激しいスキンシップを受けてしまう娘に憑依してました…。…既に胃が痛いです……   作:タク-F

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フィーネの企みに備えるべく憑依クリスちゃんは動き出す。そしてそれぞれの思惑の裏側が交差して……


スカイタワーでの対談

「さて……それじゃあとっとと行くか! どうせフィーネに襲撃されるけど……」

 

 なんなら今回の襲撃で()()()()()()()()()()()()()()()()()を取られる可能性はかなり高い。まぁ……1人だけ露骨にノイズ被害を受けないなら充分ある話だしな。

 

「心中を察せるのはテメェだけじゃねぇんだよフィーネ。あたしの逆襲は結構効くぜ?」

 

 まぁ……そうなれば再会後にブチギレるだろうな。カ・ディンギルの狙撃とかしてみるか? 

 

 

 

 

 

 

 

 午前9時……スカイタワーレストルームの仕切られた部分に二課のメンバーがいた。

 

「早かったのね。てっきり時間ギリギリまで来ないと思ったわ……」

 

「クリスちゃん……」

 

 不安そうにあたしを見つめる響と敵意剥き出しの風鳴翼。まぁ……想像通りで安心したよ。

 

「そりゃあ対談を持ちかけたのはあたしだ。とはいえそちらも随分早い到着だな?」

 

「貴女が罠を仕掛けない理由が無いもの。だって貴女は私達のでしょう?」

 

「ッ! 翼さん! あんまりです! 今のクリスちゃんがそんな事を!」

 

「良いよ響。それがわかってあたしはここにいる。その防人の言う通りさ……」

 

 銃を構える黒服達も同様の心情なのだろう。だから今のあたしがやるべき事は……

 

「そこの黒服に尋ねるが……この防人のバイクは何処にある? 別に言えなきゃそれでも構わねぇしキーも要らねぇけど」

 

「…………意図を汲み取りかねるがこの建物にあるいずれかの駐車場にあるが……」

 

「充分だよ。それなら()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。理由は恐らくこの話し合いが終わればわかるだろうからよ……」

 

「理由を聞いても良いのかしら?」

 

「あぁ……結論から言えばフィーネの正体は二課の人間だからだな。装者が3人揃った今の状況なら纏めて始末するのに適している。高機動が売りのアンタならバイクの回収が出来れば戦場からの移動は可能だろ?」

 

「ッ! あの人物は二課の人間なの!?」

 

「ちなみにその事をあのオッサン達は()()()()()。その上でこの対談の場を設けた筈だ」

 

「ッ! 至急緒川さんに確認急げ! 翼さんのバイクの手配もだ! 

 

 黒服の数人が確認と手配に入り出した。とりあえずは間に合ったな。

 

「ソレをさせる意図が本当にわからないわ。何故そこまでして私達に肩入れをするのかしら?」

 

「1言……単純な利害による共闘だよ。フィーネに始末されたくねぇあたしは、同じくフィーネと対立するアンタ達に狙われたくもねぇ。そのぐらい単純な動機じゃあだめか?」

 

「………………なる程。わかりました。翼さんに急ぎ伝えます……」

 

 黒服の1人が翼さんに耳打ちをしていた。恐らくは司令からのメッセージなのだろう。

 

「…………不承不承ながら了承しました。それが叔父様の指示ならば……」

 

 そして黒服連中と翼が小声で打ち合わせる中……あたしは響へと語りかける。

 

「もしもフィーネとの決着がつけられたらさ……()()()()()()()()()()()()()あたし……今は宿無しだからさ……」

 

「えぇ!? 確かに私()は嬉しいけど……流石に部外者を泊めるのは……」

 

「冗談だよ。流石に宿は自力で探すさ。それに「その必要は無いわ。貴女の部屋は此方側で手配させて貰うもの……」へぇ〜……随分話が早くて有り難いが……アンタにしては意外だな。てっきりそういう類の決定に異議を唱える人間だと思っていたが……」

 

「そうね……()()()()()()()()()()()()現に私は貴女が素直に此方側へと所属するとは思えないわ。どんな対価を望んでいるのかしら?」

 

「別に御大層な対価は求めねぇよ。ただ……()()()()()()()()()()()()()()()()()()()な。何せあたしは響が好きだからな?」

 

「ッ〜〜! あぅ……」

 

 赤面した響が倒れて黒服に抱えられた。

 

「…………そうね。貴女の立花への行動は一貫しているわ。初戦の時は明確に誘拐の意思を示すも私に阻まれた。続くデュランダル戦は暴走により撤退。立花の言う()()()()()()()()()()とやらで稼がれた時間でね。そして3度目だけど「ちょっと待ってくれねぇか?」……どういう意味かしら?」

 

 通常ならばスルーしてしまう展開だが、曲がりなりにも()()()()()()()()だから明確に語る理由が存在する。

 

「しれっと流してる櫻井了子の不思議な力にアンタ達は疑問を抱かねぇのか? あたしなら抱くぜ? 何せ眼の前でノイズを防ぐ障壁の展開をしたんだからな。確かにあの研究者は稀代の天才だがよ?」

 

「…………何が言いたいのかしら? 非戦闘員の櫻井女史にそのような芸当が「出来る理由があれば納得するのか?」なんだと?」

 

「クリスちゃん……私も二課で確認したんだけどやっぱり……」

 

 響の視線からはフィーネの情報は伝えられて無いと判断出来る。だけど……()()()だろ? そろそろアビスへと進軍する筈だからな? 

 

「まぁ……さっきも挙げたフィーネの正体……それが櫻井了子なんだよ。まぁ……それを知ってて司令のオッサンが情報を止めてた。それなら()()()()()()()()()()()()がオッサン達の方針じゃねぇのか? 理由まではわからねぇけどよ」

 

「それじゃあ緒川さんも!」

 

「無関係じゃねぇ……としか言えねぇよ。何処までの指示かはわからねぇけど。ただ……それでも()()()()()()()()()()()()()意味はあると思うけどな?」

 

「ッ! 叔父様は! それ程までに私達の事を!」

 

 翼さんの怒りの矛先が司令達やフィーネへと向き始めた。しかし……

 

ドガアァン! 

 

 このスカイタワーをノイズが襲撃して来た。その数何と6体

 

「なっ……! 襲撃だと!?」

 

「本部より入電! このスカイタワーを包囲するかの如く6体のノイズが出現!」

 

「避難誘導の開始だ!」

 

 黒服連中が誘導を開始したその時……翼さんは本部へと向かおうとした。

 

「止めとけ……確かにフィーネの本命はデュランダルだよ。だけど……()()()()()()()()対談に向かわせたのは他でもねぇオッサンだ。だったら……ここのノイズを掃討してからでも遅くはねぇだろ?」

 

「でも! どうやって!」

 

「幸いここはタワーだ。高層階に程近いこの場所からなら2体は響とテメェでも落とせるだろ? そしたら残りは4体だ。それはあたしが仕留めるよ。監視に黒服を残しても構わねぇよ。まぁ……その方法は頭数を減らしたら教えるけどな?」

 

「ッ! 皆さんは避難誘導を! 立花は私と共に!」

 

「ッ……! はい! 翼さん!」

 

 響と翼さんはノイズを叩き落とすべく上へと上がる。さて……それならあたしの役割は……

 

 




次回は超大型ノイズとの戦いが行なわます!

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393どうしましょう……

  • 当然攻略するだろ!
  • 手強い恋敵!
  • 此方を屈服させようとするラスボス
  • ノーカン
  • 寧ろ393がメイン!?
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