とある兎の暇潰し《パーシングタイム》   作:バアル・ペオル

11 / 29
右左戯さん情報

右左戯さん的には害がないのであればどんな道具使ってもいいと言う考えで、害さえなければ幻想御手もありだとは思ってます。


兎と木山の邂逅

木山先生到着から数十分後

 

 

 やぁやぁ右左戯さんだよ?今ね木山先生達が患者からデータを採取してるからそれを待ってるとこ…ガラガラガラ っと木山先生が病室から出てきた。

 

 

 「終わったみたいだね?」コソコソ

 

 「おや?君が担当の風紀委員かな?」

 

 「あっはい!…ですの」

 

 

 おそらくしーちゃんの腕に付けている腕章に気がついたのだろう、木山先生がこっちに向かって来た、しかしやっぱり木山先生って美人だよね。

 

 

 「待たせたね、ひととおりのデータ収集は完了した」

 

 「それで昏睡状態の学生たちは」

 

 「私は医者じゃないから治す事はできない、こうなった原因を究明するのが仕事だからね」

 

 

 んまぁいけしゃあしゃあと…と言いたいけどもしかしたらこのデータを元にアンインストールプログラムでも作ってたのか、それともすでに作り終わってるのか…まぁ余計な事を言わずに黙ってようかな?

 

 

 「さて…改めて自己紹介しておこう、私は『木山 春生(きやま はるみ)』大脳生理学を研究している、専攻は『AIM拡散力場』能力者が無意識に周囲に放出している力だが…常盤台の学生さんには要らぬ説明だったな。」

 

 

 右左戯さんは常盤台じゃないけどね!

 

 

 「風紀委員の白井黒子です」

 

 「御坂美琴です」

 

 「ミサカ…君が御坂美琴か」

 

 「私の事をご存知ですか」

 

 「ミコっちゃんはレベル5だしね、学者さんとかは知ってて当然だと思うよ?」

 

 

 むしろ近づくにしろ近づかないにしろレベル5の情報は集めといて損は無いでしょう。

 

 

 「あ!自分は〇〇高校1年7組の両儀 右左戯って言います!木山先生!後でサインもらっ…「今自重してください」もがぁ!?」

 

 

 サインを貰おうとしたら空気読めとしーちゃんから止められたちくせぅ

 

 

 「それで何かわかったでしょうか?」

 

 「今の所は何とも言えません、こちらで採取したデータを持ち帰って研究所で精査するつもりです」

 

 「データならコチラから送ることもできましたのに、御足労かけて申し訳ありません」

 

 「いや、データではわからない生の情報と言うものもありますし、学生達の健康状態が気になりましたので」

 

 

 この辺は本当の事なんだろうね、幻想御手の影響で使用者どうなったって事や使用者の健康状態に問題は無いのかとか、本人が原因だから気になってしまうよね木山先生だってこんな事をしたくはなかったろうし。

 

 

 「あの…お尋ねしたい事があるのですが…」

 

 

■■■

 

 

「『幻想御手(レベルアッパー)』?」

 

「はいネット上で広まってる噂なのですが」

 

「それはどういったシステムなんだ?」 「それはまだ…」

 

「形状は?どうやって使う?」 「わかりませんの」

 

 

 うあぁ…言いたい…メチャクチャ言いたい…ってミコっちゃんがメッチャクチャこっちを睨んできてる。

 

 

 「ミコっちゃんどうしたの?」

 

 「あんた何か知ってるんじゃないの?」

 

 「ナンノコトカナァ?…おぅ、しーちゃんまで睨んで来ないでよ別に右左戯さん、幻想御手が音楽って話しか知らないんだから」

 

 「音楽ですの?」

 

 

 まぁこれぐらいなら大丈夫かな?実際音楽聴いたら能力が強化されましたくらいじゃ脳波には辿り着かないでしょ?せいぜい木山先生が『学習装置(テスタメント)』の話をして共感覚性による『疑似学習装置』って認識になるってくらいかな?

