黒尾だ
今日は、俺の業務風景らしい
0430
「・・・習慣ェ~。」
ご飯は昨日の内にタイマーセットして
「うし、炊けてる。」
納豆、漬物(今日は沢庵とカブ)ワカメ味噌汁
ひと煮立ちギリギリで味噌汁の火を止め、
余熱でじっくりなじませる
ひげ・・・剃り残し、ナシッ!!
いかん、寝起きテンションがおかしい
サクサクパジャマから
トレーナー用の服装へ着替える
0500
「おはよ~、くろおく~ん。」
漸く夢が収まり、
普通に寝れるようになったタキオンが起きて来る
「はよ~・・・たのむ、素早く直すか、着替えて来い。」
「・・・っ///ご、ごめんよ///」
どうやったら服がはだけるのか、下着が危ない事になっている
あ、寝る時はスポブラなんだそうだ
0530
二人「いただきま~す。」
「うむ、納豆に合う紅茶もあるのだな?」
「色々探したんだぞ?」
「むふ~///」
ご満悦なタキオンを眺めつつ
『巨大おにぎりを作る』
中身は『鮭・梅干し・葱味噌』の定番だ
0550
「お、そろそろ時間だね。」
「あいよ~。」
5人分の『弁当』と、iPadを持ち、練習場へ向かう
0600
「てんこ~。」
全員「は~い。」
「タキオン~。」
「はいよ~。」
「フクキタル~。」
「ふぇっ!?あ、はい!!」
「テイオー。」
「はいは~い♪」
「らいす~。」
「ふぁ~ぃ、おにぃさまぁ~。」
「ハルウララ~。」
「はい、おはようございます!」
「はい、ライス決定ね~。」
「ふぇぇっ!?」
「ねぇ?ライスちゃん、今日は何で夜更かししたの?」
「夜更かし前提っ!?」
「どうせ本でも読んでて寝そびれたんでしょ?」
「そ・・・それは。」
「すんすん・・・『ゼンノロブロイの匂いがする』」
「テイオーさんっ!?」
「おやおや、アレから益々仲睦まじい様子で。」ニヤニヤ
「あぁぁあっ///」
「ライス?アレからゼンノロブロイとは?」
「・・・っ///」
「ぁ~・・・程々にな?
朝練に支障が出るのは良く無いからな?」
「と、とめないんですか?」
「え?止めて欲しいの?」
「あ、はいはい、
何時もの10or3二本と、芝2000で一本な~。」
全員「は~い。」
0630
「はい、朝練終了~、
シャワー浴びてクールダウン、
9時から、また10or3と、芝2600二本、3200一本な~。」
「3200!!」
「ただし。」
全員「ただし?」
「コレでな。」
魔改造自転車
(コンクリ舗装の3200じゃないとアスファルトが抉れます)
・糞重い
・10漕ぎで10cmしか進みません
・これで3200mを漕ぎます
・スタミナ強化専用です
全員「うげぇ~。」
「スタミナはあって損は無いからな、
短距離もその短い間に集中して消費すれば
長距離以上に消費するからな、
お昼は『おにぎり弁当』と、
『ちゃんこ鍋を準備して置く』
デザートは『お汁粉だ』」
全員「しっかりお腹空かせておきます!!」
「よろしい。」
0730
「くろおく~ん。」
「はいはい。」
タキオンの全体マッサージだ
どうにもこわばり、中々ほぐれなくなってきている
「なぁ、くろおくん。」
「なんだ?」
「・・・まだ、走れるよね?」
「あぁ、大丈夫だ。」
つ~い
「ひゃぁっぅ///ば、ばかぁ!!
何処をなぞってるのだぁっ///」
「余計な事考えるタキオンの背中~。」
「すけべっ!!」
「スケベ結構、タキオン限定だからな。」
「もぅ///ちゃんとほぐしてっ!?
あだだだだっ!?そこは真面目にいだだだだっ!?」
「ったく、10or3で不用意に『右足でカバーするな』
両足でちゃんと負担を割り振れ、
『無理に左足をカバーしようとするな』」
「頭では解っているのだがね、
つい、左足をカバーしてしまうのだ。」
「わかってるよ、
意識してもそう簡単に癖は治らない、
根気強くやって行こう、な?」
ぎゅ~
「ぎゃ~っ!?」
「はい、ほぐし完了。」
「ひぅ~・・・いたかったよぉ~。」
涙目のタキオンが起きあがる
「すまんすまん。」
「もぅ///もっと、雰囲気をだね?」
「後ろから寒気を感じるから離れるな?」
「え?うわ、ハルウララじゃないか。」
「全く、そんなんだから
『子供が出来るのは秒読みか?』
なんて噂が絶えないんですよ?」
二人「あれ?真面目な事言ってる。」
「殴りますよ?」
二人「ごめんなさい。」
0900~1200
シャカシャカと無情な音が鳴り続ける
全員(ちゃんこ鍋とお汁粉の為!!)
