ウマ娘ストーリー・ブラックテイル   作:扶桑畝傍

56 / 77
やらかしました(後半?)

「さ、さぁ!!

 改めてウマ娘の紹介をして行きます!!」

 

1、 シンボリルドルフ

2、 エアグルーヴ

3、 グラスワンダー

4、 マルゼンスキー

5、 エルコンドルパサー

6、 ナリタブライアン

7、 ビワハヤヒデ

8、 ナリタタイシン

9、 ウイニングチケット

10、アグネスタキオン

11、ナイスネイチャ

12、ツインターボ

13、マチカネタンホイザ

14、イクノディクタス

15、ハルウララ

16、マチカネフクキタル

17、ライスシャワー

18、トウカイテイオー

 

「の、順となっております、

 先程の演説と言うか、

 掛け合いがどのようにレースを左右するのか、

 いよいよ

 『芝・2200右回り、

  宝塚記念が始まります!!』」

 

「今、スタート!!

 全ウマ娘達は綺麗なスタートを・・・おぉっ!?

 アグネスタキオンがあえて『最後尾を選んだぁっ!?』」

(満タンまで後僅か足りないか、

 まぁ、それなら全力運転するまでさ)

「アグネスタキオンが最後尾を選びつつも、

 先頭集団は大混戦のまま第一コーナーを回って行きます!!

 先頭は、

 『ツインターボ!!』

 ツインターボがレースを引っ張っている!!

 しかし後続がびったりと張り付いている!!」

(ひょぇ~っ!?怖いよぉ~っ!!)

(ふっ、ツインターボは先行逃げ切り出来れば強いが

 そのスタミナが・・・なにぃっ?!)

「ツインターボの後ろに着くのは

 前線を離れていたにもかかわらず!!

 シンボリルドルフとマルゼンスキーが追走している!!

 しかし、ここでツインターボが更に加速して行く!!

 なんと、この加速力は他のウマ娘達よりもはやいぞっ!!」

(ターボちゃん、速度上がってるなんて、負けられませんね!!)

「マルゼンスキーがコーナーを使い

 再加速!!ツインターボにならんだぁっ!!」

(ターボ、負けないんだからぁ~っ!!)

「負けじとツインターボが加速を更にかけて行く!!

 しかしこのままでは

 『逆噴射が怖いぞ!!大丈夫なのかっ!?』」

(もぅ、逆噴射なんて言わせない~!!)

「つ、ツインターボがマルゼンスキー、

 シンボリルドルフを押さえて依然先頭!!

 第二コーナーを回って行く!!

 そして、早々と攻め立てるのは、

 この3人だけではありません!!

 イクノディクタス!!

 イクノディクタスが追い上げて来たぁっ!!」

(集中、集中、周りは見ない!!

 ゴールだけを!!ゴールを、誰よりも早く!!)

「速い速い!!イクノディクタスが

 3人を抜いて先頭に躍り出たぁっ!?」

(やらせない!!

 今度こそ!!3着以上を取るんだぁっ!!)

「っ!?な、ナイスネイチャ!!ナイスネイチャが

 バックストレートで先頭に立ったぁっ!!

 ナイスネイチャが引っ張りながらレースを進めて行く!!

 しかし、その背後には

 BNW!!BNWの三人が猛追して来ている!!

 そして大外から加速してくるのは

 マチカネタンホイザ!!

 そして、諸悪の根源!!

 『アグネスタキオンが加速を始めている!!』

 アグネスタキオンが、

 マチカネタンホイザを追い立てるように

 加速をやめない!!

 本当に脚の病気を抱えているのか!?

 それを一切感じさせない加速力だ~っ!!」

(いっくデース!!)

「バックストレートが終わりに差し掛かる所で、

 中央から飛び出して来るのは

 エルコンドルパサー!!

 エルコンドルパサーが抜け出して来た!!

