「で?なんでお前らまでついて来るんだ?」
「いや、気になるし。」
「そりゃぁね、タキオンも心配だし。」
「もぅ、ここまで娘に心配されちゃ、
父親明利に尽きるよ。」
「わたくしは、テイオーが心配なので。」
「大丈夫だよぉ、『ちゃんと歩けるし』」
現状確認出来るのが、
ダイワスカーレット、ウォッカ
メジロマックイーン
流石にサイレンススズカと
スペシャルウィークはお断りした
色んな意味(深)で、近寄って欲しくない
「そうすると・・・やっぱ、二階建てバスの方か。」
あ、タキオンが涙目になった
「ん゛~・・・ヤツに運転して貰うか。」
全員「ヤツ?」
▽
黒尾君が何処かへ電話して
『数分もせずに』見た事が無い運転手が
黒尾君の二階建てバスを運転して来た
「か、彼は?」
「あぁ、大丈夫、ちゃんと『観光バス運転手』だから。」
「だからと言って、
2階建てバスにスーパーチャージャー着ける
アホはお前しかいねぇよ。」
「何言ってんだよ?それを普通に転がせるお前も大概だろ?」
あぁ、二人してがっちり握手している
「つ、つかぬ事を聞くが、
か、彼に?運転して貰うのかね?」
「へぇ、キミが『黒尾を溶かした』アグネスタキオンか、
大丈夫、ちゃんと普通に運転するよ、
『今日は彼女の命日だからな』野暮な事はしないよ。」
(そう、彼女、
私がこうして黒尾君と付き合う前の『彼女』)
「気にはなっていたのだが、
『どうして名前を言わないのだね?』」
「ぁ~・・・。」
「タキオン、それは墓前の前で言うよ。」
そう、彼の関係者は絶対に言おうとしなかった
▽
全員「うわ、めっちゃ普通に運転してる。」
「君らは俺をナンダト思ってるんだい?」
「こいつ、は〇バスのベストドライバー、
運転管理者もしてるぞ?」
「今日合わせ前後3日の有給入れてたから
直ぐに来れたんだ、感謝しろよ?」
道中は特にこれといった事は起きず、
サービスエリアで『ゴールドシップ』を捕獲し、
(フクキタルセンサーで一発だった)
ルナちゃんもついでに拾って来た
▽
とある山奥
「ここは。」
「事故現場。」
「その割には、『やたら色々な車が集まっているのだが?』」
「あぁ、『俺の仲間』」
「大渋滞してるのだが?」
「署長のおっさんに言って、
『この道は一日封鎖して貰ってる』」
▽
車のドライバーや、
他の人達に黒尾君はどんどん挨拶を交わして行く
「ほぇ~、タキオン、黒尾さん、凄いねぇ。」
「テイオー、正直、私も驚きを隠せないよ。」
(どう見ても『覆面パトカーやら』
『違法改造車や』『デコトラもいる』)
「全く、とんでもない繋がりを持っているのだな黒尾君は。」
「かいちょー、また人参の詰め合わせですか?」
「な、なんだね?」
「べっつに~。」(はぁ、ほんと箱にすりすりする親父ってヤダ)
「さ、『何時もの駐車場』に行こう。」
「あいよ、黒尾。」
▽
その駐車場
ただの空き地では無く、
山間部にあるサーキットの巨大駐車場なのだが
それでも、溢れるのでコース上にも車が溢れていた
全員「なに、このモーターショウ?」
「は、半端ねぇエキゾースト音だぜ。」
「そう言えばアンタ音好きだっけ。」
「くっ、メジロ家でもここまでは招集出来ませんわ。」
「いや、張り合う問題じゃなくねぇか?マックイーン?」
「はぁ~、呆れますね。」
「そうだね、でも、なんだろ?
黒尾さん、みんなから慕われてますね?」
「うん、ちょっと、妬けちゃう。」
「は・・・走りたくなってきました!!」ふんす!!