他のウマ娘達「うわぁ・・・。」
「家にも取り入れようかしら?」
「あぁ、アレの在庫あるんで貸しますよ?」
「え?あるの?」
「えぇ、おハナさんなら欲しがると思いまして、
『友人』が日曜日大工の片手間で
『リギル全員分』作って貰いましたから。」
リギル全員「え゛っ?」
「搬入は?」
「済んでますよ?」
「よし、
チーム・リギル全員集合、
今からスタミナ強化メニューを変更するわよ!」
(あ、後コレが、おハナさん用の自転車です)
(・・・な、なぜ?)
(おハナさん、頻りにお腹周りを触ってらしたので)
(ばっ!?さ、触ってなどないっ!!)
(沖野トレーナーのお酒に付き合っているそうで、
飲酒量が増えたとか)
(・・・それは)
(ま、ウマ娘達に、見本を見せる意味合いで、
一緒にシェイプアップしちゃったらどうですか?
おハナさん、『お綺麗なんですから』)
「な゛っ///」
スターダスト組「ナニ?浮気?浮気デスカ?」
「いんや、
沖野トレーナーのせいで
スタイル維持に支障が出てるおハナさんに、
自転車の
シェイプアップはどうですかって、提案しただけだ。」
ウマ娘達「ヤハリ沖野トレーナーハ、一度『処するべき』」
「かもしれん。」
1210
「ついでに食べますか?」
「え?いいの?」
「はい、100人前は想定してるので。」
「・・・ありがたく頂くわ、
リギル全員、お昼は黒尾トレーナー特性ちゃんこ鍋だ、
心して頂くように。」
リギル全員「いただきます!!」
スターダスト全員「ちょ!?」
「それぐらい許してやれよ、
お汁粉は『お餅も入れてあげるから』」
スターダスト全員「ならいいです。」
1400
全員「ごちそうさまでした。」
「お粗末様です。」
「助かったわ、黒尾トレーナー、
正直、今日のお昼はどうしようか悩んでたから。」
「珍しいですね、おハナさんが悩むなんて。」
「あのねぇ、完璧超人じゃないのよ?
沖野トレーナーはアレだけど、
あなた達『チーム・スターダスト』対策を考えても、
メニューを変更して強化しても
貴方との対戦成績は負け続け、
悩まない日がないのよ?どうしてくれるのかしら?」
「と、言われましても、
テイオーとハルウララが、
短・中距離ブレイカーと化して、
中距離担当フクキタル、長距離担当ライス、
伏兵としてタキオンが控えてますからね、
後はこれを維持し続けるのが今後の課題ですよ。」
「完璧な布陣だな、いっその事、
『他のチームのサブトレーナーも兼任したらどうだ?』」
「・・・ルナちゃん?
『鬼ぃさん』ちょっと聞こえなかったなぁ~、
これ以上俺の仕事を増やす気かな~?」
黒尾トレーナーの業務
・チーム・スターダストの運用
必要書類、経費、設備のメンテナンス
・複数のウマ娘達からのアドバイス対応
・『理事長』の書類仕事(主に経費系統)
・練習場のコース管理手配業務
・食堂の料理長と一緒に食材確保の業務手配
・タキオンの毎日のメンテナンス
「ル、ルナチャン言ゥナァ~・・・
す、すまない、そこまで掛け持ちしていたとは
知らなかったのだ。」
「って言うか、黒尾トレーナー
めちゃくちゃ忙しいデースね、
それ以外にもなにかしてマースよね?」
「てい。」
「あぁっ?!マスク『取らないで下さいよぉ』」
リギル全員「え?エルちゃん?」
「この余計な事を言う『ただの美少女ちゃんはオシオキだ』」
「ぁぅ~・・・お願いします、
マスクを返していただけますか?」
「だ~め、今日の残りはマスク無し。」
「そ、そんなぁ~、あんまりですよぉ。」
「く、黒尾トレーナー?」
(あ、おハナさん、貴女もそう言うケがあったんですね)
「はぁ、わかりました、
『はい、おハナさん』」マスクを渡す
「えぇっ!?なんでおハナさんに渡しちゃうんですかっ!?」
「え、エル、ちょっとコッチおいで?」
「ぇ、な、なんだか怖いけど、
マスクを返して貰えるなら・・・。」
15分後
「さ、昼食後のカロリー消費よ!
黒尾トレーナーから譲り受けた
『スタミナ強化自転車』を漕ぎまくるわよ!!」
リギル全員「うげぇ。」
「・・・おハナ『お姉様///』」
▽
(見なかった事にしよう)
「さて、落ち着いたか?」
「ふぁ~・・・正直、眠たいのだがね。」
「まぁ、タキオンの言う事も一理あるな、
30分仮眠してから、
『自転車』で『ダート2600』だ。」
全員「アンタは鬼か。」
「『鬼いちゃん』ちょっと耳の調子悪いのかな?
