って世話焼きな部分もそっくりだしな。」

「・・・なんだ、寂しいのか?」

「べっ!?べつに寂しくなんかねぇし!!」

「ウォッカ、別に遠慮する必要なんてあるのか?」

「へ?」

「ウォッカもダイワスカーレットが大事なんだろ?」

「へぅえぁ?!」

「・・・まぁ、良いライバルなんだし、

 タキオンも絡めて一緒に愛でればいいじゃないか。」

「めっ!?めでるっ!?なななんでそうなるんだよっ!?」

「違うのか?」

(ぅ~///そ、そうなのかぁ?

 確かに『あの朝は手を繋いでて、嬉しかったけどぉ///』)

「ほれ、丁度一人みたいだぞ?スカーレット。」

「え?」(あ、いた、スカーレット)

「いってきな?ライバルでも、親友にもなれるんだぞ?」

「ぉぅ、いってくる。」

「行ってらっしゃい。」

学外

 

「さて、どこに居るのかね?」

「・・・あ、あの。」

「冗談だ、『ツインターボ』

 髪型似合ってるじゃないか、可愛いぞ?」

「そ、そぅ、かな?えへへ///」

普段はツインテールなのだが、

今日は俺のリクエストで、『一つに緩く纏めている』

服装も白のワンピースと、白いスポーツサンダル

腰の黒いベルトで細いウェストが強調され

『女の子』マシマシ状態なのだ

「さ、今日はターボの買い物に付き合うよ、

 南坂トレーナーが都合付かないんじゃしょうがないな。」

「・・・じ、実は、ゴニョニョ。」

(は~、何時もお世話になってるから、

 なにかお返ししたいけど、わかんないから、俺に頼んだ、か)

「まずは紳士服の店に行くか。」

「しんしふく?」

「南坂トレーナーって、基本スーツだろ?

 ネクタイとか、ネクタイピンとかなら、

 ターボのお小遣い「もってないよ?もらってもないし」え?」

「全部、南坂トレーナーに預けてる。」

「・・・なんで?」

「だって、ターボが持ってると、

 直ぐ無くなっちゃうから預かって貰ったの。」

聞くところによると、

ついつい、泣いてる

『人間の子供にジュースやらお菓子を買ってあげるので』

お小遣いが無くなってしまうとの事

「・・・好きなの選びな、俺が買ってあげるから。」

(この子、えぇ子や、えぇ子過ぎるわ~)

「ぇ?で、でもぉ。」

「良いの良いの、ただし。」

「ただし?」

「俺か、他のトレーナー以外の人についてっちゃ行けません。」

「?うん、わかった♪」

ただ、この姿のツインターボは、耳はコスプレグッズであるし、

一纏めな髪のせいで尻尾が隠れるので、マジで本人とわからない、

そのせいで数回、お巡りさんに職質された

(この純粋無垢なツインターボがいけないのだ

 可愛いじゃん!!なんか妹とか、

 娘に見えるんだからしょうがないだろ!!)

午後

ツインターボは、南坂トレーナーを追いかけるって言って別れた

 

「ふぅ、なんでトレーナールームにお前が居るんだ?

 『ゴールドシップ』」

「ぇ?あぁ、帰ってたのか、黒尾トレーナー。」

(ん?なんだ?普段のゴルシじゃない)

「なんかあったのか?」

「『お婆様』に呼び出された。」

「ぁ~、すまん、なにがあったんだ?」

「・・・愛でられた。」

「なぜに?」

良く見れば、珍しいワンピースゴルシで、

耳当ても帽子も着けていなかった

「・・・その服。」

「お婆様の御下がり、サイズが合うからって、着せられた。」

しかもヒールサンダルで

どこぞのモデルと言って差し支えない程に美人がそこに居た

「・・・綺麗だ。」

「や、やめてよ、恥ずかしぃ。」

(ほんと、黙っていれば美人だな、

 これをマックイーンが見たらどう反応するのやら)

「あら?お客様?」

「え?」

「うわぁぉ、マックイーンの登場だぁ~。」

「何ですのその反応?そちらの方は?」

「あぁ・・・俺の知り合いでな、

 名前はクリスタライズ、海外のウマ娘だけど、日本育ちなんだ。」

「は、初めてまして、クリスタライズです。」

(誰だよ、クリスタライズって)

(いいから合わせろ、バレたく無いだろ?)

「初めまして、クリスタライズ、

 メジロ家が令嬢の一人メジロマックイーンですわ。」

 

「あ、そうでしたわ、そろそろ行かないと。」

「用事か?」

「えぇ、お婆様に顔を出すようにと言われておりましたの、

 すみません、クリスタライズさん。」

「い、いぇ、

 こちらこそ色々お話を聞かせて頂きありがとうございました。」

「まぁ、ありがとうございます、

 それでは、また何時かお会いしましょうね?」

「えぇ、またいつか。」

 

(行ったか?)

