激しいスキンシップを受けてしまう娘に憑依してました…。…既に胃が痛いです…… 作:タク-F
ある程度の休憩をしてその間に下準備も整えて貰った。
「響と翼さんは突撃を始めてくれたから……」
あたしも黒服の手配した車でリディアンより
「翼さん! 響ちゃん交戦開始しました! 」
「司令達の様子は!」
残った黒服さん達は構えていたとはいえこの状況の対応に追われていた。その中であたしがやるべき事は1つだ。
「カ・ディンギルをぶっ壊す……その為に絶唱を使わないといけない……。だけど下手に破壊すればリディアンは……」
その為の確認はして来た。幸いまだ長話は始まっていないから……今なら吹き飛ばせば……
「だけどもしもチャージを始めていたなら……」
ふと考える最悪の場合と言うイメージ……だけどあたしに課せられた役割も……
「カ・ディンギルから月を守らないとそれこそ人類は終わるしな。だからあたしは揺れる訳にはいかねぇのさ……」
原作のように砲撃を押し留めるだけなら宇宙で構えれば良かったが、それでは意味が無い。だから……
「被害の無い内にケリをつけてやるよ……」
あたしはギアを纏うとすぐさま絶唱を口ずさむ
「Gatrandis babel ziggurat edenal〜」
でもコレは1つの賭けだ。
「Emustolronzen fine el baral zizzl〜」
無事で終わる可能性は最初から考えていない。
「Gatrandis babel ziggurat edenal〜」
カ・ディンギルを粉々にするだけの火力を今このタイミングで揃えるにはリスクは付き物だ。
「Emustolronzen fine el zizzl〜」
だからあたしは迷わずに絶唱を詠えるのさ……
「やってやるさ! あたしの夢の……響達との幸せな生活を手に入れる為にもここで終わる訳には行かねぇんだよぉ! 」
ギアの負担を度外視した運用により発生したエネルギーがカ・ディンギルへと放たれた。まずは土台を吹き飛ばし……そのまま砲撃の角度を上へと上げる。これにより砲塔を瓦礫に変えて破壊してやった。最後に限界以上に展開されたミサイルが瓦礫を撃ち抜いてカ・ディンギルは破壊された。
「ガハッ…………。やベェ……血が……止まらねぇ……」
その代償に押し寄せるギアのバッグファイアにより……あたしのダメージは限界を超えた。
「ご……め……ん……な……ひび……き……。……た……す……け……に……い……く……のは……む……り……そ……うだ……」
あたしは自身の視界が暗転するのを自覚しながらも止める事が出来なかった。
クリスちゃんと別れた私と翼さんはリディアンへと向かい……そして私達の眼の前には了子さんがいた。
「存外早かったな……クリスとお前達は潰し合うと思っていたが……?」
「確かにそうね……立花がいなければ確実にあの娘を殺しにかかっていたわ……。何せ疑い始めたらキリがないもの……」
「翼さんはやっぱりクリスちゃんの「最後まで聞きなさい立花」え……?」
「ほぅ? その言い回しでは別の意図があるのだな?」
翼さんの言葉の意図がわからない。クリスちゃんも一緒にいてくれたら心強いのに……
「冷静に考えただけの事よ。彼女は怪しいわ。それもかなりね? でも……全てその塔を止める為ならば結論が繋がるわ……。
翼さんが悲痛な表情を見せ……そして私に耳打ちをした。
「理由は後で語るから、今は私に話を合わせなさい。それがあの娘の目的達成に繋がるわ……」
「翼さん……?」
私にはさっぱりとわからない。翼さんが
「貴様の放ったノイズを撃破した彼女は私達に休憩を持ち掛けたわ。でも……リディアンを襲われた私達にとってその提案は度し難い判断だった。でも……その理由がコレの出現なら合点が行くわ……」
カ・ディンギル……そう呼ばれたナニカを見上げる翼さん。そして私は堪らず了子さんに問いかけていた。
「了子さん! これは一体何なんですか! こんなにも高い塔を作って貴女は何を! 」
「バラルの呪詛を破壊するのさ。古代だが人は
「どういう事ですか! ノイズが争いの為に生み出されたなんて! そして了子さんは何故その事実を! 」
私の疑問は止まらない。しかし了子さんは私達の意図も介さずに語り続ける。
「そもそもノイズとは……
「どういう……意味ですか……?」
「何……簡単な事さ。
私は……了子さんのその表情に
「その表情……お前の根底にある感情は……言うまでも無いのね……」
ドガアァン! ……ビシピシ……ズガガガガガガ……ドドドドド
翼さんがその確信を得ようと踏み込もうとしたその時……
「何が……起きている……?」
了子さんの動揺と同時に……私は妙な胸騒ぎに包まれた。だけど……
「ッ……! まさかこの火力! クリスが放ったと言うのか! 何処だ! 何処にいるクリス! よくもカ・ディンギルを! よくも私の悲願をおぉぉぉ! 」
了子さんの叫びがこの一帯を包む。だけど翼さんは
「もしかして彼女は……その為に……私は……なんの為に……」
「翼さん! どういう意味なんですか!? クリスちゃんに一体何が!?」
私には翼さんが泣いている理由がわからない。そして了子さんが放ったエネルギー弾が……
「はぁ……はぁ……クリスめ……余計な事を! よくも! だが……カ・ディンギルの破壊にお前が絶唱を使ったのは明白だ。今放った攻撃もどうせ避けられまい……」
そうして遠くの山中にエネルギー弾が辿り着き……
「クリス……ちゃん……? クリスちゃあぁぁぁん! 」
だけど私の叫びもまた……虚しく木霊するだけだった。
【カ・ディンギルを破壊した】
…………翼さん救済フラグなのかどうかは次回の更新にて……
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393どうしましょう……
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当然攻略するだろ!
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手強い恋敵!
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此方を屈服させようとするラスボス
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ノーカン
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寧ろ393がメイン!?