練習場
全員「うまぴょい、しちゃったの?」
「してない。」
タキオンも荒ぶる首振り
全員「へぇ~。」
し、視線が痛いが
「お?タキオンと、黒尾トレーナーじゃん、
なんだぁ?『やっぱ、うまぴょいしちゃったのか』」
ごるしぃいいいいっ!!
「ふっ、ゴルゴるサーティーン、
貴様は狙い撃つ事に迷いが出ているぞ?」
「なん、だと。」
「どんな相手にも屈しないお前はどこに行ったのだ?」
「くっ、今日は引いてやる、
このごるでぃおんは、必ずや帰って来るぞ!!」
「おぅ、また後でな~。」
▽
「さて、
ゲートインは終わったな?」
〈おわったけど〉
〈うん、せまい〉
流石に俺の声は向こうまで届かないので、
『ウマ娘用イヤカム』を付けて、
コース向こうと交信している
「うし、出走準備、構え。」
「よーい、スタート!!」
▽
で、
一着ライスシャワー、
二着マチカネタンホイザ
三着マチカネフクキタル
四着ナイスネイチャ
五着アグネスタキオン
六着ハルウララ
と、なった
「ほぇ~、
ライスシャワーさん早いんですね~。」
「そ、そうなの、かな?」
「くっそう、3着か~。」
「あ、あれ?四着?なんか、あれぇ~?」
「ふむ、感覚が鈍い。」
「あはは~、またビリ。」
「ま、得意不得意、現在の不調が良く分かったな?」
全員「はい~。」
「ま、時間ないから、今日からこれな?」
「なにこれ?」
ウララが持ってみようとするが
「お゛も゛っ!?」
「それは、ライス用だ、
ウララ用はこっちな。」
「うげぇ、これでも重いよぉ。」
「普段履き用の靴にも重りが入っている、
授業もこれで受けるように。」
全員「え゛~。」
「罰ゲーム。」
全員「やります、やらせて頂きます。」
「よろしい。」
ちなみに罰ゲームは
『マックイーンさん家の主治医さん逝き』
ごん太注射器が待っています
「いい時間だ、汗流して学園行って来い。」
「ねぇトレーナー?」
「なんだ?ウララ?」
「これお弁当?」
「あぁ、簡単な御握りだ、
鮭、梅干し、『葱味噌』だ、
流石に足らんだろうから、
その分は食堂で足してくれ。」
タキオンが暴走気味であんまり食べられなかったので、
米が余ってたから出来た事だ
「へ~、ありがと、トレーナー♪」
「ほれ急げ急げ、重し入りの靴なんだから、
倍急がないと遅刻するぞ~。」
全員「そうだったっ!!」
▽
お昼
「でっか。」
「うへぇ、でかい。」
マチカネフクキタル
マチカネタンホイザの二人が言うのも無理はない
どちらかと言えば、
小食(成人男性よりは食べるが)なので
「食べきれるかな?」
「うん、たぶん。」
▽
「大きい。」
「うん。」
ライスシャワーとナイスネイチャは、
それぞれ別々にとらえていた
「でも足りない。」「十分ね。」
二人「え?」
「ねぇ?ライスシャワー?
私聞き間違いかな?足りないって聞こえたけど?」
「ナイスネイチャも、十分って聞こえたね?」
背丈はライスシャワーが小さく
ナイスネイチャはやや高めの部類だ
「い、頂きます。」「頂きます。」
追加の量がヤバイ、なんで減ってくの?
あ、鮭美味し♪商店街のお店で買ったのかな?
「へぇ、美味しぃ。」
うん、向かいのライスちゃんがヤバイ
どうやってそんな量が減っていくの?
てか、御握りもう食べたのっ!?
私まだ二つ目だよっ!?
▽
「はえ~、おおきいねぇ~タキオンちゃん。」
「え?」
「タキオンちゃんどうしたの?」
「い、いや、なんでもない。」
ぁ~、やはりうまく思考出来ていない
なんなのだろう
しかし、アイツが握った御握りか・・・
なっ!?なぜこんなに熱くなるのだっ!?
こ、鼓動も早くなっている・・・
「タキオンちゃん!!」
「うひゃい!?」
「早く食べよ?」
「あ、あぁ、頂きます。」「いっただきまーす♪」
「ほいひ~///」
「・・・おぉ、本当に美味しい。」
アイツに無理やり試験薬を飲ませないでいいかな?
ナンデもスピカの連中が
足を触る変態トレーナーが居るとかで
丁度いい実験が出来そうだし
▽
栄養ゼリーを飲みつつ
医療データを片っ端から調べる
「くそっ、見つからねぇ。」
あの病気は『競走馬界』ではよくあるので
治療薬なり、手術なりの情報があると踏んだのだが
『ここはウマ娘の世界』なのだ、
向こうと違って、『自然治癒』に頼る以外に
これと言った解決方法が何一つ載っていないのだ
「はぁ、ダメか。」
一旦PCを落とす
どうする?タキオンもデビュー戦をさせなければいけない
爆弾を抱えた足で?
冗談じゃない、競走馬の未来が絶たれたウマ娘達は、
殆どが地元に引っ込み以降出て来ない
無気力に近い状態になって・・・そのまま余生を送る
「ふざけんな、俺が変えてやる、
絶対にタキオンに未来をその先を見せてやる。」
▽
授業が終わり、
チーム『スピカ』から、謎の声が響いたりしたが
家は平常運転だ
後、なんか光ってるらしい
「あれ?タキオンは?」
「あれ?出る時は一緒だったけど。」
小脇に抱えたハルウララがそんな事言ってるが
「どこに居る?」
「ん~、空き教室かな~。」
尻尾にロープを付け逃げないようにする
「えっと、なんで?」
「あぁ、ウララ?
お前の要注意点で言われててな?」
「な、なにを?」
「『直ぐサボるそうじゃないか?』」
「え゛?」
「さて、重し靴は履いてるな?」
4人「はい。」
「ハルウララを逃がすな、
ウララの尻尾に付けたロープの先にはな?」
「え?」
「『試作甘味試食券』が付いてるんだ。」
4人 ギラッ!!
「ひぃっ!?」
「試作だからな、
食堂に並ばない幻の逸品もあるだろう、
ウララはメンバーから逃げろ、
そして10分ごとに休憩3分、
ウララを追いかけまくれ、
それを1700まで繰り返す、
そして『ウララが逃げきれば』
その券はウララが使える。」
「なんですとっ!?」
「範囲はダートの練習場内だけだ、
ダートになれるついでに
スタミナと集中力強化を目的としている、
カウントダウン行くぞ~。」
「え?ちょ、まっ。」
「10~、はい、ゼロ。」
4人「むぁてぇえ~っ!!」
「い~や~っ!!ちゃんと数えてない~っ!!」
「ちゃんと本物の券だからな~。」
4人「ニガサナイ!!」
「ぎゃ~っ!!」
うし、タキオン探しに行くか