ウマ娘ストーリー・ブラックテイル   作:扶桑畝傍

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本日の犠牲者

さてと、駅前での待ち合わせなんだが

 

「30分、コレはあれか?」

「ごっ?!ごめんなさいっ!!」

「お、来たか、フクキタル。」

 

所望、デートである。

 

 

有馬記念のハルウララ騒動が落ち着いて

フクキタルからのかねてからの計画

『全員とデートしましょう』を始めたのだ

 

都内から離れた駅で合流し

そこからまた離れる

ウマ娘とのデートは結構大変だ。

 

都内を歩けば『行軍が形成されるからだ』

 

「ほら、手を繋げ。」

「ぁ///うん///」

普段ならゴルシちゃんを愛でているフクキタルだが、

今日はデートなのだ。

 

滅茶苦茶可愛いく仕上げてきている。

冬場らしいブーツと、

そのブーツに掛かるスカートは、

『まさかのフトモモを隠している』

淡い青のラインが入ったコートで、

着脱可能なフードは猫耳仕様

上着はやや薄いのか、胸元が強調され

白さがより清潔感を醸し出す

 

「えへへ~///」左腕にガッチリ絡みついて来る

「こいつ~。」

耳に触らない様に頭を撫でる

「ぁ、あのね?

 『今日は、耳、触って、いいよ?』」

他の娘と違い、フクキタルは

『余程でなければ耳はNG』なのに

「・・・ちょっと、だけ。」

「ぅん///」

さわさわ

「あっ///」

「も、もう少し、いいか?」

「ぅん、いい、よ///」

 

ま~、教えられないわ、トロ~ンとしてきて、

まぁ、甘い声出すんですわ

 

「も、もぅ、いいよ?」

「っ~///ほんと、『学生とトレーナー』って、

 我慢ばかりだね///」

「だな。」

 

駅から少し離れた所に少し古びたカフェがある

今回の目的地だ

 

カランカランと、カウベルがなる

「いらっしゃいませ、

 お好きなカウンター、お席にどうぞ?」

「カウンターにする?」

「え?」

「ほら。」

見ればそれなりに繁盛してて、

家族連れ、老人夫婦、若い『人間のカップル』等々

 

「それに、カウンターの方が

 『お忍び感』があるだろ?」

「ふふっ、さんせ~。」

「マスター、軽食ランチと、

 コーヒーを、フクキタルはどうする?」

「ん~、私も同じで。」

(足りるのか?)

(後で食べ放題連れてってね?)

(りょ~かい)

他愛無い話や、今後の出走予定

「そうだ。」

「なんだ?」

「どうして私を一番に?」

「・・・わからん、

 だけど、最初にしてあげたいって思ったからだ。」

ヒキョ~モノ~///

「それに、フクキタルが言い出してくれなかったら、

 多分、卒業までしなかっただろうからな。」

「そ、それは不味いよ?」

「だろ?」

「はぁ、黒尾、もう少し『女の子の扱い方』

 考えてよね?じゃないと離れちゃうよ?」

「き、肝に銘じます。」

「よろしい。」

二人「はははっ!」

マスターさんは

『トレセン学園のカフェのマスターの従兄』だそうで

二人してびっくりした

そんな情報なかったんだけど?

「マスターの秘密ですよ。」

二人「やべぇ、イケオジだ。」

帰りの電車で

 

「はぁ~、食べ放題の筈が。」

「まさか、出禁を喰らうとは。」

まぁ、俺もそこそこ食べる

勿論、ウマ娘である『マチカネフクキタル』もだ

 

くそぉ、高めの肉を

取り皿ごと行ったのが駄目だったのか?

フクキタルの野菜マシマシが響いたのか?

なんでも、フクキタルは、

『肉のミルフィーユです!!』とか言って、

『野菜を肉で挟んで食べていた』

んで、俺も久し振りの食べ放題に調子に乗って

食べ進んでしまった結果、出禁

 

「ま、いい思い出だよな。」

「あ~、タン・ニンジン・タンの

 組み合わせが出来なかった~。」

「今度は理事長に請求書送って

 BBQでもやるか。」

「おっ!!いいねそれ!!やろやろ!!」

 

なんか隣の車両が騒がしい

 

「なんだろうね?」

「あぁ、やたら人が先頭車側に移動してくな。」

ぎぎぎっ

二人「あ、止まった。」

 

「こいつは死ぬべきなんだ!!」

はなして

 

ブチッ

「フクキタル。」

「は、はぃっ!!」

「カバンよろしく。」

「はい!!」

 

「な、なんだお前は!!」

「せっかくの休日を。」

「くっ、くるな!!コイツを殺すぞ!!」

「せっかくのデートを。」ダッシュ

「うわぁあっ!!」

「邪魔してんじゃね゛え゛ぞ!!ゴラァ!!」

つり革を使い、

勢いをさらに付けた飛び蹴りを顔面に蹴り込む

 

倒れ込む男と、女性

「フクキタル、女性を頼む。」

「はい、今のうちこっちに。」

「は・・・はい。」( ゚д゚)ポカーン

 

「で、でめ゛え゛。」

「・・・この俺、

 『羽佐間、黒尾』を知らねぇ奴も増えたもんだ。」

普段は整えた髪型を

ワックスひと塗オールバックに変身

 

「さぁ、清算と行こうか、糞野郎。」

しっかりとグローブも着けて

ボディ!!

