ウマ娘ストーリー・ブラックテイル   作:扶桑畝傍

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結局お化け騒ぎで収拾がつかなくなり、
止む無くトレセン学園へ帰って来た翌日




えっと、この子は一体誰なんだ?

トレーナールーム

「で?なんで俺に聞きに来たんだ?」

「いや、何となく。」

オグリキャップの左足にしがみつく『小さなウマ娘』

「はぁ、俺、黒尾、君の名前は?」

「・・・。」

「あ、コレは無理だわ、

 タキオン~、テイオー、

 ライスー、フクキタルー、全員集合~。」

4人「は~い。」

「いや、何処から現れるのだキミ達は。」

「!?」

「ほら、この子も怯えているぞ?」

((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

「ふむ、今問い合わせが終わったが、

 『どこにも所属していない

  ウマ娘だと言う事しかわからなかったよ』」

「ほぉ、つまり『産まれたてのウマ娘』って事か、

 オグリキャップ?なにか心当たりは?」

「無いから聞きに来たんだ、

 これではトレーニングも出来ない。」

「んな事言われても、俺は・・・ほれ。」

ガルルル

「嫌われてるようだ。」

「ふむ、私はアグネスタキオンだ、

 キミの名前と何処から来たのか教えて欲しいのだが?」

イヤ

「『お姉さん、キミの事を知りたいんだけど

  お名前と何処から来たのか教えて欲しいなぁ?』」

イ~ヤ

「それなら、ライスに教えて欲しいな?」

・・・ヤ

「『おねえちゃん、キミの名前教えて欲しいなぁ?』」

オシエナイ

「はい、二人共こっちおいで~。」会議室に引っ張り込む

(って、なんで私を残すかなぁ)

「ねぇ?キミの名前は?ボクはトウカイテイオー!」

・・・ヤダ

「『ボクねぇ?キミ名前を教えて欲しいんだけどなぁ?』」

イ~ヤ

「はい、お前もこっちな~。」パタン

(で?オグリキャップと一緒に残されるのはこま)「ん?」

「おねえたん、だえ?」

「え?あ、あたし?」

「うん、だ~え?」

(流石に幼児は範囲外なんだけど・・・)

「マチカネフクキタル。」

「ふ~ねぇちゃ!!」

「はぃ?」

「お、離れた。」

がしっ

「え?え?ちょ、オグリキャップ?どう言う事?」

「それは私が聞きたい、

 これでようやくトレーニングがっ!?」首グキッ!!

「こ、こらっ!!髪の毛は掴んじゃいけません!!」

「『おじいちゃん』」

 

 

「まて、いま、なんて言った?」

「あ、黒尾、この子オグリキャップの

 髪離してくれないんだけど~っ!!」

「・・・キミのお母さん、

 『ミンナノアイドル』って、言わない?」

「おかあしゃん?しってうの?」

「・・・あぁ、知ってはいる。」

「『オジサン』おかあしゃんさがして?」

「・・・それは。」

「黒尾君?

 聞いた事がないウマ娘なんだが、何処にいるのだ?」

「・・・もぅ、居ない。」

「いるもん!!おかあしゃんいるもん!!」

(ねぇ?もしかしてだけど、『向こうの子?』)

(だろうな、

 ディープインパクトと言い、

 『オグリキャップの孫』と言い、どうして・・・)

(あの黒毛栗ウマ娘の関わり?)

「『オジサン』しゃがして!!」

「・・・はっ、気を失っていた。」ぐ~

「『おぐり』お腹空いた?」

「あぁ、今日は朝練の後食べるつもりで・・『ぐ~』

 ぁ、あぁ、ちからがでない~・・・。」

「おわわっ!?私に倒れるなぁっ!?」左足はがっちり捕まれている

「っと、ほれ、俺におぶされ。」

「す、すまん。」

「『オジサン』!!オグリどこつれてくのっ!!」

「食堂だ、お前も食べるだろ?『ミンナノヒーロー』」

「え?え?なんで?なんでしってうの?なんで?」

「さぁな、とりあえずついて来い。」

他のウマ娘達「か、可愛い~///」

「おかわり。」

「おきゃわりぃ。」

他ウマ娘達「きゃ~っ///」

(さて、黒尾君、どうするのだね?

