翌日
二人「おはよーございまーす!!」
「誰だっ!?人の部屋に
朝っぱらから来る奴はっ!!」
「ふぁっ!?何事かねっ!?」
二人「失礼いたしましたっ!!」
ガシッ
「おぅ、二人共おはよう、
朝から元気だなぁ?」
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
手早くトレーナー服へ着替え
『キタサトコンビを捕まえる』
まだタキオンは着替えられていない
▽
二人「すいませんでした。」
「いや、許さんよ、
昨日の今日でお前ら何してくれてんの?」
「全く、
朝の営みをしている途中だったのに。」
昨日はテイオーとマックイーンを生贄に差し出して
大人しくなった筈なのに・・・
「で?まだ5時ちょいなんだけど、なんか用な訳?」
二人「はい!!
黒尾トレーナーさんに
朝練のコーチをお願いしたくて
ぶっ飛んで来ました!!」
すぱん!すぱん!!
二人「あだっ!?」
「今日は『説明会と初回授業だと聞いていたよな?』
初日から『朝練が出来るとでも?』」
二人「違うんですかっ!?」
「その説明も含めて『説明会』があるんだよ、
因みに『教室集合』8時半だ、
まだ5時半なんだぞ?何考えてんだ?」
「ふぁ・・・二度寝しようにも
なんとも言えない時間なのだよ、
どうしてくりぇ~・・・くぁっ、
だめだ、黒尾君、もう一度ねむる~。」
「はぁ、7時には起こすよ。」
ふぁ~ぃ
▽
隣の空き部屋
「タキオンさん、寝不足なんですか?」
「誰かさん達のせいでな。」
二人「ごめんなさい。」
「ったく、
そもそも『お前らのトレーナーじゃないんだぞ?』
明日の『模擬レース』を経て、
チームスカウトか申請するんだよ、
そこで漸く『翌日』から『朝練』が始まるんだ。」
二人「そんな~・・・。」
「はぁ、ちょっと待ってろ。」
ホラー御用達の髪の長いある方のテーマ
強制着メロ(〇ーぅ、〇っと〇る~)
〈うぁい〉
「理事長、練習場は空いてるよな?」
〈ぇ~・・・へ?
黒尾トレーナー?どうしてこの番号を?〉
「書類仕事〈ままっ!?まって!!今調べるから!!〉
ったく、今度は『着〇ア〇』の方がいいか?」
〈ヤメテ!!〉
「で?今日の使用申請は出てるか?」
〈出てないわね、誰も使ってないわよ?〉
「『ある二人』が朝練コーチを頼んで来たから、
二人分頼むわ、
ってか、『この話し方の方が楽だろうに』」
〈・・・はっ!?
懇願!!この話し方は内密に!!〉
「悪かったって、こんな朝早く、
書類仕事割り増しでどうだ?」
〈感謝、また増えて来てな、
正直、たづな以外にも秘書を増やさないと
追いつかなくなって来てるのだ〉
「わかった、俺の方で頼んどく、
それじゃ、練習場使って良いな?」
〈是、うむ、ウマ娘の未来を頼んだぞ?〉
「あぁ、出来るだけな。」
ピッ
「って事で、許可は貰ったから、練習場行くぞ。」
二人「いいんですかっ!?」
「なんだ?やらないのか?」
二人「いえ、お願いしますっ!!」
▽
「改めて凄いですね、黒尾トレーナーは。」
「あん?なんかあったか?キタサンブラック?」
「はい、
トウカイテイオーさんは許しませんが、
トレーナーとして優秀な人物なんだなぁ~と、
普通、いきなり理事長に電話して
練習場の許可を取り付けるなんて
私達じゃ出来ませんよ。」
「そうですね、
噂によれば
『黒尾トレーナー相談所』なら、
解決できない案件は無いとか。」
「所詮噂だよ、
あくまで、俺の意見であり、
俺主観で見て受け答えしてるだけだ。」
「あの、朝練は何をするんですか?」
「あ、そうだ、
朝練ってなにするの?」
こん こん
「きゃん。」
「あだっ。」
「『ゲートインから一通りやるぞ』
芝2400で、右周りな。」
二人「へ?いきなりやるんですか?」
「靴のサイズはどれだ?」
「あ、私はこれです。」
「あたしは、コレ。」
「ふむ、背丈と足サイズは標準内か、
特注品までは必要無いな、
後コレつけて。」
二人「なんですか?これ?」
「ウマ娘用のイヤカム、
自分で着けれ、
大抵のウマ娘は嫌がるからな。」
二人「それはそうですよ、
ウマ娘デリケートゾーンの一つなんですから。」
「よく一緒に喋るなお前ら。」
二人「そうですか?」
「ほら。」
二人「ぁ~、確かに。」
▽
ゲート内
《お~ぃ、音量大丈夫か~》
「ぅひ~、ムズムズするけど、
ちゃんと聞こえるよ~。」
「もぅ、キタちゃんったら、
黒尾トレーナー、こちらも問題ありません。」
《それじゃ、カウント行くぞ~》
二人「えっ!?ちょっ!?」
《10~、はい、ゼロ》
ゲートが開く
二人「うそでしょっ!?」
▽
慌てて走り出す
始めてのコース練習
スタート直後の上り坂
(くぅ、走り辛い)
(あれ?キタちゃん、遅くなってる?)
