俺は学校が嫌いだ。
俺の名前は片岡悠真。
高校2年生だ。
俺が学校を嫌いな理由は単に勉強が嫌いだからじゃない。
なぜなら、クラスと言う小さな部屋に30数名が同じ時間に受けたくもない授業を受けさせられる。
そして、その中で順位までつけようとする。
それが理由で俺は学校が嫌いだ。
俺にはほとんど友達がいない。
クラスで騒ぎまくる連中よりも、ラノベの話で盛り上がれるヲタク達の方がマシだからだ。
夏休み前の日であった。
いつも通りに嫌いな授業を受け、いつも通りに退屈な時間を過ごしていた。
休み時間にはヲタク達と共に雑談をし、また授業に戻っていた。
そして、今日の授業が全て終わった。
俺が荷物を持って帰ろうとした時だ。
「おい、片岡」
突然、後ろから声をかけられた。
「何?誰?」
「おいおい、俺の事を忘れたのかよ。二宮だよ二宮。このクラスの代表委員なんだからしっかり覚えとけよ。」
「あ、そう、で?俺になんか用?」
「テメェ、明日から俺のパシリな?」
「は?」
正直、何言ってるのかわかんない。
パシリ?お前の?しか頭に浮かばなかった。
「嫌だ」
「なんだ、テメェ生意気な!」
俺はいきなり、顔面を殴られた。
「痛ッ!何すんだよ!」
「は?お前が断るのが悪い。つー訳で、明日からお前パシリな?よろしく」
俺はパシリになってしまった。
翌日
「あー、今日は遅刻か」
俺は特に理由もなく遅刻した。
職員室に行き、遅刻の理由を担任に説明し、教室に向かって歩いた。
しかし、遅刻の説明なんてめんどくさいな。
俺は教室についた。
扉を開けた途端、クラス全体が光出した。
「な、なんだ!?」
気づけば、知らないところにいた。
「おぉ!ついに成功だ!こんなにも沢山の勇者が来るなんて!」
目の前にいる杖を持ったおじさんが叫び出した。
「おっと、これは失礼、私は女王陛下直属魔法近衛団総団長のグライン=ネーフェルマと申します。以後お見知り置きを。勇者様御一行。」
これは、異世界転移だ!
ラノベで読んだことがある!
ついに、この日が来た!
俺にもチートスキルがあるかも!
俺は1人で盛り上がっていた。
「では、これより女王陛下の元に向かいます。私に、ついてきてください。」
俺達はグラインさんについて行き、大きな扉の前に来た。
「でっけぇ」
「では、開けますので、開いたらそのまま真っ直ぐに進んでくださいね」
扉が開き、俺達は椅子に座った女王の前で足を止めた。
「よくぞいらっしゃいました。勇者御一行よ。私はラインドルフ帝国の王マリア=ラインドルフと申します。以後お見知り置きを。」
なんか気の強そうなババァだな。
「これより、貴方達が持つ
テンプレだテンプレ。
おそらく、あれには【鑑定】みたいな機能があるんだろうな。
楽しみだぜ!俺にもチートスキルがあるかも!
俺ははしゃいでいた。
あんなことになるとは思わなかったけど。