「うおお!ティガ来やがった!」
第一の柵を乗り越えナカゴ達の方を向いた
「ヨモギ!ガードっ!」
「はいっ!」
ナカゴ隊3名がバリスタにしがみつく
(うぅーっ!怖いぃぃっ!!)
ヨモギは初めての体験
鋭い爪とキバ、
何より躍動する筋肉のうねりと殺気!
そんな巨大な塊が自分の足元に突っ込んで来る!
地響きを上げながら
「ドガァッッ!!!」
「きゃあっ!!」
凄い衝撃に後ろに倒れるヨモギ
「大丈夫か?!」
助け起こす
「だ!大丈夫です!」
怖い!モンスターが近い!
こっちまで攻撃してくる!
今まで守られてたんだ!
これが守人の仕事か!
「こっ!このぉ!」
恐がる自分を押し殺し、反撃しようと構える、
と逆方向へ走るティガ
「あ、あれ?ど、
どれを撃ったら良いですか!?」
指示して貰わないと混乱するヨモギ
「ふむ…若手には手に余るか?」
衝撃をヒザだけで受け流し、
平然としている里長
「あれは縦横無尽に走るゲコ、
事故になりやすいゲコ」
この程度で撃竜槍を使うべきではない…
まだ経験を積ませる
「う!上っ!またリオレイア!」
コミツはまだ自信が無い
「よし!今度は!」
ナカゴが撃ち落とすと
「よぉーし!」
ヨモギが正確に頭を撃つ
そこへ
「ヨモギ!お前はティガ狙え!!」
その叫びに振り返る前方部隊
コミツの隣、中間部の島に上がる影
「影だ!!」
「遅ぇぞ!w」
「来たか!!」
安心感なのか士気が上がる
皆の心にあった一抹の不安が消えた
「こっちは私がやる!」
前方部の島から飛び出し、レイアの頭から
尻尾まで空舞で駆け抜ける天音
「来たか天音!」
「ウツシ先生!偵察は?」
影の後ろに上がる風月
「やぁ風月、トウジと一緒に夜行の
最後尾を見てきてくれ」
「承知!」
キャンプ
「はい、重いわよ?」
ヒノエからバリスタの弾を受け取る花梨、
抱えると
「ん…しょっと、案内してください!」
初参加で何も分からない花梨
「しっかり付いて来な!」
セイハクの後を走る
「あの、私は何を…」
七海も初参加、だがカムラの人ではないし
「そうね…貴女は救護に入って貰いましょう、
ゼンチに従ってください」
ミノトに言われるが
「ヒマだにゃああ…」
まだ誰も居ないためゴロゴロしているゼンチ
「ゼンチ、新味食べる?」
団子を食べているヒノエ
この二人の周りだけお花畑が見える…
「あの、良いのですかコレで…」
戸惑う七海
何なんだ、この平和な空気は?
「良いのです」
笑うミノト
「傘鳥!ミハバ!後退弾!…てぇっ!」
「おう!」
傘鳥がティガの上に正確に落ちる
この指示のタイミング!やはり影の指揮は凄い
「ヨモギ!榴弾!ティガ!」
「はい!」
走り回るティガにはヨモギの射撃が
正解だった、遠くても一発も外さない
気絶するティガ
「ハネナガさん!」
「おうよ!」
ハネナガ隊が斬りかかる
「神部さん!後ろ!タマミツネ来てる!」
「うわ!危な!」
滑って来るミツネを紙一重で避ける
「こっちは任せて!」
天音が斬りかかる
「ふむ、影が来た途端にコレゲコw」
「我らの立つ瀬がありませんなw」
急に上手く回り始めた
「報告します!」
トウジと風月
「ディアブロスが数頭、大物も確認しました!」
「あの化け物(イブシマキヒコ)は
見えなかったぞ?」
さて、このままで終わってくれると良いが…
全体を眺める里長
「ディアブロス!!」
第一柵をメリメリと壊し入って来て威嚇する
考える影、ディアブロスは若手には手に余る、
中間部まで下がるのもアリ
ガンナーとバリスタで安全に包囲出来る
そこへ
「大物だ!!」
通常個体が二頭に大物、今までに無かった編成、
大物、アイツは建屋を破壊する…どうする
里長とゴコクを見るが、二人ともこちらを
見ている
(教官と二人で何とかして見せろ、
って事か…)
後ろから
「イオリ!ヨモギ!こっちへ来なさい!」
ウツシが呼ぶ
そうだ、若い人を優先で守るのがカムラだ、
なら教官の次の指示は配置転換
正直なところ若手はディアブロスの
経験が少ない
「影!神部隊とハネナガ隊を下げるんだ!」
「了解!」
若手を下げて中間部を前に、問題はその
スキをバリスタでどう埋めて…
「おうらぁあああ!!」
「!!?」
「誰だ?!」
「何だ?!この雄叫び?!」
大物の後ろから夜行に混じり、ハンターが
四人ガルクで飛び込んで来る!
