さてと、駅前での待ち合わせなんだが
「30分、コレはあれか?」
「ごっ?!ごめんなさいっ!!」
「お、来たか、フクキタル。」
所望、デートである。
▽
有馬記念のハルウララ騒動が落ち着いて
フクキタルからのかねてからの計画
『全員とデートしましょう』を始めたのだ
都内から離れた駅で合流し
そこからまた離れる
ウマ娘とのデートは結構大変だ。
都内を歩けば『行軍が形成されるからだ』
「ほら、手を繋げ。」
「ぁ///うん///」
普段ならゴルシちゃんを愛でているフクキタルだが、
今日はデートなのだ。
滅茶苦茶可愛いく仕上げてきている。
冬場らしいブーツと、
そのブーツに掛かるスカートは、
『まさかのフトモモを隠している』
淡い青のラインが入ったコートで、
着脱可能なフードは猫耳仕様
上着はやや薄いのか、胸元が強調され
白さがより清潔感を醸し出す
「えへへ~///」左腕にガッチリ絡みついて来る
「こいつ~。」
耳に触らない様に頭を撫でる
「ぁ、あのね?
『今日は、耳、触って、いいよ?』」
他の娘と違い、フクキタルは
『余程でなければ耳はNG』なのに
「・・・ちょっと、だけ。」
「ぅん///」
さわさわ
「あっ///」
「も、もう少し、いいか?」
「ぅん、いい、よ///」
ま~、教えられないわ、トロ~ンとしてきて、
まぁ、甘い声出すんですわ
「も、もぅ、いいよ?」
「っ~///ほんと、『学生とトレーナー』って、
我慢ばかりだね///」
「だな。」
駅から少し離れた所に少し古びたカフェがある
今回の目的地だ
カランカランと、カウベルがなる
「いらっしゃいませ、
お好きなカウンター、お席にどうぞ?」
「カウンターにする?」
「え?」
「ほら。」
見ればそれなりに繁盛してて、
家族連れ、老人夫婦、若い『人間のカップル』等々
「それに、カウンターの方が
『お忍び感』があるだろ?」
「ふふっ、さんせ~。」
「マスター、軽食ランチと、
コーヒーを、フクキタルはどうする?」
「ん~、私も同じで。」
(足りるのか?)
(後で食べ放題連れてってね?)
(りょ~かい)
▽
他愛無い話や、今後の出走予定
「そうだ。」
「なんだ?」
「どうして私を一番に?」
「・・・わからん、
だけど、最初にしてあげたいって思ったからだ。」
ヒキョ~モノ~///
「それに、フクキタルが言い出してくれなかったら、
多分、卒業までしなかっただろうからな。」
「そ、それは不味いよ?」
「だろ?」
「はぁ、黒尾、もう少し『女の子の扱い方』
考えてよね?じゃないと離れちゃうよ?」
「き、肝に銘じます。」
「よろしい。」
二人「はははっ!」
▽
マスターさんは
『トレセン学園のカフェのマスターの従兄』だそうで
二人してびっくりした
そんな情報なかったんだけど?
「マスターの秘密ですよ。」
二人「やべぇ、イケオジだ。」
▽
帰りの電車で
「はぁ~、食べ放題の筈が。」
「まさか、出禁を喰らうとは。」
まぁ、俺もそこそこ食べる
勿論、ウマ娘である『マチカネフクキタル』もだ
くそぉ、高めの肉を
取り皿ごと行ったのが駄目だったのか?
フクキタルの野菜マシマシが響いたのか?
なんでも、フクキタルは、
『肉のミルフィーユです!!』とか言って、
『野菜を肉で挟んで食べていた』
んで、俺も久し振りの食べ放題に調子に乗って
食べ進んでしまった結果、出禁
「ま、いい思い出だよな。」
「あ~、タン・ニンジン・タンの
組み合わせが出来なかった~。」
「今度は理事長に請求書送って
BBQでもやるか。」
「おっ!!いいねそれ!!やろやろ!!」
なんか隣の車両が騒がしい
「なんだろうね?」
「あぁ、やたら人が先頭車側に移動してくな。」
ぎぎぎっ
二人「あ、止まった。」
▽
「こいつは死ぬべきなんだ!!」
はなして
ブチッ
「フクキタル。」
「は、はぃっ!!」
「カバンよろしく。」
「はい!!」
「な、なんだお前は!!」
「せっかくの休日を。」
「くっ、くるな!!コイツを殺すぞ!!」
「せっかくのデートを。」ダッシュ
「うわぁあっ!!」
「邪魔してんじゃね゛え゛ぞ!!ゴラァ!!」
つり革を使い、
勢いをさらに付けた飛び蹴りを顔面に蹴り込む
倒れ込む男と、女性
「フクキタル、女性を頼む。」
「はい、今のうちこっちに。」
「は・・・はい。」( ゚д゚)ポカーン
「で、でめ゛え゛。」
「・・・この俺、
『羽佐間、黒尾』を知らねぇ奴も増えたもんだ。」
普段は整えた髪型を
ワックスひと塗オールバックに変身
「さぁ、清算と行こうか、糞野郎。」
しっかりとグローブも着けて
ボディ!!