 しかし、その後ろには、

 ハルウララ!!ハルウララがその牙をむき出しにて

 追いかけて来たぁっ!!」

(うひぇっ!?きたぁっ!?)

(うぉりゃぁああっ!!)

「目まぐるしく先頭が入れ替わります!!

 しかし、レースは後半!!

 第3コーナーを回って

 先頭は、まっ?!

 マチカネフクキタル?!

 マチカネフクキタルが先頭に変わっているっ!?

 一体、いつ出て来たのでしょうかっ!?」

(ま、だ、まだぁっ!!)

(ここだぁっ!!)

「第4コーナー立ち上がりで

 エアグルーヴ!!女帝の名前は本物だと証明出来るのか!!

 しかし、それを押しのけるように

 ナリタブライアン!!ナリタブライアンが

 猛進して行く!!」

(あ~ね~き~っ!!)

(逃がすか~っ!!)

「び、ビワハヤヒデがナリタブライアンを猛追して行く、

 とんでもない状態です!!

 最後のストレートには、

 『全ウマ娘が、並走しております!!』

 そして

 『アグネスタキオン!!』

 アグネスタキオンがそこから抜け出して

 『最後の坂を上って行く!!』」

(いっけぇええっ!!)

「と、トウカイテイオー!!

 復帰戦で更にアグネスタキオンに食らいついて行く!!

 それに負けじと、

 ライスシャワー!!つ!?

 ツインターボが再び競上げて来たぁああっ!?

 これぞ!!『ツインターボ!!』

 ツインターボの名前のままターボ全開で猛追して行く!!

 しかし坂がもう終わってしまうっ!!

 もう終わってしまう!!

 アグネスタキオンは今だ先頭!!

 先頭のまま・・・か、加速をやめません!!」

 

全員「アグネスタキオン~っ!!」

 

「あぁ、辛いねぇ、

 もう終わりかい、なら、

 『120%を見せよう』」

 

「い・・・一バ身、

 二バ身・・・差が、

 ひ、開いて行きます、

 皆様、コレが

 アグネスタキオン!!

 アグネスタキオンの最後の走りです!!

 その目に焼き付けて下さい!!

 その僅か後ろに・・・

 ナイスネイチャが

 ナイスネイチャが追い上げて来たぁああっ!!」

「うわぁあああっ!!」

「ボクは、負けない!!

 勝って!!奇跡を起こすんだぁああっ!!」

 

 

 

「・・・と、とんでもない事が起きました、

 『5人同着!!同着が出てしまいました!!』

 しゃ、写真判定の結果をお待ちください!!」

 

 

(あれ?

 ここはどこだね?)

 

(あぁ、キミが『馬の私なんだね?』)

 

(そうか、超えた先がコレなんだね?)

 

(え?ちょ、私に乗れと?)

 

(わ、わかったよ、でも、

 馬に乗った事なんて無いんだ、

 お手柔らかに頼むよ)

 

(ぉ、ぉお!?

 い、意外と高い位置に目線が来るな)

 

(お、おい、どこに行くのだね?)

 

(うわわっ!?は、速い!!速いよぉっ!?)

 

(っ!?ここは、

 『中山の、皐月賞か』

 そうだね、コレが私の最後のレースとなった)

 

(こんなにも私は速く走って来たんだね)

 

(さぁ、メインストレートだ、

 『本気を見せてくれ』)

 

(くっ!?

 なんと言う速さだ、

 お、おぃ?

 ゴールは過ぎたぞ?

 どこに行くのだね?

 おい!!)

 

(暗闇だ)

 

(君は走り続けたかったのだね?)

 

(あれは・・・地球?)

 

(お、おぃ!?どうやって宇宙を走っているのだねっ!?)

 

(おいぃいいっ!?どこにむかっているのだねぇえっ!?)

 

(あ、熱くない?)

 

(アレは・・・阪神競馬場?)

 

(えぇ!?そこに、うわわっ!?

 ジャンプなんてするなぁあっ!?)

 

(み、みんなが走ってる)

 

(私もいる)

 

(あれ?)