 

 

 「そうそう、右左戯さんが聞いた話では幻想御手ってのは音楽だって話で大体の所有者は音楽プレイヤーに保存してるんだって、流石に入手経路は知らないけど…とりあえず落ち着いて話すならどっか喫茶店に行かない?病院も冷房が効いてるけど喉乾いちゃったし」

 

 「ふむ、詳しく話を聞くなら落ち着いた場所の方が良いかもしれないな」

 

 

■■■

 

 某喫茶店

 

 美琴「アイスミルクティー」黒子「同じく」先生「アイスコーヒー」兎「アイスココア」

 

 

 「さて…先程の話の続きだが…ネット上で配信されている音楽『幻想御手』なる物があり、君達はそれが昏睡した学生達に関係しているのではないか…と?そう考えているわけだ?」

 

 「はい、上の方では学生達に注意を呼びかけると言う案も出たのですが」

 

 「まぁ実在も怪しかったし『幻想御手』の情報なんて開示した日には被害増大、情報錯綜、まとまる物もまとまらない、だから公表を見送って実態調査が優先って結論かな?」

 

 「そうですの」

 

 

 まぁ仕方ないよねえ、そもそも都市伝説カテゴリの話だった訳だし?情報なんて無いに等しい物を迂闊に公表したら地獄絵図になるのは火を見るよりファイヤーってね?

 

 「ふむ、で?何故そんな話を私に?」

 

 「能力を向上させるという事は、脳に干渉するシステムである可能性が高いと思われます、ですから…」

 

 「現物見つけたら木山先生に調べてほしいって訳だよね〜」

 

 「その通りですの」

 

 「構わんよ、むしろこちらから協力をお願いしたいくらいだ」

 

 「ありがとうございます」

 

 「ところで?先程から気になって居たのだが」

 

 

 木山先生が外の方をチラリと視線を向ける、やっぱり気になるよねぇ…右左戯さんもチラリと外の方に視線を向けると、そこにはニコニコと窓に張り付いたさっちゃん(佐天 涙子)と親友の奇行に恥ずかしがるうーちゃん(初春 飾利)がそこに居た。

 

 

■■■

 

 

 「へー脳の学者さんなんですか」

 

 「よろしくね」

 

 

 という訳で(どういうわけで?)うーちゃんとさっちゃんが話に入ってきましたとさ、まぁ丁度良かったよ確かさっちゃんはこの時『幻想御手』を持ってたはずだし。

 

 

 「なぜそのような方とお茶を?白井さんの脳に何か問題が?」

 

 「幻想御手の件で相談してましたの!」

 

 

 辛辣で草生えた、右左戯さん何だかんだ、うーちゃんとしーちゃんのこのやり取り好きよw

 

 

「そうそう、レレアッパーにはコワイコワイ副作用があるらしくってさ?所有者は保護しないとって話になってるんだって、あと力が強くなったからって調子乗って犯罪に走る……ん?どしたの?さっちゃん固まっちゃって?」

 

 「え?…あっいや!?なんでもないです!」

 

 「あっ…」

 

 

 さっちゃんが慌てて何かを隠したが勢いで木山先生が頼んでいたコーヒーにぶつかり木山先生のタイツにかかってしまった。

 

 

 「わーー!?す、スミマセン!!」

 

 「いや気にしなくて良い」

 

 

 あっ…やべ…

 

 

 「ストップ!ストップ!先生!かかったのがタイツだけだからって今ここで脱がないで!?」

 

 「ふむ?君は精神感応者(テレパス)かね?」

 

 「違うけど!?ってじゃない!とりあえずトイレに行きましょ!?」

 

 

 

 その後てんやわんやと先生をトイレに連れ込みなんとか公衆の面前での脱衣ショーは避けられた。




大変遅れました

携帯変えてから操作になれるのと最近ハーメルンの事を思い出して書いてました。

これから少しずつ更新速度が上がれば良いな。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。