受け取った石斧で
もちろん能力の発動も忘れない。対象は…目の前の3人でいいか。
「…よしっと。こういった記号に意味を持たせることで、人間たちは言葉のやりとりをすることがあるんです。」
『何々…「わたしは あやしい ニンゲンでは ありません」か。なるほど、確かにこれなら声を出さずに言葉を伝えられるな。
じゃが、この記号が有ったということはこれを残したニンゲンが居た筈じゃろう?それとは話をしなかったのか?』
「それが居なかったんですよ。この記号…“文字”の大きな特徴として、一度書いておけば消されない限り
つまり先ほどの話の内容を文字に残した『誰か』は俺が目を覚ますより先に何処かへ行ってしまっていて、その文字を後から俺が読んだ…という訳です。」
『それ故に「見覚えの無い森にただ一人」だった、と?』
「ご理解頂けたようで何よりです。」
更にこれを実演したことで、俺が嘘をついていないことをもう一つの観点から証明できる筈だ。
「ところで今読んで頂いた文字ですが、それはここから遠く離れているであろう俺の故郷で使われている文字なんですよ。
恐らく族長は初めて見た物だと思うのですが、何故
『『!!』』
「これで俺が言った『全ての生き物と会話ができるようになった』という話が嘘ではない、と信じて頂ければ幸いなのですが。」
…さあ、どうだ?
『…このような不思議なものを見せられては、信じる他無いな。』
良かった…何とか納得してくれたみたいだ。
『…どうして、こんなことが出来るようになったんでしょうね?』
『“森の神様”のご加護かもしれんな。』
「“森の神様”?」
『この森に住んでおり、森の全てを知っているお方じゃ。』
「…成程?」
アニミズムの
『よし、それでは暫くお会いしていなかったことじゃし、お主のことを尋ねるのも兼ねてお参りに行くとするか!』
「!? 会えるものなんですか!?」
『この森の奥深くに、神様の化身である大樹が有る。そこでは神様からお言葉を頂くこともできるのじゃ。』
会話できる神様か。何ともファンタジーだな。
「あの、俺も一緒n」
『当然お主にも同行してもらうぞ。お主について訊くのも大きな目的じゃからな。
ガジルとギバルもついて来い。そろそろお前達も神様にお会いして良い頃じゃ。』
…これはあくまで俺の推測なんだが、この『神様に会う』って言うのはいわゆる通過儀礼なのかな?日本で言う成人式みたいな。
『じゃが、もう日も高い。ここで一旦食事にしよう。…お主も一緒に食うか?』
これでストックが(ほぼ)切れたため、毎日更新は打ち止めです…。
しばらく休んで来週から「毎週土曜日 朝8時」の投稿を目指しますよ!