ウマ娘ストーリー・ブラックテイル   作:扶桑畝傍

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二人目

はちみーはちみー

 

このハチミツ娘はまた増えるぞ?

 

「増えないもん!!」

「いや、確実に増えるコースだろこれ。」

都内某所にてはちみーの食べ比べデートをご所望するのは

我らがトウカイテイオー

 

抜糸も済み、『歩く分には支障は無かった』

 

「それにこんな逃げづらい都内にしやがって。」

「その割には

 『変なファン』近寄って来ないね?なんでだろ?」

 

何処から出回ったのか、前回のフクキタルデートでの

『オールバックモード』が30秒動画で拡散されていたのだ

意見は二つ

『イケメンヤンキー』

『いや、これじゃウマ娘が危ない』の二つ

前者の方が受けが良いのか

電話には、

男優スカウトの電話がウザくてスマホを破壊した

なので予備のガラケーを使っている

「ねぇ?黒尾?」

「あいよ。」

「つかれた。」

「はいはい。」

 

このデート、テイオーが疲れたら俺がおぶってあげる

 

ナンデもフクキタルからオールバックモードを熱弁され

『ハルウララが撮っていた』写真を待ち受け画面にしていた

 

後者は、既に息をしていない

 

え?雑過ぎ?いや、掘り下げる内容なんて無いよ?

 

「あ、このお店行きたい。」

「ここ?」

(・・・あぁ、なんでまだあるのかねぇ)

「っ、わかったよ、おりろ。」

「?は~い。」

「いらっしゃい・・・久し振りね、常連さん。」

「えぇ、久し振りですね、店長。」

「えぇっ!?ここ黒尾さん知ってたのっ!?」

「ぁ、あぁ、昔にな。」

「それじゃぁ。」

なんか色々注文してるが聞き取れない

「はい、それでしたら。」

そして店長も負けじと何やら進めている

そして、どちらも『何かをマシマシ』らしい

「えへへ~。」

「ご満悦で何よりだ。」

明らかにコップの中身がハチミツオンリーに見えるのだが、

ちゃんとブレンドしているとの事

正直、甘すぎて俺は

『アジガワカラナクナッタ』コーヒーほすぃ

 

「常連さん、結婚されたんですか?」

「いえ、まだ婚約なんです、彼女、学生ですから。」

「あら、そうでしたの?」

「って、わかってて言ってますよね?」

「えぇ、トウカイテイオーさんがポロっと言った

 『婚約宣言は相当騒ぎになりましたから』」

「あれ?ボクをしってるの?」

「えぇ、私もあのレース見に行ってたんですよ?」

「ほんと!?それじゃぁサインとかいる?」

「ぁ~・・・実は、

 このお店、『来月で閉店しなきゃいけないのよ』」

「えぇっ!?こんなにおいしいはちみーなのに~っ!?」

 

 

「ちょっとわりぃ、テイオー、電話だ、店長と話してて。」

「は~い、お代わりと他のアレンジも頼んでいい?」

「あぁ、いいぞ。」

「わ~い♪店長さんこのブレンドお願いします!!」

「えぇ、いいわよ!!」

 

