理事長室
「質問、片付いたかね?」
「は、はぃ、なんとか。」
「ふ、不安、
だ、大丈夫、なのかね?」
「あ、あはは・・・とりあえず。」
▽
(冗談でしょ!!マルゼンスキーさん!!
貴女は普段、良い服を着てるから
大丈夫だと思ってたのに、
なんなんですか!!
下着は散らかしているわ、
ほとんどの服を『クリーニング』ですってっ?!
幾らかかってるんですか!!
冷蔵庫の中身は『冷凍食品』ばかり!!
自炊はごくまれっ?!
ほとんどが『うーまーいーつ』とか
あり得ません!!)
※うーまーいーつ
ウマ娘のバイトの一つ
店頭に代わりに行って貰い購入、
配達してくれる素敵仕様ウマ娘の事業
可愛いウマ娘とのツーショットは一枚1200円です
各学園の学生服オプションは
2万円からになります
(むき~っ!?
片付ければ片付ける程、
何処から服が湧いて来るんですかっ!!
えぇ!?モデルで衣装をそのまま貰ったっ?!
しかも他にもクローゼットがある!?
あぁ˝~っ!!)
▽
「大丈夫かね、たづな?」
「はっ、すいません、
マルゼンスキーさん。」
「はいっ!!」
「家政婦を雇いましょう、絶対そうしましょう。」
「え、でも。」
「ウマ娘派遣会社に聞けば家政婦さんもいる筈です、
直ぐに依頼しましょうね!!ねっ!!」
「はぃっ!!わかりました!!」
▽
〈と、言う事なのだ〉
「ぁ~、たづなさんにお酒の差し入れでも送りますね。」
〈うむ、しかしアレだけのウマ娘にも
欠点はあるのだな〉
「でしょうね、昭和・・・いえ、なんでもないです。」
〈う、うむ、か、風邪かな?寒気がするから、
今日は休むよ、黒尾トレーナーも体調管理はしっかりな〉
「はい、オツカレサマデス。」
二人(あっぶね~、マルゼンスキー近くに居たわ)
「気のせいかしら?ワタシノ話題だったような?」
(ひぃっ!?声にノイズが走ってる!!)
「気のせいだろ、
それに、ぇ~・・・
サクラチヨノオーとヤエノムテキ、
今日からお前の家に泊まるんだろ?」
「そうだったわね、
『うーまーいーつ』に予約入れとかなきゃ。」
「流石に自炊しろよ、先輩だろ?」
「そ、それは。」
二人「あ、マルゼンスキーさん!」
「あら?二人共?って、
なにその風呂敷の大きさ?」
二人「食材ですよ?三日分。」
「え?」
「ヤエちゃんと。」
「チヨちゃんで。」
二人「美味しい料理作りますね♪先輩♪」
二人「あれ?」
「おい、マルゼンスキー?・・・気絶してる。」
二人「なんで?」
「自炊できるからだろ?
二人で教えてやんな、
マルゼンスキーにもいい機会だ。」
二人「はい、そうします。」
(はぁ~、流石親戚だな、
もう仲良しになってやがる、
これなら復帰も近そうだな)
「それにマルゼンスキーの
『カっちゃん』事、カウンタックは全点検だから、
『運転アシスト付きの車だから安心しろ』」
二人「はい、『安心して乗れますね』」
その言葉がトドメだったのか、
真っ白になったマルゼンスキーが崩れ落ちた
▽
黒尾とタキオンのへや
「はぁ、ひと段落。」
「ふふ、お疲れ様、黒尾君。」
「お、紅茶だ。」
ズズッ
「ふぅ、優しい味だな。」
「当たり前だよ、
『私の愛情たっぷりなのだからね』」
ぁ~、もぅ
「ちょっ!?まだ昼っ!?」
▽
トレセン学園の何処か
「あ、チげゾー!」
「ユキノー、また訛ってるよ~。」
「なまってねだよ!」
「ほらww」
「んもぅ!!」
「ほら、デートでしょ?早く行こ?」
「でも、うちさ学生服ぐらいしかなかよ?」
「いいのいいの、
今日はアタシがユキノビジンを
コーディネートしてあげるんだから!」
「えぇえっ!?」
「私がユキノビジンに買ってあげたいんだ、
『彼女なんだし』」
「もっ、もぅ、いけずやねチげゾーは。」
「あはは、また訛ってるww」
「あぅ!?」
▽
「あ、あんなトコで不純異性交遊がっ!!」
「待ちたまえ、バンブーメモリー。」
「っ、とと、あれ?
シンボリルドルフ前会長、いつお戻りに?」
「いや、なに、
凱旋門賞の借りを返しに行って来たのだがね、
また借りを作ってしまったのでね、
帰って来たんだ。」
「ぁ~、ホームシックすか?」
「うっ、そ、そうとも言うかな。」
「な~んか変わりましたね、前会長、
柔らかくなったって言うか、
吹っ切れたって感じっす。」
「ふふっ、そう見られるとは
会長を退いて正解だったよ、
所で、不純異性交遊とか言っていたが、
あの二人は『前々から仲が良いぞ?』
ウマ娘ペア申請にも提出されていたし、
特にそう言う行為もしていないそうだが?」
「ぇ~、そうだったんですか~。」
「どうした?風紀委員バンブーメモリー?」
「いえ、それがですね、
最近活躍してないな~って、
それで、学園の熟れた部分をですね、
〖ぽかっ〗あだ、前会長?」
「風紀委員が動かなくていい程、
トレセン学園は上手く回っていると言う事だ、
それは素晴らしい事だぞ?
