止む無くトレセン学園へ帰って来た翌日
えっと、この子は一体誰なんだ?
▽
トレーナールーム
「で?なんで俺に聞きに来たんだ?」
「いや、何となく。」
オグリキャップの左足にしがみつく『小さなウマ娘』
「はぁ、俺、黒尾、君の名前は?」
「・・・。」
「あ、コレは無理だわ、
タキオン~、テイオー、
ライスー、フクキタルー、全員集合~。」
4人「は~い。」
「いや、何処から現れるのだキミ達は。」
「!?」
「ほら、この子も怯えているぞ?」
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
▽
「ふむ、今問い合わせが終わったが、
『どこにも所属していない
ウマ娘だと言う事しかわからなかったよ』」
「ほぉ、つまり『産まれたてのウマ娘』って事か、
オグリキャップ?なにか心当たりは?」
「無いから聞きに来たんだ、
これではトレーニングも出来ない。」
「んな事言われても、俺は・・・ほれ。」
ガルルル
「嫌われてるようだ。」
「ふむ、私はアグネスタキオンだ、
キミの名前と何処から来たのか教えて欲しいのだが?」
イヤ
「『お姉さん、キミの事を知りたいんだけど
お名前と何処から来たのか教えて欲しいなぁ?』」
イ~ヤ
「それなら、ライスに教えて欲しいな?」
・・・ヤ
「『おねえちゃん、キミの名前教えて欲しいなぁ?』」
オシエナイ
「はい、二人共こっちおいで~。」会議室に引っ張り込む
▽
(って、なんで私を残すかなぁ)
「ねぇ?キミの名前は?ボクはトウカイテイオー!」
・・・ヤダ
「『ボクねぇ?キミ名前を教えて欲しいんだけどなぁ?』」
イ~ヤ
「はい、お前もこっちな~。」パタン
▽
(で?オグリキャップと一緒に残されるのはこま)「ん?」
「おねえたん、だえ?」
「え?あ、あたし?」
「うん、だ~え?」
(流石に幼児は範囲外なんだけど・・・)
「マチカネフクキタル。」
「ふ~ねぇちゃ!!」
「はぃ?」
「お、離れた。」
がしっ
「え?え?ちょ、オグリキャップ?どう言う事?」
「それは私が聞きたい、
これでようやくトレーニングがっ!?」首グキッ!!
「こ、こらっ!!髪の毛は掴んじゃいけません!!」
「『おじいちゃん』」
「まて、いま、なんて言った?」
「あ、黒尾、この子オグリキャップの
髪離してくれないんだけど~っ!!」
「・・・キミのお母さん、
『ミンナノアイドル』って、言わない?」
「おかあしゃん?しってうの?」
「・・・あぁ、知ってはいる。」
「『オジサン』おかあしゃんさがして?」
「・・・それは。」
「黒尾君?
聞いた事がないウマ娘なんだが、何処にいるのだ?」
「・・・もぅ、居ない。」
「いるもん!!おかあしゃんいるもん!!」
(ねぇ?もしかしてだけど、『向こうの子?』)
(だろうな、
ディープインパクトと言い、
『オグリキャップの孫』と言い、どうして・・・)
(あの黒毛栗ウマ娘の関わり?)
「『オジサン』しゃがして!!」
「・・・はっ、気を失っていた。」ぐ~
「『おぐり』お腹空いた?」
「あぁ、今日は朝練の後食べるつもりで・・『ぐ~』
ぁ、あぁ、ちからがでない~・・・。」
「おわわっ!?私に倒れるなぁっ!?」左足はがっちり捕まれている
「っと、ほれ、俺におぶされ。」
「す、すまん。」
「『オジサン』!!オグリどこつれてくのっ!!」
「食堂だ、お前も食べるだろ?『ミンナノヒーロー』」
「え?え?なんで?なんでしってうの?なんで?」
「さぁな、とりあえずついて来い。」
▽
他のウマ娘達「か、可愛い~///」
「おかわり。」
「おきゃわりぃ。」
他ウマ娘達「きゃ~っ///」
(さて、黒尾君、どうするのだね?
