とある兎の暇潰し《パーシングタイム》   作:バアル・ペオル

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右左戯さん情報

ハザードモードの仕様ついて

性格の凶暴化(抑制不可)
原作のハザードトリガーと違い凶暴化した性格は抑制されない
が理性だけは完全に無くなる訳では無いので暴力的にはなるけど最後の一線はなるべく超えない(なるべく)

能力レベルの上昇
単純に使用している能力のレベルを上げる(凶暴化するレベルアッパー)


体力の消耗激化(単純にデメリットです)

後口調が変わり笑う際台詞の前に「ピキキキキ★」語尾に「カカカカ!」となる

全体的に黒いウサ耳パーカー
袖やウサ耳等にベルトが巻かれている
よく言えばパンクファッション、言い方を変えると厨ニファッション


起きたよ右左戯さん!

■■■

 

 某アパート

 

 「ん〜…」

 

 「う…ぎ…ゃん…」

 

 

 ん〜?誰かな…右左戯さん()まだ寝てたいんだけど…滅茶苦茶疲れてるんだよぉ…

 

 私は声のする方に手をやるとふわふわモコモコとした何かを掴む、んにゅ?抱き枕何て持ってたっけ?んまぁ良いや…

 

 掴んだ抱き枕を抱き寄せ抱きかかえ再び深く眠りにつこうとすると。

 

 

 「うさ…ち…ん!う…ぎちゃ…!」

 

 「ん〜?」

 

 

 抱きかかえた抱き枕がモゾモゾと動く……いや待てそもそも私は抱き枕なんて持ってない、今何を私は抱きかかえているんだ?

 

 私は眠たい目を開き抱きかかえている物を確認する、それはピンク色の兎耳フード付きのモコモコとしたパジャマ着た我らがロリ先生(合法)『月読小萌』だった…

 

 

 「右左戯ちゃん!離して欲しいのです!」

 

 

 モゾモゾと動く小萌ちゃん…右左戯さんは理解するとガバっと小萌ちゃんの首元に顔を埋め。

 

 

 「ハスハスハスハスハスハスハスハス!」

 

 「右左戯ちゃん!?何してるのですか!?吸ってる!?今先生タバコの匂い少し染み付いてるので遠慮して「大丈夫、小萌ちゃん良い匂いだから相殺どころか上書きされてる…」そう言う事じゃないのですよぉ!」

 

 

 その後しばらく猫吸いならぬ小萌吸いをしてコモエニウムを摂取していた。

 

 

■■■

 

 

 「はぁ~~最高だった」

 

 「はうぅ…もう酷い目にあったのですよ」

 

 

 潤沢にコモエニウムを摂取した私は小萌ちゃんをぬいぐるみの様に抱きかかえた、最高にご満悦である。

 

 

 「…ところで此処ってもしかして小萌ちゃんの住んでるアパート?」

 

 

 私は辺りを見渡す、数畳の広さの部屋、ほのかに香る酒とタバコの匂いそしてtheアパート!って言わんばかりの内装、よく漫画やアニメに出た小萌ちゃんの住んでたアパートそのものであった。

 

 

 「そーなのです!と言うより右左戯ちゃん3日も寝てたのですよ!」

 

 「み……っか?」

 

 

 私は慌ててスマホの電源をつけ日付を確認する、そこにはデジタル表記のアラビア文字でで『7/23』と書かれていた。

 

 

 「あっっっっっっぶな!?」

 

 

 危なかった…木山先生の狂行が24日、まだ1日ある右左戯さんが介入しなくても恐らく明日さっちゃん(佐天 涙子)幻想御手(レベルアッパー)の副作用で意識不明になり入院、そこから木山戦まで半日で進むと言うハイスピードな展開だったはず、右左戯さんがちょいちょい介入してたとは言え、冥土返し(ヘブンズキャンセラー)が気づいてミコっちゃんに脳波の話をすると思うから大丈夫……よし!