風紀委員が常時警戒しなければいけない学園は、
それは『監獄』の様な物だろうな。」
「そ、それは。」
「バンブーメモリーにはいないのか?」
「え?」
「まぁ、私はまた海外に喧嘩をして来る、
二度負けたぐらいで諦める物か、
また凱旋門賞、いや、
ウマ娘のレースが行われる各国に
殴り込みもいいかもしれんな!!」
「いや、色々迷惑だと思いますよ、それ。」
「なぜだね?」
「いえ、旅費、誰が出してるんですか?」
「あ、御存じない?
理事長の自腹っすよ?
前会長、バイトした事ないでしょ?」
「な、ない。」
「最近『うーまーいーつ』が稼ぎどこらしいっすよ?」
「まて、風紀委員が言って良いのかそれ?」
「え?学園生活にお金は掛かりますからね、
移動費、食費、自身の勝負服管理費等々、
それを自力で稼ぐには
『バイトです、校則も授業、
レースに支障が無い範囲でOK』って
ちゃんと書いてありますよ?」
ペラペラ・・・
「あ、ほんとだ、書いてある。」
「丁度、午後からバイトなんで、
一緒にやって見ます?
『うーまーいーつ』なんで。」
「良いのか?」
「はい、ただ、小銭は必須なので、
前会長は運搬をメインでお願いしますね?」
「うん?了解した、
しかし、なぜ?運搬なのだ?」
「まぁ、行けばわかりますよ。」
▽
ぴこ
「あ、依頼が来ましたね、
行きますよ、シンボリルドルフ?」
「あぁ、バンブーメモリー、
キミが言う事が良く分かったよ。」
ファンの方々に群がられるシンボリルドルフは
『バイト、ちゃんと出来るかな?』とか、
なんかのお使い番組の様な事を言っていた
▽
「はい、ヤエちゃん!」
「はい、チヨちゃん!」
あぁ、二人で稼働日数十日のキッチンをフル活用して
お料理を作っていく・・・
「マルゼンスキー先輩?
大皿どこに入ってますか?」
「あぁ、そこの戸棚の中よ。」
「あ、これですね、
って、何時使ったんですかコレ?」
「ぇ~っと。」
「先輩、お仕事です!!」
「はい!!」
二人「お皿洗いして下さい、
出ないと、晩御飯抜きです。」
「やります!!やりますから、それはヤメテ!」
二人「冗談です。」
「ひどいよぉ、二人ともぉ。」
▽
晩御飯後
お風呂
二人 じ~
「な、なぁに?」
二人 お互いに見る
「あの。」
二人「なぜだ・・・。」
「な、なんか、ごめんなさい。」
「でも、なんですかね?」
「サクラチヨノオーさん?」
「先輩も、チヨちゃんで呼んで下さいよ、
それに『憧れの先輩』に
結構ため口、と言うか、
『家族の様に話してるので』」
「そう言えば、
私も、チヨちゃんと、マルゼンスキーさんと話すと、
『家族の様に感じる』」
「ヤエちゃんも?」
「うん、この3人、なんか
『運命的な繋がりがあるのかもね?』」
「え?マルゼンスキーさんっ!?」
「先輩っ!?」
「ぁ、あれ?なんでかしら、涙が・・・。」
「もしかして。」
「うん、チヨちゃん、
これ、『黒尾トレーナーが言ってた』」
二人「『ウマ娘のアレ!!』」
「くっ、やっぱり影にはアイツが居たのね。」
「アイツって、
私達の相談にも乗ってくれて。」
「今回の食材の手配も、
黒尾トレーナーが手配してくれたんですよ?」
「え?」
「言うなって言われてましたけど。」
「今回の発端は、私達の不調を
黒尾トレーナーに
相談した所から始まってるんです。」
「でも、それって理事長からじゃ・・・。」
二人「言い出しっぺは黒尾トレーナーですよ?」
「~っ。」
「それに、マルゼンスキーさんの不調もあるからって、
心配もしてましたよ?」
「そ、そぅ、なの?」
「はい、先輩の不調を先に見て、
そのタイミングで、私達の相談も受けてたんです、
『タイミングまでそっくりなんてな』とか
言ってましたけど。」
(夢の事なんで、話したのはライスちゃんだけなのに、
どうして?
この二人の夢も見てた事をどうやって推測したの?)
二人「ま、それは置いといて。」
もにゅん
「ひゃぁ///なにするのよ!?」
二人「どうしたら大きくなりますかっ!!」
「・・・し、知らないわ。」
二人「いいえ、
黒尾トレーナーが、
『マルゼンスキーなら
この間の温泉で聞いてる筈だぞ?
ゼンノロブロイから』」
(あの時か~っ!!)
「ゼンノロブロイさんだと、
ライスシャワー先輩の壁が凄くて。」
「毎日いちゃついてるので。」
二人「聞けないので、
マルゼンスキーさんに
直接聞きたかったんです!!」
(黒尾トレーナーの、ばかぁああっ!!)
二人「さぁ!!この大きくなる方法を
教えなさ~い!!」
「い~や~っ!?」
さて、
後出ていないウマ娘ってどれだけいるんだ?