そのまま3名がディアブロスを攻撃する
「!」
「おい!アイツら!」
「春香だ!!」
「トガシの連中だ!」
「セキエンも居るぜ!」
これは嬉しい誤算!
配置転換のスキが減る!
「教官!前方と中間部を!」
「よし!配置転換!中間部前へ!」
「おっしゃあ!」
「行くぜぇ!」
「ディアブロスじゃモノ足らねぇな!」
「下がれガキどもぉ!!」
走り出すフドウ達30代、両岸から飛び込む
「おう春香!鈍ってねぇか?!w」
「嘗めんなよフドウ!!w」
笑いながら久しぶりに組む二人、
大物に斬りかかる
「影!背中は任せたぞ!」
「おいおい!モノ足りねぇ!」
「もっと歯応えある奴来ねぇのか?!」
元気過ぎる30代
「よぉ影!」
下から呼ぶセキエン
「セキエン!来て良いのかよ?!」
次期里長なのに
「春香さんが行くって聞かなくてなw」
(まだ『さん』なのかw)
「次期里長だろ?!」
「勉強して来いって親父が煩くてよw」
「だったら春香さんと一緒に…」
いや、トガシの次期里長がカムラの砦で
ケガでもしたら面倒か?
セキエンは前を見ると
「ディアブロスだぜ?俺に何が出来る?」
真顔で
「確かに…」
こっちも
自分を冷静に分析出来る二人
ウツシは全体を見る
「うん、全体のバランスは取れてるし
大丈夫みたいだね」
横を見ると
「コミツ、怖かったら下に行きなさい」
「影さんのやり方見たい、
ギリギリまで居て良い?」
「良いとも、だったら良く見ておきなさい、
だけど避難は迅速にね?」
墜落するリオレウス、
ディアブロスの上に正確に落ちる
「いょおし!」
「完璧だな!」
「さすが影だ!」
考える影、前方部だけで四頭、しかも大型…
事故になる
「教官!前方部預かります!」
「…うん、やってみなさい」
頷くウツシ
「ガンナー!全員岸へ!」
「ミハバ!ナカゴ!榴弾!時間稼ぎだ!」
「おうよ!」
「了解!榴弾装填!」
「春香!俺達は!」
「囮だな!!」
フドウ達は影の考えを読んだ
安全に岸へガンナーを上がらせた
「セイハク!ガンナーの弾もだ!
両岸に送れ!!」
階下に叫ぶ
「だから子供使いが荒いって!!」
「忙しくなって来ましたね」
バリスタの弾丸を次々運ぶ七海
「怪我人が出たら大変になるからね、
休む時は休む、これは鉄則よ?」
笑うヒノエ
「ガンナー用の弾丸下さい!」
花梨や猫族が地下から首を出す
「…なるほど、ガンナーの包囲戦を
始めた様ですね…」
ミノトが渡す
「影君の指揮だと怪我人が少ないのよね…
でも悪手にならなきゃ良いけど」
ようやく団子を食べるのを止めて
作業するヒノエ
「…それは笑い事ではないぞ?」
弾丸を大量に調合するハモン
「失敗するかも知れんな…」
「蜂の巣だぜぇ!!」
「貫通弾足らねぇぞ!!」
「こんな楽な防衛初めてだぜ!!」
リオレウスがボロボロにされ逃げて行く
「どおらぁっ!!」
「よいさぁ!!」
「バキィッ!!」
フドウと春香の溜め斬りで角を折られる大物
「影、俺は後ろで見てるわ」
こんなレベルに参加なんて無理
セキエンが下がって行く
「あぁ、そうして…」
「影さん!あれ!」
コミツが指差す
上空に黒い塊
「ラージャンだ!!」
里守りとガンナー達が反射的に上を向く
「ドォォン!!」
前方部に地響きを起こして着地、威嚇する
「さて、ここからですなぁ」
腕組みしている里長
「さっきは春香の登場でスキは
無くなったゲコ、今度はどうするか…」
「ガンナーを岸へ配置した包囲戦は
一見正しく、高効率に見えるが…」
「ディアとティガでは『上』は直接攻撃
出来んゲコ、しかしラージャンは『縦』の
攻撃が出来るゲコ」
「裏目に出た事に気付けるかどうか」
眺める里長
「そしてどう対処するか…」
「あとはワシらが始末をするゲコw」
「良い経験になるでしょうw」
「ヨモギ!後退弾装填!ラージャンが
飛び上がったら狙え!」
「イオリ!榴弾でディアの頭だ!」
「は!はい!」
中間部の島の編成を変える
前の2基にヨモギとイオリ
そして影は前方部の島へ走る
「うむ、悪手だ…」
しかめっ面の里長
「この状況で指揮者が最前線に…」
「解っておらんゲコ、
自分も『守られる』立場であることを」
「おいフゲン…」
ハモンが後ろから
「ハモン、準備しておくぞ」
サンブレイクのキャラが濃いのよ…
二重人格が居るのよ…
七海でやろうと思ってたのにさ…
二次創作より本家がハッチャケると
生かせなくて困るのよ。