激しいスキンシップを受けてしまう娘に憑依してました…。…既に胃が痛いです……   作:タク-F

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どんなに頑張っても運命からは逃げられない。そう……【彼】と出会わなければすぐに限界を迎えるのだから……


呼び止められるけど……

「このノイズはあたしを狙って出されたノイズだ。元主があたしを始末する為にな。だから……あたしがケリをつけなきゃならねぇ!」

 

 あたしは速攻でイチイバルを纏いノイズを殲滅しようと試みた……が、()()()()()()()()()()()

 

「貴女にはまだ聞きたい事が!」

 

「わかってる。だけどコレはあたしを始末する為のノイズだから……()()()()()()()()()でも必ず会いに来るよ。今度は……響と一緒にな?」

 

「ッ! …………約束だよ!」 

 

 未来にそれだけ告げるとあたしはノイズとの戦闘の為に被害の激しい地点へと急行した。

 

こんなにもあったけぇ街を戦火には包ませねえ! だってこの街は! 

 

 そこから先の言葉を口にする必要は無いだろう。だってあたしは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 未来に助けられた翌日……あたしは廃ビルに忍び込み拠点としていたが、ママ譲りの綺麗な銀髪はどうやら相当目立つらしい。何せ簡単に……

 

「オイオイ……二課のアタマがなんでわざわざここに出向く? あたしがイチイバルで吹き飛ばすかもしれねぇんだぞ?」

 

「ハッハッハッ! 見事な威嚇だな。それはアレか? 自分といたら黒幕が俺達や周囲を狙う事を識っているからか? だが安心しろ。俺以外誰もいない。何せ俺は()()()()()()()()()()()()()な!」

 

 コンビニのレジ袋を携えてやって来た二課の司令【風鳴 弦十郎】は人類最強との呼び声も高い男だ。まぁ……その背後の爺の方が実際には強いのだろうけど。

 

「未来から聞いてないのか? カ・ディンギルの捜索を進めないとやベェんじゃねぇのか?」

 

「うむ……未来君からの言葉には俺達も驚いた。何せクリス君が未来君に伝言を頼むとは……」

 

「正確には未来を通じて響に、そしてアンタに伝える予定だったがな。予想外に話が早いんで驚いたよ……」

 

 差し出された牛乳とアンパンをかじりつつも自ら横流しした情報の意図を語ってみた。するとオッサンはあたしの素性を語り出した。

 

「天才ヴァイオリニストの【雪音 雅律】……そして声楽家【ソネット・M・ユキネ】の1人娘クリス君……過去に俺達は君のことを……」

 

「あぁ。空港まで護衛されてたけどフィーネに拉致された。だけどその事は識っている話だよ。だけど用済みとばかりに切り捨てられた。だからこのザマさ……」

 

()()()は人間不信ではないが、今の二課は信用出来無い。だけどこの人の誠実さは識っている。だからこそ……

 

()()()()()教えておくよ。カ・ディンギル計画は……フィーネは二課の内側にいる。その上で進行してる計画なのさ。仮にオッサンがどんなに善人でも黒幕が潜り込む組織には行けねぇよ。内々で消されるのか関の山だから……」

 

「そうか……。やはりクリス君はそれを知ってて敢えて1人で……」

 

「そういう事だ。わりぃけど二課に所属はできねぇ。でも……()()()()()()()()()()()改めて打診してくれねぇか?」

 

 それが今言える精一杯だ。本当にオッサンの提案は嬉しいけど、櫻井了子のいる二課は危険だ。だから()()こそ断らないといけないんだ。

 

「そうか……そういう理由ならば強制は出来無いし、何よりも俺達自身の対処が迫られるな……。ならコレを持って行け!」

 

おわっとぉ!? オッサン! なんだよコレは! 

 

「クリス君が以前響君から一時強奪した端末の同型機だが?」

 

そうじゃねぇよ! 未だにあたしはフィーネのスパイかもしれねぇんだぞ!? 流石に甘過ぎじゃねぇのか!? 

 

 はぁ……有り難いけどお人好しが過ぎるよオッサン……

 

「性分だ! だが……そうで無くとも俺はクリス君を救いたいのさ!」

 

「なら……()()()()だ。少なくとも本当の意味ではあたしが救われてねぇ。だけど……全てが片付いたら改めて声を掛けてくれ!」

 

 そう言い残してあたしはオッサンの元から離れる為に、廃ビル街を後にした。

 

 

 

 

 

〜〜弦十郎side〜〜

 

()()()()()教えておくよ。カ・ディンギル計画は……フィーネは二課の内側にいる。その上で進行してる計画なのさ。仮にオッサンがどんなに善人でも黒幕が潜り込む組織には行けねぇよ」

 

 ……か。クリス君は黒幕のフィーネの正体を知っているからこそ俺達の所には来ないと言っていたな。

 

「やはり了子君が黒幕だと……クリス君は識っているのだろう。ならば俺達の成すべき事は……」

 

『司令……とある山奥にある洋館に聖遺物が運び込まれているという情報を調査部より……』

 

「そうか……此方側は振られたよ。ただ……完全に脈無しでは無い事がわかってはいるがな?」

 

『雪音クリスさんですね? 現在は彼女もフィーネと対立していると確認していますが……』

 

「了子君が……とは行き着いていないかもしれないが、それでも二課にフィーネがいると彼女は識っていて、それでな。逆にフィーネが倒れたなら……とも言い残した。つまり俺達のするべき事は……」

 

『了子さんの計画を止める事……ですね。調査部でもある程度の情報は獲得していましたが、クリスさんの情報で確信を得ました。やはり二課の……』

 

「エレベーターシャフトがカ・ディンギル……か。やれやれ……次のターゲットは覚醒したデュランダルだろうな」

 

『ひとまず仮宿は発見したので抑えに行きましょう。もしもそのフィーネとしての情報が残されているのならば……』

 

「あぁ……俺も向かうとする。捜索は明朝の……」

 

 クリス君……今は俺達の元に来れないと言っていたが、俺達の事を()()()()()()事は感じたぞ? ならば俺達も努めを果たす。それが1度引き受けた仕事だからな……

 

〜〜弦十郎sideout〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 オッサンの言葉は正直胸に刺さるし、今すぐにでも二課に行きてぇ。だって彼処のメンバーは心底お人好しなのがわかってるから……。だけど……

 

「フィーネが……櫻井了子がいる内はダメだ。そしてその計画が大詰めになるまでは……」

 

 次にあたしがやる事は響との共闘だ。まぁ……命をすり減らす戦場なんだけど……

 

「まだしばらくは水面下に潜まないとな……」

 

 だけどこの時のあたしは……【ルナ・アタック】終了後にあんな事が起こるなんて想像もしていなかった

 




さて……司令に情報を垂れ込んだので次の山場はスカイタワー……ですがそれでも古巣が気になるクリスちゃんは……

感想をいただければ泣いて喜びます!

393どうしましょう……

  • 当然攻略するだろ!
  • 手強い恋敵!
  • 此方を屈服させようとするラスボス
  • ノーカン
  • 寧ろ393がメイン!?
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