ウマ娘ストーリー・ブラックテイル   作:扶桑畝傍

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短めです


第73話

 

「は?エルコンドルパサーが婚約?」

 

朝一のやよいちゃんから電話で起きた

 

〈驚愕、キミの友人、

 艸嘩君から直接連絡があってね、

 東条トレーナーも『OK』を出したそうなんだ〉

「艸嘩がぁっ!?

 アイツ、ウマ娘は論外とかほざいてたんだぞ?」

〈事実、エルコンドルパサーの体調管理は、

 既に艸嘩君が行っているし、

 『マスク』を外している〉

「・・・そぅ、か、

 おめでとう、と、伝えて下さい。」

〈なぜ?〉

「俺は寄らない方が良いでしょうし。」

〈気負うな〉

「まぁ、学園に復帰の際は

 会うでしょうからその時にしますよ。」

〈わかった、

 黒尾君、身体はどうなのかね?〉

「・・・まぁ、寿命はまだありますよ。」

〈悲しませるなよ?〉

「・・・努力します。」

〈では、またな〉

 

「まったく、

 キミは隠し事が下手糞だね?」

「タキオン。」

「『右脚も硬化が始まったんだね?』」

「バレたか。」

「当然さ、毎日観察しているのだ、

 妻として、夫の心配をしない訳ないだろう?」

「すまん、近い内に『車椅子を手配するよ』」

「・・・そうだね、

 ついでだ『魔改造』でもするかい?」

「良いね、早速設計図を取り寄せるか。」

食堂

「あ~ん。」

「モゥ、ァ~ン///」

「美味しい?」

「勿論ですわ、テイオー。」

「マックイーン、

 今度はこちらを。」

「イクノ、はい、頂きますわ。」

 

「はい、ライスちゃん。」

「あ~ん、ほひし~♪」

「はい、ゼンちゃん♪」

「はむ♪」

「やん///指はダメ///」

 

(はぁ、何時からここはハッテン場と化したんですか?)

「ウララ、今日はこっちなんだ?」

「おや、フクキタルさん、

 貴女こそ、今日はオフの筈では?」

「やっぱ、落ち着けなくてね、

 誰かしら居ればって思ったんだけど。」チラミ

「はぁ、3人と2人は、

 周りを少しは考えて欲しいものですね。」

「言えてる。」

「『脚の具合はどうですか?』」

「まぁ、なんとか歩けるかな、

 正直、トレーニングどころじゃ無くなって来た。」

「まだ、出るのですか?」

「レース?うん、限界まで走るって決めたから。」

「・・・宝塚記念、一緒に出る?」

「ウララから言われるなんて、

 思わなかったよ、それで『キリ』にしろって事?」

「ちがっ・・・。」

「そうだね、

 歩くにも支障が出てるもんね、

 普通は辞めなきゃだよね・・・。」

「フクキタル。」

「出るよ?でもね、

 それでも辞めない、私が限界を決めない限り、

 レースに出続けるよ。」

「マチカネフクキタル、

 わかりました、今後は

 『貴女と一緒にレースに出ます』」

「え?」

「一緒に出ていれば

 不測の事態にも直ぐに対応出来ますし、

 『私、壊れない身体なので』」

「・・・ハルウララ、

 それ、喧嘩売ってるの?」

「時価でしか売ってませんのでご注意を。」

二人「ぷはっ。」

「は~、降参降参、

 ウララ、マジでヤバイ時はよろしく。」

「はい、お姫様抱っこは別途料金が掛かりますが?」

「黒尾につけといて。」

「キャッシュオンリーですので。」

二人「あははは!!」

 

練習場

「ほれ、スクワットペース落ちてるぞ~。」

二人「嘘だ~。」

「いや、真面目に落ちてるのだがね、

 キタサンブラック、サトノダイヤモンド?」

二人「え?マジですかタキオンさん?」

「だから話ながらは良いけど、

 ペースは落とさないって約束だろ?

 『フレンチトースト』作ってやらねぇぞ?」

二人「やります!!」

 

「ったく、

 タキオン、卵。」

「ほいよ、砂糖と牛乳、一つまみの塩。」

スクワットをしている二人の『目の前で』

フレンチトーストを作り始める

 

二人とも、お嬢様がしちゃいけない顔してるよ?

 

卵、牛乳、砂糖たっぷり、塩一つまみを混ぜ合わせ

トーストにしっかり滲み込ませる

 

二人「・・・、300!!終わりました!!」

「うし、焼けたのから食ってよし。」

じゅ~

 

二人「ごくり。」

「で、だ、黒尾君?」

「言うな、タキオン、

 俺が『200人前をあらかじめ用意したから』

 限定200枚で済んでるんだ。」

 

この匂いに釣られてこないウマ娘は居ない

勿論

 

「わ、私も。」

「わたしも。」

二人「頂けるか?」

東条トレーナーと樫本理事長代理も沸いて来た

 

ブロワイエは引っ越し作業中でお休みです




ごるしちゃんと作者のコーナー

「って、なんだこれ?」
後書きモドキ
「あ、あのフレンチトースト俺にもくれよ。」
はいよ
「あれ?普通に出て来た。」
いや、元々あげるつもりで作ったから
「・・・雪でも降るのか?」
夏の降雪記録・・・どこだったかあったな
「マジか、ん、お?」
どうだ?
「なんでしっとりしつつも
 卵の味がしっかりしてんだ?」
これ?俺のアレンジ
「作り方は?」
ん~

食パン6枚切り一袋 3~4枚分出来る
砂糖(糖質ゼロのなんかでも代用可)
牛乳
塩 一つまみ
卵2~3個

先ずは卵をお椀か、混ぜる用のボウルに
殻を割って出します
「ふんふん。」
ここで、白いの?は取りません
「へ~。」
兎に角『箸』で混ぜます
「はし?」
メレンゲを作る訳じゃないからね
「ちぇ、ハンドミキサーで楽できると思ったのに。」
兎に角まぜで『空気』を含むイメージで混ぜる
「ほいほい。」
そこに、砂糖はお好みの量をだバーっと入れます
「ぉ、おぅ。」(結構入れたぞコイツ)
そこでザリザリ感触が残る程度に混ぜます
「残すんだ。」
次に、塩一つまみで軽く混ぜて
「牛乳は?」
ちょびっと
「ちょびっと?」
入れすぎるとシャバシャバして
後が大変だから
「ほいほい。」
大きめの『ふち』がついてる平皿に
混ぜた物を出します
「ぁ~、ふちでこぼれない様にか。」
後はパンをベタベタ押し付けて吸わせます
「両面やるのか。」←この辺で火を点けます
後は、フライパンか
『玉子焼き用の長方形フライパン』を用意し、
油もお好みのを使って下さい
じゃないとくっついちゃうので
「あ~、洗う時面倒だもんな。」
十円玉三枚ぐらい垂らして、
一枚ごとで焼いて行きます
「お~。」←火は弱火でじっくりと焼いて下さい
焼き加減も焼き色がつくかどうかはお好みで
「アタシはそこそこ派。」
後はフライ返しでひっくり返して両面を焼いて完成
「次は?」←因みにチャーハンは最大火力で!!
この繰り返し、混ぜた液が無くなるまで行けます
「は~。」
はい、どうぞ
「あま・・・あれ?また眠く・・・。」くか~
ま、これは・・・覚えてるかもしれないねww

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