激しいスキンシップを受けてしまう娘に憑依してました…。…既に胃が痛いです…… 作:タク-F
さて……オッサンとのやり取りを経てフィーネの館の捜索も終えたあたしが次にやる事は明白だ。
「風鳴翼の復帰ライブ……その時間帯に現れるフィーネの放ったノイズを掃討する……か。はぁ〜……これじゃあアイツとの関係は険悪なまま……か」
それだけは避けたいけど、現状風鳴翼との再会が出来るのはスカイタワーの攻防戦だからな。ボヤいてもしゃあないか……。
「でも良いか……今度は響を独り占めにしてしまえば……」
ウブなあの時のキスに対する反応や蕩けた表情が可愛かった。もう少し時間があればなぁ……
「はは……気づいたらあたしも相当なまでに名残り惜しかったのか……」
まっ……良いか。ひとまずは端末にチャージされてるお金で食料や宿を確保して身体を休めよう。にしても……コレのおかげで随分助かるなぁ……。資金が確保される安心感がやベェ。
「その代わりフィーネとの縁を精算したらしっかりと恩返ししないとな……」
現状が本当に二課の世話になってるしな。カ・ディンギルの情報の対価だとしてもありがたすぎるし。
ネカフェで調べた結果風鳴翼の復帰ライブは2日後だと判明した。少し雲隠れの期間が長かったあたしだが……どうやら間に合ったみたいだ。
「はぁ〜……本当は雲隠れを続けるつもりだったけど、オッサンには結構な恩があるしな……」
見方によってはあたしとオッサンのやり取りは十分な恩返しをしてると思うんだが、これからを考えるとこの時点での恩返しにはまだ遠く及ばはい。
「まっ……今の響の様子も見たいからこのイベントはしっかりと利用させて貰うぜ?」
果たして響はあたしの事を意識してくれてるのか……ってな?
「チッ! 今日のノイズの数は今までの比じゃねぇ! フィーネの野郎……何処までも本気じゃねぇか!」
襲撃されたのが湾岸地帯の火薬保管庫なのも地味に最悪だ。デュランダル輸送時の薬品工場のトラウマをしっかりと刺激してるのも相まってるなんてな!
「ミサイルを封じたからって調子に乗ってんじゃねぇぞおぉぉ!! 」
あたしはマシンガン形態を使う事すら躊躇われる地の不利に苦しみながら戦闘を余儀なくされるが、
「ッ! やベェ!?」
ズドン!
小型ノイズの体当たりがあたしの腹部を直撃して集団の中心へと吹き飛ばされた。こうなったらイチかバチかミサイルで……
「させない! 絶対に
「へ?」
素っ頓狂に情けない声をあたしが出したその直後……
「ひび……き……?」
やベェ……スゲェ泣きそうだ。涙が溢れて止まらねぇ……。
「助けに来たよクリスちゃん! 大丈夫! もう私が来たから一緒に戦おう! 」
涙が溢れて立てなかったあたしを響は優しく起こしてくれた。なんだよ……イケメンな行動しやがって……
『よく聞け響君! そこには薬品が保管されている! 下手をすればデュランダル護送の際に起きた爆発の再来ともなりかねんぞ! 』
通信機からオッサンの声が聞こえた。どうやらよっぽど早くあたしを助ける為に行動したらしい。あぁ……嬉しいなぁ……。
「助かったよ響……だけどオッサンの言う通りここに薬品が保管されてる。下手に高威力な攻撃は出来無いんだ……」
「うん! 師匠からちゃんと聞いたよ! だけどクリスちゃんが1人で戦ってると思ったら居ても立っても居られなかったの!」
そう言ってあたしを励まそうとするが……その背後には!
「せっかく響がかっこいい事言ってるのに水を差すんじゃねぇ! 」
あたしはアームドギアを弓状にして背後のノイズを撃ち抜いた。
「ありがとうクリスちゃん! 助かったよ!」
「油断するなよ! 嬉しいのはあたしも同じだがここは戦場だ!」
本当ならお礼になる事はなんでもしたいし、聞きたい事も山程ある。だけども今はノイズを片付けないとそれどころじゃねぇ!
「耐久性の高いデカブツを頼めるか? その代わりチョロチョロする小型は絶対に撃ち抜くからよ!」
「それなら背中合わせで行こうよ! そうすれば死角は無いよ!」
「ッ! 最高のアイディアじゃねぇか! 嬉しいぞ響!」
響の提案を聞いてすぐにあたし達は背中合わせでノイズと対峙する。死角を埋めてくれるなら……
「本格的にマシンガンをぶっ放す! なぁに……爆発なんてヘマをして響を危険に晒すなんて有り得ねぇよ!」
「わかった! その代わり絶対に大型をクリスちゃんに近づけさせないから!」
言うが早いか響はデカブツへ強力な一撃……我流・撃槍衝打を叩き込んでいた。
「スゲェな……あの技をもう自然体で放てる程コントロールができてるなんて……」
流石は主人公と言うべきかその動きは惚れ惚れする程鮮やかだった。
「まっ……あたしも負けてられないな!」
誘爆を恐れて使わなかったミサイルだが……背中をこうも守ってくれる存在がいるなら話は変わる。
「へっ……空に散開して一気に潰そうってか! 舐めるなよノイズ共ぉ!」
MEGA DETH PARTY!
「へ……良い花火だ!」
あまりにも気分爽快になりあたしは少し気を抜いてしまった。その為に背後の置き土産に気づかなかったが……
「クリスちゃんに……触るなあぁぁ!! 」
あたしの背を横切るように突撃するノイズを炭へと変えた響かそこにいた。
「ありがとうな響……今のは完全に助けられたよ……」
頬を掻きながら赤面した顔を必死に隠そうとしたが……あたしのニヤケが止まらない。すると響は抱きついて来た。
「良かった! クリスちゃんが無事で本当に良かった! うわあぁぁん! 」
あたしの赤面がどうでもいい程に無事で終わったら事を泣いてくれた。本当に……申し訳無い。
「響……話したい事がたくさんある。だから通信機を起動させてくれ……」
さぁ……あたしの最後の仕込みを始めようぜぇ! フィーネ……ふんぞり返ってられるのも今の内だぞ!!
【転生者のアドバンテージ】を最大限に活用する為の仕込みがどう転ぶか……それはクリスちゃん自身もわかってはいない。
感想をいただければ泣いて喜びます!
393どうしましょう……
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当然攻略するだろ!
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手強い恋敵!
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此方を屈服させようとするラスボス
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ノーカン
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寧ろ393がメイン!?