激しいスキンシップを受けてしまう娘に憑依してました…。…既に胃が痛いです…… 作:タク-F
同性愛系の愛されガールとなったクリスちゃんはしれっとフィーネに仕返しを目論見ます……が、そもそも原作クリスちゃんは【櫻井 了子】という人物をどう認識していたのでしょう?
先日の鎧侵食に対する処置を終えてあたしに言い渡された次の命令は【デュランダルの強奪】だ。
「二課が護送するデュランダルを強奪しろ。護衛者は殺しても構わないぞ?」
「ヘェ~……調べたけどこの【櫻井了子】ってのを始末すれば二課に打撃も与えられねぇのか? フィーネの計画の邪魔になるかもしれねぇやつだろ?」
「……………………やめておけ。連中の掌で踊らされる可能性がある以上は……な?」
露骨に拒否されたってのを考えるとやっぱり、
【櫻井了子が表の顔】なんだなぁ……。
「わかったよ。だけどフィーネ……櫻井了子が計画の邪魔になりそうなのはあたしでもわかる事だからな?」
「……今は時期が悪い。頃合いで始末するから手は出すなよ?」
こうしてあたしはデュランダルを強奪するべく動き出した。
「そらそら護衛共はとっとと失せなぁ!」
下水道を使いマンホールから突撃させたノイズが護衛車両を破壊する。流石の黒服でもノイズとの戦闘は困難故に撤退を始めた。
「車も無しにノイズを含む戦闘をフォローする事はできねぇだろうからまぁ……妥当だな。そして本命の車は……」
視界に収めた
「オイオイ……ソイツは何の冗談だぁ?」
「フィーネ1人でノイズをやり過ごせるってのを装者に見せて良いモノなのか?」
とりあえず帰ったら詰め寄ろう。最低でも
【櫻井了子を提案した時に殺させなかった】事を、
そしてもしも可能ならば、
【何故装者の前で融合デュランダルを守ったのか】とな。
「まっ……原作通りデュランダルを起動させてやるけどな?」
「了子さん! 私……詠います! やろうと思える事を……やってみます! 」
そうして響は聖詠を告げてギアを纏う。だからあたしも眼の前に立った。
「貴女は……あの時の!」
「まぁな。主の命令でソレを貰いに来たが……まさかテメェがいるとは驚いた……」
真っ赤な嘘だがここは驚いた振りを続けて
「悪く思うなよ有名考古学者? テメェがあたしの主の障害になるのは目に見えてるからな。あたしの独断だがテメェには消えて貰うぜ?」
「あら……随分と買ってくれるのね。それにやっぱり貴女に命令する人物が存在するのね……」
余裕そうな表情をしているがその実冷や汗をかいているのがよくわかる。何せ……
「動くな! 櫻井さんから手を離せ!」
黒服の連中があたしへ銃を向けて来たんだ。
「まぁ待て。あたしの目的はデュランダルだ。別にコイツ自身の価値なんざどうでもいい……と言いてぇがそうもいかねぇ。だからあたしはコイツを殺す理由がある。いいな?」
「クソっ……櫻井さんを人質に!」
「テメェも下手に動くなよ融合症例?」
「ッ! なんで! この間は翼さんを! なんで今度は了子さんを!」
あぁ〜……やっぱり響は真っすぐだなぁ……。気を抜いたら頬がニヤけそうになるぜ……。
「悪いが主からの命令だし、そうで無くともコイツは脅威だ。シンフォギアを量産されたらあたしの主の目的も果たせねぇ。だからここで殺すんだよ。理由はわかるだろ?」
「それでも……私達が争うなんて間違ってるよ!」
「逃げなさい響ちゃん! デュランダルを渡す必要は無いわ!」
「うっせぇぞこのアマァ!」
「うあぁぁぁぁ!! 」
あたしはネフシュタンの鞭で
「了子さん!」
「ひび……き……ちゃん……逃げ……て……」
流石の
「とはいえ襲撃直後から応援が来るんだろ? ……それなら取り引きだ。融合症例……テメェがデュランダルをあたしに運べ。そうすれば今回は見逃してこのアマは返してやるぜ?」
「クソっ! ネフシュタンの防御力の前には我々の銃火器では焼け石に水か!」
「司令の到着はまだか!」
黒服の動揺と期待の声が高まっている。これはあまりにも悠長出来無いかもしれないな。
「さっさと運べ! それともこのアマを殺されてぇのか? アァ? それと制限時間は1分だ!」
「う……うぅぅぅ……!」
響が必死になって無力に対して抗っている事をあたしは識っている。だけど今回は予見出来る事故を利用するぜ?
