激しいスキンシップを受けてしまう娘に憑依してました…。…既に胃が痛いです……   作:タク-F

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そして限界を迎えて拾われて……そしてこの縁は彼女達を結び付け……


告白

クリスちゃんとの話が終わった【私】の意識は現実へと引き戻された。そしてその場所には……

 

「お前は……確か……」

 

「うん。貴女が引き裂いた親友の片割れだよ?」

 

 罪悪感の強い言葉を選んでぶつけてくる所を見るに小日向 未来の怒りは相当に複雑なモノと化していた。

 

「そっか……だがあたしに言えた事はアレだけだ。少なくとも……()()()()()()()()()()……な?」

 

ング〜〜〜

 

「…………済まねぇ。空腹には勝てねぇみてぇだ……」

 

「なら……おばちゃんがお粥を作ってくれてるからそれを食べながら教えてくれるよね?」

 

「あぁ……もう隠す事はねぇから存分に話してやれそうだ」

 

「そう。それならお粥が来るまで身体を拭いてあげる。アレだけドロドロになるほどの事があったんでしょ?」

 

「わりぃな。頼んでも良いか?」

 

 そう言って未来はあたしの身体を拭いてくれた。あぁ……久しぶりにスッキリする。

 

「あら未来ちゃん……お友達は目を覚ましたのね。ここにお粥は置いて行くわ……」

 

「ごめんなさいおばちゃん……」

 

「ありがとうございます……」

 

 あたし達は御礼を告げると、おばちゃんは続けてこう教えてくれた。

 

「あんた……後2時間弱で乾燥が終わるからそれまではゆっくりしなさいね?」

 

「重ね重ねすみません……。今度御礼に来ますから……」

 

「それじゃあ……今度は()()()()来なさいね?」

 

 おばちゃんはそれだけ言い残して部屋を後にした。

 

「まずはお粥を食べて良いか? せっかく作ってくれたみたいだし……」

 

「良いよ。その代わり食べ終わるまでに言葉は纏めてよね?」

 

「ソレは大丈夫だ。なら……あたしが食べてる間に未来がどこまで識っているか教えてくれよ。そしたら説明の手間が省けるから……」

 

「それなら……貴女とあった後には……」

 

 そうして未来はあの戦いの直後に二課に保護された事、響がノイズと戦っていた事、響が未来に隠れて戦っていた事を聞かされた。

 

「なるほどな……。ならまずはあたしの名前だが雪音クリスだ。響を狙った理由は主の命令であり、最初に響と接触したのは凡そ10日前だ」

 

「それじゃあ……私と出会った時にはまだ……」

 

「そうなるな。まっ……あの時点で調査してたから識っているんだけどな?」

 

「なら……なんで私に優しくしたの? あんな事が無かったら……あの時の言葉に……」

 

「それでも思う所あって響とは致命的な亀裂は入って無いんだろ? 自分を守ってた事を識ったから……」

 

「ッ! なんでソレを!?」

 

 未来の動揺から見て……どうやら()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「なら当ててやるよ。未来が響と距離を取る理由……それは響の負担を減らしたいからだろ? 具体的には()()()()()()()()()()って所か?」

 

「なんで……そこまで……?」

 

「答え無かったか? 調べたって。響の調査に1月も使えば未来の事なんて簡単にわかる程度には2人共大親友の間柄だよ。尾行も続けたあたしが言うから間違い無いぜ?」

 

「尾行!? 私達尾行されてたの!?」

 

「してたよ。最初は校舎から出てきた所。街に出たら建物の上階から見てた。もちろんあたしの兵器を用いてな?」

 

「ストーカー……」

 

「耳が痛い。だけどあたしは響と未来を好きだから連れて行きたかった。少なくともあたしの主には頼み込むぐらいのつもりでな?」

 

「だけど私に接触したのは2回だけ。その話通りなら機会は……それこそ響のいない時に……」

 

「あたしな……響に正面から挑んで勝てたならその時に告白したかった。でもな……()()()()。だから勝てなかった。本当に……悔しい程に……」

 

 精神も肉体も本当に強い。気を抜けば絆され……気を抜かなくても側に居たい存在が響だ。

 

「あたしな……()()()()()()()()()()()()って思うんだ。腕っぷしだけじゃない……本当の強さが。そして……その原動力はきっと未来だよ。響はいつも戦う時には……()()()()()()()って強く願っていたから……」

 

「響が私の為に戦って……私が響の強さの秘密? 訳が……わからない……」

 

「今はわからなくて良いんだ。ただ……響にとって守りたいモノは何処までいっても未来なんだろうな。あたしじゃないのは解ってるし、嫉妬したいくらいに真っ直ぐだよ……」

 

響の1番になれたなら……きっと胸の中からポカポカするのだろう。あたしの最終目標は響の照らす陽だまりで未来と共に響の帰る場所になる事。もちろんあたしは前線で()()()()()()()事が条件になるけどな? 

 

「ま……長々と話したけど用はアレだよ。どんな事があっても響は響のままだからな?」

 

 あたしは未来の手を握る。すると未来の瞳から涙が溢れ出して……

 

「うん……あの響がナニカにひたむきな姿を見て少しだけ寂しかった。でも……クリスの言葉で少しだけ元気が出たよ?」

 

「そりゃあよか……【〜♪ 〜♪ 〜♪ 】ノイズかよ!」

 

 あたしは急いで元の服装に着替えて外に出た。

 

「どうしたの!? そっちはノイズの!」

 

「あぁ……あたしの倒れてた理由は簡単だよ。フィーネが……()()()()()()()()()()()()()。だから口封じに追われてたのさ……」

 

「それじゃあ! クリスが!」

 

死なねぇよ……一宿一飯の恩は必ず返す。だから二課の人間にあったらこう伝えてくれ……

 

カ・ディンギルは既に完成してよく知る所に隠されてる

 

 ってな! そうすれば響の助けになるから!」

 

 あたしはそれだけ告げて未来の元を離れた。さて……

 

「落とし前をつけるぞノイズ共ぉ!」

 

 あたしはここで終われねぇ! 負けられねぇ! 

 




フィーネさんへの反逆が本格的になりました。いやぁ……手切れにした憑依クリスちゃんの反逆は洒落になりませんなぁ……(白目)

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393どうしましょう……

  • 当然攻略するだろ!
  • 手強い恋敵!
  • 此方を屈服させようとするラスボス
  • ノーカン
  • 寧ろ393がメイン!?
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