彼女が『オグリキャップの孫なのは確かなのか?』)
(・・・あぁ、間違いは無い、無いけど)
(お兄様?それではウマ娘の登録情報に無いのはおかしいのでは?)
(そうそう!これだけ小さいって事は、
まだ幼稚園だよね?捜索願いとか出て無いの?)
(テイオーにしては的を射ているな、
しかし、『ハッキングしたが』どこからも
『捜索願い』は出ていなかった)
(ちょ、タキオン?ボクにしてはってなに?
ねぇ?それってなぁに?)
(追試が無くなればわかるのでは?)
(ぐぬぬぬ)
「ん~・・・くぅ、んな~。」
「ちょ、ヒーロー?ここじゃ寝ちゃダメだよ。」
口元を拭いてあげ、やさしく抱きかかえるフクキタル
「すぴ~・・・ふ~、ねぇちゃ
「おじいちゃ」・・・すぴ~。」
「・・・黒尾トレーナー、
その子は『私に関係があるのかね?』」
「・・・ある。」
「言いたくは無い?」
「出来るなら。」
「構わん、『話した事が無いベルノ』を知っていたんだ、
『私達の知らない事を知っているのだろう?』」
「・・・オグリキャップ、その子は『孫にあたる子だ』」
「私の?」
「あぁ。」
「・・・そぅか、しかし『ウマ娘の筈が無いのだな?』」
「どうして、ここに居るのだろうな。」
「・・・わからない。」
「よし。」
「あ、ちょ、オグリキャップ、
ここと、ここで持ってあげて?」
「す、すまない、こ、こぅか?」
「そうそう、それでしっかり抱えるの。」
「・・・軽いな。」
「どうする気だ?」
「練習場だ。」
▽
生徒会役員共に雷を落とし、
他のウマ娘を『授業に戻らせた』
「・・・ヒーロー、ココがトレセン学園の練習場だぞ。」
「ん、むぅ?ありぇ?『おじいちゃ?』
うわ~っ!?凄い凄い!!」
「あ、おぃ!?」
オグリキャップから飛び出した『ミンナノヒーロー』は
どんどん大きく
『髪の色違いのオグリキャップになった』
「『おじいちゃん』ボクと一緒に走ってくれる?」
「・・・ダート、か?」
「うん、1400でいいかな?
それぐらいしか、走った事無かったから。」
「わかった、
黒尾トレーナー、スタートを頼めるか?」
「あぁ。」
▽
ダート 1400 馬場 良
「位置に着いて。」
(逝くよ、おじいちゃん!!)
(来い、『ミンナノヒーロー』)
「よーい。」 パァン!!
その姿は、オグリキャップと瓜二つ
ずっと並走
泣きながら
並走を続け ゴールした
「ごめんね?おじいちゃん、
ボク、長生き出来なかった。」
「そんなの『望んでいない』」
「でも。」
「『楽しかったか?私との走りは?』」
「うん!!最高!!」
「・・・待ってるぞ、『ミンナノヒーロー』
私はお前が来るまで『ここで戦い続ける』」
「ふふっ、おじいちゃんらしいや、
わかった、『皆のヒーロー』
そして、『オグリキャップのヒーロー』として、
『何時か、必ず、ここに来るね!!』」
「・・・消えちゃった。」
「ライスシャワー、『帰ったんだ』
消えたんじゃない、『帰ったんだ』」
「黒尾トレーナー。」
「なんだ、オグリキャップ。」
「・・・必ず、来てくれるよな?『ミンナノヒーロー』」
「あぁ、そうなると良いな。」
7月20日に、レース中に置ける故障で
止む無く安楽死だったそうです、
オグリ達と、
これからの競馬・ウマ娘界隈を見守って欲しいですね。