 

(『私と勝負しろと?』

 良かろう、120%の私で答えてあげよう!!)

 

 

 

(ど、どう、だね、

 『私が、勝ったぞ?』)

 

(あれ?どこに・・・)

 

(あぁ、『アグネスタキオン』

 キミは、

 『粒子となっても走るのを辞めなかったのだね?』)

 

(わかったよ、私も諦めない、

 『走り続けるよ、アグネスタキオン』

 『まぁ、黒尾君と一緒にだがね』)

 

 

「タキオン!!しっかりしろ!!

 アグネスタキオン!!」

「・・・ぉ、ぉお、

 黒尾君、私はどうしてたのだね?」

「ゴール直後に倒れたんだよ、ココは医務室だ。」

(あぁ、スターダストメンバー勢ぞろいだね)

「みんな、すまないね、しんぱ・・・あぁ、

 『お疲れ様、私の脚』」

真っ赤に膨れ上がった左足首は

最早逃れられない現実を教えてくれた

「タキオン。」

「そうだ、この脚より

 『結果はどうなったのだね?』」

「お前なぁ・・・それが、まだ出ていない。」

「えぇ?

 気を失ってから大分経つ筈だが

 まだでないのかい?」

「うん、ボクも聞いて驚いちゃった。」

「はい、ライスも正直ほんとかなって。」

「そうそう、無我夢中って、

 凄いんだな~って改めて思ったよ。」

「まぁ、ある意味、予想はしてましたけどね。」

「おいおい、

 状況を読み込めないのだがね、

 教えてくれないか?」

「5人『同着』なんだ、

 写真判定を待ってるけど、まだ出てこない。」

 

「はぃ?『5人同着なんて聞いた事無いんだけど?』」

「俺もねぇよ、

 精々二人が良いトコな筈だけと、

 『お前らがやらかしたんだ』誰もが目を疑うさ。」

「ほぇ~、起こる物なんだね、そう言う奇跡が。」

 

コンコンコン

「はい、どうぞ。」

「やぁ、アグネスタキオンは起きたかね?」

「やっとノックをしてくれるようになったね、

 『シンボリルドルフ会長』」

「るな・・・あれ?言って無い?」

「はぁ?あれだけのレース後なんだ、

 冗談も弄る気力も残って無いよ、

 それで?なにか用事が合ったのでは?」

「あぁ、これだ。」

「写真?」

「URAと、トレセン学園、

 他のウマ娘達で『決めたんだ』」

「え?」

 

『5人同着を認める』

 

「は?」

「え?いや、マジで言ってる?」

「はぇ?」

「ねぇ、ライス、襲って良い?」

「フクキタル、せめて空気は読みなさいよ。」

 

「シンボリルドルフ会長、

 俺は今、聞き間違いをしたのかな?

 『5人同着』を?」

「あぁ、黒尾トレーナー、

 前代未聞だが、

 『満場一致で、5人同着を認めたのだよ』

 外はお祭り騒ぎさ、流石にうるさくてね、

 ここに逃げて来たんだ。」

全員「えぇええっ!?」

「全く、

 走っている位置が違うのに

 こうも揃うなんて

 キミ達はどれだけ仲良しなんだ?

 私が入る余地もないなんて、

 正直ショックだぞ?」

5人「会長はお断りします、割と真面目に。」

「えぇっ!?なんでっ!?」

「はぁ、どうすっかねぇ、

 ウイニングライブを5人同時は無理だしなぁ。」

「すまないね黒尾君、

 この脚じゃぁ、踊れないよ。」

「・・・ごめんなさい、

 実は、ライスも『脚が痛いです』」

全員「先に言おうねそれは!!」

「ひぅ!?ごめんなさ~いっ!!」

 




ひと区切りですね~

さてと、
ココから先は『その先』になりますので

色々掻き乱して行きます

なんせ
『デカくなった、あの二人』が来ますので・・・
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。