ウマ娘ストーリー・ブラックテイル   作:扶桑畝傍

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ちゃんこ鍋娘

 

「こんちゃ~、黒尾トレーナーいますか~!」

 

あぁ、またコイツか

 

「あのなぁ、今何時だと?」

 

am4:30

 

「四時半だね。」

「そうだね、おれ、おきたばかり。」

「そだね。」

「で?」

「また、ダイエットちゃんこ鍋作ってくらはい。」

「ぇ~。」

 

あ、もぞもぞと這い出して来るタキオン可愛い///

 

「ぅ~ぁ~、なにごとぉ~?」

まぁ、俺にとってはご褒美ですわ~

「タキオン、とりあえず毛布に包まってろ。」

「ぅ~?」

 

あ、気づいた

 

「相変わらず朝からお盛んですね~。」

「いや、俺もタキオンも最近、

 寝るときは服を脱いでる。」

「へ~、

 んで、作ってくれる~?」

「ぁ、はぃ、買い出し行きますか。」

「わたひはぱすぅ~。」

「うん、寝てて。」

車中

「っても、やってる店はねぇから、

 農協さんの手伝い行くぞ。」

「は~い。」

ヒシアケボノ

 

このトレセン学園に置ける

最大身長と(178~180cmと、微増減するらしい)、

重量を持つ

(全体の肉付きもさることながら脅威(胸囲)の、

 バスト99cmが特徴だろう)

芋顔とも言うがそこがコイツの可愛い所でもある

そして、ちゃんこ鍋マイスターの癖に

俺にちゃんこ鍋をたかりに来る困ったウマ娘

 

ただ、俺でも見上げなければいけないのが悔しい

「おはようございます、

 おばちゃん、今日はどの辺ある?」

「ぉ~、黒坊にアケボノちゃんかぃ。

 今日は、白菜とキャベツがあるよ~。」

「あいよ~、

 またいくらか貰ってよかね~?」

「よかよ~、

 ま~た大きくなったのがいくらかあるから

 もってけ~。」

「あざーす。」

「ありがとうございます!おばちゃん!」

トレセン学園 調理室

 

ぐつぐつと煮える

白菜キャベツinちゃんこ鍋ダイエットバージョン

豆腐を白菜に包み、豆腐ミルフィーユに仕立ててある

味付けは普通の出汁のみ

 

「出来るぞ~。」

「わ~い!」

むぎゅう

もう一つ困った事、誰かれ構わず、

抱き着く癖もある

デカい、だが、俺はタキオンだ

それにテイオーに、ライス、

フクキタル、ハルウララもいるからな

どうだ?羨ましいだろ?

所がな、最近は押し負けつつあるんだぜ?

くっ、左脚のハンデさえ無ければ・・・

 

「どしたの~?」

「いや、なんでもない、タキオン起こして来る。」

「は~い。」

3人「頂きま~す。」

はふはふ

「うん、美味い。」

「うむ、朝からちゃんこ鍋とは言え、

 豆腐ミルフィーユのボリュームなら

 充分行けるな。」

「ね~、私が作っても

 なんでか『おんなじ味にならないんだよね~』

 なんでだろ?」

「おや、ヒシアケボノも感じるのかね?」

「んぇ?タキオンひゃんも?」

「これ、口の中身を無くしてから喋りたまえ、

 見っともないぞ?」

「んぐ、えへへ~、ごめんちゃい、

 でも、なんで『同じ味に出来ないの?』」

「あ?同じ味?なる訳無いだろ?」

二人「どうして?」

「俺が作るからな。」

二人「そうじゃない。」

「レシピ通りでも、

 結局は自分の舌、味覚の判断だ、

 ヒシアケボノは、塩っけ強めだろ?」

「うん、しょっからいの好き。」

「タキオンは、黒糖の比率な?」

「ん?そんなのがあるのかね?」

「俺のブレンドコーヒーはな、

 肥料に

 『フルーツ人参をスムージーにして

  混ぜた畑なんだ』

 当然、出来るコーヒー豆にも少なからず影響はでるし、

 元々がほんのり甘いんだ、

 そこでザラメ系統の濃い甘さは邪魔になる、

 黒糖も、少ししか入れないだろ?」

「ぁ~、確かに、ブラックの癖に

 『ほんのり甘さを感じたのはそれだったのか』」

「ほへ~、凄いですね?

 それって、『コーヒー畑』を経営してるって事ですよね?」

「ぁ。」

「へ~、詳しく教えて貰おうかね、黒尾君?」

「ありゃ、言わない方が良かったですか?」

「まぁ、な、

 直輸入だから『結構高い』

 流石に日本の気候じゃ合わないからな、

 向こうで作って貰ってる。」

「うぬぬ、それでは怒れないではないか。」

「それなりに流通してるから、

 懐はそこそこ潤ってるぞ?」

「そこそこ?」

「あぁ、海洋発電プロジェクトも並行してやってるからな、

 脱原発が五月蠅くてな、

 海上プラットフォームに風力発電機やら、

 波の圧力で出来る

 圧搾空気をファンに当てる発電機とかな、

 色々だ、色々。」

「はへ~、黒尾トレーナーさんは実業家なんですね~。」

「名前だけだ、実際頑張ってるのは、

 『現場の人達だ』俺じゃない。」

二人「謙遜は時には相手を怒らせますよ?(るよ?)」

「うっせ、ヒシアケボノ

 そろそろ帰れ、今日は授業なんだっけ?」

「あ~!!タイム測定と、

 課外授業でした~!!

 行ってきま~す!!」

まだam8:00

 

「はや。」

「だね。」

「しっかし、アレだけデカい癖に、

 『スプリンター』なんだから困った物だ。」

「謎だねぇ、

 短距離レコードは(芝1200)

 ヒシアケボノが去年の一年間

 誰にも一位を譲らなかったからねぇ。」

因みに、レコードブレイクしたのは

キタサトコンビなのは言うまでも無い

ま、それでも、1秒しか差が無いのが恐ろしい。

弩弩弩弩弩弩弩

「ち~こ~く~す~る~!!」

「こら!ヒシアケボノさん!!

 貴女は静かに登校するように言われてましゅよね!!」

「へ?たづなさん?今、なんて?」

「き、気のせいでしゅ、

 早く入るっしゅ、

 門を閉めるっしゅよ!!」

「わわっ!?まって~っ!!」

 




馬のヒシアケボノは
582kgの体重を持っていたり、
落としても566kgと、
大きかったそうですね・・・

それで怪我をせず引退しているのが不思議だ
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