 彼女が『オグリキャップの孫なのは確かなのか?』)

(・・・あぁ、間違いは無い、無いけど)

(お兄様?それではウマ娘の登録情報に無いのはおかしいのでは?)

(そうそう!これだけ小さいって事は、

 まだ幼稚園だよね?捜索願いとか出て無いの?)

(テイオーにしては的を射ているな、

 しかし、『ハッキングしたが』どこからも

 『捜索願い』は出ていなかった)

(ちょ、タキオン?ボクにしてはってなに?

 ねぇ?それってなぁに?)

(追試が無くなればわかるのでは?)

(ぐぬぬぬ)

「ん~・・・くぅ、んな~。」

「ちょ、ヒーロー?ここじゃ寝ちゃダメだよ。」

口元を拭いてあげ、やさしく抱きかかえるフクキタル

「すぴ~・・・ふ~、ねぇちゃ

 「おじいちゃ」・・・すぴ~。」

「・・・黒尾トレーナー、

 その子は『私に関係があるのかね?』」

「・・・ある。」

「言いたくは無い?」

「出来るなら。」

「構わん、『話した事が無いベルノ』を知っていたんだ、

 『私達の知らない事を知っているのだろう?』」

「・・・オグリキャップ、その子は『孫にあたる子だ』」

「私の?」

「あぁ。」

「・・・そぅか、しかし『ウマ娘の筈が無いのだな?』」

 

「どうして、ここに居るのだろうな。」

「・・・わからない。」

「よし。」

「あ、ちょ、オグリキャップ、

 ここと、ここで持ってあげて?」

「す、すまない、こ、こぅか?」

「そうそう、それでしっかり抱えるの。」

「・・・軽いな。」

「どうする気だ?」

「練習場だ。」

生徒会役員共に雷を落とし、

他のウマ娘を『授業に戻らせた』

 

「・・・ヒーロー、ココがトレセン学園の練習場だぞ。」

「ん、むぅ?ありぇ?『おじいちゃ?』

 うわ~っ!?凄い凄い!!」

「あ、おぃ!?」

オグリキャップから飛び出した『ミンナノヒーロー』は

 

どんどん大きく

 

『髪の色違いのオグリキャップになった』

 

「『おじいちゃん』ボクと一緒に走ってくれる?」

「・・・ダート、か?」

「うん、1400でいいかな?

 それぐらいしか、走った事無かったから。」

「わかった、

 黒尾トレーナー、スタートを頼めるか?」

「あぁ。」

ダート 1400 馬場 良

 

「位置に着いて。」

 

(逝くよ、おじいちゃん!!)

(来い、『ミンナノヒーロー』)

 

「よーい。」   パァン!!

 

その姿は、オグリキャップと瓜二つ

 

ずっと並走

 

泣きながら

 

並走を続け   ゴールした

 

「ごめんね?おじいちゃん、

 ボク、長生き出来なかった。」

「そんなの『望んでいない』」

「でも。」

「『楽しかったか?私との走りは?』」

 

 

「うん!!最高!!」

「・・・待ってるぞ、『ミンナノヒーロー』

 私はお前が来るまで『ここで戦い続ける』」

「ふふっ、おじいちゃんらしいや、

 わかった、『皆のヒーロー』

 そして、『オグリキャップのヒーロー』として、

 『何時か、必ず、ここに来るね!!』」

 

「・・・消えちゃった。」

「ライスシャワー、『帰ったんだ』

 消えたんじゃない、『帰ったんだ』」

 

「黒尾トレーナー。」

「なんだ、オグリキャップ。」

「・・・必ず、来てくれるよな?『ミンナノヒーロー』」

「あぁ、そうなると良いな。」

 




7月20日に、レース中に置ける故障で
止む無く安楽死だったそうです、
オグリ達と、
これからの競馬・ウマ娘界隈を見守って欲しいですね。
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