店の裏

「すいませんね、会長。」

〈構わんさ、お前さんには借りが幾つもあるからな〉

「つくった覚えは無いんですけどね。」

〈ったく、で、何があった?〉

「____の店なんですけど、調べて貰えますか?」

〈あぁ、あの店か、

 ・・・ん?来月閉店?いや、おかしい、

 あの嬢ちゃんを匿う為にも、そうか、奴らか〉

「俺から署長に連絡します、

 会長は、ここら一帯の連中に出るなと。」

〈それは問題ねぇが、それだけか?〉

「『丁度、ダチが近くにいるんで』大丈夫ですよ。」

〈おいおいおい、そこまでやるのか?〉

「この際です、キッチリ『清算して貰いますよ』」

〈そぅ、か、もぅ何年前だ?〉

「・・・10年ですね。」

〈早いな。〉

「全くです。」

〈それじゃぁ、ダチによろしくな?〉

「会長も病気とかされませんように。」

〈言ってろ、黒尾、もしもの時は頼れ〉

「・・・はい、ありがとうございます。」

「会長、誰からで?」

「____の店一帯の連中を呼び戻せ、巻き込まれるぞ。」

「で、ですが、〇〇会の連中を牽制する為に。」

「『狂犬の黒』が動いた、

 俺らが居る方が迷惑になっちまう。」

「はっ!?あの伝説の!?」

「急げ急げ、言う事聞かねぇ奴らは見捨てるからな。」

「はいっ!!」

ブブブブブ

「ん?電話?はい、__です。」

〈久し振り、おっさん〉

「おまっ!?」

〈手短に話す、____店の周りに

 かき集められるだけ集めてくれ〉

「今からかっ!?」

〈___会の『清算』だ〉

「狂犬の黒が近くに?」

〈あぁ、もぅ『狂犬の尾』も来た〉

「・・・大捕り物になるぞ?」

〈俺らがヘマした事があったか?〉

「・・・本来は捕まえる立場だが、

 情報感謝する、あるったけを動員しよう。」

〈おっさん、甘い物は控えろよ?〉

「言うな、遂に『痛風』になったんだ。」

〈はっ、言わんこっちゃねぇ〉

「黒尾、今、楽しいか?」

〈ば~か、そこは幸せか?だろ?〉

「・・・10年だな。」

〈あぁ〉

「日取り、組んどいてくれ

 『有給消化しなきゃならないからな』」

〈わかった、会長にも伝えとく〉

「黒尾。」

〈わり、連れを待たせてんだ、そんじゃな〉

「署長、いかがされました?」

「副署長、所轄管内の全ての

 警官、刑事、機動隊に招集命令、

 〇〇会を抑える手筈が整った、

 場所は___の、___店前だ。」

「っ~、いよいよですか!!」

「あぁ、頼んだぞ。」

「了解。」

「わりぃな、理事長からだった。」

「も~、おそいよ~、

 はちみー4杯目だかんね~!」

「・・・太るぞ?」

「あら、このぐらいの女の子なら、

 大丈夫よ、それに現役続行するなら問題ないわ。」

「そうそう!!遅かった罰ゲームとして、

 はちみーテイオー新ブレンドを飲め~!!」

「のめ~!」

「時間切れだ、次の場所行くぞ。」

二人「えぇ~。」

「仲いいなお前ら、

 ほれ、テイオー、行くぞ。」

「は~ぃ、それじゃ、また来るねてんちょー♪」

「はい、またね~。」

 

(あら、メール?)

 

〈10年分の清算が今日終わる、

 ____は、本当に悪かった、

 俺が止めていれば巻き込まれずに済んだんだ〉

 

「ばか・・・もぅ、いいのに。」

 

〈外に出るなよ?店もクローズにしとけ〉

「え?」

 

電車内

 

「あれ?さっきのお店が流れてる。」

「あぁ、そうだな。」

「うへ~、暴力団の大捕り物だって~、こわいね~。」

「お前なぁ。」ガッチリ左腕ホールド

「えへへ~///」

「ほれ、乗り換えだ。」

「は~い。」

トレーナールーム

「ねぇ?」

「んぁ?なんだ?」

「『みみ、さわってもいいよ?』」

 

さわさわ

「んっ///」

 

「おしまい。」

「え~っ?!なんでさっ?!」

「流石に疲れたんだ。」

「なんでなんでなんで~っ!?」

「あのなぁ、お前を何回おぶったんだ?

 その状態でどれだけ歩いたと思ってんだ?」

「ぁ~・・・。」

んでスリスリしてくんな

「ごめんね?」

「ふぁいよ、くぁっ、ねみぃ。」

「ね~、なんでだろ、すっごく眠たい。」

「こらこら、

 二人共、椅子で寝るな、

 ベットを使いなさいベットを。」

二人「ふぁ~い。」

「これ、添い寝は許してないよ?」

「けち~。」

(あのな?)

(なにさ、タキオン?)

コショコショ・・・

(うわぁ///それはボクもヤバイかも///)

(うむ///まさか添い寝で

 『抱き枕にされるとは思わなかったよ』

 おかげで危うく大惨事になる所だったよ)

(うん、ボクもソレは回避したいね)

(なんの話ですか?)

(ライス、黒尾君の添い寝は危ないからね?)

(うん、僕も粗相だけはしたくないからね)

(・・・お兄様なら///)

二人「いや、ダメだからね?ライス?」

「わかってます。」

「あの~。」

3人「え?」

「たすけてフクキタル・・・なんちゃって?」

3人「さ、隣の部屋で仮眠しましょう。」

「まってっ!?割と切実に不味いからっ!?

 お願いだから助けてっ!!」

 

3人がかりで腕の拘束を緩めて脱出した

4人「ウマ娘より強い腕力なんて・・・。」

 

すぴ~

 

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