 

「け、きたねぇんだよ。」

屈む男に踵落としで吐き出したゲロに叩き込む

 

「・・・ちっ、気絶したか。」

 

そして、髪型を直し何時も大人しい髪型に

「あ、車掌さん、運輸司令に連絡と、

 この電車を回送にするかしないか判断を、

 運転士にも、状況が改善したので

 最寄り駅へ停車の指示をお願い出来ますか?」

アッ、ハィ

あぁ、可哀そうに黒尾の逆鱗に触れちゃってまぁ

「フクキタル。」

「ひゃいっ!!」

「カバンくれるか?タオルが入ってんだ。」

「あ、はい、これ使って?」

「って、お前のハンカチだろ?」

「あはは。」

「わりぃな、こんな事になっちまって。」

「うぅん、かっこよかったよ?黒尾さん///」

「そうかい。」

 

警察にはサクサク説明して、また後日となった

 

理事長室

「頭痛、キミはなにをしてるのかね。」

「いえ、暴漢が居たのでシメただけですよ?」

「はい、間違いありません。」

「あのね、トレーナーさんがやっちゃったから、

 ちょっと問題になってるのよ?

 あんな暴力トレーナーでいいのかって。」

「ぁ~、『昔の事ですか』」

「疑問、キミとの契約で

 探らない様にしていたが、

 流石にこうなっては知らないと不味いのだ。」

「そうですね、教えて下さいますか?」

「ぁ~・・・

 フクキタルは「やです。」おい。」

「好きな人の事ですから、知りたいです、

 それに・・・オールバックの黒尾さん、

 滅茶苦茶かっこよくて・・・ゾクゾクしました///」

 

『関東〇〇連合』『神奈川〇〇連合』

『関西〇〇連合』『広島〇〇連合』

 

「まぁ、この四つとやりあってました、以上。」

ま、バリバリのヤンキーでした

むかついた連中は殴り合いでわかって貰い

ついて来る連中は仕方なく面倒を見てた

 

「唖然、ことばがみつからん。」

「ぼ、暴力団ですか?」

「いえ、暴走族の方です。」

「へ、へぇ~。」

「たづなさん知らないんですか?」

「呆れ、彼女はな?

 『爆音が鳴り響こうと普通に寝てるのだ』

 故に知らない、そう言う集団すら居るのは

 テレビの向こう側だと思っている。」

二人「へ~。」

「え?ぇ?知らないとダメなんですか?」

二人「べっつに~。」

「自粛、今後は外出を控えるように。」

「嫌です、全員とデートの約束もしてるので。」

「懇願、お願いします。」

「ま、アイツ等なら火消し得意だから

 頼んで置きますよ。」

「安堵、して・・・知り合いとは?」

「〇〇会の会長と知り合いですよww

 単純に、DIY同士で、

 DIY講習会で知り合いまして、

 普段は社宅と自宅と、

 DIY用自宅と分けてるので、

 『簡単に脚は付かないですよ』

 それに、警察も〇〇署と、〇〇署、〇〇署、

 〇〇署、「もっ?!もぅいいから!!

 そう言う危ない名前は言わなくていいからぁっ!!」

 なんだ、知りたいって言うから言ったのに~。」

「理事長、全然わからない私はどうしたら。」

「黙秘!!

 絶対!!他言無用なのだっ!!

 ぜ~ったいなのだ!!」

「は、はぁ?わかりました。」

 

トレーナールーム

「ねぇ、黒尾さん。」

「なんだい?」

「・・・いて?」

「駄目だ、卒業まで、だ~め。」

「私!!私!!

 黒尾さんにめちゃ「はい、お休み~」ふがっ!?」

「ナイス、タキオン。」

「全く『動物じゃあるまいに』

 何をしたらこんなに興奮を?」

 

オールバックモードにする

 

「・・・も、モドシテクレ///」

「おk?」

「っ~、本当に学生の立場が歯痒いよぉ~っ!!」

ハァハァハァハァ///

「おわっ!?ライスっ!?」

「あらよっと。」

く~・・・く~

「タキオン、テイオーは?」

「安心しろ、あの子は寝ているよ、

 ハルウララもテイオーと

 競合できるバケモノになったからね。」

「どうなったら、あんなに変わるんだろうな。」

「さぁ、これこそ、『ウマ娘の進化』なのかもね。」

 

 

フフフ、黒尾サンノ、オールバック写真ゲットです///

 

ゾゾッ「うぉ、なんだ?今の寒気は?」

 

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