ウマ娘ストーリー・ブラックテイル   作:扶桑畝傍

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二日目

練習場

全員「うまぴょい、しちゃったの?」

「してない。」

タキオンも荒ぶる首振り

全員「へぇ~。」

し、視線が痛いが

「お?タキオンと、黒尾トレーナーじゃん、

 なんだぁ?『やっぱ、うまぴょいしちゃったのか』」

ごるしぃいいいいっ!!

「ふっ、ゴルゴるサーティーン、

 貴様は狙い撃つ事に迷いが出ているぞ?」

「なん、だと。」

「どんな相手にも屈しないお前はどこに行ったのだ?」

「くっ、今日は引いてやる、

 このごるでぃおんは、必ずや帰って来るぞ!!」

「おぅ、また後でな~。」

「さて、

 ゲートインは終わったな?」

〈おわったけど〉

〈うん、せまい〉

流石に俺の声は向こうまで届かないので、

『ウマ娘用イヤカム』を付けて、

コース向こうと交信している

「うし、出走準備、構え。」

 

「よーい、スタート!!」

で、

一着ライスシャワー、

二着マチカネタンホイザ

三着マチカネフクキタル

四着ナイスネイチャ

五着アグネスタキオン

六着ハルウララ

と、なった

「ほぇ~、

 ライスシャワーさん早いんですね~。」

「そ、そうなの、かな?」

「くっそう、3着か~。」

「あ、あれ?四着?なんか、あれぇ~?」

「ふむ、感覚が鈍い。」

「あはは~、またビリ。」

「ま、得意不得意、現在の不調が良く分かったな?」

全員「はい~。」

「ま、時間ないから、今日からこれな?」

「なにこれ?」

ウララが持ってみようとするが

「お゛も゛っ!?」

「それは、ライス用だ、

 ウララ用はこっちな。」

「うげぇ、これでも重いよぉ。」

「普段履き用の靴にも重りが入っている、

 授業もこれで受けるように。」

全員「え゛~。」

「罰ゲーム。」

全員「やります、やらせて頂きます。」

「よろしい。」

ちなみに罰ゲームは

『マックイーンさん家の主治医さん逝き』

ごん太注射器が待っています

「いい時間だ、汗流して学園行って来い。」

「ねぇトレーナー?」

「なんだ?ウララ?」

「これお弁当?」

「あぁ、簡単な御握りだ、

 鮭、梅干し、『葱味噌』だ、

 流石に足らんだろうから、

 その分は食堂で足してくれ。」

タキオンが暴走気味であんまり食べられなかったので、

米が余ってたから出来た事だ

「へ~、ありがと、トレーナー♪」

「ほれ急げ急げ、重し入りの靴なんだから、

 倍急がないと遅刻するぞ~。」

全員「そうだったっ!!」

お昼

「でっか。」

「うへぇ、でかい。」

マチカネフクキタル

マチカネタンホイザの二人が言うのも無理はない

どちらかと言えば、

小食(成人男性よりは食べるが)なので

「食べきれるかな?」

「うん、たぶん。」

「大きい。」

「うん。」

ライスシャワーとナイスネイチャは、

それぞれ別々にとらえていた

「でも足りない。」「十分ね。」

二人「え?」

「ねぇ?ライスシャワー?

 私聞き間違いかな?足りないって聞こえたけど?」

「ナイスネイチャも、十分って聞こえたね?」

背丈はライスシャワーが小さく

ナイスネイチャはやや高めの部類だ

「い、頂きます。」「頂きます。」

追加の量がヤバイ、なんで減ってくの?

あ、鮭美味し♪商店街のお店で買ったのかな?

「へぇ、美味しぃ。」

うん、向かいのライスちゃんがヤバイ

どうやってそんな量が減っていくの?

てか、御握りもう食べたのっ!?

私まだ二つ目だよっ!?

「はえ~、おおきいねぇ~タキオンちゃん。」

「え?」

「タキオンちゃんどうしたの?」

「い、いや、なんでもない。」

ぁ~、やはりうまく思考出来ていない

なんなのだろう

しかし、アイツが握った御握りか・・・

なっ!?なぜこんなに熱くなるのだっ!?

こ、鼓動も早くなっている・・・

「タキオンちゃん!!」

「うひゃい!?」

「早く食べよ?」

「あ、あぁ、頂きます。」「いっただきまーす♪」

「ほいひ~///」

「・・・おぉ、本当に美味しい。」

アイツに無理やり試験薬を飲ませないでいいかな?

ナンデもスピカの連中が

足を触る変態トレーナーが居るとかで

丁度いい実験が出来そうだし

栄養ゼリーを飲みつつ

医療データを片っ端から調べる

「くそっ、見つからねぇ。」

あの病気は『競走馬界』ではよくあるので

治療薬なり、手術なりの情報があると踏んだのだが

『ここはウマ娘の世界』なのだ、

向こうと違って、『自然治癒』に頼る以外に

これと言った解決方法が何一つ載っていないのだ

「はぁ、ダメか。」

一旦PCを落とす

どうする?タキオンもデビュー戦をさせなければいけない

爆弾を抱えた足で?

冗談じゃない、競走馬の未来が絶たれたウマ娘達は、

殆どが地元に引っ込み以降出て来ない

無気力に近い状態になって・・・そのまま余生を送る

「ふざけんな、俺が変えてやる、

 絶対にタキオンに未来をその先を見せてやる。」

授業が終わり、

チーム『スピカ』から、謎の声が響いたりしたが

家は平常運転だ

後、なんか光ってるらしい

「あれ?タキオンは?」

「あれ?出る時は一緒だったけど。」

小脇に抱えたハルウララがそんな事言ってるが

「どこに居る?」

「ん~、空き教室かな~。」

尻尾にロープを付け逃げないようにする

「えっと、なんで?」

「あぁ、ウララ?

 お前の要注意点で言われててな?」

「な、なにを?」

「『直ぐサボるそうじゃないか?』」

「え゛?」

「さて、重し靴は履いてるな?」

4人「はい。」

「ハルウララを逃がすな、

 ウララの尻尾に付けたロープの先にはな?」

「え?」

「『試作甘味試食券』が付いてるんだ。」

4人 ギラッ!!

「ひぃっ!?」

「試作だからな、

 食堂に並ばない幻の逸品もあるだろう、

 ウララはメンバーから逃げろ、

 そして10分ごとに休憩3分、

 ウララを追いかけまくれ、

 それを1700まで繰り返す、

 そして『ウララが逃げきれば』

 その券はウララが使える。」

「なんですとっ!?」

「範囲はダートの練習場内だけだ、

 ダートになれるついでに

 スタミナと集中力強化を目的としている、

 カウントダウン行くぞ~。」

「え?ちょ、まっ。」

「10~、はい、ゼロ。」

4人「むぁてぇえ~っ!!」

「い~や~っ!!ちゃんと数えてない~っ!!」

「ちゃんと本物の券だからな~。」

4人「ニガサナイ!!」

「ぎゃ~っ!!」

うし、タキオン探しに行くか

 

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