???(仮名・ナナ)
サトサトの実の能力者。悪魔の実を食べた自覚は無いので、自分の能力に無自覚なサトラレ人間。
生まれた時から喜怒哀楽の出力が壊れている。
そして恋愛対象は同性。悪魔の実の能力により感情が外に発信される様になる。
結果として彼女が触れた小動物の脳は、与えられる情報量の多さに耐え切れず大部分が損壊。生命活動を維持できず幸せのまま絶命する。
自分が愛したいと思ったから死んだのだ。呆然としながらも少女は正解を掴み取り、それ以来自分の感情を抑える努力をしている。
それ以降、ひたすらに自身の心を抑えているが漏れ出ている感情は大きく、もしも彼女が本能のまま能力を解放したら災害レベルの悲劇が起きるだろう。
ちなみに”物の記憶を視る”という能力はサトサトの実には無い。
これは主人公の地の能力であり、悪魔の実で発芽したもの。
サトサトの実は、全方向に心を開く事も閉じる事もできるという超人(パラミシア)系。訓練すれば狙った相手の心に一方的に話しかける事も、感情を押し付けて混乱させる事もできる。しかし人の心を読む事は(未覚醒では)できない。
本作で、触れた相手にのみ感情と声が伝わるのは、触れている事で主人公が相手を意識しているから。興奮が一定を越えるとその限りでは無い。
頭の中に、一方通行に送信するアンテナがあるイメージ。
ナミ(ヒロイン1)
泥棒猫な訳あり少女。
主人公の多大なる被害者。
度を越えた好意、与えられる愛情、何をしても受け入れられ許される事に苛立っている。
自分がどういう人間かぶちまけたくて、それでも嫌われないと自信をもてる事にゾッとしている。
しかし、それ以上に与えられる温もりが手放せなくなっている。
自分を肯定しかしない声。愛していると絶えず注がれる熱をもった感情が、全身を包み込み心を守ってくれる。どんな罵詈雑言も、主人公の横でなら傷つかないだろう。
それは麻薬の様に、ぐずぐずと傷ついた少女の心を癒していく。
人は苦痛に耐えられても、幸福に耐えられる様にはできていない。
おぞましい程に性質が悪いと分かっている。それでも、自分を見つめる瞳が、深すぎる青色が、あまりに愛情深く火傷しかねない無邪気さが、嫌じゃないから困っている。
ちなみに、主人公に関しては初期にどん引いたけれど、現在はかなりほだされているので、襲ってきたら受け入れても良いぐらいには思っている。
モンキー・D・ルフィ(ゴムゴムの実)
海賊王を目指す少年。
偶然出会った犬の為に、その宝物を守る為に生身でライオンの前に立つ主人公を気に入った。めちゃくちゃ弱いのに度胸があるのも、守りたい物を一緒に守ってくれたのも、間に合った事も嬉しかった。
心の声や感情が伝わってくるのも、面白いなーですませている。女じゃ無くて良かった! とも。
主人公の前向きな思考、独特の感性からのとんちんかんな声、物の記憶が頭の中で展開する感じ、たまにゾクリと本能を警戒させるナニカ、その全てを楽しんで受け入れている。
早く仲間になればいいのになーと思っている。
ロロノア・ゾロ(方向音痴)
世界最強を目指す剣士。
何気に、主人公の心の強さに舌を巻いている。
主人公を前にしているナミさんを見て、上手く手綱をつけてくれそうだと期待もしている。
ただ、主人公の危うさは本能的に理解している。
いざという時は、誰が何と言おうと切ろうと決めている。……しかし、そんな事にはならないだろうと信頼もしている。
主人公の自動マッピングという空間認識能力については、なかなかやるなと認めている。
ウソップ(ウソつき)
偉大なる海の男を目指している。
主人公の事は変態だけど良い奴だと認めている。
だだもれな思考は、ウソもつけないしプライバシーも無いと同情気味だが、心地良いのも事実なので周りを習って指摘するつもりはない。
逆に、いつも前向きで聞いているだけで元気になるが、これが暗く沈んだ時はどうなるんだ? と、ここぞとばかりに想像力を発揮して考えない事にした。
非戦闘員だし、おれが守ってやらないとな! 兄貴分のつもり。
カヤ(お友達)
主人公に失恋の痛みを与えた少女。
しかし、主人公の脳内ウソップさんプレゼンにより、ウソップさんへの元々高かった好感度が上がりすぎたのが決定打なので、自業自得ともいえる。
主人公の事を可愛いと思っているし、お友達として仲良くしたい、彼女が望むなら……と戸惑いながら小さな覚悟もしていた。
あの時、予想より遥かに主人公が優しく臆病だったのが幸いして、手放して貰えた。
自分に無害すぎる主人公の思考に、迷いは晴れ、揺れていた気持ちは固まった。
ウソップさんと主人公が帰って来る時を待ち望みながら、医者になる事を決意。
お友達と想い人を笑顔で(後にいっぱい泣いた)送り出した。