 

 

 「右左戯ちゃんどうしたのです?」

 

 「うぇっへっへ何でもないよ小萌ちゃ〜ん!イチャイチャしよう!」 

 

 

 右左戯さん()は時間の余裕に安堵し再び小萌ちゃんをぬいぐるみの様に抱きしめ頬ずりをする、うぇへへほっぺたがモチモチする〜。

 

 

 「右左戯ちゃん!?離してくださいよぉ!!それと3日前に何があったのですか!?上条ちゃんが血塗れのシスターの女の子と右左戯ちゃんをおんぶして運んで来たときは先生ビックリしたのですよ!」

 

 「あぁ、上条君がなんか言ってませんでした?」

 

 「義理の妹さんに十年ぶりに会えたってしか言ってなかったのですよ!」

 

 

 介入してもその言い訳を使ったのか上条君や…えぇどうしよう、別に肉体ダメージならフェニフェニで完治してるから外傷はないだろうけど…とりあえず熱中症とでも…いやもうあの時は時間も時間で結構気温が下がってたからなぁ…

 

 

 「まぁ…ちょっと…ね?重労働なバイト帰りで疲れちゃったんですよ〜あっはっは!だからもっとコモエニウムを摂取させて小萌ちゃ〜ん!ハスハスハスハス!」

 

 「ちょっ!?右左戯ちゃ〜ん!?誤魔化さないで!ヒャア!?」

 

 

 

■■■

 

 時は進んで夕方

 

 

 小萌ちゃんからの説明追求をノラクラ(のらりくらり)と避けてたらスーパーの袋を持ったボロボロの上条君とボロボロな上条君を心配するインデックスちゃんが帰ってきた。

 

 

 「ただいまぁ~先生やっぱりあのスーパータイムセールは人死が出るっ…右左戯!?起きたのか!?」

 

 「やぁやぁ上条君おかえり〜帰るの待ってたよ〜てかまたあのスーパー行ったの?上条君じゃキツイでしょ?」

 

 

 ケタケタ笑ってると上条君の後ろからインデックスちゃんが出てきて私の顔をじっと見る。

 

 ヴェアァァァァァァァ!?ロリが二人、此処が天国ですか?

 

 

 「貴女が私の傷を治した右左戯って人?」

 

 「治した?何の事?」

 

 

 突然の質問に私は首を傾げ知らないふりをする、上条君だけならともかく小萌ちゃんには聞かれたくないからねぇ、能力の事は秘密にしなくても良いけど小萌ちゃんが知ったら『ちゃんと真面目に身体検査(システムスキャン)を受けてくださいよ!』とか絶対言ってくるからねそんな面倒くさい事はしたくない(暇が潰せりゃ良いと言う訳じゃないよ!)

 

 

 「それよりも一応はじめましてね?シスターちゃん、上条君から聞いたと思うけど私の名前は『両義 右左戯』気軽に右左戯ちゃんとか右左戯さんとか右左戯って呼んでね?」

 

 「えぇ、分かったわ右左戯、それと私はシスターちゃんじゃなくてインデックスって言うんだよ!」

 

 

 何この可愛い生き物は?これがあの暴食のシスターになるの?マジで?

 まぁいいやそんな事よりも明日の準備もあるし一旦住んでる寮に戻っておきたいし上条君には悪いけど能力の説明や彼らの事は明日の木山戦の後かな?少なくても28日には説明出来るでしょ。

 

 

 「さてさて小萌ちゃん、実は事情があってね?ちょっと帰らなきゃ行けないからお暇してもいいかな?」

 

 「駄目なのです!ちゃんと事情の説明と何があったのかを説明して欲しいのです!」

 

 

 だよねぇ!小萌ちゃんならそう言うよねぇ!でもごめんね?私明日の戦闘はどうしても参戦して観戦して介入して滅茶苦茶に引っかき回したいの!(ドクズ)

 

 

 「うぇっへっへごめんね?ちゃんと終わったら説明できる事は説明してあげるし明日の夜にはまた来るから!」

 

 「きゃっ!?」

 「うおっ!?」

 

 

 私は抱きかかえていた小萌ちゃんを上条君にパス、慌てて小萌ちゃんを受け止める上条君の隙きを突き素早く玄関に移動し靴を履いて部屋を出た。

 

 

 「それじゃシーユー!まぁた明日!」

 

 

 こうして私は建物の屋根に乗り寮へと走って跳んで移動した。




どうもバアル・ペオルです

正直23日と勘違いしてたので魔術の方で
『あれ?ねーちんが上条君と戦うのって24日だよね?木山戦も同日だからおかしくね?』って思って本とか見返してたら
木山戦が7月24日だと気づいてラッキーと思ってます

エターナルの仕様について

  • 使用中他の能力と平行使用可能
  • 使用中他の能力と平行使用不可
  • 使用中自分以外の能力弱体化
  • 使用中エターナル以外の能力弱体化
  • 使用中自分以外の能力無効化
  • 使用中エターナル以外の能力無効化

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