(待て、今、監視カメラで確認する)

(うし、爺やさんが車に乗せた)

二人「ぶはぁ~・・・キッツ~。」

「ぁ~、たすかったよ、黒尾トレーナー。」

「気づいた感じはあったか?」

「わからん、でも、話してる感じ、普通に思えたから、

 多分、大丈夫か?」

「それじゃ気を付けろよ?」

「・・・アリガトね。」フレンチキス

「ぉいっ!?」

「・・・貸し借り無しだぜ?黒尾トレーナー?」

 

「うふふ。」

「どうされましたか?お嬢様?」

「いえ、クリスタライズとか居る筈がありませんわ。」

「は?」

「アレはお婆様の昔の『勝負服』

 わたくしが知らない訳がありませんわ。」

「・・・つまり?」

「ゴールドシップよ、あんなにしおらしいのは、

 初めて見ましたけど、お婆様の考えは

 わたくし如きでは到底追いつけないのかも知れませんわ。」

「さようでございますか。」

「それで?写真は?」

「ここに。」

「あぁ、本当に『繋がりがあるのね』

 ここまで似ているなんて・・・ウマ娘の繋がりは、複雑怪奇ね。」

その写真はマックイーンの御守りとして、常に身に着けていたりする

 

当分先だが、

それに気づいたゴールドシップが悶絶したとかしなかったとか

 

 

夕食にはまだ時間があるので練習場に顔を出すと

 

「流石に全休日に誰も・・・ん?」

「なぃ、なぃ~、どこ飛んじゃったの~。」

「お?エルコンドルパサーじゃないか、

 どうし・・・あぁ、わかった、とりあえずコレ着けとけ。」

日差しが強めだったので麦わら帽子を被ってたのを被せる

「わぷっ?!あ、ありがと、黒尾トレーナー。」

「無いって聞こえたからな、

 アイマスクが飛んじゃったのか?」

「ぅん、洗濯して、取り込む時にひとつ、飛んじゃった。」

「んで慌てて出て来たけど

 『アイマスク』を着けてないのに気づけなかったと。」

「ぅん。」

「聞いたぞ?『凱旋門賞』に向けて調整するって。」

「えぇっ!?なんで知ってるの?!」

「お前なぁ、俺をなんだと思ってるんだ?トレーナーだぞ?」

「あ、そうだった、あはは、

 最近会わないから忘れちゃってたよww」

「・・・やっぱ、マスクないと怖いか?」

「ぅ~・・・ムリ、オフでも着ける様になっちゃったからね~。」

「そうすると、俺は数少なき『素顔』で喋れる人間か。」

「ぁ~・・・そうだね、トレーナーにも

 滅多な事じゃ素顔で顔合わせないから・・・。」

「可愛いのに。」

「かっ?!かわっ!?ないないっ!?そんなことないからぁっ!!」

「・・・あ、あの枝に引っかかってるの、アレじゃないか?」

「あぁっ!!あった~っ!!ありがとーデース!!」

ジャンプ

「ちょっ?!おまっ!?」

「イェーイ!!私のマスクゲットデース!!」

ばき

「はれ?」

「エルっ!?」

「お、おち!?」

 

お姫様キャッチ

「バカ、普通に梯子で取れば良いモノを。」

「っ~///」

 

「ほれ、立てるか?」

「ぁ、ぅん、大丈夫。」

「帽子で隠してやるから、さっさとマスク着けな?」

 

「黒尾トレーナー?」

「なんだ?」

 

「っ!?」

「お、お礼、じゃ、じゃぁねっ!!」

(鼻先で良かった~)

 

「ほぅ、婚約者がありながら、

 あちこちでフラグを建築するとは良い度胸だ。」

「たっ!?タキオンっ!!」

「問答無用!!試薬を飲み干せぇ~っ!!」

「上等だぁ!!全部飲み干してやらぁ!!」

 

 

数分だけ、ウマ娘の耳と尻尾が生えた

「もう一回!!もう一回頼む!!」

「いや、試薬無いだろうが!!」

「あぁ~っ!!配合レシピが~っ!?」

 




「あえて、シングルターボもいいかもな?」
「ツインターボだ!!」



「わ、ワタシ、なにヤッチャったんデースか~///」

エルコンドルパサーは程よく乙女に仕上げたい・・・多分



二人「ハイ、ア~ン。」
「ぐ、ぐるじぃ。」

沖野トレーナーは苦しめばいい・・・

(あわわわ、二人がなんかヤバイよぉ~)
トウカイテイオー?キミはカウントダウン間近だからね?
覚悟してね?
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