「へぇ、サトノダイヤモンドは
坂の走り方を知ってるのか。」
既に3バ身差
(よし、なんとか登り切った!!)
(よし、下り坂!!)
「ふむ、下り坂はどちらも引けを取らない走りだな。」
二人(第4コーナー立ち上がり!!)
「おぉ、キタサンブラックの立ち上がりが良いな、
上手く並走に持ってってる。」
(ダイヤちゃん、速度が落ちないっ?!)
(キタちゃんが追い上げて来たっ?!)
(ほぉ、キタサンブラックは末脚が強みか、
サトノダイヤモンドはどちらかと言えば、
ステイヤー素質があるな)
かちっ!!
ゴールした
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、
はふ~、はふ~・・・よし、落ち着いた。」
(キタサンブラック、
もう息を整えたのか、
短距離、中距離かと思ったが、
これは、全距離適応型か、難しいな、
対してサトノダイヤモンドは、
ようやく息を整えたか、
伸びから推測するに、
中距離、長距離型で、短距離はやや苦手傾向かな?)
「二人共お疲れ、
ストレッチを始めてくれ。」
二人「は~ぃ。」
「ストレッチしながらで良いから聞いてくれ。」
二人「はい。」
(ほんとに仲良いな)
「先ずはサトノダイヤモンド。」
「はい。」ぐに~っと身体を曲げながら返事をする
「柔らかっ、
サトノダイヤモンドは
中距離、長距離向きだと俺は推測する、
前半の坂のクリアの仕方は
最初から出来る物じゃない、
大方『川の土手の坂で練習してたな?』」
「ぇ?どこかで覗いてましたか?」
「俺、職業トレーナー、
大体の走りで推測と予測は立てられる。」
「すいません。」
「今後の課題は加速力と
『最高速度の維持時間強化だな』」
「最高速度の維持時間?」
「コーナーだろうが、ストレートだろうが、
『常に一定の速度で走れるのはかなり有利だ』
それこそ『長距離後半のスタミナ切れの連中を
置き去りに出来るようになって来る』」
「ほぇ~。」
「キタサンブラック。」
「は~ぃ~。」こちらも伸び~る、伸びる
「お前も柔らかいな~、
お前さんは坂の対策はこれからして行けば良いし、
『全距離適性がある』」
「ほんとですかっ!?」
「あるが故に、『難しい』」
「え?」
「特化出来ない難点がある、
下手に短距離に合わせようと調整すると、
『長距離がおろそかになる』」
「じゃぁ、長距離を鍛えれば?」
「逆に短距離が苦手になる、
お前さんは『器用貧乏』になり兼ねない。」
「でしたら、私と同じ『中・長距離』にしては?」
「おいおい、それじゃぁ、
『サトノダイヤモンドのコピー品にしかならないぞ?』
キタサンブラックの個性を消すようなものだ、
打開策って訳じゃないが、
『スタミナの消費量のコントロール』を
とことん鍛えれば、
どこからでも末脚で抜き去れるし、
短距離での先行逃げ切りも出来る、
中距離は、先行逃げ切り
末脚重視、中団からの刺しも可能になる、
作戦の駆け引きで
『どの距離でも一着を狙えるポテンシャルだ』」
「へ?」
「つまり?」
「キタサンブラックはトウカイテイオー、
サトノダイヤモンドは、メジロマックイーンに、
『この時点で上回っているって事ははっきりした』」
二人「・・・うそ。」
「生憎、俺はトレーナーなんだ、
『ウマ娘の評価に噓は言わない』
デビュー戦、やるなら早い方が良い、
たしか、アーリントンカップがあったな、
『誰のチームになるかは解らないが』
二人なら、トウカイテイオー、
メジロマックイーンの夢の先へ行けるだろう。」
二人 じ~
「な、なんだよ?」
二人 じ~
「・・・スカウト、しろと?」
二人「はい!!」
「はぁ、わかった、
ただし、明日の模擬レースで
『一着、二着』を取れ、それが絶対条件だ。」
▽
ま、予測可能・回避不可能な結果でした。
二人「黒尾トレーナー!!
改めてよろしくお願いします!!」
「はいよ、お願いされました。」
ゴルシちゃんの講座
「なぁ、ゴールドシップ?」
「んぁ?なんだ?タキオン?」
「どうすれば『妊娠するかねぇ?』」
「なぁ、つかぬ事を聞くけどさ。」
「なんだね?」
「『月のアレ来てるの?』」
「何だねそれは?」
「タキオン、ヤツとは致してるんだろ?」
「あぁ、毎日な。」
「・・・まだ、出来ねぇんじゃねぇか?」
「どうしてだね?」
「『人間の女性だと、毎月、
月経ってのが来るんだよ』」
「あぁ、聞いた事はあるね。」
「ウマ娘は、
『人間の女性とそこが違うんだ』」
「え?そうなのかい?」
「ウマ娘は『人間で言えば18歳を過ぎてから始まるんだ』」
「え~っと?」
「タキオン、まだ『16だろ?』」
「あぁ、誕生日が・・・4月13日で『17になったばかりだ』」
「だろ?」
「ぁ~。」
「ま、頑張れ。」
「た、耐えきれるだろうか・・・。」
↑は、あくまで、私の妄想ですのであしからず。