Project Moon presents MAGIA RECORD 作:ryanzi
背景は暗黒。
正体不明の二人の会話が始まる。
だが、文字は滲んでおり、震えているので読みにくい。
???「ふむ・・・これは実に面白そうだね」
???「何を読んでるのー?」
???「ある少年についての報告だよ」
???「少年?魔法少女じゃないの?」
???「魔法少女じゃないけど、彼は注目に値するよ」
???「魔法少女じゃないなら、わたくしは別にきょーみないや」
???「彼がこの街でどのような物語をぼくに見せてくれるのか。それだけでもすごく楽しみだよ。ああ、どうか、彼がぼくたちの解放の途上に立ちはだかることがありませんように」
十秒間の静寂の後、金色に輝く文字が現われる。
暗転。一人の少年と少女が画面左側に現れる。
画面右手には佐倉杏子の立ち絵が確認できる。
少年の髪はピンク色である。
佐倉杏子「・・・はあ?あたしに育ててほしい⁉」
朱音麻衣「悪い話じゃないと思うけど?ほら、見てて」
一枚絵が表示。麻衣のソウルジェムの穢れが少年の手に吸収されていく。
杏子、目を丸くしながら、それを見つめる。少年は無表情のままである。
???「・・・」
佐倉杏子「・・・信じらんねえな」
朱音麻衣「私だって信じられないわよ・・・」
???「・・・ごちそうさまでした」
佐倉杏子「しかも食べ物感覚かよ」
朱音麻衣「ちなみにグリーフシードに付いた穢れも食べてくれるけど、その代わりにグリーフシードも消滅するから気を付けてね」
???「・・・」
立ち絵による会話画面に戻る。
佐倉杏子(・・・それにしても無表情だな。いや、目つき悪いよりかマシか)
朱音麻衣「この子、大人しくて良い子だからさ・・・」
佐倉杏子「アンタが育てりゃいいじゃん」
朱音麻衣「あのねえ・・・こちとら多忙を極める学生よ?」
佐倉杏子「なーるほど、よーくわかったよ。暇なあたしにやれってか?この野郎」
朱音麻衣「そういうわけでお願いね。ビストくん、また来るからね」
ビスト「・・・はい。また会いましょう」
朱音麻衣、画面より足音と共に消える
佐倉杏子「はあー・・・しょうがねえ。これでも食うか?」
ビスト「ありがとうございます」
画面、暗転。
ゲームタイトルが表示される。
タイトルが消えた後、注意が現われる。