「け、きたねぇんだよ。」
屈む男に踵落としで吐き出したゲロに叩き込む
「・・・ちっ、気絶したか。」
そして、髪型を直し何時も大人しい髪型に
「あ、車掌さん、運輸司令に連絡と、
この電車を回送にするかしないか判断を、
運転士にも、状況が改善したので
最寄り駅へ停車の指示をお願い出来ますか?」
アッ、ハィ
あぁ、可哀そうに黒尾の逆鱗に触れちゃってまぁ
「フクキタル。」
「ひゃいっ!!」
「カバンくれるか?タオルが入ってんだ。」
「あ、はい、これ使って?」
「って、お前のハンカチだろ?」
「あはは。」
「わりぃな、こんな事になっちまって。」
「うぅん、かっこよかったよ?黒尾さん///」
「そうかい。」
▽
警察にはサクサク説明して、また後日となった
理事長室
「頭痛、キミはなにをしてるのかね。」
「いえ、暴漢が居たのでシメただけですよ?」
「はい、間違いありません。」
「あのね、トレーナーさんがやっちゃったから、
ちょっと問題になってるのよ?
あんな暴力トレーナーでいいのかって。」
「ぁ~、『昔の事ですか』」
「疑問、キミとの契約で
探らない様にしていたが、
流石にこうなっては知らないと不味いのだ。」
「そうですね、教えて下さいますか?」
「ぁ~・・・
フクキタルは「やです。」おい。」
「好きな人の事ですから、知りたいです、
それに・・・オールバックの黒尾さん、
滅茶苦茶かっこよくて・・・ゾクゾクしました///」
『関東〇〇連合』『神奈川〇〇連合』
『関西〇〇連合』『広島〇〇連合』
「まぁ、この四つとやりあってました、以上。」
ま、バリバリのヤンキーでした
むかついた連中は殴り合いでわかって貰い
ついて来る連中は仕方なく面倒を見てた
「唖然、ことばがみつからん。」
「ぼ、暴力団ですか?」
「いえ、暴走族の方です。」
「へ、へぇ~。」
「たづなさん知らないんですか?」
「呆れ、彼女はな?
『爆音が鳴り響こうと普通に寝てるのだ』
故に知らない、そう言う集団すら居るのは
テレビの向こう側だと思っている。」
二人「へ~。」
「え?ぇ?知らないとダメなんですか?」
二人「べっつに~。」
「自粛、今後は外出を控えるように。」
「嫌です、全員とデートの約束もしてるので。」
「懇願、お願いします。」
「ま、アイツ等なら火消し得意だから
頼んで置きますよ。」
「安堵、して・・・知り合いとは?」
「〇〇会の会長と知り合いですよww
単純に、DIY同士で、
DIY講習会で知り合いまして、
普段は社宅と自宅と、
DIY用自宅と分けてるので、
『簡単に脚は付かないですよ』
それに、警察も〇〇署と、〇〇署、〇〇署、
〇〇署、「もっ?!もぅいいから!!
そう言う危ない名前は言わなくていいからぁっ!!」
なんだ、知りたいって言うから言ったのに~。」
「理事長、全然わからない私はどうしたら。」
「黙秘!!
絶対!!他言無用なのだっ!!
ぜ~ったいなのだ!!」
「は、はぁ?わかりました。」
▽
トレーナールーム
「ねぇ、黒尾さん。」
「なんだい?」
「・・・いて?」
「駄目だ、卒業まで、だ~め。」
「私!!私!!
黒尾さんにめちゃ「はい、お休み~」ふがっ!?」
「ナイス、タキオン。」
「全く『動物じゃあるまいに』
何をしたらこんなに興奮を?」
オールバックモードにする
「・・・も、モドシテクレ///」
「おk?」
「っ~、本当に学生の立場が歯痒いよぉ~っ!!」
ハァハァハァハァ///
「おわっ!?ライスっ!?」
「あらよっと。」
く~・・・く~
「タキオン、テイオーは?」
「安心しろ、あの子は寝ているよ、
ハルウララもテイオーと
競合できるバケモノになったからね。」
「どうなったら、あんなに変わるんだろうな。」
「さぁ、これこそ、『ウマ娘の進化』なのかもね。」
フフフ、黒尾サンノ、オールバック写真ゲットです///
ゾゾッ「うぉ、なんだ?今の寒気は?」