「だ~め、
今から墓参りするから。」
車の列は、一方向だけ空いており
そのコース脇に、『墓石が置いてあった』
「・・・『多喜代(たきよ)』1年振りだな。」
『大前(羽佐間)・多喜代』と書かれた墓石は
誰も名前を言おうとしなかった理由の一つだった
▽
『旧姓、浅間・黒尾、
旧姓、大前(羽佐間)・多喜代』は、
籍を入れた帰り、
『ゆっくり走り帰宅中に事故に巻き込まれたのだ』
それだけを見れば普通の交通事故だった
まぁ、相手が相手で、
『薬物の配達中のさなか、
警察車両とカーチェイスを繰り広げていた』
そして、正面衝突
崖から転落し
「多喜代は、俺の手を繋いだまま息を引き取ったよ。」
「・・・黒尾。」
泣き沈む黒尾を抱きしめるタキオン
「泣け、泣いてくれ、くろお、
私が、私達が『隠してやるから』」
▽
「ほんと、生意気な小僧が恐ろしくなったのは
そこからだよ、黒尾。」
「大鳳会長、お久しぶりです。」
・大鳳会
(元は奥さんが会長を務めていた、羽佐間・結城)
大鳳(羽佐間)・健次郎(旧姓、大前・健次郎)
「頭を上げろ、お前に下げられる人間じゃない。」
「『貴方の娘さんを幸せに出来ず、申し訳ありません』」
「よさんか、
大鳳会の娘と言う場所からお前は
娘を連れだしてくれた、それだけで十分だ。」
「鳳翔会の娘さんのお店はどうなりましたか?」
「あぁ、あの場所で続けられるよ、
トウカイテイオーちゃん、だったか?
『てんちょう、待ってるからね』と、伝言だ。」
「え?あ、はい!必ず行きます!!」
「全く、本当なら捕まえたいんだがな。」
「よぉ、阿久津署長、遂に痛風だって?黒尾から聞いたぞww」
「うっせぇ、ケンジ、お前もその贅肉落とせよ。」
「あ、あの、お二人は?」
・阿久津署長
阿久津・健太郎(かつてはケンケンコンビで悪さをしてた)
二人「あぁ、悪友だ。」
信じられるか?
警察署長と、指定暴力団会長が、幼馴染の悪友なんて
「しっかしよぉ、
勝也と、加奈穂が結婚してたなんて知らなかったし、
子供も最近、産まれやがったし、なんで教えてくれなかったんだ?」
黒尾の仲間S”
「なんだって?デコボココンビが何時ガキ作ったってっ!?」
※ト津神・勝也、ト津神・加奈穂
(旧姓、鏑城(かぶらぎ)勝也が婿入り
勝也が身長163cm、加奈穂が189cm)
「うげ、お前らにも黙ってたのかよ、
かぁ~、アイツ等マジで隠し事はうめぇよなぁ。」
黒尾の仲間S”「確かに、隠した本人達が忘れるオマケ付きでなww」
みんなが笑いだす
そう言えば、あぁだった、こうだった、話のネタは付きそうにない
そして始まるのはオーバルコースを使って走行会
「いやっほ~っ!!」
「ひゃ~っ!?なれると楽しいです~っ!!」
タキオンは乗ってくれなかった
ハルウララと、ライスシャワーがハマり出し、
軽の運転を教えて貰っていた
そして『場違いな爆音を轟かせマルゼンスキーが乱入』
『テクニカルコースを使ってバトルし始めた』
多喜代、俺、進んで良いんだよな?
うん、いってらっしゃい!くろくん!
「っ!?」
「ど、どうしたのだね!?黒尾君っ!?」
「・・・あぁ、『行って来ます、多喜代!!』」
まぁ、違法改造車ばかりなので
クモの子散らすように逃げ帰るのはご愛敬ww
運悪く、地元の警察にマルゼンスキーが捕まってた
『一時停止違反でww』
多喜代の名字が『大前』なのは、
裏側で『羽佐間の女将』が有名だった為
学校に通えなくなるのが不味いと
奥さんが「アンタの旧姓で役所に出すからね!!」
と、『浅間・黒尾』とは、
『大前・多喜代』として会ったから
阿久津署長は妻子もちゃんといて
普通の『警察署長』
中・高校をまともに行かず、
悪友『大前・健次郎』と喧嘩に明け暮れていたが
健次郎が羽佐間・結城(ゆうき)とデキ婚する事になり
そこから別々の道を歩んで
十年前の事故をきっかけで再会、
お互いに『事故った暴力団を追いかけていた』
デコボココンビ
浅間・黒尾時代のメンバー
レディース統括を加奈穂が
浅間・黒尾の幹部的位置に勝也が居た
当時から仲が良く
『隠蔽』に関しては、黒尾も頭を抱えた
二人そろって、『隠し場所を忘れたから』