『もう一度言ってくれるとありがたいなぁ?』」
勿論、ダートだと余計に進みません
▽
1700
「今日のトレーニングは終了、
お風呂入ってしっかりストレッチしてから
晩飯を食べる用に。」
ハ~ィ
「タキオンは先にほぐしな?」
「う・・・うごけない。」
ほぼ定番とかしたタキオン運搬お姫様抱っこ
「はぁ、こうも堂々と繰り返されると
お姫様抱っこのありがたみが薄れてしまうよ?」
「このまま濃厚なキスもご所望か?」
ソレハ///
「くろお~、ボクも乗せて~。」
ぐぇっ「おま、タキオン抱えてるんだぞ?」
「えへへ~、おぶさるならいいでしょ~?」
「お、降りようか?黒尾君?」
「へっ、ま、まだまだぁ~。」
「えい。」
「らっ!?ライスっ!?」
「ちょっ!?ボクにのらないでよっ!?」
「え~い。」
「ちょっ!?私にのるなぁっ!?」
「てか、黒尾さん、動けますか?」
お姫様抱っこのタキオン
タキオンに乗るフクキタル
背中にテイオーとライスが乗っている
「ウララ、髪型を。」
「は~い。」
ワックス一塗り、オールバックモード!!
「うらぁああっ!!」
抱えたまま、乗せたまま風呂場までダッシュする
「はぁ~・・・人間ですか?アレ。」
2000
「流石に4人はキツイって。」
「それを走って風呂場まで連れて来る
君はどうなってるのだね?」
「『1対1500人』喧嘩した事ある。」
「ぁ~・・・人間卒業おめでとう?」
ぎゅ~
「いだだだだっ!?」
「また右足をこじりやがって。」
「ぁ~もぅ!!ワザとだね!?
ぜった!?あだぁ~っ!?」
「ワザとなもんか、
『それだけ筋肉が固くなって来てるんだ』
一人のストレッチじゃ、
もう『ほぐせないぐらいに』」
「・・・そぅ、だったね。」
「ほれ、もういっちょ。」
「にゅぉぉおおおっん!?」
「うるさいよタキオン!!
お風呂場まで聞こえて来るんだからね?」
「ぁ・・・ぁひ・・・てひほ~・・・らすへて~。」
「ウン、ボク、ナニモミテナイヨ。」
「まだ固いな、どっせいっ!!」
「あぁ゛あ゛ぁ゛あ゛っ!?」
「なになに?物凄い声だけど、
『攻め』て・・・なかった、
タキオンの筋肉、そんなに固いの?」
「あぁ、まだほぐしきれないんだよ、こ・れ・が!!」
ぎゅ~
「ぁ///はぁっ///ひ、ひたいよぉ~///」
「お、お兄様!!ライスも!!
ライスもい
「はい、ちょっと口塞ごうね~。」ふむむむっ!?」
「ハルウララ、
ライスのそう言う口を今後も塞いでくれるか?」
「はい、『女子高生が』そう簡単に言っちゃダメですからね。」
「ぷぁっ!?なにそれ?ダメなの?」
「ダメです、それに『卒業後』の約束なのでは?」
「・・・そうでした。」
全員「ただ、タキオンの顔がヤバイ絵面になってるよ?」
「・・・録画してる。」
「やら~///こんにゃかおみらいれよ~///」
「後一息だ、我慢しろ。」
むぎゅ~
「・・・ぁっ///らめ。」
全員「き、気絶した。」
「はぁ、やっとほぐれた、
すまん、お前ら、タキオンを洗ってやってくれ、
俺は『トレーナー用シャワールーム』に
行って来るから。」
(うわぁ///
黒尾の汗だく姿、超ヤバイ!!)
(ハァハァハァハァ、こ、こんな姿を見てて、
卒業までお預けなんて、ヤバイ、ヤバすぎる)
(お兄様、その汗を一舐めでもいただけますか?)
(・・・だ、大丈夫、私は『まだ』大丈夫、の、はず)
▽
2200
トレーナールーム
カカカカカカッ
理事長が間違えた書類を訂正しつつ
キーボードを撃ち(打ち)まくる
「ふぅ。」
紅茶の入ったカップが置かれる
「さんきゅ、タキオン。」
「さっ、さっきの事、忘れてくれると嬉しいのだが?」
「・・・筋肉、真面目に固くなってる。」
「やはり、か。」
「全力を出来て本当に『二回』が良い所で、
『8割も3~5回』が良い所だ。」
「・・・ふぅ、『引退』か。」
「まだだ、まだ。」
「おぃ。」
「その口、私が塞いであげる。」
「はぁ、寝るか。」
「そうだとも、2230だ、
また0430に起きるのだろう?」
「習慣が辛い。」
「あはは・・・お疲れ様、くろお。」
もう一度キスをする
「お休み、アグネスタキオン。」