「残り10秒……だが……結論は出たか?」
するとデュランダルが響の悲しみに共鳴を始めた。
「なんだ!? 何が起こって……まさか!? テメェの発するフォニックゲインによってデュランダルが起動したのか!?」
だとしても早すぎる。融合症例のフォニックゲインが高水準まぁ……想定していた事態の1つではあるけども。
「チィ……ここで起動するとは想定外だがまぁ良い。おいテメェ! デュランダルをさっさと寄越せ!」
「…………………………………………」
響はデュランダルを掴むと黙り……そして固まっていた。これは不味いかもしれねぇな。
「う……あぁ……うアァァァァァ!!」
「まさか……デュランダルの暴走か!? こんな場所で暴走はやべぇだろ!?」
あたしの動揺も虚しく響の暴走は激化する一方だ。ノイズに拘束させるべくいつぞやの粘液を放つもデュランダルのオーラに弾かれるし、質量による拘束も炭化して意味が無い。
「しかも……ソレをこんなところで振り抜けば!」
あたしに出来るのは響からデュランダルを取り上げる事。しかし……ノイズを介して行ったが失敗した。ならば残された手段は……
「ネフシュタンを用いた相打ち覚悟の……」
あたしは手元の
「とっとと……放り捨てろぉ!」
ネフシュタンの鞭をデュランダルへと飛ばそうとしたが……
「不味い! このままじゃあ!」
最悪のイメージが頭を過ぎったあたしは即座に撤退を開始した。あぁ……2回目の命令も失敗かぁ……
「何か言い訳はあるかしらクリス?」
「なんで始末をモタついたんだよフィーネ!」
部屋へ入った直後あたし達はすぐに言い合いが始まった。
「あたしは言ったよな? 櫻井了子は邪魔になるって!」
「そうね……今回の報告を聞く限り明らかに邪魔になっていたのは認めるわ。まさか
そりゃあそうだ。普通に考えれば異常な光景であり、
「だけどデュランダルの覚醒は完全にイレギュラーだ。流石のフィーネも想定外だろ? あたしが1人で起動するのに1年かかったのを識っているんだから!」
「えぇ……同じ時間で起動できたのは2年前の【あのライブ】だけね。確かに薬品工場で聖遺物の起動はどうあっても考えつかないわ……」
「それを進言したのが
「そうね……今回の撤退は明らかに私が
そう言ってフィーネは……櫻井了子の姿をした。
「あ〜……なるほどな。それなら始末が遅れたのも、融合症例を守ったのも納得だわ……」
「だが
「はっ! それならイチイバルも持ち出すぞ? あたしとしてはアレの方がやりやすいからな!」
ソロモンの杖をフィーネに返してイチイバルを受け取る。さぁて響……あたし達の本当の戦いを次はしようぜ?
「頃合い……ね。次は私自ら始末しなくては……」
フィーネの呟いた決定的な言葉を……
とりあえず強奪の為に主も平然と人質に取る暴走ガールのお通りだ!
そうは言っても切り捨てられるまで残り時間は少ないけど……
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393どうしましょう……
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当然攻略するだろ!
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手強い恋敵!
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此方を屈服させようとするラスボス
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ノーカン
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寧ろ393がメイン!?